こんにちは。
いよいよ梅雨本番と思いきや、なんのなんの、先週の土日はエエ天気やないですか!?
早速、土曜日の月ヶ瀬!
左がIT業界の棟梁、浅田さん。
右が建築業界の棟梁、後藤さん。
なぜ、お互いに相手に対して指をさし合っているのか!?
小さい頃は親から「人に指、さしたらあかんよ!」と言われて育ったものですが、このおふたりはお構いなしです。
それが今回のタイトル、「ジジハラ」=年寄りに向けたハラスメントに関係したお話です。
そのジジハラというのが何の話からか、筆者が健康診断の内視鏡検査で十二指腸に腫瘍が見つかった話になりました。
すると月ヶ瀬信者の中から筆者に対して「T-PADDOCK630のバイク、引き取ったるで!」
となりました。
それに対して筆者は「月ヶ瀬の連中がバイク取りにきたら絶対取られんよう嫁に言うとくわ!」
「もし来たら、その連中のタイヤを包丁でもクギでもなんでもエエから刺してパンクさせとけ!って言うとく!」
とか言いながら筆者は「ほんまに人がたいへんな想いしてんのに、ようそんなこと言えるなぁ・・・」
と半ば冗談とも本気ともの心境で言い放つと画像のように「いやこいつが悪い!」と左の浅田さん!
すると右の後藤さんが「いやいやこいつが言うた!」となすり合いになったという話です。
まぁ、こんな話しも平気で笑いに変えて話せるのが月ヶ瀬!
昭和30年代、筆者が子供の頃、近所のおっちゃん達のコミュニティがこんな感じだったのです。
今の時代のように何でもかんでも”ハラスメント”にして人を貶める・・・
また逆に訴えられないようにハラスメントにビビる!?
しかし、この月ヶ瀬には「ジジハラ」と書きましたが一切ハラスメントなる言葉は存在しません!
ハラスメントを喜んで?受け入れられる寛容な信者さん達なのかもです。
だから、月ヶ瀬の早朝組はなんとしてもここに来たいのかもしれません。
要するに、この時代の貴重なコミュニティなのです。
当日は他にも餌食になったお方が・・・
最近発売されたYAMAHAの3輪車
ちょっとグロテスクな雰囲気
とにかくデカいの一言!
この3輪車のオーナーさんは、以前に記事にさせて頂いた”死神”さんこと某銀行マンの山本さん
エライ事故から約2年ほどはリハビリもクリアして今は品行方正に安全運転?
そこで更に安全にバイクに乗るため?にコケない?3輪車にされたとか・・・
しかし、筆者のバイク選びには絶対出てこないバイクです。
それを購入するとは、なかなか勇気あるとしておきましょう!?
そして明くる日の月ヶ瀬も天気は晴れ!
月ヶ瀬は、またいつものメンバーで和やかなコミュニティ。
ですが・・・
この日は前号でも書きました今、筆者が力を入れているNSUで!
しかし、先ほどの3輪車には「筆者は絶対手を出さない」と言いましたが、このNSUも月ヶ瀬信者は
異口同音に皆さんから「絶対手を出さない」と言われます。
その時の言われ方は、やはり「ジジハラ」でボロカスに言われます。
そのボロカスがここまでされると、もうイジメです!
それが・・・
T-PADDOCK630ご近所さんの南野さんから「写真撮ったるわ!」で撮っていただいたのがこの画像です。
この画像を筆者の嫁やらお嫁さん達、さらに孫にも見せると・・・
ただ皆、無言でした!
そんな土日でしたが、ガレージに戻ってからはひとり寂しく、またNSUのメンテです。
今回のメンテは・・・
60年前のバイクゆえ、あちらこちらとガタが来ます。
ここまでいろいろ手を尽くしてきましたが、最近走っていて加速するとクラッチ板が滑っている感触。
やはり走りは往年以上にパワーがあって楽しくなってきたのですが、パワーがかかり過ぎて滑ってしまうのは本末転倒!
