2023年11月30日木曜日

『Bike in the sky』#364 老い と まだ老いない狭間で

今週は短い期間だったが、ちょっとUSAに行ってきた

訪問先は懐かしのNewYork

ブルックリン側から望む摩天楼のビル群が立ち並ぶマンハッタン

そのブルックリンで内装業を営むKensetさんに、お邪魔をした
そのKensetさんのBBQにお招きを頂き、スタッフ達と歓談

そのKensetのオーナーは
上の画像、真ん中に納まる方がオーナーのMAROさんだ

MAROさんの左に映る女子は元自社のFITH.USA.Incのマネージャー、Satoさん

このKensetさんには自社がNYに進出する際、内装で大いに手助けをして頂いた

その自社のNY店が
NewYork大学が通りの向かいにあり、ブロードウェイのような賑わいのあるストリートからは少し離れていた

それがビジネス的には結果オーライで一躍、人気店になる事ができた

と、今から約15年前の良き思い出話しだ

本題は、そのMAROさん御夫婦が40年以上もの長きに渡るNY生活から祖国の日本に戻って来られた話だ

戻って来られてから「終の棲家」をどこにするかで2年ほど日本中を探しておられた

結果、京都市の北部、金閣寺の近くに越されてきたのだ

早速ご無沙汰もあったので、ご挨拶を兼ね昨日、ご自宅にお邪魔してきた
お住まいは3階建てのデザイナーズ・マンションのような建物

その2階の広々とした一室に住まわれていた

ご自宅の明るい窓からは京都名物の「大文字」の一つが間近に眺望できる羨ましい環境

リビングも
20~30畳ぐらいはあろうかと思われる広々とした空間だった

上画像に写る、ソファーに腰掛けられているのがMAROさんだが、NY時とは打って変わってノンビリされている様子
3時間もの長居をさせて頂いたが、いろんな思いで話に花が咲いた

