2024年3月14日木曜日

『Bike in the sky』#378 何事にも心掛けが良いと・・・

「人の不幸は蜜の味」が自身に降りかかる世間の期待が高まる中で先週のブログは終わった

それは届いたVespa Car P50の外品ブレーキシリンダーの件だ

上画像の外品シリンダーは当方のP50に適合するのか、もしくは否かになるのか

と言うのも発注は掲載されていた画像判断だけの、大袈裟に言えば一か八かの勝負だった

だが適合しなければ文字通り「人の不幸は・・・」になる

残念ながら?当該シリンダーは「人の不幸は蜜の味」にならず完璧に適合した

こんな瞬間は「俺は普段から何事にも心掛けがエエからや!」と、ほくそ笑む!

早速、取付てみた画像だ
購入時、シリンダーの適合型式は掲載されていたが当方P50の型式は記載には無かった

上述の通り、画像判断だけのダメ元で発注をしたが届いたのは元々の純正品と何ら変わらないシリンダーだった

よってダメ元も取り越し苦労に終わったが、自身は大満足だ

取付後のドラムパネル裏側
エアー抜き用のノズルが新品を誇示するように銀色に輝いている

またノズル下に写るブレーキオイルのパイプラインの取付口もキチっとフィットして漏れは無い

更に続きの作業はブレーキオイルのタンクからシリンダー間のエアー抜きをして完了
この作業は一人では完璧に行えないが、出来る範囲で試みる

その内容は、たびたび述懐しているが、本来はパイプライン内のエアー抜きは二人ひと組で行う(今時の乗り物については不明)

上画像の下に映るバキューム機を使ってパイプライン内のエアーを抜きするが、その前に運転席のブレーキペダルの踏み手の代わりになるツールが必要になる

そのツールとは・・・
ブレーキペダルを数回踏み、ペダル位置が最も硬くなった時に画像のような木材をペダルにあてがう

そして木材の反対側はキャビンの壁にグッと押し込むようにあてる
(この時の注意として木材の長さは適正な寸法を求められるが詳細はまたの機会で!)

この状態でバキューム側のレバーを押せばエアーは「ブシュ~~」と音を立てて抜ける

同時にバキュームタンク内にブレーキオイルも吸い込まれて溜まる

この段階でペダル側を確認すると木材は床に落ちている

これを数回繰り返すとペダルから木材は落ちずに上画像のようにFIX状態なる

この状態でエアーは完璧に抜けたとしている

そして当方の結果は
ブレーキオイルタンク内のオイル量レベルを確認すると10~20ccの減少でフットブレーキを数回、踏み込んだ時の沈み込みは浅くなっていた

やはり新品シリンダーの密閉性が効いている

そして今回、P50のタイヤも気になっている
左右の後輪は11年前のけっこう古いタイヤを履いていた

近所をチョコチョコ走る程度の頻度で、あまり気にもしていなかったがサイドウォールを視ると、ひび割れが各所に

フロントタイヤも然りだ

そこには昨年のCB77転倒での反省がある

その原因はタイヤ管理の杜撰さが招いた必然的なことだった

よってP50のタイヤを新品で発注することになるが・・・

「うん?ちょっと待てよ!」

「せっかく換えるんやったらタイヤサイズを換えても・・・」

ということで・・・

P50の本来のタイヤサイズは3輪全て3.50-10サイズだ

だが当方のP50は購入時から後輪に4.50-12を履いていて少々マッチョな雰囲気だ
これはこれでアテンションを上げるには一役買っている

だがノーマルに戻した雰囲気も見て新品のタイヤを決めたい

なのだが雰囲気を見るにもノーマルの10インチはフロントとスペアタイヤしかない状態

よって後輪を10インチで使ってしまったらフロントをどうするのか?

こんな時は月ヶ瀬だ

「Vespa大好き人間」のHin〇さんが月ケ瀬に来てくれるのを期待して先週、行ってきた

少し脱線するが先週の月ヶ瀬
何回も報じているが、ここ最近の月ヶ瀬はバイクが少ない

それも今までの常連メンバーが特に少ない
今までであれば、お茶屋前はバイクでギッシリだったが・・・

すると、そこに連絡も入れていないのに・・・

まさか!