早速、クラッチをバラすと一枚のフリクションプレートの片面のフリクションコルクがほぼ擦り減った状態。
現行であれば純正パーツとして、いとも簡単に手に入るのですがNSUとなると、ほぼ入手困難。
では自作でしか方法はありません。
それが上の画像です。
この画像のプレートはまだマシな状態。
よって、このプレートの大きさにコルクをカットして並べている様子
カットができれば貼り付ける面をスクレーパーで綺麗に
そして次はちょっとだけ特殊なボンドを塗ります
順番に並べて行き・・・
綺麗にフリクションプレートができ上り!
そして、ここからが胆になります。
フリクションプレートゆえ、しっかり固着するまでじっくり丸一日、重しを乗せて寝かせます。
これで完成!
と、今回は老後をハラスメントにもメゲずバイクライフを楽しむ一人の老人を追ったドキュメントタッチにしました。
しかし、冷静に考えてみると二輪のバイクであれ、三輪バイクであれ、元気に乗れる期間はせいぜい75歳まででしょう!?
ということは冒頭の「T-PADDOCK630のバイク引き取るで!」と言った月ヶ瀬信者の言葉はハラスメントではなく
好意として受け止めるべきなのではと・・・
これはこれは真剣にバイクの引き取り手を探さなくては・・・あと数年・・・
あ~、そう考えると寂し~いの~!
では!
T-PADDOCK630 T/Tatsumi
2019年6月27日木曜日
2019年6月20日木曜日
『Bike in the sky』#135 なんで週末ばっかり雨やねん・・・
こんにちは。
6月、いよいよ本格的な梅雨の季節です。
それは分かっているのですが、なんで週末だけに合わせて雨が降るのか!?
週末の数日前から天気予報を監視?していると毎週のように雨予報!
それを確認しながらイラっとするわけですが週末の前日にはイライラ度はMax!
結局、先週も土曜日は朝から雨でアウト!
そして次の日曜はやっと午前中は走れそう・・・
ということで、その日曜は早朝定時(6時半頃)にガレージを出発。
ところが、いつもの阪奈道路を奈良方面に向かって東生駒辺りまでくると、また雨がパラパラと・・・
さらに進んで行くと雨がちょっと真剣に降り出しました。
「う~ん・・・また断念か!?」
と、東生駒インターでUターン!
ガレージに撤収です。
ところがガレージに着くと空には青空が・・・
「う~ん・・・おちょくってんのか!?」
で、しばらくガレージで待機しながら天気のレーダー予報を観ていると9時半ごろには
奈良方面も晴れてくる様子!
ということで再チャレンジ!
いつもの般若寺セブンをパスして一気に月ヶ瀬に!
10時頃にいつもの月ヶ瀬お茶屋さん前に到着したのですが完全な”Away"な雰囲気!
毎度の月ヶ瀬信者は誰一人不在な状況で、なんと居心地の悪いことか・・・
着くなり先に来てベンチに腰かけていたライダーから「こいつ何者や・・・」と言わんばかりの眼光鋭いガン見をされます。
筆者は気が弱い?ことからベンチに並んで腰を掛けることもできず恐る恐る端っこに立って席が空くのを待つことに・・・
そして30分ほど滞在して次は、ここからもいつもの針テラスへ!
針テラスはまぁまぁバイクはいたのですが、本日はここで早めのランチをして筆者が絡んでいるスケボーパークへ!
針からは名阪国道を快調に飛ばし30分ほどで天理インターで下り、そこから田原本スケートパークに到着!
画像の小っちゃい子供さんが習いにくるスケボースクールで本日はお仕事です。
でも画像の子供さん、筆者のバイクをしっかり眺めながら「僕も大人になったらこんなカッコいいバイクに?
乗りたい・・・」と思っているようにも・・・
そして日が変わり・・・今週末の天気予報もいよいよ梅雨入りのようで雨の予報!
ならば今週はちょっとスケジュールを調整して本日午後から月ヶ瀬へ!
本日の月ヶ瀬!
まったく誰もいない!
お茶屋さんもお休み!
しかし、奈良からはクルマも少なく大変気持ち良く走りやすいバイク日和でした。
たまには平日に走るのもイイもんだ!です!
と今週のブログも大したネタもなかったのですが・・・
今朝の朝日新聞に「オッ!?」という記事が・・・
6月、いよいよ本格的な梅雨の季節です。
それは分かっているのですが、なんで週末だけに合わせて雨が降るのか!?
