2022年8月25日木曜日

『Bike in the sky』 #299 平和とストレス

最近のT-PADDOCK630は断捨離でバイクの台数が激減したこともありバイクメンテのローテーションは早い段階で回ってくる

その筆頭がNSUだ

先週にはハンドルポジションを100mmほど上げた

その際、GASタンクも外して作業をするのでタンクの点検も兼ね各部の点検も合わせて行える
NSUは、なにせ70年近く前のバイクだ

普通に走っていることだけでも奇跡と思うのだが世間では所有していることすらもなかなか認められない

特に月ヶ瀬ではNSUは明らかに番外である

それは自身でも分かっている

同時に自身の頭の中では手こずるバイク以外に一台くらいはストレスのない普通に走るバイクを求めているのも事実だ

とは言っても一定のアテンションは欲しい
先週の月ヶ瀬で、その候補車の一台に乗せてもらった

この画像のBMWではなかったと思うがNak〇さんのBMW1200に試乗させてもらった

非常に乗り易かったがカーブをいつもの感覚で回ろうとすると水平対向ゆえなのかけっこう「立ちが強い」

これはBMWの特性なのだろうが自身としてはこの程度のクセは欲しいところだ

そして当然、費用的にもある程度の覚悟は必要だ

今の時代は新車以上に、中古車は費用的に一定の覚悟が必要だ

その費用で月ヶ瀬には覚悟を持った男前の兄ちゃんが来ていた
たしか1974年製と言われていたと思うが、どちらにしても50年は経っているHONDAのライフである

所有者は30歳前ぐらいかにお見受けしたがけっこうお若い方

今やこのライフも100万は下らないらしい
エンジンルームは手が行き届いていないのか、ヤレヤレであったが電装はセミトラに換装されていた

室内は当時のままのようだが何とも「・・・・・」声が出ない

シートはドライバー側のみ昔の?バケットシート

そして、久しぶりに見た後輪に採用されているショックがリーフスプリングと超懐かしく感じた

いわゆる板バネだが当時はトラック以外に乗用車にも使われていた
このライフは1974年製と上述したが、その2,3年前の1971年頃には自身もHONDA車に乗っていた

こちらも古い写真の断捨離中に見つけた
HONDA Zだ

W1を下取りに出して買ったZだが、当時は新車を33万ほどで買えた

上の画像の自身は高校を卒業したばかりの頃だろう

HONDAは当時、N360の爆発的なヒットで他にもバリエーションを増やし出した

それはスポーツユースのZとファミリーユースのライフなのだ

懐かしい写真は他にも出てきた
Zをラリー仕様にした時の写真だが、林道を走っている姿は牧歌的で笑える

そして
1971年頃、兄のカローラをバックに高校2年生の時の写真だ

このカローラは初代だが発売されるや否や我が家に来た初めての乗用車だった

とにかく日本中が熱く燃えていた時代で将来がばら色に見えていた時代だったように思う

こんな時代はもう二度と来ないであろう懐かしい時代だ

それに引き換え今の時代はストレスも多い
何がストレスなのか

今年の2月にネットで購入したW1やCB77、シェルパにも使っている普通のバッテリーなのだが、シェルパに限っては始動方法がセルでしかない

ところが、いざシェルパに乗ろうとセルを回すが・・・

セルモーターが4,5回転ぐらいの感覚でギュルギュルギュルと回り出す

ところがこの段階でエンジンが掛からなければセルモーターはカチカチカチ、チチチチ・・・と上がってしまう

問題はバッテリーにあるのかセルモーターにあるのか

シェルパは現行車だ

なのに上述のような不具合では旧車のストレスよりストレスが溜まる

まぁこれも昔のようなバラ色の未来でなくても平和な一幕と捉えよう

T-PADDOCK630 T/Tatsumi

2022年8月18日木曜日

『Bike in the sky』#298 おッ!乗った!

