2025年2月6日木曜日

『Bike in the sky』#424 歳を重ねて・・・

2月に入って間もないが、ここ最近の寒さはジジィにはこたえる

よって2日、3日の土日も、まったくと言っていいほどバイクには乗っていない

早く気持ち良い春が来て欲しい・・・と願う

よって昨日までは、めんどくさい「確定申告」の書類作成で時間を費やした

だが、自身の性格ゆえなのか、ちゃっちゃと半日でほどで済ませてしまった

そこには亡き父の教えがあった

「戦は陣取り、仕事は段取り」

この教えは、もの心がついた頃から耳タコで聞かされていた

おかげで社会に出ても、起業をしても大いに役立ったと言えよう

そんな段取りで準備をしていたのがW1Sの車検だ
このW1はオリジナルと違って各所にカスタムが施されている

このままでは通常、車検は通らない

よってカスタムをした今から約30年以上前に「構造変更」を申請して車検には対応していた

さすがに、この手の申請は仕事で忙殺されていた自身には範疇外ということで当時お世話になっていたバイク屋のオヤジさんにお願いした

そのW1の車検も今回が自身にとって最後の車検となるだろう

そこには、かっての2000年問題ではないが、自身の「75歳問題」がある

特にW1のような約200kgほどの重量級バイクは、あと1年を無事過ごせば手放そうと考えている

そのあとに続くCB77やRT1,NSU、KLシェルパなどなどは車検はない

よって、W1が手を放れれば75歳までに随時、去っていくだろう

よくもまぁ16歳の小僧時代から60年近くも長きに渡ってバイクライフを楽しめたことは、この上ない幸せなことだ

しかし60年と語っているが、マジでびっくりするのは60歳を過ぎての12年間の速さ・・・
いや!その速さは今のT-PADDOCK630ガレージを手にした約20年間と言った方が、さらに早い実感がある

それまでは東生駒の自宅に掘り込みのガレージがあった
元々はクルマ用のガレージだったところだ

そこにバイクをキチキチに詰めても収納数は6台ぐらいがMaxだった

そして「整備屋ごっこ」をするには都度、バイクを外に出さなけらばならなかった

そのバイク達を外に出して・・・
マッハⅢKAのレストア作業中の画像だが、こんな状態で、ガレージの外が時おり雨が降ることもあった

そうなると大慌てで作業を中断し、ザっと片付け、外に出したバイクを順次、ガレージに入れる

こんな事があると趣味も趣味でなくなり、バイク達が可哀そうになる一幕もあった

そんなことが数年続いた訳だが、自身はここで発想が変わった

発想が変わった要因は省略するが、自宅とガレージのあり方を考えれば行き着く先は・・・

「家付きガレージ」を探すべく東大阪に自宅とガレージを構えたのがT-PADDOCK630だった
このガレージに越してきた当初は「自分色の遊び場」をコツコツと創り上げていくだけで数年掛ったように記憶している

