2019年7月25日木曜日

『Bike in the sky』#140 月ヶ瀬は極悪人だらけ・・・

こんにちは。

やっと月ヶ瀬らしく先週の日曜は盛況な様子でした。

そして、月ヶ瀬の名物ライダーも戻ってきて・・・
右端の石原さん!

たぶん、ひと月以上ぶりのご登場です。

「嬉しくて嬉しくて・・・」って感じで、今朝は筆者の拙宅前を午前5時30分にドドドドッドッ・・・
と、爆音を響かせながら以前の定時?に通過!

それを朝ごはん食べながら筆者と女房は「あっ!バイク治ったんや!」とハモルほど同時に声を上げていました。

その治ったという箇所が・・・
画像ど真ん中のピカっと光る、エンジンを前でフレームにホールドしているパーツにクラックが入ってしまったようで
アメリカに発注したもののなかなか届かず

それがやっと、ひと月以上の時を経て届き、すぐさま交換されたのですが直ぐには乗れず月ヶ瀬詣では1週間ほどの
お預けを言われたとか・・・

その事情を聴いて「石原さんちはほんまに平和やなぁ・・・」と感じるご家庭です。

その事情というのが実はバイクは治ったところで、奥様だろうと思いますが「娘の結婚式が終わるまで
バイク乗ったらあかんで!」と・・・

要するにバイク乗って怪我でもしたら娘さんの結婚式に支障が出る。
それを止めるべく布かれた厳戒態勢の発動だったわけです。

で、本日は石原家の厳戒態勢が解除されたというところでのお越しでした。

しかし、当日は天気も曇りだったのですが久々に月ヶ瀬信者は早朝よりたくさん集まっておりました。
そして・・・
のどかなバイク談議?の様子。

であったのですが、このベンチに座っている月ヶ瀬の極悪人?いやウソです!
月ヶ瀬モラルの番人?これもウソです!

どちらにしてにも、このお方たちに先ほどの石原さんも参戦して当日の筆者はイジられるイジられる!

それは、先週号で綴りました筆者の腫瘍についてのことなのです。

「まだ生きてたん?」とか「病院に見舞いに行くで!」
「ほんでな病室で『ガンバレ、ガンバレ、タツミ!』!って応援したるやん!」とか・・・

先週号のアップのあとは皆さんにご心配を頂き、お気遣いも頂いて本日は、さぞ労わって頂けると思っていたのですが
なんのなんの労わるどころか、けちょんけちょん?に言われる始末!

これも月ヶ瀬の愛情表現と”善”に捉えましょう!?

そして当日はCB750K0の乗り納め!
今月の26日に車検が切れることから、それまでに乗れる時にできるだけ乗っておこうと乗り出しました。

現在T-PADDOCK630内の車検を必要としている乗り物はクルマが3台!バイクが4台!合わせて7台!

これらの車検ですが今までは場当たり的に行ってきました。
しかし、その場当たり的なことで、ある月には複数台が重なって諸費用などを合わせるとけっこう
バカにならない金額になります。

筆者は基本的には”年金生活者”ゆえに今までの現役時代のように消費しておりましては財政は・・・となります。

そこで昨年あたりから、7台が24カ月の間で均等に車検時期を来るように調整をしてきております。

そんな事情でこのCBK0は今年の11月か12月まで車検時期をズラすシフトに入れております。

残るはBeckのみでローテーションは完成します。

まぁ、こういったことも「引退後の楽しみの一つで・・・」と思ってましたが、今回は筆者にとんだアクシデントが
降りかかってきました。

筆者は引退後も、けっこうビジネスで一生懸命走ってきましたので「ちょっと一休みをしなさい」とこのアクシデントも
天のお告げと善に捉えるようにしております。

で、もう一つの東大阪工場プロジェクトの”G-SES(詳しくはジーセスをクリック)”もありまして、
なかなか一休みとは行かない状況です。

そのG-SESの目玉が・・・
T-PADDOCK630が所有しますスーパーカーApe50の荷台にあります”Super Chair"

G-SESメンバーの東大阪の工場さん達が寄り合って作り上げた渾身のエグゼクティブ用チェアーです。
まだまだ非公開ですので詳細は語れませんがアルミ材によるワンオフのほぼハンドメイド!
シート後部には男受け?するようにバイク用のショックを使う予定で現在はダミーのショックを!