お盆休みも終わった

しかし今年のお盆休みは天候にあまり恵まれたとは言い難い

であっても月ヶ瀬信者の一部の好き者(自身も含んで)は肝試しならぬ月ケ瀬詣では欠かさない

その筆頭では先週土曜日の雨模様の中
最近になって雨であろうが月ケ瀬に詣でられる月ヶ瀬教、いやニャンコ教?だったか?教祖様は、ほぼ皆勤賞であった

当日の自身はT-PADDOCK630化石車、NSUで出動したが到着するなり教祖様に呼び止められ・・・

NSUについていろいろと質問を頂く

そして「ベックに続いて、またお買い上げですか?」と返させていただくと

「いやいや・・・・」と仰るので・・・

「では一度跨ってみてください」と商談モードになったのが上の画像だ

こういう時の教祖様は何をしたらいいのかを直ぐにキャッチできる感受性は抜群なお方

画像のように「こんな感じでエエか?」と自身のカメラに納まっていただいた

他にも
GASGASに乗る四条畷ツインズのおふたりとMiy〇さん、Shim〇さんたちの極わずかなメンバーが来ていたが雨がパラパラと降り出した

当日のミーテイングはここまでで帰路に着くことになるが、その帰りの道中は教祖様に同行させていただく

その雨の中を教祖様とご一緒するわけだが、その道中でも教祖様のお優しい慈愛に満ちたお情けを拝受することになった

それは月ヶ瀬お茶屋から茶畑が続く山道に入ったところで自身のヘルメットのベルトが締まってない事に気づき一時停止をしてベルト締めていた

この時点では教祖様は気づかれておられず、そのまま先行をされた

そして急ぎ教祖様に追いつくべく後を追いかけて行くと茶畑を抜けた辺りのS字カーブが九十九折に続く途中で教祖様は徐行状態で自身を待って頂いていた次第だ

「なんとお情けの深い教祖様なのだろう」と感涙に咽てしまった

思わず「きょ~そ~さまぁ~~」と!

そして件のNSUはキャブレターが進行方向に対して45度の後方位置に吸気口があってジャジャ振りの中では雨を吸い込むのではと少々ドキドキだったがエンジントラブルもなく無事にガレージに戻ってこれた