それも越してきて7,8年はまだ現役で仕事をしている

仕事をしていても「早く土日にならないかなぁ!」と、ガレージばかりが頭をよぎる

こんな心境で仕事していれば「社業の業績に関わるのでは・・・」といった声もあった

だが、不思議のことに社の業積は毎年、倍々感覚で伸びていき、アメリカNYとビバリーヒルズに出店もした

その数年後はイタリア・ミラノやフィレンツェにも進出することになった

すると日本の業界でも話題になり六本木ヒルズや代官山などにも出店することができた

今から思えばプライベートな時間が充実していると、脳ミソが活性化され、仕事も楽しく、少々不謹慎な表現だが、遊び感覚でできていたように思える

こんな駆け足のような7、8年だったが自身は「もう疲れた!引退する!」と突然の引退宣言

これには社内をはじめ、スポンサー企業、商社、デベロッパー等々、銀行までも猛烈な反対や講義の声が挙がったが・・・

「いや!絶体辞めます!」

「企業のハンドリングは一番良いところで次にバトンを渡すのがベストです!」

と、我がまま満点で身を引いた

そして60歳でスパッと会社を引退して12年ほど経ったが、その12年間で他社の再建、美容関係、スケボー教室等と、すき間時間で若干の寄り道をした

それはそれで新鮮と同時に他業界を知ることで勉強にはなった

だが、それ等の時間の月日が去っていくスピードは、T-PADDOCK630ガレージを手にした20年も僅か4、5年に感じるほど速かった事だ

まぁそれだけ充実していたという事だろう

よってバイクやクルマなどの後世の「乗り物好き」には伝えたい事がある

「許されるのなら60歳で引退」を勧める

上記の様に「自分の人生」であるという事は「己の時間の使い方」を大切にして欲しい

但し条件はある

お金を掛け過ぎないことだ

できることは極力、自分でやること

その為の勉学と知識を持つこと・・・などなど

自身のガレージも規模の割にはお金はかかっていない
上画像はT-PADDOCK630の入口だが、ここには少々お金はかかっている

6枚の折れ戸仕様で、クルマの出し入れ等では折れ戸を畳めば広い間口にはなる

それでも「今時の30坪そこそこの建て売り住宅並み」と、だけ言っておこう

感覚として言えば「『お金がないと何もできない』という人間は『お金があっても何もできない』」という名言がある

真に冒頭の「戦は陣取り、仕事は段取り」にも相通じる

以前にも同様の記事を書いたが、その時のタイトルは「仕事はゲームだ!」と思う

たしかに「ゲーム」という表記は不謹慎に映るだろう

要は考え方であって、ただ遊ぶわけではない

もう一つの言い方をすれば「白鳥の振る舞い」」だ

白鳥は水面では優雅に見える

だが水面の下の見えないところでは足の水かきで一生懸命、水をかいでいる

これが影なる努力が大切という話だ

よって白鳥の振る舞いを、ただ真似るだけではアヒルで終わってしまうだろう

そんな偉そうなことを言っている自身は「アヒル」になっていることに、気が付いていないかもしれない

T-PADDOCK630 T/Tatsumi

2025年1月30日木曜日

『Bike in the sky』#423 軟弱者に光と功名が!

先週の記事は「軟弱者」で終わっている

その軟弱とは「寒い冬にバイクを乗ることに気が退ける状態」を指しているが、そのまま先週の土日も続いていた

CB77がタイヤ交換も終わって乗れる状態にも関わらず、安全を期してKLシェルパで月ヶ瀬に向かった
寒いと路面の状態も不安になるが、咄嗟の場合にはバイクの車重が軽ければ少しは最悪の難から逃れられる・・・たぶん?

てな理由でシェルパになった訳だが、せっかく乗るのだから・・・

で、ヘッドライト上部の・・・正式には呼称が分からないが「メーターフード」とでもしておこうか!?

そのフードに以前にも記事にしたシアトルのハーレーショップで見つけた「OLD SKOOL」のステッカーが貼ってある

その上に同じくアメリカ繋がりで「WISECO」のステッカーを貼ってみた

「う~ん・・・それがどうした?」ってな感想だ!

とにかく寒い中を乗る為、なんとか「新たな楽しさ」を求めての行動?悪あがき?だった

で、月ヶ瀬に着いた

当日は寒いわりには、さほど自身は寒さは感じなかった

たぶん加齢によって体感が麻痺しているのだろう
今年、二度目のバイクでの月ヶ瀬詣で!

先着メンバーは10人少々ぐらいだったか・・・

ただ上画像の一番手前に映る赤タンクのバイクが自身のシェルパだが・・・

そのメーターフードをしっかり確認すると、前日に貼った「WISECO」のステッカーはどこかに飛んでいって無くなっているではないか

なんとも、しょぼい出来事だ!