週末の数日前から天気予報を監視?していると毎週のように雨予報!
それを確認しながらイラっとするわけですが週末の前日にはイライラ度はMax!
結局、先週も土曜日は朝から雨でアウト!
そして次の日曜はやっと午前中は走れそう・・・
ということで、その日曜は早朝定時(6時半頃)にガレージを出発。
ところが、いつもの阪奈道路を奈良方面に向かって東生駒辺りまでくると、また雨がパラパラと・・・
さらに進んで行くと雨がちょっと真剣に降り出しました。
「う~ん・・・また断念か!?」
と、東生駒インターでUターン!
ガレージに撤収です。
ところがガレージに着くと空には青空が・・・
「う~ん・・・おちょくってんのか!?」
で、しばらくガレージで待機しながら天気のレーダー予報を観ていると9時半ごろには
奈良方面も晴れてくる様子!
ということで再チャレンジ!
いつもの般若寺セブンをパスして一気に月ヶ瀬に!
10時頃にいつもの月ヶ瀬お茶屋さん前に到着したのですが完全な”Away"な雰囲気!
毎度の月ヶ瀬信者は誰一人不在な状況で、なんと居心地の悪いことか・・・
着くなり先に来てベンチに腰かけていたライダーから「こいつ何者や・・・」と言わんばかりの眼光鋭いガン見をされます。
筆者は気が弱い?ことからベンチに並んで腰を掛けることもできず恐る恐る端っこに立って席が空くのを待つことに・・・
そして30分ほど滞在して次は、ここからもいつもの針テラスへ!
針テラスはまぁまぁバイクはいたのですが、本日はここで早めのランチをして筆者が絡んでいるスケボーパークへ!
針からは名阪国道を快調に飛ばし30分ほどで天理インターで下り、そこから田原本スケートパークに到着!
画像の小っちゃい子供さんが習いにくるスケボースクールで本日はお仕事です。
でも画像の子供さん、筆者のバイクをしっかり眺めながら「僕も大人になったらこんなカッコいいバイクに?
乗りたい・・・」と思っているようにも・・・
そして日が変わり・・・今週末の天気予報もいよいよ梅雨入りのようで雨の予報!
ならば今週はちょっとスケジュールを調整して本日午後から月ヶ瀬へ!
本日の月ヶ瀬!
まったく誰もいない!
お茶屋さんもお休み!
しかし、奈良からはクルマも少なく大変気持ち良く走りやすいバイク日和でした。
たまには平日に走るのもイイもんだ!です!
と今週のブログも大したネタもなかったのですが・・・
今朝の朝日新聞に「オッ!?」という記事が・・・
思わず記事にクギ付けになりニコニコしながら「うんうん」とうなずく筆者がおりました。
ですが筆者は”ナナハン”より今、さらに気合を入れているのがNSUなのです。
上の画像は以前のNSU。
そして今のNSUが下の画像!
何が違うのか・・・
先ずフレームを全塗して以前より薄いスモーキーブルーに!(パッと見は気がつかないかも・・・)
そして予てより変えたかったハンドル周り!
先ずセパハンをメッキの一般的なモノに・・・そしてミラーをバーエンドタイプに!
他にも・・・
ブレーキレバー、クラッチレバーをプレスタイプのOLD風!
また・・・
オイル注入口にあるオーバーフローホースをカットしてメクラ蓋に!
さらにブローバイホースを新品に交換しオイルキャッチタンクの向きを変えオイルを受け易く・・・
などなど・・・あとはちょっと日本では手に入りづらいステッカーによるお化粧!
エアースクープにも・・・
ちょっと貼り過ぎたか・・・
雨の日でもこんなことをしている時は、けっこう楽しいもので時間もアッという間に経っていきます。
いよいよ、お漏らしもクランクケースのドレン辺りを止めれば、あとはキャブのインマニの角度をもう少し内側へ
そしてフロントドラムの6つのホールにネットを被せれば・・・
まぁ90%完成というところでしょうか!?
読者の皆様も梅雨時期は愛機の手入れをしてあげるのも悪くないですよ!
ではまた!