今回のようなジャジャ振りの中をNSUで走るのは初めてだったが、雨ゆえ速度は抑え気味だった

しかし快晴でもNSUのポジションは相当キツイと言わざるを得ない体勢

それがノロノロの速度で片道50kmの距離は首と肩が痛くて堪らなかった

よって以前から「ハンドル位置をなんとかしたい」と考えていたこともあり着手することにした

今までのポジションは
こんな感じで

こんな風にハンドル位置が極度に低い

そこで、そのハンドルのグリップ位置をメーターと面一ぐらいの100mmは上げたい

早速、改良作業にかかるが100mmアップなる当該ハンドルは、いずこに・・・

T-PADDOCK630ガレージで該当しそうなハンドルを2本探し当てた
上画像の一番上が今まで使っていた地獄ポジションの一文字ハンドル

そして今回は真ん中のハンドルを使おうと思う

装着しようとしたが・・・装着したが・・・
殊の外、大変な・・・というか・・・う~ん・・・というか、である

真っ正面から
高さは、ほぼほぼ100mmアップにはなったのだが・・・

問題はいろんなスイッチ類の操作性が著しく低下したことだ

ただ、ストレスなく普通に操作できる現行車と比較しての話しなので操作性もマニアな旧車にカテゴライズすれば「さもありなん」だ

何の操作性が落ちたのかは、俗世間の人々は実車を見てからで良いだろう

たぶん、けちょんけちょんに言われるであろうから・・・

そんな作業をしていた矢先でT-PADDOCK630に客人が
ご近所のKawasaki GPZに乗るGot〇さんだ

当のT-PADDOCK630に触発され自らも、できるだけGPZの修理はしたいとちょこちょこレクチャーを受けに来られている

先週からの課題で「ウィンカーのホールドパーツの製作」講義

お持ちの道具は一般家庭用がメインのツールセットにホーム用インパクトやディスクグラインダーだ

これだけあればサンデーメカニック並みの製作物は造れる

軽くレクチャーさせて頂いたが楽しそうにワクワク顔で帰られた

また中毒者が一人増えそうだ

そこにマジの中毒者がやってきた
空冷45度V型2気筒プッシュロッドのエンジンをこよなく愛する中毒者だ

この中毒者から前出のフレーム内をオイルタンクとするNSUのオイル漏れ箇所を特定する特殊なケミカルを頂いていた

そのケミカルを「返してくれ」と言ってきた

いや違った

「ちょっと貸して」だった

それは金属の僅かな亀裂でも、その亀裂箇所に浸み込み、その箇所を特定できる優れものなのだ

NSUでも亀裂箇所の特定で使い修復したが特定する作業手順は少し慣れも必要だった

その亀裂があるのか、ないのかで実際の作業風景を見学できた

すると
上画像エンジンハンガーの右手に赤く亀裂が生じていた

その中毒者こと、Ishi〇さんは

「う~ん・・・やっぱりかぁ・・・」だった

この「う~ん・・・」の、やや落胆気は大変よくわかる

ただパーツが出るだけでも良しと思う

NSUなんぞはパーツどころか造った会社そのものが地球上から消えて存在しないのだ

よってNSUのパーツはワンオフで造るしかない

そんな話をIshi〇さんとしていたら、先ほどのエンジンハンガーは割とクラックが入る頻度が高いらしいと聞いた

そこでT-PADDOCK630が最近、ビジネスになればとジュラルミン材等も熟す切削専門の東大阪の工場さんと溶接を得意とするT-PADDOCK630三重支局と組んでワンオフパーツの請負ビジネスを進めている話をした

当然、クラックが入る箇所の厚みも自在に増すことができ強度も上げられ、デザインもオリジナルに仕上げられる

そんな話をしていたら、その中毒者は「乗った」と言ってくれたが・・・

問題はコストだ!

さぁ~て、どう進めるか

T-PADDOCK630 T/Tatsumi

2022年8月11日木曜日

『Bike in the sky』#297 50代の企業人の行方

巷ではお盆休みの時期になってきた

であるが自身にはお盆休みの感覚がない

否応なしに世間の休みを知るのは新聞を読んでいる時である

その新聞も、最近では読者数が減ってきているらしいが、自身は新聞からいろんな情報を得ている

直近の情報では世間の企業内で囁かれていることがある

例えば

「職場で影が薄い50代のおじさんは『妖精さん』と言われている」

「後進育成のために道を譲ったと思ったら『働かないおじさん』と言われてしまう」

などがそうなのだ

それを聞いて「なんと情けない50代なのだ」と思ったが・・・

しかし自身が足蹴く通う月ヶ瀬信者のコア世代は50代である

自身が知る限り「情けない50代」には見えないのは自身の目が悪くなっているのか

その50代で先週から早くも盆休みに入った信者が月ケ瀬早朝にはいた

40代から60代後半までの早朝メンバー

昭和のおっちゃん達の近所の集まりの雰囲気

暑い中でも平和だ

そして
40代半ばから50代後半までのメンバー

この極、一部の信者達だが私的には新聞に書かれているような情けない企業人とは違うエリートだと思っている

それは皆の言動に楽しさや余裕を垣間見れることが多々、存在するからだ

例えば上の画像左の30代ほどに若く見えるRyanさんだが実はそれなりに失礼だが歳を食っている

しかし今回の自身の月ヶ瀬詣ででは自身にとって非常にいい人だった

それは
当日にBeckで乗り出した時、Ryanさんから「写真を撮らせて」と頼まれ、恥ずかしながらも受けたのだが、でき上った写真はプロのような出来栄えにびっくりした

あまりにも綺麗に撮ってもらったので、あと数枚を・・・
この自身が着ているTシャツをRyanさんが気に入ったことから「写真を撮りたい」となったのだが・・・

もう一枚、今の時代では、ほとんど見かけなくなったフェンダーミラー
このフェンダーミラーは1970年以前で一世を風靡した、いすゞのベレットGT(通称ベレG)のミラーを35年前に探しまくって装着したものだ

そんなミラーの逸話を話したことでカメラに納めてもらった

しかし違う形で自身のカメラに納まってもらった御仁もいた
月ヶ瀬教の教祖様だが、教祖様からこのBeckを「買いたい」と申し出があった

値段が合えば売却もアリなのだが・・・たぶん冷やかしだろう(笑)