そして先着のメンバー
上画像、左に映るIshi〇さんとI〇さんも完全防備の冬仕様だ

また月ヶ瀬お茶屋前の早朝は、正面左に陽だまりができる
この陽だまりは冬場には、ほぼ全員のメンバーが集まって長閑なコミュニティと化す

そして明くる日の日曜

前の日の土曜と違って「心から寒い?」気候だった

よって自身はバイクではなく「軟弱者」に様変わり

乗り出しは、毎度のBeckで詣でた

だが・・・
なんと「奇跡の一枚」とでも表現しようか・・・

撮影者は月ケ瀬の何方かだったが、この画像をAsa〇氏が送ってくれた

自身はオープンで乗車したことから寒さ対策で頭には革製の「パイロットキャップ」を被っていた

それをお天とうさんが、ご覧になってBeckに後光を射していただいた

と、意味不明な解釈をした

だが、お茶屋前はメンバー以外のライダーもいて、寒いわりにはバイクは多かった

また逆のアングルでは
将来お世話になる?であろうMiy〇さんと愛車のSDRも・・・

また下画像の右に写る2ストバイクの画像は帰りがけのAsa〇さんだ
だがAsa〇さんが何度も何度も、ここでキックを踏んでいるがエンジンが始動しない

10回以上は、ゆうに踏んだであろうが「ふ~ふ~」息が上がり出していた

そこでピンチヒッターの〇〇さんがキックをさらに踏み続けてエンジンがかかる気配がした

ここまで来ると最後はオーナーのAsa〇さんが自らキックを踏みエンジンは元気よく目覚めた

自身も同じく2ストのRT1で、同様の出来事があり息がきれたことがあった

その際の助っ人はSim〇ちゃんだった

今回の、この現象は2ストバイクでは、冬場によくある現象だが一説によると冬場の空気が薄くなることから混合気も薄くなって掛り辛いとされている

う~ん・・・なんとも説得力があるような、ないような・・・

まぁ真偽は分からないが、そうしておこう!

そして自身もBeckで帰路についたが、帰りのルートは奈良公園を抜けて帰る

その奈良公園を通るルートは意外だがバイク、クルマを問わず最も早く阪奈道路に抜けられるのだ

ただBeckで帰るには奈良公園を抜ける際、とても恥ずかしいと同時に気分も良いのだが・・

それは奈良公園にはインバウンドによる多くの観光客でお祭り状態になっている

その群衆が見つめる中をBeckで通り過ぎる時はカメラとビデオの餌食になる

それほど目立つ乗り物だが、自身のガレージ近所にも最近見つけたクルマがあった
SUZUKIのスイフトだが、ボディカラーのビビットな黄色に合わせた細部は黒のみのディティールが絶妙だった

フロントグるリ、いや、グリルとホイル、インテークダクト、リアスポイラー、ドアハンドルなどなど・・・

そしてエンブレム類は全て除去し、アフターパーツメーカーのブランドロゴが各パーツにシンプルに加筆されていた

そして適度なローダウン化に伴って、品良く仕上がっていた

いや~、東大阪の、それも生駒山麓の田舎町に、よくぞこんな渋いクルマがいたとは・・・

あくまで高級車でなく普通のクルマであることが重要だ

東大阪も「Eastern Osaka」と功名を得て改変しなければならない時が来たのか!?

T-PADDOCK630 T/Tatsumi

2025年1月23日木曜日

『Bike in the sky』#422 軟弱者め!

最近、とんとバイクに乗っていない

NSUは先週にタイヤ交換を済ませたが、乗るにはまだまだ気温が低い

気温が低いとキャブがアイシングを起こして「パスッパスッ」と息切れを起こし満足には走れない

で、CB77はというと、リアタイヤがスリップサインで限界に達している

乗れないことはないが、一昨年の教訓から冬場は絶対的に止めておいた方が賢明だ

ではW1はというと冬場では重すぎる

さらにRT1やシェルパのオフロードであれば大丈夫そうに思えたが・・・

と、いろいろ難癖をつけているが結局のところ、寒くて乗りたくないのだろう

まぁ、なんと軟弱な人間になってしまったのだろうと我がことながら呆れている

そんな時は春先に気分よく走る為にバイク整備が最も向いている

その整備を行っている最中に、とある方からプレゼントが届いた
ハーレー店のショッパーに入ったオイル類だった

中身を見ると・・・
オイルだがパッと見た瞬間は、何用か分別がつかなかった

尋ねると・・・

「2ストの油やんか!?」と言われたが・・・

自身は容器プリントの外来語に惑わされて即座に返答できなかった

すると・・・「ベスパの油や!」

まだ実感が沸いていない、その刹那

「三輪車のベスパカーの混合用や!」

そこでやっと「あ~、そうなんや!ありがとう!」と礼を言う始末

なんとも情けない

脳までも老化のうえに思考が凍結していた

こんな状態では、やはりバイクには乗ってはいけない

そのオイルを届けてくれた御仁は毎度のIshi〇さんだったが御仁は最近、スクーターのベスパを手放した

それ故、不要になった2STオイルとワイヤー類を届けてくれた訳だ

だが、現在の当方の三輪ベスパカーは今のところ快調に走っている

それよりCB77のリアタイヤ交換が急がれる
そのCBのタイヤはTT900たが、先週に履き替えたNSUのTT100の高値が頭を過ぎった

「たぶんTT900は2万ぐらいはするんちゃうん?」と覚悟をした

だが、それは杞憂に終わった

TT100より僅かに高いだけだった

早速、届いて交換作業だが・・・
冬場のタイヤ交換が、これほどたいへんとは・・・

それは冬場ゆえ、寒さでタイヤが殊の外、硬い!硬い!

