2021年6月26日土曜日

『Bike in the sky』お願いします。拡散希望です!

突然ですが私の知り合いの娘さんが大病から奇跡の復活を果たされ今年の東京パラリンピックに参加が決まりました。 

上の画像の選手がそのパラリンピックのパラ・カヌーの代表選手に決まった小松選手です。

詳しくは下記の「チーム・サキ」というサイトでご覧いただけます。

その前に小松選手の履歴を簡単にご紹介しますと元々はバレーボールの選手でしたが、後にコーチになられます。

しかし、ある日突然、下半身に違和感を覚え病院で見てもらうと原因がわからず、その後下半身麻痺になってしまわれます。

想像するに、相当ショックを受けられたと思いますが時間が過ぎていく中でパラ・カヌーに巡り合われます。

そこから必死の特訓で僅か数か月後には東京パラリンピックのパラ・カヌーの代表に選考されます。

現在も東京大会に向けて合宿などでトレーニングに励まれていますが、やはりその費用も充分には賄えていないのが実情のようです。

そこで現在は「チーム・サキ」のサイトでも寄付の募集もされていますが先ずは「小松沙季」という選手を日本全国、しいては世界の人々に知って欲しいという思いがあります。

今回の「Bike in the sky」のブログから読者の皆さんに是非、拡散をお願いしたいと思いを込めご案内をさせて頂いております。

「チーム・サキ」のサイトは 「パラカヌー小松沙季オフィシャルサイト|チームサキ (team-saki.com)」です。

急な話ですが、ご理解をいただき拡散をお願いいたします。

T-PADDOCK630 T/Tatsumi

2021年6月24日木曜日

『Bike in the sky』#239 バイクと戯れるって?

コロナワクチンの接種も徐々に進みだしました。

その影響か先週の日曜日は月ヶ瀬お茶屋、名阪国道針テラス、両拠点共々久しぶりの賑わいを見せておりました。

先ず月ヶ瀬お茶屋に私は8時頃に到着。

すでに月ヶ瀬早朝組は多数集結!

そうこうしているうちに先々週、当ブログ#237(←こちらからご覧いただけます)にてアップさせて頂きましたガレージのオーナーさんがお越しになりました。

その時のバイクはCB750!
それも砂型エンジンのK0です。

私も当日はCB750で来たのですが私のCBは同じK0でも金型です。

改まって砂型を拝見していると、ふとっ思ったのが・・・

そう言えばCB750の発売当初である今から50年以上前の私は高校生でした。

当然、その時見たCBは砂型のはずですが全く記憶がありません。

であるのに長い年月を経てCB750のK0とK1、K2との違いや特徴を、私はさも知り尽くしているかのように当時の事を語っております。

で、思ったことなのですが「ひょっとして砂型エンジンをマジでじっくり見たのは今回が初めてちゃうかな・・・」ってことなのです。

しかし先般のガレージ訪問でも砂型を拝見していたのですが改まって語るのもおかしいのです。

ところが今回、砂型エンジンをゆっくり拝見しまして「わぁ~これが砂型かぁ~!」と唸るほど砂型エンジンは砂地の型でした!

「何を言うとんねっ!」と思われるかもしれませんが白日の下で観るとクランクケースが砂型独特のツブツブで表面が荒いのです。

なんか非常に違和感を覚える感じで他のCB750とは明らかに一線を画した「手作り感、満載」の強烈な印象を持ちました。

そして次にお見えになったのが
最近、月ヶ瀬常連組になってきましたHi〇さん。

当日はHONDAのBIALS125でお越しです。

この週の前週ではHi〇さんは同じくオフ車でSUZUKIハスラー250でお越しでしたが、その日は私はKAWASAKIシェルパKLでした。

そのKLとハスラーを交換して針テラスまでプチツーリング!

その時のハスラーに乗った私の感想はKLより遅いのですが2スト、オフ車独特の「パランパンパンパン・・・」と発する排気音が心地良く道中の峠道はけっこう楽しく走れたのが印象的でした。

さらに次にお見えになったのが・・・
Snap onディーラーのTo〇さん。

バイクは私の憧れの一台で1979~1982年販売のDucati 900SS

さらに、このTo〇さんは私からみてバイクも含めカーライフなどのライフスタイルも憧れなのです。

この話はご本人の承諾なしでは語れませんのでカットです。すみません!