また今週に入ってはT-PADDOCK630はお盆休みどころではなく大忙しなのだ

それはこいつだ
SUZUKIのチョロQことツインEC22だ

月ヶ瀬には何年振りかで乗り出したツインだが実は、とある製作品の耐久テストで月ヶ瀬にやってきた

それはマフラーなのだが・・・

以前のマフラーは
スーパートラップを装着して良い音を出していた

しかし月ヶ瀬レジェンドのNak〇氏から「マフラーの先端がボディから出過ぎやで!」と・・・

たしかにそれは分かっていたがマフラーステーの位置関係でこの位置でしか装着できなかった

しかし、しかしだが自身よりNak〇さんにマフラーエンドの出過ぎを気にして頂いていたようで

「このマフラー要らんからツインに使いィや!」

と原チャ用?のような?マフラーを頂いた(残念ながらそのマフラーの画像は見当たらなかった)

早速、装着するとドンピシャで上手く納まった

しばらくはそれで乗っていたのだが、音ばかりでどうもパワーが出ていない

また燃費も伸びない等も重なり、マフラーが原因かは定かでないがトラップマフラーに戻すことにした
戻すにしても今回はマフラー端末は出過ぎないようにステーを壱から造り直しをした

上画像の青矢印がマフラーステーで、このステーを黄矢印のシャフト後方に配すればマフラーはボディから出過ぎない

しかしマフラーを吊る金具が道路段差では跳ねてシャフトが干渉してアウトである

よって吊る金具をシャフトが干渉しない様に造作をしなければならい

そこで金具をシャフトが干渉しない様に白矢印の様に逃げを造った

非常にめんどくさかったが上手くできた
ジャストポジションだ

あとは耐久性のテスト
本日、月ヶ瀬までの往復約100kmを走ってきたがガレージに戻って各ステーの損傷やネジの緩み等をチェックするも異常なし

また月ヶ瀬までの数か所の峠をそれなりに攻め気味に走ってきたがエンジンも快調に回っていた

快調と言えどもエンジンはノーマルなので、あくまでそれなりだ

てな感じでT-PADDOCK630のお盆休みの様子を綴った

冒頭の50代社員の企業内での立ち位置で、ふと思ったことだがクルマ、バイクなどに限らず個人のプライベートで頭から仕事を切り離せる趣味のようなモノを持てば自ずと脳内が活性化され仕事でリターンが得られるのでは感じた

50代はまだまだ若いぞ!

だが自身は70代に突入した

人の心配をしている場合ではない

脳の活性化?

いや自身が心配なのは脳の老齢化だ!

T-PADDOCK630 T/Tatsumi

2022年8月4日木曜日

『Bike in the sky』#296 ゴールドの塗装?が消ぇぇ・・・

ブログ記事だが手紙では「頭語」で始まり、その次に下る「季語」がある

その「季語」をブログに用いれば今夏に限って始まりは毎回「ただ暑い」でとしか書けない

それほどに今週のブログも「う~ん・・・暑い、熱い!」で始まる

昨日は妻と奈良、唐古の道の駅に野菜の買い物に行ってきた

そこに問題はないのだが帰りの車中では阪奈道路大阪方面の下りで自身は頭がボ~っとし出し一瞬、目の前が白くなってきたように感じた

直ぐに、その気は引いたが・・・

たぶん熱中症になりかけていたのだろう

乗りだしたクルマが古かった所為なのかエアコンはあまり効いていなかった

その熱中症装備のクルマは

SUZUKIのワゴンR

だが先週にスズキディーラーから代車で借りたのはアルトだった

それがなぜワゴンRに替わっているのか

その訳は先週ブログの最後でスズキディーラーから「車検について問題が・・・」と連絡がきた話で終わっている

連絡の内容は

レカロのシートの「強度証明書」が必要とのことだった

今まで車検では問題がなかったのが「なぜ???」と疑問を感じざるを得ない

ディーラーの担当者に聞くと「数年前から車検基準に外品のシートも加えられた」とか・・・

このツインのレカロ製シートは16年前頃に新品を装着したモノだ

「そんな古い話しをされても強度証明なんか無いよ!」と返答したが・・・

担当者は「レカロでしたら型番で証明書は出してくれます」と・・・

簡単に言うてくれるが、その型番ってどこで分かるのか???

結局、当ガレージのアーカイブ?ストレージ?スタックルーム?・・・う~ん

本棚の書類ホルダーやファイルを片っ端からひっくり返して、やっと「販売証明書」を見つけた

その「販売証明書」でディーラーからレカロに問い合わせをしてもらった

で「強度証明書」は取れたのだが次にまたもや問題発生!