過去にも冬場でタイヤ交換を行ってきたはずだ

その記憶は曖昧だが「こんなに硬かったかぁ~」と、マジで四苦八苦だった

だが今回、ちょっとした発見があった

それは冬場のタイヤ交換で重宝したモノを見つけた
上画像のグローブなのだが・・・

このグローブは、ここ数年で爆発的?に売れている?かどうかは不明だがホームセンターで売られている作業用のゴム手袋がある

これは自身も重宝していて整備等で大活躍だ

だがタイヤ交換等では薄すぎてチューブをリムのタイヤに入れる際、ちょっと縁に擦れたり挟まったりすると破れてしまう

と同時に冬場の指先は冷たい

そこで先週の記事で上げたゴルフクラブセットの片付けをしてる際にゴルフ用グローブもあった
このゴルフ用グローブは上述の作業用グローブより若干、厚めだが耐久性の強度が皮製という事でまったく違う

しかも皮製だがゴム製並みに細かいモノも掴める

また、リムとかの金属類を握っても触れても指先が、さほど冷たく感じないのだ

今回の寒さの中では、大いに助かった

ただ、ゴルフ用グローブを今時買えばいくらするのかは何ともいえない

そもそも、このゴルフ用グローブがいくらしたかも覚えていないので無責任な話だ

ちょっと調べてみた

ピンキリだが意外と安かった

無難なところで左右1セット2000円から4000円ぐらいだった

ゴム製の作業グローブは50セットで1500円程度なので、用途で使い分けた方が良さそうだ

そんなことを考えながらCBのタイヤ交換は終了したが
毎度の事だが、作業が終わって組み上がるとやはり乗りたくなる

ただ、土日前に乗る為の準備をしても当日の朝に最近のような寒さだと一気に萎えてしまう

困ったものだ!

次の土曜か日曜には是非、走れせたいのだが・・・

T-PADDOCK630 T/Tatsumi

2025年1月16日木曜日

『Bike in the sky』#421 年寄りの冷や水

今年、バイクにはCBでまだ一度しか乗っていない

そこにはジジィならではの理由がある

それは「ただ寒いから」だ!

バイクだけではない

クルマにも乗っていない

ただ近所を走るチョロQには生きていくための買い出しで乗ってはいるが・・・

では正月以降、何をして生き永らえているのか!?

バイク等のメンテもあるが、現在のT-PADDOCK630ガレージを75歳時に退去する準備を進めている

要は不用品とされるモノの分別と整理に殊の外、時間が取られているのだ

例えば、こんなやつだ!
ビジネスの現役時代は、同業者との付き合いでゴルフも嗜んでいた

若かりし頃は野球にはけっこう率先して参加していたが、まさかゴルフを始めるとは思わなかった

だが、イヤイヤ始めたわりには「けっこうオモロイやん」で、道具を揃える羽目になった

その道具、当初は知人のお下がりで始めたが、スコアが100に近づいてくると・・・

上の画像の自身のクラブセットを購入してしまった

で、長期に渡って寝ていたが久々に開けてみると・・・
なんとなんと新品とは言わないまでも保存状態はスコブル良い状態だった

記憶ではスコアが100を境にまったく前進する様子もなく「自身には向いてないような!」とマイブームは去っていった

そんな懐かしいひと時もあったが上のクラブは当時お勧めで購入した「テイラーメイド」だが、コースを回るのに使った回数は確か5回も使ってないだろう

また他にも
ゴルフシューズは当時ではウィングチップ系の革製を多くのゴルファーが履いていたように記憶している

しかし自身は・・・adidasの・・・
スニーカータイプだ!

自社はカジュアルメーカーゆえ、ここはスポーティーにとスコアよりカッコの「見てくれ重視」だ!

