2021年8月26日木曜日

『Bike in the sky』#248 バイクは謎が多い?

ようやく長い長い雨続きの毎日も終わりました。

ですが未だに収まらないコロナ禍もいつしか終わることを願うのですが実態は真逆で感染者数は増加の一途を辿ってます。

さすがに私も街中へ出歩くのは躊躇しますが・・・

他方、山ん中の月ヶ瀬は・・・

先週の日曜の月ヶ瀬は久々の快晴ということもあり早朝より多数のバイカーが集結。

その中でも目を引いたのが月ケ瀬ルーキー(もうルーキーでもないか!)のIdoちゃんのバイク。
HONDAのGB250クラブマンを大胆にカスタム!

今までは原付しか乗れなかったIdoちゃんはこの数か月、自動二輪車免許取得で教習所通い。

その教習所通いの合間に画像のカスタム車を製作していたようです。

Idoちゃんのつくるカスタム車はなかなかセンスが良くバイク雑誌にも取り上げられてます。
例えばこんな感じで、DAXをベースにカフェレーサー風!

ディティールなどの細かいところまでのアイデア出しがなかなかです。

で、今回、自動二輪免許も取れたようでその免許で乗れる初のバイクを見せてもらいました。
ベース車はHONDAのGB250クラブマン!

それを大胆にカフェスタイルに!

このカフェスタイルは2010年より少し前頃?ぐらいからカリフォルニアやオーストラリアで流行りはじめ、日本では原宿や神奈川から“ヤング?”を中心に火が着きました。
このGBカスタムは随所に小粋な技が隠されたりして、その発想力には驚かされます。

最も手の込んだ箇所がナンバープレートの上部に映る、画像ではシルバーの細い金属の棒状に見える所が実はLEDのテールランプで、その中央がストップランプ。

そして両端が左右のウィンカーランプが仄かに点る仕組みになっています。

またタンクはCB50?かCD50?だったかな、小振りな大きさに換え汎用のカフェ用シートと合わせて塗装しエンジンのみを積んだかのよう見える逸品に仕上がっています。

さらにリヤタイヤのチョイスもダンロップのTT100ですがトレッドが極太の130をチョイス。

元の細いリムにハメるのは相当苦労したとか・・・

いやぁ~、楽しいバイクを見せてもらいました。

そうこうしている時、同月ヶ瀬には・・・
あの伝説のMachⅢがやってきました。

このMachⅢは以前私が元々カリフォルニアから1995年頃手に入れレストアしましたバイクで走行距離3800マイル(約6000Km)?ぐらいだった極上車でした。

それが2015,6年に知り合いに譲り、そこから上画像の大東市のYo〇さんに渡ったようです。
以前はT-PADDOCK630のコレクションホール?に居た頃のMachⅢくん!
スピードメータ―は元々のマイル表記から赤ベタのKm表記にしておりました。

このメーターの積算表記からレストア後、6600km走行して知り合いの所にお別れしました。

しかし、Yo〇さんに渡って最近このMachⅢのエンジンが走行中、ミッションが2速に入らないというトラブルが発生したようです。

原因はミッションの2速ギアの一部欠損によるとの事で修理用にその当該ギア類を多数買い込み合うギアを探し当て一先ず修理はできたそうです。

しかし、ギアが飛ぶってそうそうあることではないのですが・・・謎です!

このMachⅢは私の手元から既に6年ほど経ち、さらに現オーナーとの間に知人が入ってますが、そのような故障があったと聞くとやはり心苦しく感じます。

現在のオーナーさんはバイクを非常に大事にされる方ですので可愛がって頂いていることは嬉しい限りです。
エアークリナーからキャブへと続く一体物のインテークパイプはリプロ?の新品かと思うぐらい綺麗なモノ!

そして
スピードメーターはマイル表記もので、さらにウィンカーもオリジナルに変わっていました。

私はオリジナルにあまり拘りがありませんが巷ではオリジナル派の方が圧倒的に多いようです。

というように今回はバイクのカスタムや旧車の拘りについて綴ってきました。

そして2週間ほど前のブログでは「とあるバイクのカスタム依頼がきました」と、その記事もアップしておりました。

そのカスタム依頼で今週には進展がありました。

それは
T-PADDOCK630のCLですが、こんな雰囲気にできないか?

