2024年6月20日木曜日

『Bike in the sky』#392 変な兄ちゃんとの関り Part2

先週はNSUのフェンダー修理の記事で「フェンダーの取付けを忘れた」と、間抜けな記事で終わった

その後の結果として

「雨の日にNSUを乗ることもないしフェンダーは無くても、まぁエエっか!」とした

その代わりと言えばなんだが、今までいろいろ試しているハンドルを何とかしたい

直近までのNSUは
一文字ハンドル仕様にしていたが、低すぎて首がすぐに悲鳴を上げる

ハンドルのグリップ角を上げても首が楽になる事もなく逆に手首にダメージがくる

そんな話を、ご近所さんとしていたら・・・

「これ、使い~な!」と、届けてくれたハンドルを装着した
つけてみて・・・

「お~!なんとくなくキリっとしたかな!」

以前にも同様のアップハンドル仕様にしていたが大きく異なるのがグリップの垂れ角だ
この画像では首が痛いのでグリップ角を上に向けている

だが見た目に難点もあり、以前には・・・

「このハンドル、あきませんって!」と四国の、とあるライダーから忠告を頂いたこともあった

と言って、角度を下に向けると下がり過ぎて首がまた痛くなる

そんな時に頂いたのが今回のハンドルというわけだ
今回のグリップ角は下に向いているが高さも、なんとか首が持ちこたえられるギリだ

あとは実際に乗ってみないと何とも言えないが、頂いたご近所さんには嬉しい報告をしたいものだ

その、ご近所さんとはBuell復活プロジェクトのIsh〇ドクターだ

今回も「Buell復活作業」のPart7でご登場

先週には腰下辺りのオイルポンプ?周りに異音が残るところで終わった
今回ドクターが先ず、開けたのが・・・

たしか「油圧タペット」と言ったと思うが
その油圧タペットを取り出し、ウエスで綺麗に汚れを落とし・・・

これが当該タペットだが

裏返した所を確認すると・・・
油圧で押し出されるオイル穴周りにはスラッジなのか、細かい金属粉なのか、明らかにオイルが回り難くなる不純物がビッシリ付着していた

キレイに除去した画像

そのタペットをバラシて・・・
キレイに洗浄して・・・

これでヘッドにオイルが回っていない原因が掴めたようだ
しかし、前回にも記したがハーレーのエンジンは整備性が極めて良いように感じる

スラッジが堪りそうな箇所は簡単にオーバーホールが、できるように工夫されている

そう考えると当方のW1は石器時代の整備性で、いつも難儀をしている

そのW1で先週の土曜日は月ヶ瀬に出向いた

その月ヶ瀬
いよいよ地球の終わりなのか!?

不気味な天候で、思わずカメラに納めたが・・・

そんな月ヶ瀬に往年の名車がやってきた
1960年代で世界のモーターサイクル市場を席捲した英車のトライアンフボンネビルだ

今回、月ヶ瀬にお越しになったボンネは、たぶん1970年代前半の後期型だろう
と言うのも前期型のメーターは雰囲気は良いのだが視認性にやや劣る部分もあったようだ
(あくまで憶測なので詳細は不明)

そこで後期型はエンジンと併せ、マイナーチェンジをされたがムードは消えてしまった
W1と同じBSAやこのトライアンフの前期型にもあった「別体(べったい)」と称されたミッションがクランクから分離された独特のレイアウト