またゴルフバッグからは、いつでも参戦できるように・・・
新品のボールも10個以上と、ティーもガサッと出てきた

さぁ~、これをどこで処分すれば良いのやら!

他にもスキューバダイビングのフルセットやキャンプ用テント、バーベキュー用器材

まさにバブル真っ盛りを過ごした記念品たちだ

だが実はこれだけでは済まない

妻の趣味であった、お人形さんやお琴・・・自身以上に〇ラ〇タがあるのだ

あと2年で片づけなければならいが・・・

そんな思案をしている時に佐川急便がきた
NSUのタイヤを持ってきた

しかし、ここ最近のタイヤの価格には少々では済まない上がり方だ

これからはガソリンと併せて節約して乗らなければならない

って、何をどう節約すんねん?

文句を言って始まらない

一先ず作業を始める
今回のNSUのタイヤは4カ月前の後輪に続いて前輪だ

今回もTT100からTT900に替えた

TT100はグリップ力はあるが価格に比例して消耗度も高い

バイクに乗るのも、あと2年少々である事と老齢ゆえ攻める走りもしない

であれば、ここは旧車御用達のTT900で十二分である

また、主旨は異なるが、ご近所のIshi〇さんもやや方向転換?
今までのバイクからすれば「やや」では済まないバイクだ

そのバイクで先日、今年初のお越しだった?か!?

ギミック?バイクで遊びに来てくれた

来るなり「ここ見て見て!」と・・・
630のステッカーではない

その前方のオレンジ色のフタ!

また
フロント、スイングアームのピボット部の目隠しパーツのオレンジのカバー

これ等をボディのオレンジ色に合わせて「塗ってん!」と言う

さらに

左右ブレーキレバー等?だったか・・・

「ちょっといろい替えてみてん!」と言う

やはり自身と同じで寒いゆえ、長い正月休みも重なり、暇つぶしに遊んでいるのだろう

だが、これも「Bike in the sky」の境地と言えるだろう

平和だ!

世界も、こんな平和が続けば良いのだが・・・

なぜか最近は「平和な・・・」に、心が揺さぶられている

年寄りの冷や水だ!

T-PADDOCK630 T/Tatsumi

2025年1月9日木曜日

『Bike in the sky』#420 今年こそ・・・

2025年、いよいよ動き出した

今年はどんな年になるのか・・・

昨年末にも記したが、紛争の無い平和な世の中を切に願う

その「平和の象徴」と自身が唱える月ヶ瀬に、正月の3日に詣でてきた

駆り出した今年の乗り物は元旦に続きBeckになった
昨年の月ヶ瀬詣で初日はW1Sだったが、今年は4輪のBeckになった

だが月ヶ瀬にはバイクは、ほとんど見ることもなく・・・

先着していたのは
電業関係の社長、〇〇さんのロードスターだけ

新年の挨拶を交わし「寒いとバイクは億劫になるねぇ~」で話は終わった

そして明くる日の4日も月ヶ瀬に詣でた

この日は久々のCB77で!