上画像のバイクの右から2台目に止まっているスクーター

またしても「俺は普段から何事も心掛けがエエから」の期待通りHin〇さんがVespaで来た
来るなり早速、このVespaのホイルをチェック

そして
「このVespaのホイル、予備で譲ってもらえるスペア持ってる?」と聞いてみた

「うん!ありますけど・・・」

と、毎度の人の良さそうな受け応えで裏付けを取ることができた

話を戻して

裏付けが取れたので早速、リア側をスペアタイヤも駆使して一先ず10インチにしてみた
そしてフロントは12インチ

後下がりで「これも有りかぁ~??」と・・・

バックからでは
う~ん・・・

なんとも・・・
アップで眺めてもメッチャ貧相なスタイルだ

どこから眺めても・・・だ!
まぁ、これで良しとしてもフロントタイヤは・・・

フロントは現状では12インチしかない
12インチではハンドルを切った時、タイヤがタイヤハウスに干渉して不可だった

ということでプランとしては

①イメージチェンジとして3輪全てオリジナルの10インチ仕様
②今まで通りのマッチョ仕様の後輪12インチ、前輪のみ10インチ

の2択になった

結論として今まで通りの②案でいく事にした

ただ、今後のことも踏まえHin〇さんに依頼した10インチホイルは譲ってもらうことにする

そして一昨日、タイヤを後輪2本、前輪1本をオーダーした

今、バイクの部品類もけっこう値上がりしている

今回は前輪が2720円とそれほど「高くなった」とは感じなかったが、後輪が2本で14270円

1本では7135円と、このサイズのタイヤとしては少々「高くなった」印象は拭えない

「俺は普段から何事も心掛けがエエから」

ここは5000円ぐらいのタイヤを期待したが・・・

その神通力は及ばず甘かった

T-PADDOCK630 T/Tatsumi

2024年3月7日木曜日

『Bike in the sky』#377 古い乗り物は手間かけてなんぼ!

先週は「せこい」に因んだ記事を書いた

そして「せこい」を「エコノミー」と身勝手な解釈でブログを終えた

だが「せこい」は直訳として、やはり「貧乏くさい」とするのが腹落ちする

その「せこい」と「貧乏くさい」の狭間で先週から手を入れていたのがW1Sだった

そのW1Sは昨日、仕上がった
ぱっと見は「どこが変わった?」と思われるが、シートをヴィンテージタイプのレーサー風に戻した

直前のシートは取付の為のステー類が一切ない汎用のシングルシート
よってフェンダーレスにし、シートはステーを自作してフレームにボルトで取付けていた

またフェンダーレスのためテールランプもシート後部にルーカスタイプを軽量化して装着

そして今回のテールランプも・・・
軽量化したルーカスタイプから質量を感じるアルミダイキャストのWM製に換装した

やはりW1にはフェンダーもあり、どこかモッチャリ感があったほうが似合うような・・・

3月に入ったこともありT-PADDOCK630最後?の重量車W1もそろそろ月ヶ瀬に行けるぜ!

その3月の3日、ひな祭りの月ヶ瀬

まだ気温も低く月ヶ瀬メンバーは10人にも満たない
それでも常連の中の更に常連メンバーは僅かの陽だまりで毎度の「月ヶ瀬新喜劇」の練習中?

「月ヶ瀬新喜劇」は毎々話題にしているが、これは現地で見聞しないと、その面白さやバカ話加減は伝わらない

是非一度、聞きに来られることをお勧めする

そんな中でも、こういう乗り物には自身はクギ付けになる
同じ3日の月ヶ瀬に雪原仕様にカモフラージュされたサイドカーだ!

たしかURALだったと思うが、乗り手は月ヶ瀬常連のMiy〇さんだ

このサイドカーは、同Miy〇さんが

とあるサイドカーショップを?

間もなく?

買い取って?

リ・オープン?

される?

予定の?

そのサイドカーショップから?

借りて乗って来たとの事だった

この情報は?(クウェッション)ばかりで正確性には自身は責任を持てない

だが言いたいのはサイドカーという「非日常」的な乗り物は自身も大好物だということだ

それも最近のスーパーカー等の高額な非日常車とは違い、誰でも手が届きそうだが乗るのにテレも含め相当勇気が必要とされる

そんな乗り物には自身は惹かれる
水平対向のエンジンが更に雰囲気をアテンションアップ

ヘルメットを置いている荷台下の丸いアーミーカラーのカバーの中は・・・
スペアタイヤが入っているのだろうが雪原の為のカバーが、なんともソソられる

ハンドル周り
計器は速度計のみだが表示が特異だ

メーター内、外側の表記はKmだが内側の楕円にした表記はmileのようだ

またガスタンク中央には謎のメモが貼られている

「ドレン 10N」

オイルパンのドレンボルトの締め付けトルク?なのか?