T-PADDOCK630 T/Tatsumi
2019年6月13日木曜日
『Bike in the sky』#134 手入れは欠かせないと言ったはずが・・・
こんにちは。
先週末は雨模様で土曜の記事はネタがありません。
しかし、翌日の日曜は朝から快晴でバイクに乗るには恰好の日和!
筆者は当日、ここ最近ですが前傾姿勢のNSUの乗り過ぎで首を痛めてしまったことからバイクではなくクルマで
月ヶ瀬に向かいました。
せっかく気持ちの良い日和はクルマでも、ここは”コイツ”でしょうとBeckで・・・
月ヶ瀬に着くなり” アオスジアゲハ ”のような🦋!
でもアオスジアゲハでは、たぶんないと思いますが画像のチョウチョに歓待を受けます。
ですが・・・
当日は月ヶ瀬お茶屋さん手前にあと僅かなところで突然エンジンがストップ!
「え~!何が起きたん?・・・」
とエンジン停止のまま惰性で走り、見つけた道端脇の空き地に緊急退避!
今回、止ったところは筆者にとりましては嫌な場所なのです。
それは今年の正月にCBK0で呪いにかかって転倒した橋の少し手前!
「またしても呪いか!?」と、あの時の呪いが頭を過ぎったのですが・・・
(その記事はこちらから)
一先ずエンジンフードを開けて・・・
突然のエンジンストップであることから前号でご紹介しましたハーレー乗りの池上さんと同じ現象の電気系統を疑います。
そして・・・
上の画像はガレージに戻ってから取り外した状態でのイグニッションコイルです。
コイル先端部が割れてなのか、ちょっと熱で溶けたような感じにも見えます。
たぶん原因は、この欠けた先端にデストリビューターに繋がっているハイテンションコードが抜けかかった状態で
永らく走っていたのが、抜ける寸前でコード先端とコイル側接点とがスパークして高熱融解を起こしたのではと
推測できます。
で、その日の現場では車載工具を取り出しコード先端をプライヤーで修復。
そして、焼けただれたコイル側の電極が綺麗になるまでドライバーで研磨と持ち合わせの雑巾で清掃!
これでコードを差し込み、電気的には繋がったのですが・・・
エンジンを掛けると・・・
しばらくはガソリンが被った時のグルグルグルとセルが回るだけで反応なし!
再度、コイル側のコード先端電極をプライヤーで拡げ少々シゴキ気味にコイルに挿入!
そして、エンジン始動!
バラッ、バラッ、バラッ・・・バァ~ン、ボァ~ン、フォ~ン、フォーン!と雄叫びで命を吹き返しました。
そして、月ヶ瀬お茶屋に到着したところで先ほどのチョウチョに「治って良かったねぇ」
と言われているようにも・・・
ほんまに今回は前号で「古い乗り物は手入れをしとかなあきませんよ」と言った矢先だけに情けないです。
戻って早速、予備の”BOSCH”製のイグニッションコイルに交換。
そして・・・
画像ではフラッシュの影響でコードが光っているように見えるのが新たなハイテンションコードです。
バイク用だったと思いますが綺麗な黄色です。
念の為、コードの抵抗値を測定!
元のコードと同じ5kΩ(こんな測り方で合ってるのか?)なので良しとし交換!
話しを月ヶ瀬に戻しますが月ヶ瀬お茶屋にはホッとする安心感があります。
それは、「月ヶ瀬お茶屋に着けば故障でもなんでも一先ず何とかなる」的な安心感があるのです。
それは、今回もそうですが前述の溶けたイグニッションコイルにコードを差し込んでも、しっかりキチっと
差し込まれたわけではなく、やはりグラグラしていました。
それでも「何とかエンジンさえかかってお茶屋まで行ければ誰か絶縁テープは持ってるんちゃう?」と・・・
で、その日も「誰か絶縁テープ持ってない?」と尋ねると・・・
居ました居ました!
月ヶ瀬信者の八ちゃん?が「ありますよ!」と・・・
で、早速お借りしてコイルとコードの接合部をグルグル巻きにして固定できました。
これで安心帰れます。
ありがとうございました。
そして、さらに当日の月ヶ瀬の話です。
当日は、なぜかスタジャン風の信者ライダーが多かった!