そして価格は な、な、な ん とォ~ 今のところ200万円以上を想定!

そんなSuper ChairをしばらくT-PADDOCK630にて預かることになり会議後に積み込んだところの画像です。

なかなか楽しいプロジェクトなのですが、ここまで来るのに1年以上掛かっているのには楽しさを通り過ごし
自称、世界を股に掛けた?元ビジネスマンの筆者は些かストレスが溜まり気味!

ひょっとして、筆者が腫瘍を抱えるのはこのストレスの所為なのか!?

であれば、このSuper Chairが完成すれば筆者は治るのでは・・・

と子供みたいなことを考えている筆者がそこにいます。

「手術、痛いやろなぁ~」
トホホ・・・!
おだいじに!

では!
T-PADDOCK630 T/Tatsumi

2019年7月18日木曜日

『Bike in the sky』#139 感謝を忘れたらあきまへん!

こんにちは。

今週も梅雨の中の様子しかありません。

こんな時のネタは何を書けばいいのか・・・

いささか困惑気味の筆者ですが、今の筆者は真にヘレンケラーのような三重苦状態!

先ず一つ目が十二指腸の腫瘍の摘出手術。

そもそもは近所の“生喜病院”で毎年の健康診断のバリュウム検査で異常がみつかり、そこから鼻からの内視鏡検査で発覚。

生喜病院の先生は「うちではこんなに大きな腫瘍は切除できません」と他の大きな病院に紹介状を書くだけ。

で、国立病院大阪医療センターに行ってまた検査。

国立では内視鏡を口から入れての検査。

その内視鏡を口から嘔吐気を抑えるためにゼリー状の麻酔薬を喉辺りに注射器で塗布。
そして飲み込む。

内視鏡検査の最中は麻酔薬が効いたのか、ぐっすり眠ってしまっていたようで気がつけば検査は終わっておりました。
ただ、自宅までの帰りは朦朧として家に着いたのですが戻った時間が丁度お昼頃。

自宅では軽食で、うどんが用意されていたのですが、一口、口にした途端、猛烈な吐き気が・・・
で、洗面所で吐くわ吐くわ、なのですが前の晩から何も食していないことから麻酔薬のゼリーのような変な色の液体しか出ません。

その苦しい状態が2,3時間続きエライ一日でした。

そして別の日、手術日ですが国立のお医者さんいわく「消化器外科と相談しますので来週には決まります」との事。

「え~!開腹手術かぁ~!」と少々意気消沈!

そして二つ目が今、筆者がひたすら燃えておりますスケボー体験です。

と言いましても筆者の体験ではなく筆者が関わっておりますNRSF(詳しくはクリック)という
スケボースクール団体のビジネスの話しです。

5月にアメリカビジネスツアーのついでにNewYorkのスケボーレジェンドと会ってきました。

そこで、そのレジェンドと「コラボでNYスケボー留学に協力して欲しい」と商談の結果、快諾を頂いて
現在まで段取り等NRSFのスタッフ達と詰めてきておりました。

で、ほぼほぼ輪郭も整い「さぁやるぞ!」と意気込んだ矢先、NYのレジェンド達と連絡がつかない状態に!