「うん?ちょっと緩すぎないか?」

まぁ所詮、他人事だ!

こんな失礼ながらゲテモノな?乗り物には
やはり人は寄って来る

画像のご老人はお御足が少々、ご不自由なことで杖を突いておられたが繁々と・・・

「子ども時代の戦後間もない頃は、こんなサイドカーを街頭でも、よう見かけたのぉ~」

とでも言いたげに懐かしそうに見ておられた

いや!

「わしも乗せてくれよ!」とでも言いたげな・・・

だが自身はバイク、クルマを問わず今時の乗り物には、あまり食指が動かない

また世間の「旧車ブーム」にも、何か違和感を感じる

そこには・・・話は逸れるが・・・

「旧車ブーム」という言葉が気に入らないのかもしれない

というのも乗り物の値打ちや時代背景も解らず「ブーム」に便乗して購入する人が多い事だ

中にはブローカーが手を出してCB750やZⅡなどが、あり得ない価格で取引がされている

この様な購入のパターンが「何か違う・・・」と自身は思うのだが・・・

こんな事を言ってると「ほっとけ!」と言われそうだ

そんな事を思いながらブツブツ言っているところに・・・

とある荷物が届いた
以前に画像のVespa Carの後輪からブレーキオイルが漏れている内容を記事にした

そのオイル漏れ箇所が・・・
ブレーキドラムを開けた画像の下部に写るシリンダーからだ

そのシリンダーが、なんと新品でネットに出ていた

それが僅か2日で届いたのだ
ただT-PADDOCK630のベスパカーに適合している確証は得ていない

ただ適合しているシリンダーはイタリアに発注は、してもらっている

だが届くまでには半年以上はかかる

少し前まではシリンダーからのオイル漏れも滲む程度で、騙しだましは乗れていた

だが最近では騙しだましでは済まない滲み方になってきている

そんな時に一か八かのシリンダーを見つけたのだ

こんな見つけた瞬間も古い乗り物を持つ身には、宝くじが当たったような気分になれる

早速、届いた現物を見る限り、なんとか使えそうだ

最近は、とかくT-PADDOCK630の乗り物に些細な故障が出る

こんな話は「人の不幸は蜜の味」と喜ばれるらしい

だが今年の自身は運だめしも手伝って「ラッキー」に変えたいと思っている

さぁ~、そうなるかなぁ~・・・

T-PADDOCK630 T/Tatsumi

2024年2月29日木曜日

『Bike in the sky』#376 俺ってセコイのか?

本日で2月も終わりを迎える

今年は閏年ということでもあり、2月は1日多い

なんだか1日を得した気分になる

だが得したと思っていた2月、自身はあまり生産性の高い日を過ごしたとは言えない

相変わらず、せこい日々を過ごしている
T-PADDOCK630ガレージのオフィスの冬場は上画像のストーブが大いに活躍してくれる

このストーブは結婚して間もない頃、今から48年前になるだろうか

自身がビジネスを習得するため「丁稚見習い」で収入も月8万ぐらいの時に購入した

そんな思い出のストーブであることから捨てられず、未だに暖を求める冬場に活躍してくれている

だが広いガレージでは、このストーブはパワー不足で特にデスクワークでは指先が冷たい
よって更に、せこく、作業用の軍手の指先をカットして・・・

でも自身は重宝?している

やはり化石になりつつある昭和の人間だ

その昭和で記事を本題のバイクの話に戻そう

今回は今年二回目のW1Sの話だ

T-PADDOCK630の中でWは最も長い所有歴を持つ

最初のWはシングルキャブ仕様でSがネーミングに付かない、ただのW1
自身が高校2年頃だったと思うが当時、母親が通う近所のお医者さんから譲ってもらったW1

このW1で友人と2台で大阪からオール陸路を山陽、九州一周、そして山陰から大阪へと西日本を一週間をかけてツーリングした

そして社会に出て独立後は、しばらくのブランク中にBSAのロケットゴールドスターにも乗った
自社の商談室にて(ビジネスの場には不謹慎だが当時、自宅に保管場所がなく止む無くだ)