それがシンプル化に伴って後にバイクのスタンダードとなるクランクケース内に一体化されてしまう

それ以前は名車という驕りがあったのか、1968年に忽然と現れたHONDAのCB750の登場で一気に市場から退場を余儀なくされてしまった

そんな時代から半世紀を経た現在では旧車ブームに乗っかって、このボンネビルも健在だ
オーナーさんは「関東からのよう」な方とお見受けした

それは月ケ瀬信者とは明らかに違う物腰の柔らかさと口調に「お品」を感じたからだ

自身は「お品」なるツールは一切、持ち合せていないので、この場は苦しかった

そして明くる日の日曜もW1で月ヶ瀬に向かった

行程中、いつもの東大阪から阪奈道路を気持ち良く走り、奈良公園辺りまできたところで

「うん?」・・・

ちょっとエンジンがバラつきだした

そこで少し先のコンビニ、般若寺セブンにて点検

その点検でプラグを外して「焼け具合」を確認しようとしていたところで・・・

またもや先週に続いて「変な兄ちゃん」に遭遇

先週の「変な兄ちゃん」とは違った新種の「変な兄ちゃん」

セブンの建物正面の左に雑草が生えた空き地がある

そこに高さが2mほど、だったか記憶が微妙だが看板がある

その看板の2本の支柱のコンビニ側の支柱に自身に背を向けて立っている30歳ぐらいの兄ちゃんが自身にしゃべりかけてきた

「大将(たいしょ)、こんな所で小便(しょんべん)してたら軽犯罪法にひっかかりまっかぁ~?」

と、マジで支柱におしっこを掛けながら自身にしゃべりかけてきた

それを見て

「なんと今時、立ちしょん・・・?」

「それも朝っぱらから!?」

ここは関わりたくないこともあり、サラっとかわす感じでニコッとだけして無視した

そして自身はW1のプラグを確認すると少々オーバーヒート気味な白キツネ色だった

「う~ん・・・」と頷きながら・・・

「昨日から、さっきまで普通に快調に走ってたのに・・・」

そしてエンジンを再度かけようとキックを何回も踏んだが、かからなくなっていた

いきなりで原因が即座にわからない

そこでキャブ内の空気が薄い原因を探ろうとしてW1の横にしゃがんでいた時・・・

今度はW1の反対側に先ほどの変な兄ちゃんが同じく、しゃがんで何やらブツブツ言っている

「う~~、エンジンかからへんのでっかぁ~」

「そんな時はキックをバッバッバッと何回も踏んでセル回したら一発でかかるでぇ~」

これには一瞬、ゾッとしたイヤ~な空気を感じた

「ありがとう!でもこのバイクセル無いから・・・大丈夫やから」と言いながら、この場をどう切り抜けるかを考えていた

すると今度はセブン前に止めた車の方から・・・

「お~い〇〇、早よ、クルマに乗らんかい!」

と同僚なのか、変な兄ちゃんと同年ぐらいの人物

さらに4,50歳ぐらいの上司のような風体の人が呼んでいる

そしたら変な兄ちゃんは

「わかってま!ちょっと、このたいしょにバイクのかけ方、教えたってまんねん」と!

すると先ほどの人たちは

「はよ!こんかぁ!」と変な兄ちゃんを急かしている

その兄ちゃんは止む無く仲間のクルマに向かうが、向かいながら・・・

さきほどの繰り返しで

「そんな時はキック、何回も踏んでセル回したら一発でかかるでぇ~」

さらに

「それで掛らんかったらチェンジ入れて、クラッチレバー握ってバイクをバ~っと押して勢い付いたらクラッチ離したらバッバッバッってエンジン、一発でかかるやんで~」

と身振り手振りのジェスチャーを交えて・・・

よくよく、その変な兄ちゃんを見ていると足元がフラフラでおぼつかない

「あ~、こいつ酒、飲んどるな!」だった

その変な兄ちゃんはクルマに乗ってもブツブツ言っていたが、どうやら仲間と朝まで飲んでいた午前様達だった

そして車中の変な兄ちゃんは窓を開けて「たいしょ、#$&%#¥・・・」

何を言っているか分からなかった

だが、どうして自身は変な兄ちゃん達と御縁を頂けるのか

それよりW1だ

エンジンも変な兄ちゃんのお陰で、すっかり冷めていた

気合を入れてキックを踏んでみた

2,3回のキックでW1は目覚めた

ここは無理をせずT-PADDOCK630ガレージに引き返した

早朝であったことからガレージまでは30分ほど普通に帰還できた

早速、W1の不調の原因を探るべく
診察台に乗せキャブを外し

そのキャブの外装を洗い

各部の詰まりそうな所も掃除をして・・・
再度、組み上げセットをして・・・

エンジンをかけてみる
診察台では通称、点滴用具にガソリンを入れて行う

なんか復活したと言うより逆にバラついている感がある

「まさか、電気系????」

念の為
以前に予備のコイルを買っていたので、それに換えて確認をしようとした

その交換のため、各配線を外しているところで
コンデンサーの+側端子が外れかかっていた

思わず「これとちゃうか!?」と、ほくそ笑む

そこからは以前のコイルまま配線を繋ぎ直し、セミトラの配線取り回しも見直し終了

だが、この原因でエンジンがヒート気味になるのか!?

またもや「う~ん・・・」だ!

エンジンをかけてみた!

すんなりかかった!

そして近所を試乗したが、いままで通りのWの走りだ!

その時、あの変な兄ちゃんの言葉を思い出した

「そんな時はキック、何回も踏んでセル回したら一発でかかるでぇ~」

何回もはキックを踏んでないが・・・

これってW1は変な兄ちゃん達に呪われているのか!?