筆者は現役時代以来、久しぶりに夜が寝れない状態です。

で最後の三つめですが・・・

それは、ここ数週間の土日にまったくと言っていいほど気持ち良くスカーっとバイクで走れていないことなのです。

この、週末もスカーっと走れない、それも何週にも亘って走れないのは腫瘍ができるよりも身体に悪い状態です。

先週は土曜も雨!
そして日曜は雨は止んだのですが路面が・・・
当日は、いつもより遅い目にT-PADDOCK630を出発。

そして阪奈道路のGSで給油に寄ると先に月ヶ瀬信者の霜村さんが・・・

「路面濡れててあかんねぇ!?」と筆者が声掛け。
すると「そうですねぇ、でも僕はオウムに行かんとあきませんねん」と霜村さん

「えッ?オウム?」と筆者

そして心の中では「月ヶ瀬信者ではなくオウムの信者だったのか?」と半歩後ずさり。
その様子に霜村さん「ちゃいますやん!近江ですやん!」と・・・

筆者は「耳まで遠くなったのか!?」とショゲたところで別れました。

月ヶ瀬には、いつもより相当遅れての到着でしたが・・・
6,7台のいつものメンバーが・・・
こんな路面状態でも乗りたいお方たち・・・でもいつもの月ヶ瀬の賑わいは、いずこに・・・

しかし、筆者はここ最近、ずっと同じバイクで来ておりますが・・・
そこには先週の記事にしましたDucati MHeの”ちょっとだけアレンジ”を見せたくて・・・

しかし誰も気づいてくれませんでした。
さて、どなたか気がついた方はおられますかな?

というところで気温も上がりはじめ、路面もドライに・・・
さらに、このままツナギでは暑くなって熱中症になりますので帰路につきます!

そして、T-PADDOCK630ガレージに戻ってからは昨日の作業の続き!
それは、おおよそ50年の長きに亘り幣家にございましたモンキーZ50Z(詳しくはクリック)
の燃料ホースの不具合です。

エンジンも75ccにボアアップして快調なのですが燃料ホースの径を間違ったのか、ポタポタとお漏らし。

ホースは問題なかったのですが別のトラブルが・・・
燃料コックのひし形プレートの合わせ面からポタポタと。

で、コックをバラすと・・・
このパッキンゴムが劣化気味!
新品を探してオーダーするまで一先ず応急修理!

その応急対応御用達のケミカルがこちら!
工具屋のストレートで少量売りで販売されているものです。

昔と違ってこのようなケミカル系や機器類にしても簡単に手に入って修理が難なくできる昨今!

50年前では考えられないほど便利な世の中になりました。

その便利さに感謝して今の筆者の三重苦を克服したいと思います。

合唱!
T-PADDOCK630 T/Tatsumi

2019年7月11日木曜日

『Bike in the sky』#138 はっは~ん!

こんにちは。

今年の梅雨は土日を狙ったかのような雨予報に振り回されています。

振りまわされるというのは・・・
土日の天気が予報では雨のち曇り!などなど・・・ですが・・・

何か、その中途半端な乗れるのか?乗れんのか?と迷う様子です。

しかし、現実には目的地は晴れとは言わないまでも曇りで路面も90%はドライ!
と、実際走ってみると、こういうことが多かったってのも、ここ最近の土日です。

先週の土日も、けっこう月ヶ瀬の天気予報に振り回されたライダーも多かったのでは?

その土曜日の月ヶ瀬!
午前8時半ぐらいでしたか、筆者のMHeのみで寂しい月ヶ瀬です。
しかし当日、湿気は感じましたが、けっこう涼しい上に路面は、ほぼほぼドライで快調に走れました。

なのに誰もいないとは、やはり天気予報に月ヶ瀬信者は振り回されたのでしょう!

実は先にセローで来ていた方が「ポールスマートですか?カッコいいですねぇ~」と話しかけられてきました。

「いえ、これはMHeというバイクです。」と説明すると「そうでしたか!?」と、ほんの束の間でしたが
ちっちゃなバイク談議でちっちゃな花が咲きました。

バイクという乗り物は必ずと言っていいほど誰かとすぐに友達になれる不思議な力を持っていると感じたひと時でした。

そして、次の日曜は・・・
この日の早朝、東大阪は曇りで阪奈道路は、ほぼドライ。
奈良市内から月ヶ瀬に向かって走っていくと円成寺辺りから路面が怪しくなり50%でウェットとドライ!