そして事業が軌道に乗り始めてからノーマルのW1Sとトレード
1986年頃だろうか、今度はツインキャブ仕様だ

う~ん、土建屋のオヤジっぽい風体でアパレルの人間には絶対見えないのがなんとも・・・

このW1Sに乗り始めてから暫くして、とある方が・・・

同じWだが機種はW1のSAをカスタムして乗っておられた
この写真をバイク屋のおやじさんに見せてもらった

「え~、メッチャかっこええですやん!」

そこから、このカスタムパーツを譲ってもらって自身のW1Sに装着した
ムードが変わるとツーリングバイクと言われるWでもサーキットは走ってみたくなる

たまたま、元TIサーキットで走行会があるということで参加した

周りは現行車ばかりだったが、やはりサーキットは格別で楽しかった

そこから、もっと英車風にしたくなり・・・
フロントにビキニカウルも装着

だが、ここから問題が発生

それは譲ってもらったロングタンクがファイバー製ということで、しばらく乗っていると振動でタンクに微妙なクラックが発生

同じく微妙にガソリン漏れの現象が生じた

それでもFRPの補修剤等で長らく騙しだまし、このロングタンクを使っていた

とは言え、その頻度が高くなってくると気分も冴えない

よって現状のアルミ材によるタンクをワンオフで造ってもらうことにした
話が長くなったが、ここまでがT-PADDOCK630の掻い摘んだW1ストーリーだ

今回の本題はここからで、現在まで使っていたWのシートは別に使うところが出てきた

よって、Wを以前のスタイルに戻す必要に迫られた
シートを外すとリアがスッキリして、なんとも軽快感がある出で立ちだ

バックから観ても
フェンダーが無い分、軽量化には貢献している

だが次のシートは、以前のシートになる
ただ、シート裏を補修しなくてはならなかった事を忘れていた

一先ず応急処置をする
実際、使ってみないと何ともだが・・・

そして今まで使っていたテールランプはフェンダーレス用

今回のテールランプはフェンダーに載せるタイプ
懐かしいWM製のテールランプだが・・・

そのテールランプをのせるリアフェンダー
この純正のW1Sのフェンダーは、やたら重たいのが少々ネックだ


そして
取付けてみたが、明らかに重たそう

それでなくても70歳を超えて日に日に体力が落ち、Wのスタンド立てるのにも一苦労

であるのに逆行するとは・・・

このリアフェンダーの取付には、さらに重たそうなステーまでが必要になる
ここまで来ると自身は、マジで軽量化時代とは逆行している感が満杯になる

やはり冒頭の「せこい・・・」の気運がMAXに達している

まぁ、一先ず取り付けて乗ってみよう

だが「せこい」は時代的には「エコノミー」で時代にフィットしているではないのか

調べてみた

「Small」と出た

別には「Stingy(みみっちい、ケチ)」や「Petty(せこい、軽薄)」などで、なんとも落ち込む意味ではないか

ならば間違った解釈のままの「エコノミー」としておこう

たぶん「だれも気がつかんてっ!」

T-PADDOCK630 T/Tatsumi

2024年2月22日木曜日

『Bike in the sky』#375 チューンド・バイ・・・

先週は月ヶ瀬での「笑ネタ」を久々に記事にした

だが、またもや笑ネタ満載の御仁が久方振りに月ケ瀬にやってきた

その御仁は
上画像、ベンチ奥に腰掛けられているTan〇さんだ

マジで久しぶりにお会いできた

当日の月ヶ瀬への道中は曇りながらも気温は10℃越えで快適にバイクには乗れた

そんな事情からCB77で出陣したが月ケ瀬界隈まで来ると雨がシトシトで路面は完全ウェットだった

それでも先着ライダーは5,6人ほどいた

だが上述のTan〇さんが一人参加するだけで10人分に匹敵する話題を提供してくれる

当日の話題はTan〇さんのお家芸?