T-PADDOCK630 T/Tatsumi

2024年6月13日木曜日

『Bike in the sky』#391 ボケ老人と変な兄ちゃんの関り

先週から今週にかけて兄の死に伴う遺品整理でバタバタだった

今は自身も気を取り直して普段の生活に戻りだした

普段の生活と言えば欠かせないのが月ケ瀬詣でだ!

先週は日曜が雨模様

土曜日だけが快晴だった
土曜日にしては久しぶりにお茶屋前は、そこそこのバイクが集まっていた

相変わらずのバカ話しは健在だ
ここでの会話は傷心には大いに癒やしになり元気をもらえた

その自身が乗りだした復活のW1Super Specialは慣らし気味でやってきた

もっとも気遣ったのが今までの話題に挙げたヒューズ切れによるエンジンストップだ

と言って「何に対してどう気遣うのか?」

そんな答えなどは、あるはずもないのだが・・・

ようは「ハラハラしながら乗っていた」と言う事だけだ

最もドキドキしたのが、いつもは帰りに通る「水間トンネル」を今回は行きの道中で走った

目の前に、その水間トンネルが現れる

トンネルに入る辺りで何故かドキドキしながら、そうっとキーをライト・オンの位置に捻る

ただキーを「そうっと・・・」と書いているが、よくよく考えれば「そうっと」回そうが「すっと」回そうが、まったく意味がない

そこにはヒューズが飛んでエンジンが、また死んでしまう恐怖からそんな行動になっているのだろう

結果!

何事も無くW1はライトも点灯しトンネル内をキャブトンサウンドを轟かせながら快調に走り抜けた

これは当たり前のことだったが自身には久々の「カ・イ・カ・ン」だった

そして月ヶ瀬から戻ったT-PADDOCK630ガレージの昼下がり

最近では当ブログの定番になっている「Buell復活作業」のPart6の様子だ
今回もIsh〇ドクターによる施術だが、今回は前週に綴った後方エンジンのヘッドから異音の原因を突き止めなければならない

早速、後方エンジンのヘッドカバーを開け、さらにロッカーアームのケースを取り外す
開けてみるとドクターの診断通り油がヘッドに回ってない様子に見える

ただ、当該Buellは長時間、当ガレージで待機状態のため油が下がっているだけかも・・・
よって先に外したロッカーケースをひっくり返しロッカーアームがプッシュロッドに当たる面も確認しながら原因を探る

この段階ではヘッド周りに油が回っている様子は微妙だが、怪しいとされたロッカーアームシャフト内の詰まりは確認できた

早速、パーツクリーナーで各部を洗浄と除去作業をかけ・・・
勢いよく詰りを取り除く

続いて高圧エアーで
詰まりを飛ばしながら綺麗に清掃をしていく

そこから次は
シリンダーヘッドにあるバルブ周りの油の潤滑状態を確認

素人目には「こんなもんか!?」というぐらいしか見えない

だがドクターは慎重を期して・・・
プッシュロッド先端の小さな穴からエンジンオイルを注入している

この作業を観て、先日まで自身もW1の作業で似たようなことをしていたが・・・

ビックリしたのは、このBuellのエンジンでは細いプッシュロッドの内部にまでオイルが回る構造になっている事だった

またもや「アメリカだぜ!」

そして次の画像
ヘッド周りの清掃も終わり液体パッキンをバルブケースヘッドに塗付している

だが、この画像では後部にのみ塗っている

けっして塗りムラではない

ドクターの経験値から編み出された裏技的な仕事なのだ

そして一先ず組み上げ、エンジンをかけてみる
エンジンは、かかった

後方エンジンのヘッド辺りから聞こえていた異音は消えたように感じれた

だが、しばらくして・・・

しっかり聞いているとエンジンの腰下からの異音が発覚

それを受けて、ドクターは「オイルポンプがあやしいなぁ~」だった

自身も、ここまでのドクターの作業を観ていて・・・

一つひとつ、問題を消していきながら本命を探し出す手順はプロ並み!

いや、それ以上とさえ思えた(ちょっと誉め過ぎか!?)