次は
滋賀からFu〇さん?だったかな・・・のW1SA?カスタム

このFu〇さんも最近、月ヶ瀬には毎週のようにお越しです。

で、今回この4名の方をアップさせて頂いたのですが、その訳はこのあとの針テラスにありました。

その針テラスでは
駐車場に数台の旧車を発見!

左からヨタハチ愛称のTOYOTA スポーツ800、そしてたぶんですがダットサン・フェアレディ2000のSR311でしょうか?

また2台飛ばしてシルバーのケンメリスカイラインGTR?

そして黄色のTOYOTAレビンかトレノ?のような4輪の旧車が集まっていました。

ここでは個人的にヨタハチは「欲ッしィ~」の1台です。

この後ろにも数台の旧車のような車はいたのですが、もっと目を引いたのが・・・
”チョップトップ”仕様のルーフにした1930年代?のFord Model A?かChevyか?と思われる古代車!

このオーナーさんとは同じくこの針テラスで2年ほど前にお会いして楽しくお話をお伺いしておりました。

その時の画像で
室内はこんな感じ!

また胆のエンジンは
アメリカで超メジャーな”edel brock"の鋳型文字がV型エンジンのヘッドに!

さすがにこの手のクルマを乗るにはいろんな意味で勇気が必要です。

そうこうしている時に、この針テラスでほんまに久しいお方と出会いました。
左は月ヶ瀬常連のMiya〇さん。右端は月ヶ瀬でもご存知の方は分かると思いますがIk〇さん。

そして画像真ん中のお方です。

月ヶ瀬教の教祖様!

お元気でご尊顔まで拝見でき、この上ない喜びを拝受させて頂きました。

その教祖様は何を乗って来られたのか?
1973年頃のHONDA、CB350の4気筒で!

たしか2年ほど前に手に入れられ、そこから月ヶ瀬にはとんとお見えになってませんでした。

あの時からレストアでもされてたのでしょうか!?

とにかくお元気そうで何よりです。

そしてCB350の後ろのバイク!ちょっと見難いですが上の画像のIk〇さんが教祖様と一緒に来られたバイクです。

Kawasaki ZX750のターボ車です。

今やこのバイクも1984年製ですが400万以上で取引されています。

乗り味はフロントがガンガン浮くじゃじゃ馬だそうで堪らん味わいを与えてくれるそうです。

そこに先ほどの月ヶ瀬でお会いしたCB砂型、ドゥカ900SS、バイアルス、W1SAの4人の方々が集まって来られ大いに旧車談議で盛り上がったということです。

さらにそこでは私にとってまた久しぶりの方から電話が入ります。

「今、タツミさんのCBの横におるけど、どこにおるん?」と・・・

で、早速CBを止めた場所に行くと・・・
枚方のTu〇さんがCB750K1で、珍しく針テラスにお越しでした。

このTu〇さんは他にもW1Sをお持ちで普段は奥様のタマチャンを後ろに乗せてツーリングを楽しまれています。

当日は先ほどの月ヶ瀬からの4名のライダーと教祖様ご一行3名、さらにMiya〇さんやらTu〇さんやら・・・

10名の乗り物好きとオーバータイムになるほどバイク談議で大いに盛り上がりました。

楽しい時間をありがとうございました。

しかし、楽しくないこと?いや楽しい一幕?も先週にはおきました。
T-PADDOCK630三重支局長の長男(小学1年生)タイチ君がオフロードデビューしてから最近、50cc?のミッション付きに乗り換えました。

そしてタイチ君のスキルアップの練習走行する為、支局長の指導で「土山MSA」なるコースを走らせに行ったそうです。

その指導最中に事件が起きます。

支局長の前を走っているはずのタイチ君が支局長の隙で忽然と消えたそう・・・

慌てた支局長がバンク外を見渡すとドブ池にダイブしたタイチ君がプカプカと・・・
急ぎタイチ君を池からレスキュー!