バイクの「とっかえひっかえ話し」だった

その内容はやはり以前と同じで、とあるバイク屋に行き、即決現金でバイクを買う

そして一週間ほど乗り・・・

「オモロないわ!」と文句を言って乗り換えをする

おまけにバイク屋に言いたい放題の罵詈雑言?までを放っているとか

で、また違うバイクに乗り換える

普通ではあり得ない購買パターンだが、逆に考えればバイク屋にとってはこの上ない上顧客なのだろう

一度、Tan〇さんの買い付けシーンを見てみたいものだ

そんなところに、これまた「笑ネタ」を持つIku〇先生が先週に続いてやってきた
到着が遅れたIku〇先生が笑い話に参戦すると・・・メンバーから

「月ヶ瀬当日の天候の連絡係が、こんな遅う来て何考えてねん!」

と、皆から責め立てられる始末

この辺の絡み合いが関西っぽくて自身には楽しく吉本新喜劇を観ているより面白い

そして先ほどのバイクの「とっかえひっかえ話」は違う方向へとドンドン、エスカレートをしていった

その月ヶ瀬は笑い話を聞いている最中もシトシト雨が降ったり止んだりだった

しばらく様子を窺って自身は帰路につくが帰りのコースは往路と違い、昨年同2月のCB転倒コースをチョイス

そこには往路は「雨で路面がもっと濡れているはず」と断定した

よって復路の気象は月ヶ瀬界隈の過去のデータ?から「逆に南部は晴れているかも」となる

結果、選択はビンゴだった

またCBは以前のレーサータイプから現状は
スタンダードなCBに戻している(昨年夏の画像)

それ故、乗車姿勢が比較的に安定し乗り易いこともコース選びに大きく影響したと思われる

話は逸れるが、このCBのキャブはレース用の「GPキャブ」を装着していると常々言っている

そんなGPキャブのセッティングで随分悩まされていることも記事にしてきた

そのキャブでパーツがオークション等で探せるのか暇に任せて探してみた

出てきたのは、なんと・・・
(オークション画像を借用)
あのヨシムラが手を入れチューンされたとしたCBのGPマシンだった

そしてカウルを外し、エンジン部にフォーカスした画像を見て
「お~!俺のCBと同じGPキャブやないか!?」  (オークション画像を借用)

と、自身のCBのキャブが「パッチもんやなかった」ことに再認識をした
自身はこのキャブを34,5年前に新品で購入したが、当時は価格もあって少々、躊躇した

と言うのも非売品ゆえ、またレースをしていたわけでもなくGPキャブと言われても現物を見たこともなかった

だが、このキャブを手に入れた方を信じて購入した経緯があった

ただ、このキャブを装着して乗ってみて、明らかにそのパワーの凄さには驚かされた

ツーリング時で周りがW1などの大型車と信号待ちのシグナルレースではスタートダッシュで互角、いやそれ以上の速さを体感できたことはその証左と言える

そんなシーンは今となっては懐かしい一幕だ

で、このヨシムラ製CR72はオークションでは100万スタートの超安値?で出品されていた

出品者はお父様の遺品?だったのか、バイクにあまり興味もなく整理として出品されたようだ

だが当初は、なかなか入札者が現れずだったが締切後、約160万ほどで数人の競り合いで落札されていた

もっと競り合いになり「高額で落札されたのでは」と少し結末が楽しみだったが・・・

と・・・気楽な日常を自身は満喫しているが、今の「家付きガレージ」に越してきて、間もなく20年に差し掛かろうとしている

自宅もだが特にガレージは随所に乗り物好きには絶対欲しいであろう設備等とスペースを備えている

多分に「猫に小判」的な部分もあるが自身は超満足な遊び場だ

それ故、一般的なところはけっこう手が行き届いていないことも多い

そこで以前より気になっていたモノの造り直しを始めた

先日は玄関のオブジェから始めた
この画像は自身の長男が経営する美容室の玄関だが・・・

なぜにウィンドに「T-PADDOCK630」の屋号が入っているのか

また、何ゆえゴリラがお出迎えになっている?

「美容室にゴリラ」とは意味不明だが・・・

まぁ、このウィンドがキッカケで我が家も玄関を手直ししようとなった訳だ

と、言ってゴリラなどのオブジェは無いし・・・

そこで思いついたのが「傘立て」だった

早速造ってみた
ガレージ内の在り物金属を使い、溶接しまくりで造ったが材料代はゼロ円だ

4本の支柱は錆びた鉄筋材を使い9本の笠が喧嘩しない様に、同じく錆びた番線?をマス目にして出し入れし易いようにしてみた

それをガレージ横の螺旋階段が玄関になる所に置いてみた
四隅の鉄筋材の上端は、剝き出しで危険なため先端部に太めの針金を巻き付けるように溶接で固定した

そしてアンティークっぽく見せる為、わざと波打たせたガードにした

既製品とは違った手作り感とヤレ感満載の傘立てができたが・・・

そして家人からは「ふふふっ」だけの評価だった

「う~ん、ちょっとやっつけ過ぎたか・・・」

ヨシムラチューンには程遠いぜ!

T-PADDOCK630 T/Tatsumi