だが、自身はエンジンを全バラまでして同様の作業をしたのはHONDAのCL77とモンキーZ50Z、CB50ぐらいの、どちらかというと軽量級のバイク達だ

よって、Buellのような超重量級バイクは部品点数も多い事から、やはり躊躇するだろう

でも、今回のBuell復活劇は見ものであると同時に、たいへん勉強にもなる

そんなことを自身が思っている最中で当日のドクターは作業は終えた

ところが自身には超めんどくさい仕事が待っているのだった

それはNSUのリアスポーク

と、その前に明くる日の雨模様の日曜午前

自身の携帯が鳴った

また、セールス電話だろうと思っていたが番号を見ると、そうでもなさそうだ

出てみると・・・いきなり一方的に話し出す

「今、阪奈道路の象印の近くでチェーンが外れましてん!治して欲しいんです!」

と悲壮な感じで喋っている

自身は「うちは修理はやってないんです」と断りにかかる

すると

「チェーンつけるだけなんですけど工具も何も持ってないんでお願いしたいんです」と言う

なんかマジで困ってそうにも聞こえた

そして電話の相手は話しを一方的に続け・・・

「もう、そちらの近くまでバイクを押しながら向かってます」と言う

「え~!」と言いながら携帯をもってガレージから外へ出た

通りから阪奈道路の方を眺めると合羽を着た長身のおっさんがこっちに向かっているではないか

自身は思わず手を挙げて相手に「こっち、こっち」と合図しているではないか

そして仕方なくガレージに入れたがバイクでチェーンが切れるではなく外れる状態を観たのは初めてような気がした

バイクはスズキのボルティという250㏄だった

ナンバーを見るとなんと世田谷だ

そのボルティだが、車種が分からないほどコテコテで油まみれの泥だらけ

明らかに整備不良によってチェーンも外れたような感じだ

修理は30分ほどで終わったが、チェーンを取付け適当な緩みを持たせてリアタイヤを回すとチェーンの張りは適正な所からパンパンに張ってしまったり

明らかにおかしい

確認すると、エンジン側のスプロケットの芯がオーバル状になっているような気配だった

一先ず、これで乗れるようにしたが早急に修理を進めた

そして「いくらですか?」と尋ねてきたので

「いやいや、応急だけやからエエよ!」と伝えると・・・

「そしたら今度、お礼に改めてきます」と言う

それは困ると思い

「じゃあ、千円でエエわ!」と伝えると

もぞもぞとパーカーの内側を探り財布を出そうとしている

そして「え~、財布忘れてますわ」と、吉本の喜劇かと思えるボケた話だ

「それやったら免許もないんやろ!もうエエから、はよ仕事に行き!」と追い出した

なんか人は良さそうだったが、あまり関りたくはない人物だ

でも、なんかまた来そうな気配がする世田谷ナンバーに乗る東大阪の変な兄ちゃんの一幕

さ~て、気を取り直してNSUに掛かろう
先日のW1ミーティングと、その後一度だけ月ヶ瀬に乗り出し、お手製のリアフェンダーが飛んでいったことは以前の記事で挙げた

その修復で代替フェンダーをどうしようかと悩んでいる中でリアタイアを外しにかかった

リアのアクスルシャフトを抜き、リムごとタイヤを外そうとした時だった

何気に手を掛けたスポーク部分の1本がグラっとした感覚だった

「うん?」

確かめると、ドラム側の根っこで1本が折れていた
「え~っ!なんでまた・・・」

たかが1本のスポーク!

それを換えるだけだ

だが1本であっても交換するには、ほぼ全部のスポークを緩める

そこから新しいスポークをリム側に入れる間際は周りの数本のニップルを外さなければならない

そして交換後は全てのニップルを仮締めし、リムの振れを無くす作業

いわゆるセンター出し作業はマイクロゲージを使いながらのシビアな作業が大変なのだ

このNSUの車体は70年前と相当古いバイクだが前後のリムは、たぶんだが30年~40年前の比較的新しいモノ

とは言っても、その年数のアルミ製リムは歪みなど相当ダメージもきている
一先ずセンターは出たが、スポークの張りの強度にバラつきがあると再度、折れる可能性は残る

そこが、この手の化石車にとっては胆なので、今回の締付は特に時間を割いた

とは言え、スポークが折れることは、そうそうない

だが何度やっても、このスポーク交換は面倒なのだ

そして一先ず組んで車体に取り付けた

・・・うん?

取付けてしまった?

「あ~、フェンダーを付け忘れとるがなぁ~」

今日もまた、老化によるボケと戦っている

T-PADDOCK630 T/Tatsumi

2024年6月6日木曜日

『Bike in the sky』#390 兄ちゃん、ありがとう!