バイクは池の底に沈んでいるようでしたが比較的底が浅くなんとかバイクも池から引き上げたそうです。

しかし、持ち帰ってから池に浸かったバイクのオーバーホールをするもエンジン始動は容易ではなかったようです。

一先ずはエンジンも回復したようですが・・・

まぁこういったこともタイチ君には良き思い出になってくれれば良いのですが・・・

とは言え同じオーバーホールでもT-PADDOCK630本部では大苦戦中!
お預かりのセローのオーバーホールなのですが、固着したピストンは油をたんまりプラグ抗から注入して、なんとか動くようにはなりました。

次の胆はキャブレターです。

しかしキャブ内部では長期間ガソリンを放置した結果、各部でガソリンが固まり各ジェット類やバタフライなどが全く動かない。

最も固まっているのが・・・
キャブレターの底部ですが、ここは慌てず液剤を浸透させて同じく時間をおきます。

明くる日に少しづつ弛んだところを外していきますが最も苦戦したのがフロートチャンバーを本体に付けている4本のビスネジです。

普通は液剤を浸けて時間をおけば大概はギュッとした感覚で緩むのですが、これがなかなか!

でショックドライバーも使おうとしたのですがトルクがかかり過ぎてネジ頭を舐めてしまう危険があります。

となると昔ながらの人的ショック療法!
木の柄を持つドライバーで先から頭まで1本通った、いわゆる貫通ドライバーを使います。

最近のドライバーは柄がゴムか樹脂製のモノが主流ですが貫通ドライバーは木の柄が滑り難くお勧めです。
そのドライバーの頭を画像のやや重たい目の頭を持つハンマーで小刻みに叩きながらドライバーをしっかり握って捻るように緩めていくのです。

ショックドライバーがなかった5,60年前に私の父や近所の工場のおっちゃん達に教わった技です。

その甲斐あってか1本緩めるのに10分ぐらいかかりましたが4本全て外せました。

まぁこれもバイクと戯れる楽しさの一つでしょう!

今回はバイクの楽しさを存分に味わえました。

では!
T-PADDOCK630 T/Tatsumi

2021年6月17日木曜日

『Bike in the sky』#238 バイク屋ごっこは・・・

復活させたバイクがちゃんと走った時の感動は新車で手に入れた時とは比べものになりません。

そんなT-PADDOCK630のバイクを綺麗に写真に収めていただきました。
こんな風に収まるとやはり乗り物にも「味わい深さ」は必要に思うのですが・・・

そんな「味わい?」で今週のT-PADDOCK630は千客万来?のお客様!

先ずご近所のHONDA DIO 110に乗られる突然のお客様。

こういった突然のお客さんはけっこういらっしゃるのですが、それもほとんどが原チャのお客さん。

大抵の方はガレージ入口のガラス戸を開けて・・・

「すんません。こちらはバイク屋さんですか?」の一声から入って来られます。

そこでの対応は

「すんません。うちは原チャは扱ってませんねん!」と、ほぼ100%お断りをしております。

ところがDIOのお客さんは入って来られるなり当方をバイク屋と完全に決めつけて来られました。

その時の会話が・・・

「しばらく振りで乗ったのですがエンジンがなかなか掛からず、乗れても信号待ちとかで止まるとエンジンが不安定でエンストしそうになりますねん!」

と、いきなりのバイクの不良具合の説明をされました。

少々勢いに押されたところもあって、私は・・・

「どのぐらい乗ってませんの?走り出した特はどんな感じです?アクセル開けた時は・・・?」などなど

なぜか、よくある近所のバイク屋と客のやり取りのワンシーンになっていました。

で、内容を確認して

「キャブの掃除で治るんちゃいます!?」と返答し修理を受けてしまいました。

今でもなんで受けてしまったのか、不思議です!

で、そのDIOの修理を受けてから・・・

「あっちゃ~・・・」と、後悔!

DIOは110ccのスクーターですからシート下の塩ビ素材?のヘルメット等の収納ケースを外さないとエンジンやキャブには触れません。

その収納ケースを外した時の「あっちゃ~」なのです。
開けるなりシート下はクモの巣だらけでホコリまみれ!