昨年の12月1日にイベントで乗り出したCBは絶不調でボロボロだった

そこからCBのGPキャブのセッティングをやり直して本日が再トライだった

結果は、ほぼほぼ本来の調子には戻っていた

そして月ヶ瀬に到着すると・・・
先着でCB450K1のHay〇さんがいた

Hay〇さんとは同い年ということもあって気楽に話題が弾む

また同じCB繋がりで更に話題は多岐に亘たる

また、当日は
大東市組のUe〇さんとKob〇さんも先着で来ていた

お二人の様子で当日の寒さが分かってもらえるだろう

そして自身は程なく引き上げたがCBは復路も快調だった

ガレージに戻ってプラグの焼け具合をチェック
セッティングは左右、完璧?だった

こういう結果を得られると「バイク屋ごっこ」は趣味として楽しいと感じる

だが同じ二輪でも思う様に運ばないと、けっして楽しいとは言えない

その二輪とは
今から35年前の1990年頃

自社の玄関に半ばオブジェ的に飾っていた自転車だ

とにかく当時は、まだバブル期真っ盛り

よって「おっしゃれ~」なる軽口が世間のいたる所で使われていた時代

自身も、そんな内の一人だったかもしれない

よって会社で乗る自転車も「小洒落た」モノにしようと、自社近所の長堀通り東急ハンズで別注を掛けたシロモノだった

少し、このチャリのディティールを紹介しよう

最も目を引くのが前カゴだ
時代的には1930年代頃の郵便配達を彷彿させる厚紙でリプロされた特注モノ

そして
前カゴに雰囲気を合わせた本革製のサドル

新品だったサドルも経年で雰囲気良くヤレている

次は
左右のバーエンドに設えた逆手引きのブレーキレバー

だが、時代的にはミスマッチなタイヤ
1930年代であれば、もっと極太だったはず?だが、ここはファッション性から逆に極細

当時はタイヤも中国製か、さらに後進国製?が多かった時だが、この極細タイヤは日本製だ

で、チューブも極細用を使用する為、たしか・・・
空気を入れるバルブ口は仏式?だったか!?

一般的なバルブではなく、特殊な構造のバルブ

別途、アダプターをバルブに被せてエアーを注入するタイプだ

そしてフレーム
WANDER VOGEL製とあるが、生産国はよく覚えていない

気に入ったのは上部メインフレームがフロントからリアリムのセンターまで一直線なところだ

真後ろから見て
自画自賛だが、タウン仕様なのに競輪用ほどのスリムさが粋なのだ

と、また悪い癖で「独りごち」に紹介しているが、問題は・・・
上画像のT-PADDOCKショールーム、その左上から吊られている自転車が今回の自転車なのだ

その自転車を吊り下げたのが、今から約20年ほど前にショールームのオブジェとして飾った

だが、その20年の間、一度も手入れをせず吊りっぱなしだった為、各部にサビや劣化が出ていた

そこで「正月は暇を持て余すやろなぁ・・」ということで年末に一念発起、下ろしておこうと思った

だが、下ろすに際し高さ1200mmの脚立を立て、跨ぐように中段のステップに両足を掛ける

続いて天井から自転車を吊る為のピアノ線が延びフックに巻き付けられ、そのフックの先が自転車のハンドル中央とサドルにかけられている

問題はここからで、吊られた自転車を持ち上げフックから外そうと両腕にグッと力を入れる

と、するも腕にまったく力が入らず下ろすことができなかった

この事態が昨年末のできごと

しかし、その年末、T-PADDOCK630に年末のご挨拶でIshi〇さんが来た

「お~、ええとこに来てくれたやん!」

「さっきから、この自転車を下そうとやってんねんけど歳で腕に力が入らんから下ろされへんねん!」

すると・・・

「しゃぁないなぁ~」と、年末の挨拶もほどほどにスッと持ち上げサッと、当該自転車を下してもらった

「助かったわぁ~!おおきに!」

と、言ったものの自身で天井に吊り下げた挙句、20年経って下ろすこともできなかった

その情け無さは、何とも筆舌に尽くし難い

だが上述のCB77のメンテで「『バイク屋ごっこ』は趣味として楽しいと感じる」と言ったのは、どこの誰が・・・?

と、まぁこんな感じで新年を迎えたわけだが今年は、せめて気力だけでも落とさない年にしたいと思う

T-PADDOCK630 T/Tatsumi

2025年1月2日木曜日

『Bike in the sky』2025年 新年号

2025年 謹賀新年

昨年は世界にとってターニングポイントのように感じた一年だった

政治、経済、世相などなど・・・

願わくは、今年は世界の人々にとってもう少し希望が持てる年であって欲しい

そんな事を思いながら昨日の元旦は超快晴であったことから軽くドライビング

今年初の出番はBeckだった

元旦ゆえ、ガレージを出たのは昼過ぎの長閑な時だった

2025年の走り初めは今年も変わらず、いつもの阪奈道路からスタート

阪奈道路は、ここ最近の冷え込みもなく道中は超気持ちいいドライブ日和

あっと言う間に奈良市内に入ったが奈良公園付近は、やはり渋滞だった

正月早々、渋滞は避けたい思いから即、引き返した

よって当日の写真は、まったくない

まぁ今年は気楽に一年を過ごせれば良いと思っているので、それも良しだ!

さて今年はどんな一年になるのやら・・・

ただ、自身にとっては絶対クリアして欲しい事がある

今年は、それが叶えば何もいらない

T-PADDOCK630 T/Tatsumi

2024年12月26日木曜日

『Bike in the sky』#419 2024年を振り返って・・・

2024年も残り5日で終わろうとしている

本年のブログも今回が最後となるが自身にとってはバイクが少し遠のいたように感じる

その今年一年を昨年同様、当ブログの閲覧数を基にベスト10で振り返ってみたい

まず10位から

10位 3月23日付 #386「繁盛店の夢をみているのか!?