先週はW1の腰上オーバーホールが一通り終わり、週末には月ヶ瀬に乗り出せると思っていた
オーバーホール完了後、全ての灯火類もチェックして実走テストも済ませている

ところが、その週の金曜日夕方にW1のエンジンをかけ再度、チェックをしていたら・・・

W1のキーシリンダーは2段階になっており1段目にキーを回しエンジンがかかると日中の通常走行モードになっている
またエンジンが、かかったままキーを2段目に回すと夜間モードで前後のライト類が点灯した

ところがだ!

かかっている状態のエンジンを止めようとキーを2段目から1段目に・・・

そして1段目からOFFのポジションにキーが回り切るか、切らないか辺りで「バシュ!」と嫌な音を発してエンジンは止まった

普通にキーをOFFに回してエンジンが止まったような感じではない

即座に再度、エンジンをかけようとキーを1段目に回したがインジケーターのランプ類は点灯しない
画像のメーター間中央に配される2個のランプだ

当然、キーを2段目にしてもランプ類は全て点かない

「ヒューズが切れたなぁ~」と呟いているが、切れ方が「バシュ!」と嫌な音を発していた
一先ず20Aのヒューズを換え、再度キーを捻るも、瞬時にヒューズそのものが「パチッ!」っと音をたて切れている

「う~ん・・・これはどこかの+側配線がフレームか何かに接触してショートしとるなぁ」

そう検討をつけ時計を見たのだが、当日の作業時間は17時を回って既に終了?している

早く作業を終え、風呂に入り、晩飯を食って・・・そして韓流ドラマを見て・・・寝る

と、毎日のスケジュールはビッシリなのだ

そんなこんなで翌日の月ヶ瀬ミーティングは、しばらく振りのBeckで行ったが信者ライダーは僅か
よって当日は月ヶ瀬から針テラスにも行った

その針テラスでは
久し振りにYmg〇さんに会えた

一先ず元気そうで何よりだった

Ymg〇さんは以前にはフロントに奇怪な仕組みを持つ「テージだったか?」にも乗っておられたが今はツアラーのBMW1250だ

乗り味を聞くと「・・・・・・」と、満足しているようだった

そして自身は針からガレージに戻ってW1のヒューズ切れを直さなければならない

だがヒューズ切れの原因箇所を探せども、なかなか特定できないまま、また翌日に持ち越し

その翌日は天気予報が曇り一時雨模様であることから「どこでもバイク」のシェルパで早朝開催の月ヶ瀬ミーティングに行った
そのシェルパ!

T-PADDOCK630では唯一、現行車と言われるバイクだが「楽しさ」だけにフォーカスすれば

街乗り、林道、峠道、高速道路を問わず、「どこでもバイク」の楽しさを味わうことができる

まさにマルチパーパスなのだ

そこには
マフラーをスーパートラップに換えていることが大きい

そのスーパートラップはエキパイとのジョイント部に微妙なR状のパイプを加工して繋ぎ、四苦八苦の末に取り付けた力作なのだ

その甲斐あって加速時、アクセルワークで開けた時の弾けるような排気音

引いてはエンジンブレーキなどでアクセルを戻した時の吹き返し音は真にレーシングカーばりの痛快な音を奏でてくれる

乗り物の、そそる排気音は大事だぜ!

ただ一般道では周りへの配慮が必要になることは間違いない

そして話を月ヶ瀬からの帰りの道中に戻すが、阪奈道路の東生駒インターから大阪方面に向かう辺りで空から水滴が・・・ポツポツっと・・・

そのポツポツっと感じた刹那

次の生駒インター辺りに差し掛かったところで、いきなり「ザザザザ、ザ~っ」と大粒の雨

バケツをひっくり返したどころではなく、お風呂の水を何杯も一気にひっくり返した様子で降ってきたではないか

一瞬で、ビッショリと濡れてしまった 

ちょうど目の前にENEOSのスタンドが見えたので思わず、そこに退避をした

そして、ものの数分で雨は小降りになったので、ゆるゆるとガレージに戻った

まぁ雨を予感してシェルパで出かけたのは賢明な判断と言えよう

戻ってシェルパをチェックしても普段と何事も変わらない様子で愛機は休んでいた

こういう感覚が、自身は旧車とは違った感覚でシェルパが可愛いのかもしれない

そして、その日は前日のPart4に続きBuell復活のPart5でIsh〇ドクターがやってきた
先週までのクランケース内のシフターリンク?交換作業に続いて新品パーツのフライホイルも届き、その交換作業だった

その間、自身は前述「W1ヒューズ切れ」の再度の原因探りをしていた

横にはBuell復活作業をしているドクターがいるので・・・

自身から「ここの箇所は怪しいことないか?」と、ヒューズ切れの質問を投げると・・・

ドクターは手を動かしながら「いや、関係ないと思うわ!」と、即答!