さらに蜘蛛の巣やホコリをエアーで吹き飛ばしても上の画像の通り!

そして、よくよく観るとキャブレターの形状がおかしい!

「うん?これってインジェクションじゃねぇ~!?」

ここで、インジェクションなど触ったことのない私としては「ギブアップ宣言」を発しようかと思ったのですが、冷静に各部の摺動状態を確認すると・・・

「うん?なんかイケそうちゃうかな・・・」とまったく根拠のない手応え!

そして、キックを踏み下ろしても下りたままで跳ね上がって来ないことも仰ってた!

よってシート下エンジンのサイドカバーを外しにかかります。

そのカバーもすんなり外れず・・・
それもそのはず緩衝用のスポンジ材が腐ってカバー内は砂だらけ!

その腐ったスポンジの相手側は・・・
なんと、「水溜まりに浸かったままでは・・・」と思えるぐらいの腐食状態!

「イケそうちゃうかな・・・」の感想はこの時点で却下!

と思ったのですが・・・

すでに30分以上、時間を費やし不調の原因を探ってきましたのでもう少し探っていくと・・・

「バッテリーが完全に落ちているのでは・・・」の勝手な結論!

そして、そのバッテリの在り処を見つけるのにDIOの空間らしきスペースを確認して回ると「フロントカウルでは?」に到達!

そのフロントカウルも3本のビスの内、2本は直ぐに特定できたのですが残り1本が「どやって外すん?」

私は、ほぼ旧車ばかりを触っています。

唯一、現行のDucati MHeはお掃除をするくらいで購入当初より治外法権とでも言いましょうか整備に纏わるような手入れはしてませんので今時の新しいビス関係は全く疎い状況です。

なんとか外し方を見つけてカウルは外れました。

すると・・・
バッテリーが見つかりました。

テスターで電圧を測りますが針は5Vあたり。

念の為、充電器にかけてチェックをします。
泥んこのバッテリーですので、たぶんアウトと思います。

10分ほどチャージをかけますが・・・
充電器の針は微動だにせず全く動く気配すらありません。

よって、新品のバッテリーを手配する旨、オーナーさんの了承を取ります。

すると・・・

「ついでにオイル交換もお願いします。」と依頼を受けます。

受けたものの

「この手のスクーターってどんなオイルをどのくらいの量を入れるん?」とまたもや疑問!

早速、パソコンで検索するとグレードは何となく思っていた通りでしたがビックリしたのがオイル量が0.7Lと、なんと少ない量なのか!?

そしてバッテリー、オイルのブツも届いて一応の修理は終わり給油すべきところは給油して汚れた箇所は掃除して・・・終了!

さてテストランです。

近所を1kmほど走りましたが完璧!

さすがに人様のバイクは気を使いますが、でき上ると些細な修理でも(スクーターの修理はけっして些細ではないです)バイク屋ごっこのような仕事観は味わえます。

終わっての感想は「けっこう勉強になりました」ってとこです。

そして次のお客様は・・・
奈良県の某市のOKa〇さん

奥様のオフロードバイクの復活プロジェクト!

先週末に引取りに伺いました時の画像です。

そして持って帰ってから少しづつ手を入れていこうと作業を始めましたが・・・
こちらのバイクも先のDIOと同じでホコリまみれ。

さらに問題は放置期間が8年以上と相当な年数!

作業を始めましたがとにかくネジ類が固着してカチカチ状態!

そんな状態であることから「ピストンは上下に動くのか?」が先に確認が必要です。
プラグを外して圧力を開放し、ピストンを動かしますが・・・

まったくウンともスンとも状態!

「え~、ウソやろ!?」

と思いつつも旧車ではよくある話!

ですが、このオフロード車は旧車ではなく現行車!

