2024年1月25日木曜日

『Bike in the sky』#371 「う~ん」に支配される今日この頃

先週の記事では再々セッティングを行なったCB77のGPキャブを組み、エンジンをかけた

「あとは実走をしないと何とも言えない」と、言うところで終わっていた

その実走を今週は行った

結果は・・・

「泣きそうだ!」

と言うのもアイドリングでは「まぁ、落ち着いたかな」だった
タコメーターの針は1600rpm辺りで落ち着いている

実走でも数百メートル走った辺りまでは加速感も、また比例して伸びも完全復調した感覚だった

ところが、そんな「よっしゃ~!と思った矢先だった

アクセルを戻し停車しようとするも、エンジンの回転数は落ちる気配がない

よってアクセルグリップを軽く煽る様に捻るとエンジンの回転は下がり始めた

だがアイドリングが全く落ち着かない

その状態で停車し、少し様子を観ていると今度はエンジンが止まりそうになる

慌ててアクセルグリップを数回、煽る様に回転を上げるが今度は回転が高いままになったり、止まりそうになったりといった有様

「う~ん、ぜんぜん治っとらんがな!」という結末でガレージに戻った

そんな事で昨日まで、またもやキャブを車体から外しスロットルバルブをチェックする

すると試乗前に完璧に左右を同調させたつもりの左右スロットルバルブの開きに数ミリのズレがある

「う~ん、なんでや!」

「う~ん、う~ん・・・」と、トイレで気張ってる訳ではないが、ここ最近は「う~ん」を連発気味だ

ここで先週に記した「潤滑用のスプレーごときでは摺動性が治ってないのか」と疑った

で、左右を同調させるアジャスターリンクを触ってチェックをした
上画像中央から少し左上に光る6㎜のロングナットで連結されている所がリンケージ

ここがアジャスターリンク

そのリンクをあれほど完璧に合わせたつもりだったが、アジャスターに僅かながら「ガタガタ」とした感触のズレが起きていた

ここまで来ると、このアジャスターとの闘いに意地でも勝たなくてはならない

そして再度、懲りずに前回と同じ作業を繰返す
同調には欠かせない整備用ガソリンのサブタンク

通称、点滴タンクの出番は少ない方が良いのだが今回は、ことの外、重宝している

その作業はキャブを車体から外し、同調を取り、また車体に組付けてと数時間を要した

そして再始動
上の動画でアイドリングの安定度は見て取れる

だが、実走で確認しないと何とも言えない

ただ言えるのはベンチ上でのアイドル状態が前回までとは明らかに安定度が違う

さ~てと・・・

T-PADDOCK630近辺を走ってみた

信号も無い3~400mの直線道路を含み、2km少々の試走だった

肝心の停車時に関わる交差点に差し掛かった時もキチっと低回転で落ち着くようになっていた

まだ完璧とは言えないが、ほぼほぼ普通に走れるようになった

一先ずCB77の奮闘記は、ここで一旦終わるが今後何もない事を祈りたい

そして話題は変わり、自身の奥方と近所のスーパーへ出かけた

そのスーパーのPKに止めた所で
こんな田舎町にアルファロメオのGIULIAが止まっていた

自身のチョロQと同色だったので目に留まったが

GIULIAのリアスタイルのシンプルな感じは自身は好みだ

そしてチョロQとツーショット
見比べるとチョロQの方が濃色だ

さらに感じたのは人様のクルマだが、この系の色目は大きなクルマ、特にセダンタイプは少々勇気がいるなと思った

まぁ、そんな話はどうでもいい事だが・・・

そしてスーパーの帰り道、ランチ時になったのでどこかで食べようかと思案をしていた

その時、月ケ瀬ライダーのYam〇さんから以前に教えて頂いたソバ屋が、この近所にあることを思い出し向かった

クルマで5~10分ほどだったが、その界隈を探してもなかなか見つからない

揚げ具に帰ろうとした時、道端に目だ立たないソバ屋の黄色い旗が目に入った

その旗の駐車スペースにクルマを止めて下車してからソバ屋を探すが又もや見つからない

すると少し狭い路地のような先にソバ屋の旗印が目に入った

「やっと、見つけた!」

と思ってソバ屋の店先まで来ると定休日だった

ただ定休日は仕方ないにしても、この店に「また来よう」と思えるかは微妙な印象だった

店先にはソバ屋と何の関係があるのか分からないが、目立つのは目立つ

アイコンと言えるのか
「う~ん、何が言いたいのか」

もしくは店内に入れるまでの行列を装うギミック?なのか

またもや「う~ん」を発してしまった

是非、営業日に来てみよう

T-PADDOCK630 T/Tatsumi

2024年1月18日木曜日

『Bike in the sky』#370 これは虫の知らせ?