特にリアフェンダーをぶった切った感じの「尻切れトンボ」風にして欲しいと!

この手法はクルマのデザインで言えばフェラーリなどのクーペスタイルのボディエンドがストンと切り落とされたように見える「コーダトロンカ(切り落とされた尾)」という手法でバイクではフェンダーレスにしてリアタイヤが剥き出し状態にするのが流行りのようです。

しかし、この手法はご依頼のバイクではフェンダーを上の画像のCLのように造り直さなければ装着はできないことが発覚!

よってどの程度のモノを造れば良いのか現物合わせで試作にかかります。
まずフェンダーを外して
奥行とかを採寸します。

また緩衝しそうな箇所の特定やシート等の取付箇所の特定なども・・・
さ~て、このご依頼はちゃんと仕上がるのでしょうか!?

そこにまたしてもT-PADDOCK630前に原チャで飛び込みの出で立ちからして雰囲気のあるご婦人がお越しに!

「バッテリー交換してほしいんです。」

「えッ?ここに乗って来たこのバイクですか?」

「はい。そうです。」

「えッ?じゃぁキックでエンジンかけて来たんですか?」

「いいえ。セルでかけました!」

「う~ん・・・」

またもやT-PADDOCKは謎の出来事に巻き込まれるのか・・・」

ではまた。
T-PADDOCK630 T/Tatsumi

2021年8月19日木曜日

『Bike in the sky』#247 それがなかなか捨てられんのよ!

雨、雨、雨、さらに雨、今日も雨・・・・

今は梅雨か!?

と思わせるような日々が続きますが、皆さんは如何お過ごしでしょうか!?

私は未だ収まらないコロナ禍もあってガレージに籠りっきりになってます。

そんな中で今朝の新聞には今日が「バイクの日」、8月19日に準えて819をバイクの日としていました。

なんでも記念日?にして啓発や喚起や・・・はてさて経済効果を狙う?などなど、日本政府や団体の思惑にはある意味、敬服いたします。

その「バイクの日」でこんな記事が新聞に掲載されていました。

「バイク『すり抜け』あかん」

このバイクのすり抜けに関しては最近、他紙やネットでもよく目にします。

そこにはすり抜けで事故が多発しライダーが命を落とす割合が増えている事も影響しているようです。

私も年甲斐もなくすり抜けは「バイクの特権」とばかり、抜けて抜けて抜けまくってます。

しかし、さすがに保有しますDucatiのMHeやCB750は歳の所為かすり抜けは躊躇しております。

MHeはシートが高すぎ、ハンドル位置が低すぎ、バイクの重心が高く、おまけにハンドルの切れ角が10度ぐらいしかないのか!?と思えるぐらい気楽に乗れるバイクではありません。(あくまで年寄りの感想です)

またCB750の返答は簡単です。

ただ、超重たいのです!

そんな事情で私が言うのも説得力を欠きますが、やはり「すり抜け」は止めておいた方が良いのではと最近、思うようになりました。

で、今週の月曜ですが、ひと時の晴れ間を縫ってその超重たいCB750で月ヶ瀬に行ってみようと乗り出したのですが奈良市内から柳生に向かう道中でエンジンがやや愚図り出しました。

「そろそろポイントが怪しい頃かなぁ」と以前から気にはかけておりましたので、ここは無理をせずガレージに引き返すことにしました。

そして早速

クランクケース右側のポイントカバーを外して整備にかかります。

ポイント台座を外したところ
1,4番のポイント座面はボチボチですが・・・
2,3番のポイント面は上下とも白い塊が突起したように付着していてる感じに見え、明らかにポイントギャップが狭かったような現象?です。

プラグを4本ともチェックしますが全て黒く燻ぶった状態!

ここで手を入れながら「そろそろフルトラに換えた方がエエのかなぁ」と、そのフルトラキットの検討に入ります。

こんな時の私は頭をスッキリさせるため、他の作業で寄り道をします。

寄り道をしながら検討するのが今までも常で、その方が脳ミソが明確な「解」出してくれます。

今回の寄り道作業は・・・
我が家の娘のチャリンコ!