ここは扱いを旧車として進めます。

よってプラグ穴から油をたっぷり気味に流し込みしばらく時間を置きます。

小1時間ほど待ってエンジンのクランクケース左側のキャップを外しクランクに繋がっている17mmのボルト頭をギュッと捻るような感じでジワッと力をかけます。

当初はビクともしなかったクランクも、もう少し力を入れると・・・

「ギュ、グッ、シュ、シュシュ、シュ~」とピストンが動き出しました。

「ふ~、ヤレヤレ!」と・・・

ですが
キャブレター周りや制御系の電装回りは真に「納屋の隅に眠っていた超古代車」の様相!

さてこのオフ車の復活プロジェクト、どうなるやらです。

しかし、T-PADDOCK630のバイクも今回のような状態は数台ありました。

そんな状態でも復活させ綺麗にして走り出すと冒頭のような写真に収まると新旧問わず自身の味わいに変わります。
このCBは1966年頃のものですが今となってはカタツムリのようにけっして速いとは言えませんが味わい深さは値千金!

今回のオフ車もCBの様に、そうなるよう気を入れていきます。

ではまた!
T-PADDOCK630 T/Tatsumi

2021年6月10日木曜日

『Bike in the sky』#237 びっくりだぜ!

T-PADDOCK630近所にとんでもないガレージを見つけました。

さすがにその所在は言えません。

そこには・・・

乗り物の趣味人は巷には星の数ほど存在します。

その趣味人の大多数が「いつかはマイガレージ」と、思いを馳せます。

その趣味人は、まずはじめにお気に入りの乗り物を手に入れます。

その趣味人は、次に愛機の乗り物を保管しておくガレージが欲しくなります。

その趣味人は、手に入れたガレージで愛機を眺めていると何かオブジェのような飾り物があればと考えます。

その趣味人は、そうこうしている間にガレージ内にお宝というガラクタも含めてオモチャが増えだします。

と言うような感じが一般的に趣味人が時間をかけて歩む道なのですが・・・

今回、お邪魔してきましたガレージは雑誌「ガレージ・ライフ」などでアップされるようなセレブのとんでもないガレージに勝るとも劣らないレベルのガレージでした。

という事情で場所が特定され、もし強盗にでも合われたらシャレになりません。

しかし入口の施錠は暗証番号をプッシュして開くごつい鉄板でできており簡単には侵入はできないでしょう!

で、入口を入ると広い庭の向こうに赤いモノが眩しく映える空間が目に入ります。

そのガレージをまず正面から

Snap onのショールームか!?

いやいや、バイクメーカーの整備スペースか!?

と目を疑うような床もピカピカで綺麗に掃除が行き届いた清潔感溢れる空間でした。

続けていろんな角度から・・・

まず正面右側は・・・
大型のSnap on製ツールチェストや同Snap on製リフターなどなど・・・

画像真ん中の天井から吊り下げられた赤の円筒形の物体はSnap onロゴ入りのサンドバックです。

そして左側。
今や旧車市場では超高値圏のお宝バイクたちがラインナップ。

バックの鏡張りが効果的に・・・

そのバイクを手前から
1968~69年?のHONDA CB750 砂型エンジンのK0です。

そして
1973年 Kawasaki 750RS-Z2

1970年のマッハⅢと並び世界に強烈なインパクト与えたモデルです。

フレームナンバーも1000番台でほぼ当時モノのパーツがそのまま!

同じく
1974年の750RSのチューンドバイク。

次は
1978年のZ1-R
1977年のZ1000(KZ)をベースにメーカーのセミチューン?を施されたバイク

さらに
1978年、先に発売されたHONDAの6気筒CBXに強烈なカウンターパンチを与えたと言われた同じく6気筒のZ1300

しかし巷の実走ではCBXのシャープさも無いことから「ジェントルな走りに徹した方がスマート」とされた逸話があります。

このZ1300はオーナーの叔父さんから走行距離、極小で譲り受けたとか・・・

次は向かい側のバイクをご紹介
前述の通り1970年のKawasaki マッハⅢ(H1)

当時、Kawasakiが「世界で最も速い量産車を目指す」という明確なコンセプトで開発されたH1は「ブルーストリーク」と呼ばれ、このコンセプトは後のKawasakiモデルに変わることなく受け継がれていきます。

そして、その隣のバイク
言わずと知れたSUZUKI GSX KATANA

さらにその隣には
HONDAのヨンフォア?