昨年11月16日付け「#362」の記事から、その後のCB77に関わる内容は記載していない

今回はしばらく振りになるが、その内容はGPキャブのアイドリングを安定させる事にある

このGPキャブは通常のキャブと違いチョークやアイドルスクリュー等がないシンプルな構造なのだが・・・
正月休みを挟み、頭の中を先ず空っぽにして原因を何気に探っていた

自身の知見が乏しい中でも順序だって考えれば原因は、やはり「スロットルワイヤー」か

もしくは左右キャブのスロットルを同時に開閉させる「リンクシャフトの摺動性」にあると推測している

要は、アイドリングは左右安定させたがアクセルグリップを軽く捻り、手を離すとグリップは戻っているのにアイドリングは安定しそうな回転域から急に高回転になる

この繰り返しで試験走行をしても信号待ち等では乗っている方が落ち着かない

そんな事から、先ず疑ったのはアクセルグリップ内とワイヤーの摺動性だ

この問題もグリップ内はオーバーホールをし、ワイヤー内も清掃と給油を施す

だが結果に改善の変化は見て取れない

となると最後は上述のもう一つの原因「リンクシャフトの摺動性の不良」しか考えられない
上画像、キャブ間にある左キャブと右キャブの機能をリンクさせるシャフトがある

その4か所の軸受け部分の摺動性を回復させればアイドリングは正常になると思われる

ただ、そうだとしても、このリンクシャフトをバラすのは躊躇する

その理由は同じ上画像、左キャブ頭部の右にある、同調用のアジャスターリンケージ

このアジャスターによるセッティングはとてもシビアで、同調が出たとしてアジャスターのロックナットを締める際、僅かのズレでも同調は崩れるのだ

それ故、そのシビアな作業を非常に狭い箇所で、また繰り返すのかと想像するだけでヒルんでしまう

余談だが、このKEIHIN製レース専用のGPキャブを市販用に改良したのが同KEIHINのFCRと聞いている

そのFCRキャブはT-PADDOCK630にあるW1に装着しているが整備性は圧倒的にFCRに軍配が上がる

だが何ゆえ、手間の掛かるGPキャブに自身は固執するのか

それは1960年代当時のホンダのレースに抜擢された精鋭のメカニック達の情熱を感じ取れる情緒のようなモノだろう

この私見はあくまで「なんちゃって!」なのだ
「さ~て!」

ここからシャフトをバラしてオーバーホールだが・・・

「ここは横着せずやるしかない!」

だがオーバーホールと称して却って調子を崩すのも忍びない

よって前座として
シールチェーン対応のクリナーだが、何処までホコリ類のゴミや油分を除去できるか試してみる

と、そこで自身の携帯が鳴った

電話の主は当ブログの新年号で記事にしたチョロQことツインのインジケーター不良の修理が終わったとの連絡だった

さすがに本職の修理屋の仕事は速い

早速、チョロQの引き取りに行ってきた
当たり前の話だが、ちゃんと治っていた

ただ、このメーターはツインの生産が既に終了していることから当然メーターも在庫は無い

よってメーター修理専門の業者にお願いしていたわけだが、問題は修理の保証はできないとの事だった

だが1週間内で問題が出れば無償で修理はしてくれることになった

費用 対 効果 対 手間・・・等を考えると、やはり専門の修理屋に軍配が上がる

これで問題なければチョロQことツインのT-PADDOCK630内での寿命は10年は伸びたであろう

で、話を戻してCB77のキャブの続きだ

上述のリンクシャフト軸受けに、たんまり吹き付け、ブラシが届く範囲をブラッシング

そして通常のパーツクリーナーを再度吹き付け、さらにエアーで思いっきりゴミ類を吹き飛ばす

そこから、しばらく乾燥させてエンジンをかけた

結果は・・・







「う~ん・・・」








「オッ!」








「アイドリングは・・・」








「治ったか?」








「もう一度、空吹かし」








「治ったがなぁ~」だった

あとは実走の信号待ち等でアイドリングが安定していれば終了だ

しかしCBといい、チョロQやべックやNSUといい・・・

なんでマトメて愚図るんよ!?