一番嫌な路面状態でした。
そして、月ヶ瀬に着くと上の画像の左から田中さんのR1、筆者のMHeを挟んで右に古谷さんの・・・
原チャ!(さすがにスーパーバイクではなかった)

画像には写ってませんが坪岡さんも4輪のチューンド?スイフトでお越しでした。

そして筆者は今回のメンバーをみて丁度聞きたいことがあって質問のいい機会を頂きました。

それは古谷さんと坪岡さんにDucatiのタイミングベルト交換についてです。
Ducatiのディーラーではビジネスが入るので、どうしてもディーラー優位な方向に引っ張られます。

さらに高額の工賃も要求され「何のためにガレージや工具等を揃えているのか!?」と自身を責めることにもなります。

そこでフェラーリ等を扱っている坪岡さんや御自身でもけっこう触られるバイクのイタ車乗り,古谷さんに
質問となりました。

けっこう参考になるお話を聞けて助かりました。
ありがとうございました。

そして、しばらくするとT-PADDOCK630ご近所の南野さんが天候に騙されて?お越し!
さらに、同じく東大阪のバイクに乗らないライダーの長門さんがケイマンで!

皆さん、やはり天気予報に振り回された方たちでした。

ここで南野さんの楽しい?エロティックな?アメリカンジョークを聞かせてもらって・・・
「ほんまに、ここにも子供みたいなおっさんはおるもんや!」と・・・
先週の余韻を引きづってました。

筆者はここからいつもの針テラスへ!
画像の空は雲が、しっかりかかった曇天でしたが、けっこうな数のバイクが来ておりました。
このバイカーたちも天気予報に振り回されてる感じが・・・
筆者のMHeも今回は、ここ針テラスも含め土日の両日に出動でしたが「まぁ雨が降っても良いか!」と
雨を覚悟で走りました。

でも、よく耳にする「せっかく昨日、綺麗に掃除してワックスまで掛けたのに・・・」と濡れた路面を
嘆くライダーは多いのですが
筆者は雨でも掃除が比較的、楽なMHeに決めたのは正解でした。

そして、この日曜はT-PADDOCK630ガレージに戻って先ほどのMHeのタイミングベルトのチェック!
チェックの前に一通り泥やらの汚れを掃除して綺麗になったところでベルトカバーを外してチェック開始。

ですが、開けたところでは「まぁ~なんと綺麗な状態のベルトなのでしょう!?」と筆者は声を上げそうに・・・

このタイミングベルトは前回交換してから、まだ14,500kmの走行。
サービスマニュアルには20,000km毎で交換とありましたので本来は、「まだ大丈夫」となるのですが
問題は「交換してから何年経っているのか?」なのです。

前者の方たちでは凡そ4年以内のようなニュアンス。
ディーラーでも、だいたい同じようなニュアンス!

サービスマニュアルには20,000kmで交換と記されているだけで「または〇年で」とは記されていない。

で、一応ネットで調べてみると、中には「80,000kmで交換しました」と、ちょっと極端な人もいて・・・
年数もけっこう長い人がいたりで、正解はどこにあるのやら?

という有様!

で、チェックの胆となる上死点にタイミングギヤを合わせてテンションの上下差。
そしてベルト山の欠けの兆候の有無やベルト裏表の傷や粘りなどなど・・・

しかし、いくらチェックしても綺麗な状態!

「さて、どうするか!?」で、今回は一先ずベルトカバーをつけてしばらく様子を見ることに!
(様子を見ると言ったものの切れる時は突然切れる!一体どのように様子を見るのか!?う~ん、悩ましい!)

また、ここからMHeは今の外装で長らく乗っておりますので、ちょっと気分を変えるべく・・・
左のジェネレータカバーのキャップをフレームに合わせて赤に。
そしてキャップには、ちょっと手に入らないducatiステッカーを貼っつけて!

さらに、最も大きな変更を施して・・・
さて乗り味が変わるほどの体感が得られるのか!?