今から30年以上ぐらい前、東生駒に居た頃に買ったものなのですが娘は乗っていた期間も少なく
痛みもほとんどなく今では私の近所への足として復活させました。

つい最近、生駒のOka〇さんのセローと同じような感じでいわゆる復活プロジェクト第2弾です。

しかし、車体の痛みが少い事から丸1日で復活してしまいました。

寄り道作業にしてはちょっとモノ足りませんので次の寄り道を探します。

次は
こちらも購入してから、もう33年になりますBeck 550 Spyder!

そのフルハーネスベルトのブラケット?といいますかステー?とでも表現するのかベルトの上部がシートから落ちないようにする金具の造り直し!

元々、このBeckは購入当初から4点式のフルハーネスが装備されていたのですが、金具がなかったことでシートの肩部からずり落ちていることがありました。

よってホームセンターで適当な金具を見つけてベルトの落ちるのを凌いでいたのですが、なんか武骨感があり今ひとつでした。

そこで10数年振りでしょうか、やっとその金具の変更作業の日がきました。

ホームセンターで以前よりはマシ?な金具を見つけ製作にかかります。
見つけたまでは良かったのですが、やはり溶接作業は必要です。

上の画像は金具が細く軽いため溶接時に付けたい箇所がズレる可能性があります。

そのズレを出さない為に4個の鉄塊で保持するのですが溶接機のマイナスクリップが挟めるよう鉄板の上に載せてマイナスアースが取れるようにします。

そして
こんな感じで裏面を溶接!

でき上った金具をエンジンルーム側からボルトで固定!
シート側は
以前の1/2ほどの大きさでスッキリ仕上がりました。

実はこの手の大きさで“見てくれ”もそれなりのブラケット的な金具は、相当以前から探していたのですが今回使ったような金具はなかなか出会うことはありませんでした。

ところが今週、毎月一度行ってます早朝7時、とある企業さんとのコメダ珈琲店での1時間ほどの定例ミーティングをしました。

その帰り、時間はまだ朝の8時半頃。

何気に暇つぶしも兼ねてコーナンプロに寄りました。

時にその永年探してました金具を偶然発見!

見た瞬間!

「おっ、使える」で即購入。費用は4個のL型と2個のI型で総額800円弱でした。

そして更に暇をもてあそぶ最中、店内を巡回する感じでウィンドショッピング状態。

今すぐ必要としないモノでも予てより「そろそろ・・・」と思っていたモノの前で物色開始!

今回は近代兵器です。
はい。デジタルテスターです。

今までは画像上部に映るアナログテスターで、もう20年近く使っています2台目。

T-PADDOCK630のガレージのコンセプトが「1970年代のアメリカのような・・・」ですのででき得る限り現代の臭いを感じさせないようにしております。

ところが最近、W1やXS1、NSU、Mach1などにセミトラやフルトラの近代?兵器を装備しております。

ここで特にフルトラの場合、バッテリーが12V以上出ていないと信号待ちなどでの停車中、突然エンジンが止まり再始動ができないことがあるそうです。

その情報の真偽はわかりませんが一応を実績のあるバイク屋の情報です。

確かに、それが原因かどうかはわかりませんがW1やXS1は現実におきました。

それ以来、バッテリー管理には気をつけておりますが乗り出す前日にバッテリーの電圧を測るもアナログテスターでは「12V出てる?う~ん、ちょっと12V切ってる?」とテスターのゼロ調整をしていても微妙な所を針が示します。

まぁこんな話を月ヶ瀬に行った時、電気系に詳しいAsa〇氏に尋ねると「そんなん、デジタルテスター買うたらしまいですやん!」で終了!