今年の春先に上画像、右から二人目のHiga〇さんのBuellがエンジントラブルでT-PADDOCK630に入院した

その際に「人の不幸は蜜の味」で集まったバイク仲間たち

左からIsh〇ドクター、浜松のYam〇さん、患者家族のHiga〇さん、看護助手のHir〇さん達

9位 7月18日付『Bike in the sky』#396 往年のW1S、その次の患者は?

上記10位、Buell復活作業の続き記事もあったが自身のバイクも他人事ではなかった

W1Sのキャブをノーマルに戻したが左右のセッティングで手間取ったり・・・

と、思えばNSUのクラッチ滑りで月ケ瀬からの帰り道中がドキドキだったこともあった

8位 8月22日付『Bike in the sky』#401 この歳になって素敵な女性に・・・
この号は上の昭和30年代の画像が目を引いたかもしれない

だが実際のバイク記事は月ヶ瀬で寂しい想いをする羽目になりそうな事もあった

またRT1のキャブのセッティングで・・・などなど

7位 5月2日付『Bike in the sky』#385 タイトルがわからない!ジジィは能書きだけ!
5月最初の記事だったがバイクに乗るには最高の季節であることから話題は豊富だった

だがイベントに出かけた時の自身のバイクを写真に収めていない御粗末もあって締まりがなかった内容だ

6位 6月13日付『Bike in the sky』#391 ボケ老人と変な兄ちゃんの関り
「Buell復活作業」がPart6まで進んでいた時にT-PADDOCK630に非常に怪しいライダーが駆け込んできた

「チェーンが外れた」と助けを求めてきたが、そうそうある故障ではない

当初から怪しい来店だったが最後まで怪しく、挙句に「財布忘れた!」と食い逃げ状態の一幕だった

5位 2月15日付『Bike in the sky』#374 年甲斐もなく嬉しいのだ!
この日の記事は「ズォ~ズォ~事件」の熱が冷めやらぬ直後の記事だった

だが、自身は前年に見舞われたCB77の転倒から丸一年で、まだまだ転倒恐怖の尾を引いていた

よってNSUの気になる箇所の修復にも余念がなかった時だ

4位 8月29日付『Bike in the sky』#402 なんでこんなことが?悪夢だ!

内容は自身がKLシェルパにて月ヶ瀬に行ったが、そのKLがトラブルに見舞われた

たが、その解決のヒントはこの月ヶ瀬で得ることができたが・・・

そのブログの最後に悪夢が待っていたのだ

3位 11月21日付『Bike in the sky』#414  モノは手造りの色気が欠かせない
まだ記憶に新しい先月の記事だ

東大阪市内でアルミ叩き板金による製品を製作する「布施金属工業」さんを取材してきた

ここの仕事内容の説明は至って簡単だった

だが作られるモノは簡単ではなく芸術的ともいえる職人技を紹介した

2位 6月6日付『Bike in the sky』#390 兄ちゃん、ありがとう!
この号はW1のヒューズ切れの原因を突き止めるのに手を焼いた事を綴った

だが、その原因を探すにも手練れがいると安心できるとした

また自身の兄が亡くなって、まだ半年が過ぎた辺りだったが遺品整理をしているだけで涙が止まらなかった

未だに引きづっている

1位 2月29日付『Bike in the sky』#376 俺ってセコイのか?
1位の内容は自身が最も長く乗っているW1、W1Sと繋がるW1ヒストリーにも近い趣で綴った

人にとっては、その人の思い出の中で最もインパクトや思いがあった時の事が大切に残っている

それがバイクでは自身はW1だったのだろう

さて来年はどんな年になるのか

ただ今年一年を振り返って世界を見ても戦争や紛争が絶えなかった

来年は願わくば戦争や紛争で犠牲になる人々がこれ以上を増えないことを願う

また日本も、もっと若い世代が働き易い環境になればと老婆心ながら思わずにはいられない

自身にとっては、来年も何事も無く平穏にバイクに乗れれば、それだけで十分だ

T-PADDOCK630 T/Tatsumi