この続きは、またのインプレッションをお楽しみに!

そして今週には珍しい客人が・・・
せっかく来ていただいたのですが、来た時の写真を撮り忘れてしまいました。
よって、ちょっと前にお越しいただいた時の画像を転用させていただきます。

このアホな写真に納まる御仁!
月ヶ瀬信者で知らないライダーはいないでしょう!?

そうです。大魔神こと平井さん!

当日は香川から10万で買ったという軽バンで、それも工務店?の作業服の上下で・・・

最初、T-PADDOCK630のガラス戸をトントン叩く音がして、そちらに目をやると・・・

どっから見ても外壁メンテの押売り業者にしか見えず、筆者は断ろうとガラス戸に向かうと・・・

「え~!どうしたん?久しぶりやん!」と応対。

すると「ちょっと奈良に用事があって、少しだけ時間ができたので寄らして貰いました」
と嬉しい珍客を迎えることに!

小一時間の毎度の雑談でしたが、その最中に電話が掛かって来る来る。で相変わらずお忙しい様子。

しかし、その電話の中には「はっは~ん!」と教祖様が言いそうな、お方からの電話もあって
お元気で過ごされている様子も確認できました。

さて皆さん「はっは~ん」のお相手は・・・想像してください。

はっは~ん・・・の人です!

ではまた!
T-PADDOCK630 T/Tatsumi

2019年7月4日木曜日

『Bike in the sky』#137 こどもみたいなおっさん達!

こんにちは。

人は大人になると、それも高齢になると「子供返り」するとよく巷では耳にするのですが、
現実にその場面に遭遇することができました。

それは先週の日曜の朝から雨がシトシトそぼ降る梅雨ど真ん中の出来事です。

前日の土曜は午前中が、なんとかの曇り空で「乗れるときにバイクに乗っておこう」といつもの月ヶ瀬から針テラスへ!

その針の様子は・・・
なんとバイクが1台もいない!
こんなことってあるのか・・・って逆に貴重な画像が取れました!

そして明くる日の日曜は冒頭の早朝からしっとりの雨、雨、雨!

やっぱり乗れないと思っているところにFZバカさんから「10時ころに行きます」とラインメールが入りました。

T-PADDOCK630にて溶接作業のご依頼。
何を溶接するのか・・・

実はコンプレッサーのタンク本体と空気圧調整用レギュレターを直結させている根元に亀裂があり、そこを埋めるという作業です。
この画像はT-PADDOCK630にある25Lの小型のコンプレッサーですが購入して既に15年以上は使用しているものです。

しかし浅田氏のコンプレッサーは、まだ5,6年とのこと!
では、なぜ亀裂が入ったのかをお聞きするとガレージの外に置いてあるとのこと!

思わず「そらぁ、あかんで!機械もんは絶対、室内保管やって!」と筆者。
一応、雨露を凌ぐレベルでは屋根等は付けているとのことでしたが結果はアウトです!

すでにお知り合いの方にアーク溶接で穴を埋めてもらったとのことですが逆にドンドン、点の穴から亀裂にと
拡がっていったとの事です。

アーク棒による溶接機はホームセンターで購入したモノを筆者も以前、持っていましたが素人では
特に扱いはなかなか難しいってのが感想です。

そこである程度、素人でも扱える「半自動溶接機」を12.3年前に購入しました。
こいつが今回、出番となったわけですが・・・

しかし、今回はコンプレッサーのタンクですからタンクの肉厚は2mmから厚くても3mmぐらいであろうということで
半自動溶接機であっても電流量を間違うとアーク溶接と同じ逆にタンクに穴を開けてしまうことに・・・

それと亀裂箇所を特定した方が無駄な火をタンクにあてないで済むこともあって、初めて使う特殊兵器の出番。
このスプレーですが左から①疑わしいところの油分を除去する、言わばパーツクリーナーと同じもの
真ん中が、そのあとに当該箇所に吹き付ける半透明の赤い、やや粘度のある②浸透液
これを吹きかけて、5分ほどしばらく放置
そして、やや渇いた赤い浸透液をウエスでふき取り、その後に右の白い乾燥気味の③現象剤を吹き付けて
しばらくすると・・・
画像のように亀裂箇所が浮き上がってきたように特定できるのです。