それ以来、デジタルテスターはT-PADDOCK630の大きな課題だったのです。

テスターごときで話が長くなりましたが早速、購入しましたデジタルテスターでガレージ内の疑惑のバッテリーの電圧を測定しました。

すると、なんと12Vを切ってる疑惑のMFバッテリーは12.86Vを表示。もう一つの液注入式のバッテリーは12.27Vを表示。

なんとバッテリー遺棄事件になるやもしれぬ、あるいは冤罪を生んだかもしれない事件になるところでした。

もっと早く購入すべきでした。

そのデジタルテスター、電池もいれて約3000円。高額出費です。

そして、こんなモノまでなかなか新たに買えない私がまだコーナンプロにいました。

次のブツは
このマイナスドライバー、おおよそ20年ほど使ってます非常に使い心地も良くガレージ内では#2のプラスドライバーの次に使用頻度を持つドライバーです。

そのドライバーの先端がだいぶ崩れ出しており、こいつもそろそろという感じです。

で今回、20年以上振りで新たに購入に至ります。
ベッセル製のこのドライバー、371円の高額ドライバー。

そして以前の同型のマイナスドライバーは捨てずに2軍のドライバーホルダーに!

と、今回はCB750のフルトラ作戦決行前の寄り道の記事でした。

しかし、記述しながら300円や800円や高いもので3000円やと大騒ぎをしておりますが私はやはり昭和の人間でした。

買ったもので「まだまだ使える」と思うとなかなか捨てられず後生大事にいつまでも使おうとします。

そんな捨てられないモノで・・・
壁に取り付けました「捨ててもいいだろう」と思えるバイクのミラーなのですが今回出番がきました。

どの壁なのか?
画像に映ってますようにBeckをガレージ内の右壁際に寄せて駐車させるのですがハンドルが左。

よって右サイドはフェンダーミラーでしか確認ができません。

しかし、フェンダーミラーでは丸みのあるBeckの右サイドの死角になっている所が全く見えません。

以前より気になっておりまして傷をつけたらシャレになりません。

こういう作業は雨で暇をしておりますこんな時しかできません。

本来はホームセンターの鏡売り場にあるミラーを使えばもっと死角は見えるのですが・・・

やはり捨てきれないガラクタを使う方が私的には満足度は高いような気がします。

それって良い事なのか!?

テスターでは、さすがにちょっと時代を無駄に過ごしているような気もします。

でも・・・

ではまた。
T-PADDOCK630 T/Tatsumi

2021年8月12日木曜日

『Bike in the sky』#246 〇匹目のおサルさん?でした。

東京オリンピック2020も一先ず無事?に終えたようです。

同時に日本では毎年、恒例のお盆休みに入りました。

その今年のお盆休みは長い方で7日から15日までの9連休の方や飛び飛びの3,4日の方もおられたりマチマチです。

と言います私は毎度申し上げてます通り365連休中ですのお盆休み的な感覚はありません。

どちらかとういうと休暇中の皆さんとお会いできることでバイク談議の機会が増えることの方が嬉しいような気がします。

そんな私と同類の方がこのお盆時期にT-PADDOCK630にお越しになりました。

それもこんなバイクで・・・

一見、MonkeyのZ50Mに見間違えそうですが・・・

お越しになったのは11日の午前10時前。

その日は天候も快晴であることから朝4時30分に起床し、T-PADDOCKにお越しになる10時までに戻れれば良いと考え久々の超早朝月ヶ瀬詣でに出かけます。

月ケ瀬にはXS-1で早朝6時過ぎ頃に着きました。

これだけ早朝に来るのは久々ですが道中、車も少なく外気も涼しく大変気持ち良く走れました。

打って変わって8日の日曜はやや暑かったのですが早朝7時過ぎには月ヶ瀬に来ました。
乗り出しましたバイクはDucatiのMH900eです。

ただ到着すると先着の月ヶ瀬早朝メンバーは上の画像のようにさぁ~っと集まってきました。

そこで私は開口一番「お~、皆はぜったい寄って来ると思っててん!」と挨拶?を交わすと・・・

毎度のメンバーは「え~、このバイクどうしたんですか?」や「買うたんですか?」などなどで嬉しくも喰い付いていただきました。

結局は直ぐにバレたのですが・・・

何がバレたのか!?
皆に取り囲まれたバイクの全体像はこんな感じでMHeのオリジナルに戻しただけの話しです。

それまでは・・・
フロントフェンダー、フロントカウル、タンクカウル、リアカウル、そしてアンダーカウルなどをシルバーメタリック一色に纏め、フレームの赤とのコントラストで周囲から「えっ?こんなドゥカあったかな?」っていう他車との差異化を狙って長らく乗っておりました。

そして今は、そのシルバーのカウル類はT-PADDOCKガレージのオブジェとして・・・
ショールームに飾っております。

そんなカスタムやアレンジの様子をT-PADDOCK630のWebサイトで見つけられたのが今回お越しの冒頭画像モンキーのオーナーさんだったのです。
このモンキー、実はM型ではなくZ50のA型なのです。

ところがホイルはA型の8インチではなくM型の5インチ!