すると、筆者も同じくスタジャンぽいスウェットを着ていたことからエライ?マズイ?信者に捕まってしまいました。
その結果が・・・
「なんでこんなジジィと一緒に撮られなあかんねん?」と苦虫を潰しているような浅田さんとのツーショット!
(この画像は月ヶ瀬の悪ガキ山田のおっさんのFBからです)
さらに・・・
バックスタイルまで御撮りいただき感謝???です。
しかし、バックの要求にも素直に聞く浅田氏と筆者の素直な人柄が出ておりますなぁ!
まぁ、どちらにしても当日は遊ばれて月ヶ瀬は大盛況でした。
上の画像は先ほどのFZバカの浅田さんが当日、画像内の東内さんが跨っているバイクで初お披露目に乗って来られたため
軽装でのスタジャンになったということでした。
またツーショット繋がりの当日は
ポルシェケイマン乗りのバイクに乗らないライダー長門さんと久しぶりのツーショット!
相変わらず上品に人生を優雅にお過ごしでした。
その優雅では・・・
バイク乗り、特に旧車ファンにとりましては優雅の代表格
同じく当日の月ヶ瀬に来られておりました1980年前後のDucati 900SS
この900SSのオーナーさんは他のバイクの集いで何度かお見受けした方でした。
この900SSも今では市場価格は高値です。
しかし先に発売された1975年前後の750SS(見た目は900SSと同じ)は今や1000万超え!
お帰りになるとき、キック一発でエンジン始動。
手入れをキチっとされている証でした。
とか言いながら筆者もBeckの手入れをすべく、そろそろ引き上げようとしたしたところで・・・
隣に止められたクルマの後部席の子供さんがジッとガン見で筆者の方を睨んでいる。
これは黙って立ち去ることなど許される状況ではない!
じゃぁ、ここは勇気を振り絞ってその子供さんに・・・
「このクルマ乗りたいか?」と尋ねると・・・
二人ともニコッとして「うん!」と大きく頭をタテに振って頂きました。
それが、このシーンです。
そない喜んでいただけると本日の呪いも解けそうでエエ厄払いができました。
お父さんにも大喜びいただけ何よりでした。
ではまた。
T-PADDOCK630 T/Tatsumi
先週末は雨模様で土曜の記事はネタがありません。
しかし、翌日の日曜は朝から快晴でバイクに乗るには恰好の日和!
筆者は当日、ここ最近ですが前傾姿勢のNSUの乗り過ぎで首を痛めてしまったことからバイクではなくクルマで
月ヶ瀬に向かいました。
せっかく気持ちの良い日和はクルマでも、ここは”コイツ”でしょうとBeckで・・・
月ヶ瀬に着くなり” アオスジアゲハ ”のような🦋!
でもアオスジアゲハでは、たぶんないと思いますが画像のチョウチョに歓待を受けます。
ですが・・・
当日は月ヶ瀬お茶屋さん手前にあと僅かなところで突然エンジンがストップ!
「え~!何が起きたん?・・・」
とエンジン停止のまま惰性で走り、見つけた道端脇の空き地に緊急退避!
今回、止ったところは筆者にとりましては嫌な場所なのです。
それは今年の正月にCBK0で呪いにかかって転倒した橋の少し手前!
「またしても呪いか!?」と、あの時の呪いが頭を過ぎったのですが・・・
(その記事はこちらから)
一先ずエンジンフードを開けて・・・
突然のエンジンストップであることから前号でご紹介しましたハーレー乗りの池上さんと同じ現象の電気系統を疑います。
そして・・・
上の画像はガレージに戻ってから取り外した状態でのイグニッションコイルです。
コイル先端部が割れてなのか、ちょっと熱で溶けたような感じにも見えます。
たぶん原因は、この欠けた先端にデストリビューターに繋がっているハイテンションコードが抜けかかった状態で
永らく走っていたのが、抜ける寸前でコード先端とコイル側接点とがスパークして高熱融解を起こしたのではと
推測できます。
で、その日の現場では車載工具を取り出しコード先端をプライヤーで修復。
そして、焼けただれたコイル側の電極が綺麗になるまでドライバーで研磨と持ち合わせの雑巾で清掃!