なかなかの優れものです。

ここまでの一連の作業は・・・

数週間前から月ヶ瀬に来ていない?来れない?・・・そんなお方の仕事です。

そのお方がT-PADDOCK630近所に居てはりまして今回の作業のスペシャリストとしてお呼びしました。

晴れても今は月ヶ瀬に行けない!
ならば雨であれば、もっと引き籠もっているであろうで当日電話をしました。

来て欲しい理由を説明すると・・・
「行く行く、任して・・・」と・・・

はい、月ヶ瀬の信者からすればお久しぶりのBuell乗りの石原さんです。

そして、ここからがタイトルの「こどもみたいなおっさん達」になるわけですが・・・

まず、上述の3つのスプレー缶の所有者であることから扱いは現象の可否に慣れている石原さんは
絶対欠かせない存在。

次に亀裂箇所が特定できて、そこを溶接するのはヘタウマならぬヘタヘタの筆者の出番

それは長年、この半自動溶接機の癖を熟知?していることからなのですが溶接棒(線)の送りと火力にあたる
電流量の加減で対象物に穴を開けないコツ的?なことなのです。

一応を亀裂箇所をカバーはできたつもりでも結果はエアーを充填させても、また小さい穴から空気が漏れ出す始末

何回か繰り返しても、また別の個所から同様に空気漏れ!

そこで石原さんが「ちょっとかして!俺がやってみるわ・・・」で本職(今ではH社の管理職)にお任せすることに・・・

ところが石原さんがやっても、また別のところから・・・

ですが実は穴を埋める前に問題は当方の溶接機にありまして・・・
この溶接機は溶接棒にあたる電線が本体に200㎜径ぐらいのリールに巻かれてセットされています。

その電線の使用頻度が少ないことからリール内の線に錆が回っているのです。

よって、錆のため電線の送りが途切れ溶接途中でパチッと音が出た瞬間、火が飛ばない現象で少々イライラっときます。

筆者も慣れてるとは言えイラっと来るのは事実です。

また筆者の溶接は長い目に火を飛ばす作業よりスポット溶接的な方が多いこともあって、今までは
何とか騙しだましできました。

しかし”昔取った杵柄”の石原さんになると許されざることでした。

であったのですが石原さん「楽しいなぁ、楽しいなぁ・・・」の連発で3人とも蒸し暑いガレージで汗だくになりながら
最後は「エポキシで塞ごか!?」と・・・

しかし、てんこ盛りの溶接の上に被せる量のエポキシは現在、在庫切れ!
で、「これでも止まるんちゃう?」と筆者が出したのが・・・
T-PADDOCK630では古いバイクが多いことから少々のガソリン漏れなどのガスタンクの亀裂は
このFRP補修剤でカバーしてきました。

一先ずダメもとでとなって・・・
ここは浅田氏に「フィニッシュを決めてもらいましょう!」
となって画像のように最後で出番でした。

そして、浅田さんちのクルマに積み込んで終了ですが、ここまでの所要時間が作業だけで約1.5~2時間!
雑談が同じく1~1.5時間
たかだか、ちっちゃなちっちゃな穴一つ塞ぐのに、寄って集って何時間も汗かきながら「もう諦めて新品買ったら・・・」
とか、ヘマに「こどもかっ!?」と言われても「ほっといて・・・」とか
作業は至って真面目なのですが会話が工作の時の様にほんまに小学生レベルの応酬でした。

蒸し暑い中での作業と雑談でしたが、けっこう真面目に仕事の考え方についてなどもあって・・・

たまには、こんな日もあっていいもんだ!

浅田さん、石原さん
お疲れさまでした。

では!
T-PADDOCK630 T/Tatsumi