シートもワンオフの低位タイプにハンドルもセパハン風のスワロータイプ!

おまけにチェンジペダルの代わりにハンドシフト仕様のステッキチェンジ!

エンジンは確か〇〇〇㏄の5速使用で100Km/h?も可能とか・・・

ここまで仕上げる為にリアホイルのアクスルシャフトを保持する三角ステーもショートにカットしてホイルベースのバランスをとっておられます。

観た瞬間「欲ッしィ~!」と声が出そうになりました。

そのオーナーさんは・・・
なかなかファンキーな60代の〇〇さんです。

今回のご来訪の目的はT-PADDOCK630のアレンジバイクの様に、とあるバイクをカスタムできないかのご相談でした。

メチャ嬉しいご依頼ですが・・・

また先週でもW650でT-PADDOCKの下見に来れたましたMu〇さんが、その明くる日にW1SAに乗ってそのSAのエンジン不調の調整依頼で2日連続でお越しになりました。

そのSAを拝見しまして原因はキャブレターのボディの劣化?とでも言いましょうか、先に依頼された修理屋さんで各ジェット類は既に新品に交換済。

その状況でギリギリのセッティングをされていましたので現状ではベストと返答。

しかし停車時でのアイドリングの不安定を解消したいとのことでしたので現状のツボとでも表現しましょうかアイドルスクリューの微妙な回し具合で、その兆候が表れます。
そこでW1のアイドリングのベストな状態を体感して頂く為にT-PADDOCKのW1Sのエンジンをかけて確認してもらいました。

その時の様子が上の画像です。

その感覚に近くなるようSAの回転がギリギリ落ち着くところにアイドルスクリューをセット。

そして「この状態でエンジンが止まりそうになっても乗り手が堪えてください。」とお伝えしました。

そして一先ず様子を見て頂くことで終わりましたが、その「堪える」に耐えられるのでしょうか!?

と先週に続いて今号もバイク屋ごっこ?ではなくマジのお仕事のご依頼でした。

ですが、こんなに気軽にお受けして良いのやら・・・

また眠れない夜になりそうです!

では!
T-PADDOCK630 T/Tatsumi

2021年8月5日木曜日

『Bike in the sky』#245 楽しいぜ!

オリンピックも終盤を迎え日本のアスリートもメダル獲得で日本歴代の最多数になっているようです。

しかし、コロナ禍で開催前は報道も世論の声を取り上げ反対の意見を多く掲載や放送をしていたのですが金メダルが多くなると
打って変わって報道も日本のアスリートへの賛美の声を取り上げます。

まぁ仕方ない事ですし私も確かに勝敗に一喜一憂をしております。

ですが巷ではコロナの感染者数が一気に増えだしました。

となるとオリンピックも終わった時には報道も「コロナ禍でなぜオリンピックを開催したのか!?」の責任問題を追及する論調記事に変わるのでしょう。

特に日本と言う国は昔から結果論が大好きなお国柄ですので、どんな記事が出てくるのか見ものです。

そんな中、我々年寄りもオリンピックアスリートには遠く及ばないことですが暑さに負けず先週の土日にはバイクで元気に走り回っておりました。
上の画像は針テラスにてですが私と同年生まれのCB450K1に乗るHa〇さん。

「暑いなぁ~!」と言いながらバイクとは離れられません。

同じく私も「暑いなぁ~」と言いながら・・・
CB系の弟分、CB77で来ましたが、このCB、手に入れてから約30年近くになろうとしてます。

ですがその間、マフラーのサイレンサーを落とすぐらいで、ほぼノーメンテです。
キャブレターも購入当初よりレース用のGPキャブですが一切掃除をしたこともなく快調そのものです。