これでコードを差し込み、電気的には繋がったのですが・・・
エンジンを掛けると・・・
しばらくはガソリンが被った時のグルグルグルとセルが回るだけで反応なし!
再度、コイル側のコード先端電極をプライヤーで拡げ少々シゴキ気味にコイルに挿入!
そして、エンジン始動!
バラッ、バラッ、バラッ・・・バァ~ン、ボァ~ン、フォ~ン、フォーン!と雄叫びで命を吹き返しました。
そして、月ヶ瀬お茶屋に到着したところで先ほどのチョウチョに「治って良かったねぇ」
と言われているようにも・・・
ほんまに今回は前号で「古い乗り物は手入れをしとかなあきませんよ」と言った矢先だけに情けないです。
戻って早速、予備の”BOSCH”製のイグニッションコイルに交換。
そして・・・
画像ではフラッシュの影響でコードが光っているように見えるのが新たなハイテンションコードです。
バイク用だったと思いますが綺麗な黄色です。
念の為、コードの抵抗値を測定!
元のコードと同じ5kΩ(こんな測り方で合ってるのか?)なので良しとし交換!
話しを月ヶ瀬に戻しますが月ヶ瀬お茶屋にはホッとする安心感があります。
それは、「月ヶ瀬お茶屋に着けば故障でもなんでも一先ず何とかなる」的な安心感があるのです。
それは、今回もそうですが前述の溶けたイグニッションコイルにコードを差し込んでも、しっかりキチっと
差し込まれたわけではなく、やはりグラグラしていました。
それでも「何とかエンジンさえかかってお茶屋まで行ければ誰か絶縁テープは持ってるんちゃう?」と・・・
で、その日も「誰か絶縁テープ持ってない?」と尋ねると・・・
居ました居ました!
月ヶ瀬信者の八ちゃん?が「ありますよ!」と・・・
で、早速お借りしてコイルとコードの接合部をグルグル巻きにして固定できました。
これで安心帰れます。
ありがとうございました。
そして、さらに当日の月ヶ瀬の話です。
当日は、なぜかスタジャン風の信者ライダーが多かった!
すると、筆者も同じくスタジャンぽいスウェットを着ていたことからエライ?マズイ?信者に捕まってしまいました。
その結果が・・・
「なんでこんなジジィと一緒に撮られなあかんねん?」と苦虫を潰しているような浅田さんとのツーショット!
(この画像は月ヶ瀬の悪ガキ山田のおっさんのFBからです)
さらに・・・
バックスタイルまで御撮りいただき感謝???です。
しかし、バックの要求にも素直に聞く浅田氏と筆者の素直な人柄が出ておりますなぁ!
まぁ、どちらにしても当日は遊ばれて月ヶ瀬は大盛況でした。
上の画像は先ほどのFZバカの浅田さんが当日、画像内の東内さんが跨っているバイクで初お披露目に乗って来られたため
軽装でのスタジャンになったということでした。
またツーショット繋がりの当日は
ポルシェケイマン乗りのバイクに乗らないライダー長門さんと久しぶりのツーショット!
相変わらず上品に人生を優雅にお過ごしでした。
その優雅では・・・
バイク乗り、特に旧車ファンにとりましては優雅の代表格
同じく当日の月ヶ瀬に来られておりました1980年前後のDucati 900SS
この900SSのオーナーさんは他のバイクの集いで何度かお見受けした方でした。
この900SSも今では市場価格は高値です。
しかし先に発売された1975年前後の750SS(見た目は900SSと同じ)は今や1000万超え!
お帰りになるとき、キック一発でエンジン始動。
手入れをキチっとされている証でした。
とか言いながら筆者もBeckの手入れをすべく、そろそろ引き上げようとしたしたところで・・・
隣に止められたクルマの後部席の子供さんがジッとガン見で筆者の方を睨んでいる。
これは黙って立ち去ることなど許される状況ではない!