そんな繰り返しで時間が流れた時・・・

「お~っ!ここちゃうかぁ~」と自身はニンマリする

その原因部をカットしてドクターに見せた
ドクターはニヤッとして・・・「うん!それやわ!」と断定した

自身は「もうちょっと他も探したほうがエエかな!?」と何気に聞いてみた

するとドクターは「いや!それで間違いない!」と、断言したではないか

こういう自信はどこから出てくるのか!?

そんなことを思っている間でもドクターは手を止めていない

ドクターはパーツの交換作業が終わりケースカバーを組み終えたところで、ここからビックリする作業が待っていた

その作業を自身も手伝うことになったが・・・

その作業とはフライホイルを組んだ中央の左回りで締め付ける逆ネジの40mmぐらいはありそうな大きなナット

それを締めるだけの作業

だが何がビックリなのかと言えば、その締付トルクがなんと220Nmなのだ

一般的なクルマのホイルナットの締付トルクでも多少、差はあるが100Nm前後だ

あまりの大きなトルクの為、一人作業でトルクレンチを締めようとするとレンチがコチッと音を立てる前に車体が傾き倒れる恐れがある

よって自身はドクターがレンチに荷重を掛ける際にBuellを支える役目だった

こんな大仰な作業は「やっぱ、アメリカだぜっ!」の境地だった

で、クランクのシャフトの締付け作業は無事に終わりBuell復活作業の第一部は終了だ

続いての作業はIsh〇ドクターいわく、後部エンジンヘッド辺りから聞こえる異音

その異音がヘッドにあるロッカーアーム周辺に「オイルがキチっと回っていないのでは」

と、聴診器による診断からだ

よって次のBuell復活作業はヘッドを開けての作業編、第二部になる

そして自身はW1のエンジンをかけ、近所を2、3kmほど再度テスト走行をしてみた

たぶん、これで大丈夫だろう・・・そう願いたい!

ここで話題はゴロっと変わって恐縮だが、自身の兄の死去に伴う遺品整理に行ってきた

兄の奥さんである義理姉の手伝いもあったが、整理していると・・・

「出てくるわ、出てくるわ!」

価値を測る物差しがあっても「これはどうすんねん!」と、ゴミ屋敷にも似た感覚になる

先発として価値判断の為、一部を一先ず持ち帰った

まず
1年ほど前に買ったばかりで乗車回数も3回ほどという、Panasonic製の電動自転車

次はレアなのか
任天堂のファミコン

中身を見ると
「え~っ!新品のままか!?」に見える

続いて
ラミネーターと言われる紙面を保護するもの

これも新品状態

思わず「なんでこんな器械があんねん!?」と思っていたが兄はカメラが趣味であった

たぶん撮影した写真をフィルム保護するために購入に至ったのか・・・

そのカメラも
Nikon製の一眼レフと右のNikon製デジタルカメラ

さらに
アンティークなカメラバッグと望遠レンズ、その間に写るのは観劇などで使うオペラグラス

またちょっと特殊な
スライド映写機?

なんでこんなモノがあるのか?不思議でならない

そして
1960年後半から1970前半にかけてのLP盤レコード

左の「ペレス・プラード」や「ハング・オン・ラムゼイ・ルイス・トリオ」などビートルズの来日で日本も一躍、洋楽ブームの勃興期を迎えていた

そんな時代で兄は音楽やファッションを先取りするように青春をしていたのかもしれない

そのモノ言わぬ生き証人も見つかった
1950年代にアメリカン・カレッジ・カジュアルのIVY(アイビー)を日本に拡げた先駆的企業のVAN・JAC(ヴァン・ジャケット)社

そのVAN・JACのショッパーだ

今でもVANの残党?が製品を作って販売しているらしいが、この画像のショッパーが当時モノかは不明だ

ただ兄は生粋のIVYファンであり、また亡くなる間際までトラッドボーイだった

そんなことから、このショッパーは当時モノだと思いたい

そして、まだ一度も履いていない・・・
新品のデザートブーツやコンバースのハイカットなどなど

こんな遺品を眺めていて・・・

乗る前に、使う前に、履く前に・・・

兄はどんな思いで、あの世に逝ったのか・・・

T-PADDOCK630 T/Tatsumi