と、なにかの「虫の知らせ」のようなサインを、こやつ等は出しているのか!?

そう言えば来月末はCB77転倒の悪魔の2月だ!

T-PADDOCK630 T/Tatsumi

2024年1月11日木曜日

『Bike in the sky』#369 今年は活気溢れるって?

2024年の今年は自身にとって「活気溢れる年」にしたいと思っている

昨年はやはり2月末のCB77による転倒が、その後の半年以上をずっと引きずるネガティブな発想しかできなかった

だが今年は自身が辰年の年男でもあることから気を入れ直しアクティブに過ごしたい

そう思ってたが、開けた2024年のバイク初乗りは6日の土曜日と、相当出遅れた

その土曜日の初乗りは、やはり月ヶ瀬からスタートだ
月ヶ瀬に到着したのは8時半頃だったがメンバーは僅か7人

ただ、この日の月ヶ瀬界隈の路面は一部、凍結している所もあって参加者は少なかった

自身は先着メンバーより1時間弱遅くに来たことから凍結路面の餌食にならずに済んだ

その先着メンバーは
上画像の手前から

先ずNis〇さん
HONDAのCRF

「デュアルパーパス」と標榜する「どこでもマシン」だ

次はAb〇さんのマシン
これこそ「デュアルパーパス」の代表格、同じくHONDAのハンターカブ

ただハンターカブはデュアルパーパスと謳っても高速道路は不可だ

続いて
Asa〇さんの車種は忘れたが2スト、モタード

いつでもレースに出走できそうな出で立ちで「ただ者ではない」感がムンムンだ

ここまでの3台は当日の気候と路面に合わせたバイクチョイスと言える

そして当日の路面には少々厳しかったであろう
KTMのスーパーデューク?・・か?

このマシンは軽量とは言われているが、この日の路面ではアクセルは開けられなかったのでは!

そして、ここからだが

当日、急遽・・・

「カメラを持ってきたので撮影会をやりますよ!」

と、月ヶ瀬の貴公子、Mr.Ryanが希望者にカメラを向けた
先ずMr.Ryan自らのYAMAHAの名車、SRXを雰囲気満点で!

続いて
月ケ瀬常連組のIsh〇さんのBuell Super Custom

巷ではMr.Ryanがアップした、このBuellの動画再生回数だったか、3千回以上の閲覧数をマークしている猛者バイクなのだ

さらに
同じく月ケ瀬常連組のShin〇さんの言わずと知れたKawasakiの名車 GPZだ

このGPZも今や旧車のジャンルに入る様になってきた

そして旧車と言うより化石車の部類になってきたのが・・・
自身のKawasaki W1 Super Special

同じくKawasaki製の名車とされているが「迷車」の方が似合う

その理由は・・・

当日の月ヶ瀬詣でのバイクをオフ車のシェルパにするかW1にするか迷ったからだ

こんな低温の環境では一般的に考慮すればシェルパだろう

よくW1のような重量級バイクで月ヶ瀬に来たもんだ

だが撮影用となれば、やはりW1で正解と思えるのだが・・・

その証に上画像のW1は路面から上にレンズを向けたアングルで抜群の映え方を見せている

この画像は家宝にしよう

おまけに、このディティールカットもお気に入りだ
めずらしくないカットだが遠近の画像にムードが漂う

今時のカメラが凄いのか、Mr.Ryanのセンスがいいのか・・・

どちらにしても嬉しい限りだ

そこには当日、他に乗り入れているクルマやバイクも少なかったことから恰好のシーンが撮れたようだ
ガラガラの月ヶ瀬お茶屋前、セカンドPKにてW1Sの撮影準備をするMr.Ryan

また、明くる日の日曜を挟んで8日月曜日は同じく月ヶ瀬方面の路面は厳しい様子

よって当日はBeck550にて針テラスに行ってきた
雨や雪には見舞われることも無く軽快にBeckは走れた

だが針テラスに着いてビックリ

予測はしていたがバイクの数の少なさには驚きだった

まぁこんな天候ではバイクはやめておいた方が賢明だろう

話は前後するが前日7日の日曜は今年の仕事始めの日になっていた

それはVespa Carの左右リアブレーキシューの交換作業が入った
上画像のVespa Carの前後ブレーキシューは昨年の6月に発注したがフロントは比較的早い段階で届いた