じゃぁ、ここは勇気を振り絞ってその子供さんに・・・
「このクルマ乗りたいか?」と尋ねると・・・
二人ともニコッとして「うん!」と大きく頭をタテに振って頂きました。
それが、このシーンです。
そない喜んでいただけると本日の呪いも解けそうでエエ厄払いができました。
お父さんにも大喜びいただけ何よりでした。
ではまた。
T-PADDOCK630 T/Tatsumi
2019年6月6日木曜日
『Bike in the sky』#133 古いものは人間と同じで手入れが欠かせない!
こんにちは。
古いものは手入れが大事!
その古いものと言えばT-PADDOCK630ガレージ内は1955年頃のNSUから1964年頃のDucati Mach 1やCB77。
新しくても1971年頃のYAMAHA XS-1やRT-1など凡そ65年前から50年近く前のバイクを所有しております。
と、その所有を誇っているのではなく所有するからには常にキチっと健康診断をしておかなくてはならない話です。
その健康診断を先週の日曜日には月ヶ瀬信者の皆さまに健康診断というよりご祈祷でもされているかのように
皆さまに囲まれて・・・
ありがたいことです!
って言うより毎度の”ダメ出し”ミーティングの色彩の方が強いかもです。
こちらは「古いバイクなんて・・・」と全く興味を持たれない御仁たち!
しかし、前日の土曜には・・・
最近、月ヶ瀬でもいろいろと話題を振りまいて頂く池上さんです!
この日は針テラスで談笑をしている最中でした。
その針では・・・
こちらも珍しいお久しぶりの山口さん。
ちょっと体調を崩されておりましたが画像のDucati に乗れるのならば、まぁ大丈夫でしょう!?
ハーレーの池上さんと当日はNSUの筆者と三人でなかなかのおもろい時間を異種格闘技のように・・・
65年前のシングルエンジンのNSU、池上さんの凡そ30年前のハーレー、そして現代のDucati のなんだったか?の山口さん!
バイクのジャンルも世代も大きく違いますが何かの共通項があればバイカーは何時間でも話がつきません。
そして・・・
池上さんのハーレーに・・・
事件です!
上の画像に突然、月ヶ瀬の呪いが・・・
と石原さんが悪魔の呪いを掛けているのか・・・
ではなく、池上さんが針テラスから「じゃあ、また!」と機嫌よくドドドドッドと重低音の快音を響かせて
引き上げられ、筆者も「では・・・」とトイレを済ませて戻ってきたところでエンジンの止まったハーレーを
押して先ほどの場所に!
で、「どうしましたん?」と聞くと「そこの信号で止ってる時、片排になってそしたらすぐエンジンが止まりましてん!」
そこに石原さんが参戦!というところでした。
三人とも原因を特定するのに症状からして先ず電気系。
そして念の為、プラグに火が飛んでいるのかでチェックをするもツインプラグ2本とも火は飛んでいない。
となると次はコイルを疑うのですが代替のコイルは無い!
さてどうするか・・・
「コイル持ってますねん!」と池上さん。
石原さんと筆者は「え~、ほんまですか!?」とビックリしながらも・・・
ところがコイルを換えても火は飛ばず!
「じゃあレギュレターかなぁ~!?」と声は出すが流石にレギュレターの予備は無いだろうと・・・
その刹那、「レギュレターも持ってますねん!」と池上さん!
筆者も旧車道を歩んでおりますのでキチっと走れるまでは割と揃った状態で工具類は携行しますが池上さんには脱帽です。
コイルまでは一度W1でスペアを持って走ったことは在りましたが更にレギュレターまではなかったです。
そこに工具もとなると嵩と重量でバイクにはけっこう負荷に!
それでもこのハーレーのどこに工具やらパーツが収まっていたのか・・・
結局はレギュレターを換えても火は飛ぶことはなくレスキューを呼ばれることに!
しかし、この池上さんがこれほどの猛者であったとは・・・
筆者ももっと精進をしなくてはと思った以前にアメリカ出張最後の機内が超極寒であった為
風邪を引いてしまいました。
おまけに出張から戻ると出張前に受けた健康診断の結果が・・・
結果は胃癌検診で引っかかっておりました。
タイトルの「古いものは人間と同じで手入れが欠かせない」と宣っておりましたが筆者の場合は逆で
タイトルを「年寄りはバイクと同じで手入れを怠ってはならない」と表すべきでした。
皆様も「タイヤ交換やオイルは・・・」などとバイクのメンテの前にご自身のメンテも是非!!