次はレカロシートを載せている「シートレールの強度証明書」なのだ

ツインに、そもそもレカロを装着することはサイズ的に横幅が無理だったのをギリギリで装着した

しかしシートレールはレカロ製では装着できずレール等を下請けで製作している町工場でワンオフで製作されていた

そこで、その町工場に問い合わせをしてもらったが・・・その工場の主は

「そんな古い話しの強度証明なんかウチにあるはずないやろ!」

この時点で、スズキディーラーでの車検を受ける話しは消滅した

結局、民間車検場に依頼することになったが今回のスズキディーラーの対応はあまりにも杓子定規で「心」を感じなかった

その「心」とは「お客様の立場」ではなく「ディーラーの立場」でしか動けない仕事のあり方だ

まぁこんな話をしても今の日本で不正を長年してきた大手自動車企業のペナルティを鑑みればディーラーは保身ゆえ、お客には「仕事の価値」を向けていないだろう

前段が長くなったが、そんな事情でツインは民間車検場にドッグ入りした

そして、その代車がワゴンRになったということだ

車検の工場が替わっても代車が、どこもスズキ車とは皮肉な話だ

個人的には今時のHONDA車に乗ってみたいのだが・・・

しかし最近のT-PADDOCK630は、いろんな意味でスズキ車には縁があるようだ

最近では
1963年のSUZUKI セルペットM30というモペットを入手している

そのセルペットはT-PADDOCK630では近所の足として重宝している

しかし、その重宝がゆえに油断が生じて、また災難に見舞われた
なかなかの時代感を感じさせる雰囲気があって気に入ってはいるのだが・・・

ほんまに、とんだ災難?

いや警告か?

いや油断から事故を起こさない為の神のお告げか?

今週、月曜日の出来事だ

それも午後一の暑さ真っ盛りの時間帯

特段この日に銀行に行かなくても良いのに、この日のこの時間を選んで銀行に行った帰り

とある交差点に差し掛かった時、交差点手前で信号待ちの車が4,5台止まっていた

その最後尾で停車したが爆熱の日差しに耐え切れず車列左側が見ると丁度バイクが走れる路側が開いている

そして、その側道7,8mぐらいをすり抜けて交差点の最前列で止まった

前方の信号が青になって、即座に発進したところで・・・

「ピッピッピッィ~~」

「はい、ここの路側帯は通行禁止です」

「そこの交番まで押してきてください」

で御用になってしまった

そして20分ほどで切符を切っていただいた
今の気分は

悪夢だ!
その20分ほどではお巡りさんに

「私、〇〇警察署の数人のお巡りさんと友達で、そのお巡りさんもよくうちのガレージに遊びに来てもらってますねん」

と、よくテレビの「警察24時」とかのドキュメンタリーに出てくる酔っ払いのおっちゃんのように無駄な抵抗の感じを真似していた

すると一瞬、切符を切るお巡りさんの手が止まった

が、直ぐに止まった手は動き出し下を向いてるお巡りさんの顔はなんとなく薄ら笑いをしているように見えた

「やはり無駄な抵抗だ!」と諦めた

そして〇千円の反則金の納付書を頂いた

さっそく銀行に行って〇千円を寄付してきた

寄付と思えば腹も立つまい

また土日に月ヶ瀬を往復する時、渋滞に遭えば必ずと言っていいほどクルマの間をすり抜け、できるだけ先頭に立とうとしていた

これはバイクの特権と思っていた

しかし歳を重ねていくと反射神経も鈍り、万が一の時には対応は無理であろう

そう思えば超久しぶりの寄付事業は、やはり歳の事からか「天が戒めを与えたくれたのだ」と思うことができる

しかし、来年の免許更新では「ゴールドになるはずだった」が消えてしまった

そんな話をお巡りさんとすると

「ゴールドは、あかんかもですが今回の違反の点数は最低点ですから何もなければ次回も5年更新ですよ」

と慰められた

しかし5年更新だとしても今の歳を考えると死ぬまでにはゴールドは無理だろう

そもそもその前に免許証の返納が先であろう

「しゃあないなっ、ゴールドはあの世で頂くとしよう」

T-PADDOCK630 T/Tatsumi