だがリアのブレーキシューは待てども待てども、なかなか届かなかった

この前後ブレーキシューはエージェントのIsh〇さんにお願いしていた

しかしリアがなかなか届かないので「どうなってまんねん!?」とIsh〇さんを急かした

するとIsh〇さんはイタリア?のVespa Shopまで取りに行っていただいた

そして年明けに届けてくれた
Ish〇さんにはお世話になったが、ほんまにエエ人で感謝しかない

おまけにNo Feeで・・・

せっかく届けて頂いたので早速、交換作業に掛かった

以前の危なっかしいリアのシューは・・・
上画像の左2枚セットの1枚はライニングが欠けている状態

同、右側のライニングは画像では見えないがライニングの両端が剥離しだしていた

どちらにしても超危険な状態だった

さっそく交換して難なく作業は終わった
そしてテスト走行

結果は「言わずもがな」

やっと安心して乗れる感覚がシンプルに嬉しい

だが年明けから自身の今年は何故か忙しい

近くに住む娘から電動ママチャリのリアタイヤの交換依頼が舞い込んだ
電動自転車のリアタイヤ交換はバイクのタイヤ交換より、よっぽど手間がかかるのだ

特に電動ママチャリは余計なカバーやらが多く、また電動の変速装置?なるモノがリアアクスルシャフトにデリケートに装備されている

これを痛めない様に取り外すのだが非常にタイトに取り付けられているので慣れないと少々疲れる作業なのだ
作業時間はチャリと言うには、かかり過ぎたようだが一応、作業代を時間で計算してみた

バイク屋の作業代は30年以上前に知り合いのバイク屋で聞いたが、ざっと6000円/hだった

それを基に自身の手間賃を資格が不要な範疇に限って半値とした場合、3000円/hぐらいだろう

それで計算すると今回のタイヤ交換は2時間も要してしまっているので6000円とタイヤ代が3500円

合わせて9500円を娘に請求することになる

たぶん娘は「そんなん高すぎるわぁ~」と言うだろう

結局、タイヤ代だけの実費しか取れないような気がするが・・・

まぁ、これも「Bike in the sky」という活気溢れるバイク屋ごっこの一幕だ

T-PADDOCK630 T/Tatsumi

2024年1月4日木曜日

『Bike in the sky』2024年 新年号

2024年 謹賀新年

激動の2023年も過ぎ新たな年、2024年の始まりだ

今年は自身にとっては年男ということで気合の入る年になりそうだ

だが年始早々、メインポーターのツインことチョロQのインジケーターに不具合発生

上画像の速度表示Km/hの右下の長方形の窓状には何も表示がされていない

ここには燃料の残量を示す10本の棒グラフと走行距離を示す積算計等が表示される

ところがエンジンをかけてもバックライトが灯るだけでインジケーター機能は消えている

その機能は無くても走りには影響しない

念の為、ウィンカー、ヘッドライト、テールランプ、ブレーキランプ等々確認したが問題ない

バイクならば、このような症状は即座にヒューズを疑う

と言っても1980年以前等のバイクに限るが・・・

で、ダメ元でボンネットを開けヒューズを確認したがヒューズボックスは40A、50A、80A・・・と、機能の括りが全く分からない

サービスマニュアルも無いので正月明けのディーラーに尋ねるしかないのか

どちらにしてもチョロQは発売から20年以上も経っていて生産も中止されている

と言って乗り換えるには、まだ中途半端な年数だがネットを見ていると・・・
なんとも刺激的なクルマではないか!?

思わず「ほっっしィ~~!」と唸ってしまった

コルベットテイストだがベース車はスマートと思われる

だがカスタムを通り越して別物のマイクロカーだ

他にも
ポルシェテイストのマイクロカー

そして
フェラーリ?テイストか!?

マジで実際に生産をしているらしいがスマート社ではなくカスタムビルダーらしい

世界では紛争が各地で起き、また貧困の国も増えていると耳にする

また真逆のIT系で巨額の富を有する企業群を抱える国もある

そんな中で上述のマイクロカーで燥いでいる自身も少々、問題爺かもしれない

今年は世界から紛争や貧困が無くなり、皆が平和と普通の暮らしが戻ることを願う

そんな年であってほしい

T-PADDOCK630 T/Tatsumi