今夏の猛暑も「どこ吹く風」でほんまに気持ち良く走ってくれます。

この針テラスでは前日の金曜ですが所用で亀山に行った帰り、T-PADDOCK630のツーシーター、チョロQにて休憩で立ち寄りました。

その時、珍しくも同じチョロQに遭遇!
早速、オーナーさんに写真取りを確認すると快諾頂きました。
バックからも・・・
やはり同車種が並ぶと、なかなかな絵面になります。

この黄色のSUZUKIツインですが聞くところによるとツインの中でも「Sports」ということで最高速140km/h出るそうです。

思わず「え~?」と声を上げてしまいましたが・・・それ以上は聞きませんでした。

たぶんスピードメーターのスケールが140km/hまでを刻んでいるので、そう答えられたのかもです。

ですが、もし「マジ」で出たとすれば、「マジ」でヤバい乗り物になるのは間違いありません。

それは極端に短いホイルベースにあり、慣れない人がハンドルを握りカーブで曲がろうとするとビックリするぐらいクィックに反応し思わず転倒するのではと恐怖を感じるからなのです。

ましてや黄色のチョロQは足回りもショックも含めノーマルとのこと!

T-PADDOCK630のチョロQは車高も下げ足回りも固めにしていてもカーブでは「コケる~~・・・」と何度も恐怖を味わっております。

それでも最高速は130km/h手前!

まぁ、このクルマでは100km/hぐらいがMAXで良いのでは・・・

そんなノンビリ走るバイクでT-PADDOCK630のオフロード車を半年ぶりで公道にお連れしました。
YAMAHA RT-1です。

このRT-1も当方に来て間もなく30年近くなりますが、このバイク購入のキッカケは私が高校生の頃、GASスタンドでバイトをし新車でDT-1を買った時の思い出があったからなのです。

よってRT-1を旧車屋で見つけた時は「即、買う!」と、持って帰ってしまいました。

また、もう一つの動機はDT-1は246㏄の18.5psですがRT-1は351㏄の30ps!

圧倒的なパワーで当時はDT-1でもジャジャ馬と言われましたが、それがRT-1では「振り落とされキックのケッチンでヘタすると足首折られるらしい」と言うような話が実しやかに言われたものでした。

その話はともかく、そんな事情もあってDT-1の生産台数とは比較にならないぐらいRT-1は今では希少車なのです。

で、先週の土曜日に乗り出していつもの阪奈道路のスタンドでガソリンを給油中・・・

「すみません。これってDT-1ですよねぇ?」とお声がけするお方が・・・

「私、WのSAに乗ってるのですが調子が今一つで・・・」

で、給油中に少しお話をさせて頂いてますと・・・私に

「どちらからですか?」と聞かれ、返答しますと「じゃぁ、お伺いしたいのですが・・・」となり・・・

で、今週の月曜、お電話で金曜日にお越しになると連絡を頂きました。

そして今日「あしたはSAの方が来やはるなぁ」と何気に思って新聞を読んでますと・・・

「ドッ、ドッ、ドッ・・・」と重低音を響かせたバイクがT-PADDOCK630前を行き止まりの山の方に通り過ぎていきました。

「うん?何が通った?」と外に出ると行き止まりからUターンをして一台のバイクが来ました。

「ちょっと明日の下見に先に来てしまいました。」と、その例のSAの相談の方でした。
乗って来られたバイクはW650でマフラーがノーマルの音質とは違う別物の良い音を奏でてました。

寝屋川近くの萱島からお越しのMu〇さんです。

お仕事は私と同じ60歳で定年退職され今は足腰が立つうちにバイクを楽しみたいと仰ってました。
本日は午前中の1時間半ぐらいでしたがSAの症状をお伺いしました。

お聞きしていると何となく症状から原因は分かったような気がしましたが言っても生産年は50年近く経った旧車です。

さて明日、再びお越しになりますがちゃんと普通に走れるようにできるのでしょうか!?

最近、いろいろとバイク屋のように多数のご依頼があって楽しませてもらってますが・・・

さて二匹目のドジョウならぬ五匹目のドジョウ?六匹目のドジョウ?にさせてもらえるのか!?

でも別の作業でちょっと新鮮なことが・・・

やっぱりバイクはたのしいぜ!
T-PADDOCK630 T/Tatsumi