しかし、風邪がなかなか治らん・・・
う~ん!しんどいぜ!
T-PADDOCK630 T/Tatsumi
古いものは手入れが大事!
その古いものと言えばT-PADDOCK630ガレージ内は1955年頃のNSUから1964年頃のDucati Mach 1やCB77。
新しくても1971年頃のYAMAHA XS-1やRT-1など凡そ65年前から50年近く前のバイクを所有しております。
と、その所有を誇っているのではなく所有するからには常にキチっと健康診断をしておかなくてはならない話です。
その健康診断を先週の日曜日には月ヶ瀬信者の皆さまに健康診断というよりご祈祷でもされているかのように
皆さまに囲まれて・・・
ありがたいことです!
って言うより毎度の”ダメ出し”ミーティングの色彩の方が強いかもです。
こちらは「古いバイクなんて・・・」と全く興味を持たれない御仁たち!
しかし、前日の土曜には・・・
この日は針テラスで談笑をしている最中でした。
その針では・・・
こちらも珍しいお久しぶりの山口さん。
ちょっと体調を崩されておりましたが画像のDucati に乗れるのならば、まぁ大丈夫でしょう!?
ハーレーの池上さんと当日はNSUの筆者と三人でなかなかのおもろい時間を異種格闘技のように・・・
65年前のシングルエンジンのNSU、池上さんの凡そ30年前のハーレー、そして現代のDucati のなんだったか?の山口さん!
バイクのジャンルも世代も大きく違いますが何かの共通項があればバイカーは何時間でも話がつきません。
そして・・・
池上さんのハーレーに・・・
事件です!
上の画像に突然、月ヶ瀬の呪いが・・・
と石原さんが悪魔の呪いを掛けているのか・・・
ではなく、池上さんが針テラスから「じゃあ、また!」と機嫌よくドドドドッドと重低音の快音を響かせて
引き上げられ、筆者も「では・・・」とトイレを済ませて戻ってきたところでエンジンの止まったハーレーを
押して先ほどの場所に!
で、「どうしましたん?」と聞くと「そこの信号で止ってる時、片排になってそしたらすぐエンジンが止まりましてん!」
そこに石原さんが参戦!というところでした。
三人とも原因を特定するのに症状からして先ず電気系。
そして念の為、プラグに火が飛んでいるのかでチェックをするもツインプラグ2本とも火は飛んでいない。
となると次はコイルを疑うのですが代替のコイルは無い!
さてどうするか・・・
「コイル持ってますねん!」と池上さん。
石原さんと筆者は「え~、ほんまですか!?」とビックリしながらも・・・
ところがコイルを換えても火は飛ばず!
「じゃあレギュレターかなぁ~!?」と声は出すが流石にレギュレターの予備は無いだろうと・・・
その刹那、「レギュレターも持ってますねん!」と池上さん!
筆者も旧車道を歩んでおりますのでキチっと走れるまでは割と揃った状態で工具類は携行しますが池上さんには脱帽です。
コイルまでは一度W1でスペアを持って走ったことは在りましたが更にレギュレターまではなかったです。
そこに工具もとなると嵩と重量でバイクにはけっこう負荷に!
それでもこのハーレーのどこに工具やらパーツが収まっていたのか・・・
結局はレギュレターを換えても火は飛ぶことはなくレスキューを呼ばれることに!
しかし、この池上さんがこれほどの猛者であったとは・・・
筆者ももっと精進をしなくてはと思った以前にアメリカ出張最後の機内が超極寒であった為
風邪を引いてしまいました。
おまけに出張から戻ると出張前に受けた健康診断の結果が・・・
結果は胃癌検診で引っかかっておりました。
タイトルの「古いものは人間と同じで手入れが欠かせない」と宣っておりましたが筆者の場合は逆で
タイトルを「年寄りはバイクと同じで手入れを怠ってはならない」と表すべきでした。
皆様も「タイヤ交換やオイルは・・・」などとバイクのメンテの前にご自身のメンテも是非!!
しかし、風邪がなかなか治らん・・・
う~ん!しんどいぜ!
T-PADDOCK630 T/Tatsumi
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