よって2日、3日の土日も、まったくと言っていいほどバイクには乗っていない
早く気持ち良い春が来て欲しい・・・と願う
よって昨日までは、めんどくさい「確定申告」の書類作成で時間を費やした
だが、自身の性格ゆえなのか、ちゃっちゃと半日でほどで済ませてしまった
そこには亡き父の教えがあった
「戦は陣取り、仕事は段取り」
この教えは、もの心がついた頃から耳タコで聞かされていた
おかげで社会に出ても、起業をしても大いに役立ったと言えよう
そんな段取りで準備をしていたのがW1Sの車検だ
このW1はオリジナルと違って各所にカスタムが施されているこのままでは通常、車検は通らない
よってカスタムをした今から約30年以上前に「構造変更」を申請して車検には対応していた
さすがに、この手の申請は仕事で忙殺されていた自身には範疇外ということで当時お世話になっていたバイク屋のオヤジさんにお願いした
そのW1の車検も今回が自身にとって最後の車検となるだろう
そこには、かっての2000年問題ではないが、自身の「75歳問題」がある
特にW1のような約200kgほどの重量級バイクは、あと1年を無事過ごせば手放そうと考えている
そのあとに続くCB77やRT1,NSU、KLシェルパなどなどは車検はない
よって、W1が手を放れれば75歳までに随時、去っていくだろう
よくもまぁ16歳の小僧時代から60年近くも長きに渡ってバイクライフを楽しめたことは、この上ない幸せなことだ
しかし60年と語っているが、マジでびっくりするのは60歳を過ぎての12年間の速さ・・・
いや!その速さは今のT-PADDOCK630ガレージを手にした約20年間と言った方が、さらに早い実感がある
それまでは東生駒の自宅に掘り込みのガレージがあった
元々はクルマ用のガレージだったところだそこにバイクをキチキチに詰めても収納数は6台ぐらいがMaxだった
そうなると大慌てで作業を中断し、ザっと片付け、外に出したバイクを順次、ガレージに入れる
こんな事があると趣味も趣味でなくなり、バイク達が可哀そうになる一幕もあった
そんなことが数年続いた訳だが、自身はここで発想が変わった
発想が変わった要因は省略するが、自宅とガレージのあり方を考えれば行き着く先は・・・
「家付きガレージ」を探すべく東大阪に自宅とガレージを構えたのがT-PADDOCK630だった
このガレージに越してきた当初は「自分色の遊び場」をコツコツと創り上げていくだけで数年掛ったように記憶している
このガレージに越してきた当初は「自分色の遊び場」をコツコツと創り上げていくだけで数年掛ったように記憶している
それも越してきて7,8年はまだ現役で仕事をしている
仕事をしていても「早く土日にならないかなぁ!」と、ガレージばかりが頭をよぎる
こんな心境で仕事していれば「社業の業績に関わるのでは・・・」といった声もあった
だが、不思議のことに社の業積は毎年、倍々感覚で伸びていき、アメリカNYとビバリーヒルズに出店もした
その数年後はイタリア・ミラノやフィレンツェにも進出することになった
すると日本の業界でも話題になり六本木ヒルズや代官山などにも出店することができた
今から思えばプライベートな時間が充実していると、脳ミソが活性化され、仕事も楽しく、少々不謹慎な表現だが、遊び感覚でできていたように思える
こんな駆け足のような7、8年だったが自身は「もう疲れた!引退する!」と突然の引退宣言
これには社内をはじめ、スポンサー企業、商社、デベロッパー等々、銀行までも猛烈な反対や講義の声が挙がったが・・・
「いや!絶体辞めます!」
「企業のハンドリングは一番良いところで次にバトンを渡すのがベストです!」
と、我がまま満点で身を引いた
そして60歳でスパッと会社を引退して12年ほど経ったが、その12年間で他社の再建、美容関係、スケボー教室等と、すき間時間で若干の寄り道をした
それはそれで新鮮と同時に他業界を知ることで勉強にはなった
だが、それ等の時間の月日が去っていくスピードは、T-PADDOCK630ガレージを手にした20年も僅か4、5年に感じるほど速かった事だ
まぁそれだけ充実していたという事だろう
よってバイクやクルマなどの後世の「乗り物好き」には伝えたい事がある
「許されるのなら60歳で引退」を勧める
上記の様に「自分の人生」であるという事は「己の時間の使い方」を大切にして欲しい
但し条件はある
お金を掛け過ぎないことだ
できることは極力、自分でやること
その為の勉学と知識を持つこと・・・などなど
自身のガレージも規模の割にはお金はかかっていない
上画像はT-PADDOCK630の入口だが、ここには少々お金はかかっている
6枚の折れ戸仕様で、クルマの出し入れ等では折れ戸を畳めば広い間口にはなる
それでも「今時の30坪そこそこの建て売り住宅並み」と、だけ言っておこう
感覚として言えば「『お金がないと何もできない』という人間は『お金があっても何もできない』」という名言がある
真に冒頭の「戦は陣取り、仕事は段取り」にも相通じる
以前にも同様の記事を書いたが、その時のタイトルは「仕事はゲームだ!」と思う
たしかに「ゲーム」という表記は不謹慎に映るだろう
要は考え方であって、ただ遊ぶわけではない
もう一つの言い方をすれば「白鳥の振る舞い」」だ
白鳥は水面では優雅に見える
だが水面の下の見えないところでは足の水かきで一生懸命、水をかいでいる
これが影なる努力が大切という話だ
よって白鳥の振る舞いを、ただ真似るだけではアヒルで終わってしまうだろう
そんな偉そうなことを言っている自身は「アヒル」になっていることに、気が付いていないかもしれない
T-PADDOCK630 T/Tatsumi