と思いきやカバーが無造作に被っているということはそんなにお宝でもないのか!?

エンジンとガソリンタンクの形状をよくよく観ると1987年のGB250 Clubmanでしょう。

「なんちゃってヨンフォア」にされたお遊びの1台!

そして最後が
1979年 Kawasaki Z1000 MkⅡですが、ただのZ1000ではありません。

キャブレターも含めエンジンのフルチューンやフロントフォーク、前後ホイル&ブレーキ、マフラーなどなど随所に手を入れられたZ1000の皮を纏っているだけのスーパーバイクなのです。

その他の軽量級のバイクは、まだ10数台とおっしゃったと思いますが別の倉庫?に保管されているようです。

また、ここにある乗り物で特筆すべき2輪車が
打ちっ放しのコンクリート壁にお洒落に造られたブラケットに乗っている自転車!

1885年創業のトライアンフの前身、「シーグフリード・ベットマン貿易会社」が1887年に「トライアンフ・サイクル」を設立。

その時、製造された自転車だそうで、なんと3速の変速機能も130年以上前についていたとは
恐るべし英国人!
上の契約書のような書類は、当時この自転車を輸入して販売キャンペーンをする丸石自転車との趣意書のようです。

真にコレクターの極みアイテムでしょうか!?

そして、ガレージのディティールを紹介します。
ガレージ正面奥に鎮座しますSnap on製の大型ツールチェスト!

中にはちゃんとSnap on製、光物のツールが全引きだしに収納されておりました。

この左には
モトコンポが完全にオブジェとして鎮座。

その手前にはオーナー用のランニングマシンが・・・

正面右には
ガレージ内でエンジンを長時間かけるセッティング時にマフラーからの排気ガスを吸い込むバキューム装置!

これをマフラーに取り付けてさらに・・・
排ガスを屋外に排出するバキューム&ダクト!

本格的な整備環境です。

また先ほどのマッハⅢの後ろには
コレクションバイクの模型たちが・・・

特にその中でも
テレビでお馴染みの「ディアゴスティーニ」によって組み立てられたCB750!

ちなみ完成までの費用は15万ほど掛ったそうです。

と、ここまでご紹介してきましたがオーナーさんは明くる日に練習走行でオカコクに行かれるとかで準備中・・・
HONDAのRR600のレーサー仕様

真にバイクライフをエンジョイされてますが・・・

このガレージにはさらにもう一つの憧れが隠されています。
先ほどの前般と同じ画像ですがガレージ右奥の大きな2枚のガラス張りの窓のようなところをご覧いただけると思います。

この窓が雑誌「ガレージ・ライフ」などでよく出てくるセレブガレージの象徴?なのです。

そのセレブの象徴の窓の向こう側とは・・・

ダイニングキッチンのようなCafeスペースがあるのです。

要するに向こう側から食事しながら、またお茶しながら大切なバイクたちを眺めることができる至福の空間なのです。

如何でしたでしょうか?今回のガレージ!

乗り物の趣味人のガレージにはいろんなタイプがあります。

今回のガレージは私の感想として申せばバイクメーカーのプロショップのような印象です!

それに比べT-PADDOCK630のガレージは「古くからある街のバイク屋」をイメージとしましたので美しさからはかけ離れております。

もっと言えば実はT-PADDOCK630ガレージの元々のコンセプトは「70年代のアメリカはNY、SOHOに実在したガレージ」を参考にしました。
ですが今では床の防塵塗装も剥がれ美しさとはさらに縁遠い感じです。

今回の訪問で「T-PADDOCK630ガレージも、もう少し綺麗にしないと・・・」と反省です。

そんな「なんちゃってバイク屋」ですが長きの時間を要しましたKawasakiのKLのオーバーホールがようやく終了を迎えます。

ですが、今回の訪問ガレージのバイクを拝見してから・・・

「KLは見せるほどのことはしてないなぁ・・・」

「さてどうする!?タツミ君!」

では!
T-PADDOCK630 T/Tatsumi