最も面白かった話題はお住いの家具の話だ

MAROさんは木工関係であれば何でも作ることができる

それも内装など含めビジュアル的にもお洒落に造作される

そんなことから自身はMAROさんに

「こちらの内装や家具は造ったりされたんですか?」と聞いてみた

すると

「フロアは床暖にしたので業者にやってもらった」と・・・そして

「家具はニトリで買った」

自身は「え~~・・・ニトリ?」とビックリと同時に大笑いをしてしまった

するとMAROさんは

「日本はエエねぇ~!機能的で小ジャレたもんが何でも揃うし・・・」と

すっかり日本のオッチャンになっていたではないか

そして長居の帰り際、お土産までいただいた
レプリカではなく現地NY州で使われていたバイクのプレート

こんなお土産は自身にとっては大変嬉しいモノだ

そして本日は、また遠方から旧知の友が四国は四万十市、中村からご夫婦でお越しいただいた
画像のクルマのナビで、帰りルートを設定中の友人、MOMOさんだ

クルマは奥様専用車で
今回はシトロエンのコンパクトカーで京都から伊勢志摩方面、そして奈良に寄られての帰りにT-PADDOCKに立ち寄って頂いた

数年振りの再会だが、T-PADDOCKには約10年振りだろうか、妻とも懐かしく会話は弾んだ

先出のMAROさんやMOMOさん達も年齢が70代と自身と同じ世代だ

共通の会話は

「間もなく黄泉の国への旅立ちをする日がやって来るが、それまでにやり残した事や行きたかった所など、元気な今のうちに・・・」がメインだった

だが、内容はけっして悲観的ではなく明るく前向きな内容に終始した

自身の最近は、ややネガティブに今の現状を捉えていたが、お二人から逆に元気を貰えたようでパワーが充電できた様だ

だが現実には、またもやネガティブな事が発生した

先週のBeckの続きになる
先週はBeckのガソリン漏れ疑惑を報じた

結果はガスタンクにある、燃料ゲージユニットの5本のビスの緩みで当たりだった

だがネガティブな事は、これ迄の内容よりも遙かに危険なトラブルだ

そのトラブル
上述のゲージユニットのボルトを締めたついでに上画像のブレーキフルードタンクを見た

タンク横にマジックインキで手書きよるレベルマークを入れていた

確認すると前回、フルードを補充してから1週間ほどでレベルマークから相当量、油面が下がっている

「え~!これはマズいんちゃう?」と原因を探り始める

懐中電灯を4か所のブレーキ内側に当て、液漏れを確認するもカラッと乾いていて漏れてる様子はない

続いて2本のフロントタイヤ中央にあるマスターシリンダーに同様に懐中電灯を当てて確認したがフロントボディの下部には油溜りやオイルの滲み跡は見当たらない

となると次は運転席側のブレーキペダル周りを疑う

すると運転席側のココスマットを手で触ると、何やらジトっと湿っている感じ
マットを明るい所に出してみた

明らかに前部から後方に掛けて液剤的なモノが染みわたっている跡があった

「ウッソやろ!?」と思いつつも現実を理解しなければならない

よって次は漏れ箇所の特定

マットの代わりに同形にした段ボールを敷いて、一晩置いて翌朝確認した
「う~ん、やっぱり漏れている!」

チェック用の段ボールマット前方、左側にハッキリと油の滲み跡が見て取れる

早速、フロアの赤い絨毯のような敷物を引っ張り剝がす
原因が、たぶんだが特定できた

ブレーキペダル根元の相手先にあるマスターシリンダー内のロッドが出ている箇所からのようだ

そしてフロアの絨毯状の敷物を外した床に指を当ててみた

感触はネチョッとした液体が指に纏わり着くようで明らかにブレーキフルードだ

35年が経ったBeckだがパーツは旧型ビートル系で構成されている

一先ずBeckのマスターシリンダー探しだ

だがマスターシリンダーを替えるにしてもビートルとは装着形態がまったく違う

マスターシリンダーのある個所が問題で周りが一体形成のファイバーで包まれたような所

さ~て!サ~テ!さ~~テ!

「どやって替えるん?」

長閑な老後、まだまだ訪れる気配は確実に消え失せた

これは喜ぶべきか悲しむべきか・・・

T-PADDOCK630 T/Tatsumi

2023年11月23日木曜日

『Bike in the sky』#363 シルバーマークを貼る日も近い

またもやバイク禁止令が発布された

先週の土曜は雨模様でバイクには乗れずガレージに籠っていた

だが翌日の日曜は快晴だったが、気温が低くバイクに乗るには若干、躊躇していた

その気配を妻は感じ取ったのか

「こんな気温が低い時はバイクは止めてくださいね!」だった

なにせ前科があることから無下にはゴリ押しはできない

よって「かしこまりました」としか言えなかった

そんな事情で先週、日曜にはBeckで月ヶ瀬に詣でた

ただ、T-PADDOCKガレージを出たのも遅かったことから先着の月ヶ瀬ライダー達は寒さの所為もあり、毎度の指定席ではなく日向ぼっこしていた

着いた瞬間、その陽だまりに集まる月ケ瀬ライダーが目に入る

「あ~、こらぁ~完全に餌食にされるなっ!」と、嫌な予感

その予測通り、見事に餌食にされBeckは完全に皆に囲まれ食いつくされた一幕だ

運が悪いとかしか言えない

そこに運の悪さが、さらに別件が重なり骨まで食い尽くされる勢い

それは月ヶ瀬までの往路でBeckのガソリンは満タンにしてやってきた

そして間もなく奈良側から来た月ケ瀬お茶屋の手前にあるタイトなコーナーで、いつもの通り右に左に揺られていた

そのコーナーをクリアした辺りで何やらガス臭い・・・

月ケ瀬お茶屋前に着くなり早速、Beckのフロントフードを開ける

案の定、ガソリンがどこからか微妙に漏れ出している

そこを月ヶ瀬ライダーは見逃さない

「今、タバコに火を点けたら・・・」と笑いながら労わってくれる?

また、全くガス漏れとは関係ないツッコミでは・・・

「タツミさんが乗ってなかったら、このBeckはメチャかっこエエのに・・・」

それを聞いた周りの月ヶ瀬ライダー達は大爆笑

う~ん、何ともだが、これも誉めていただいてると感謝しよう

当日は「ガソリン漏れ」と、あってはならないこと故、早速ガレージに戻って漏れ箇所の特定と対策を講じる

たぶん原因は
給油口の手前にある燃料ゲージユニットのベース辺りと特定

今年の春先に運転席の燃料計が誤作動を起こし計器ごと変えることになった

その時、同時にゲージユニットも交換したので、そこが最も怪しいと目処を着けての作業

早速、ゲージユニットを止めている5本のマイナス頭のボルトを緩めようとすると・・・

キチっと締まっているとは言い難いレベルだった

よって、ゲージユニットを外しベースガスケットに耐油の液体パッキンを塗布して再度、ボルトを締めこんで完了

あとはガソリンを満タン給油して乗ってみないと、何とも言えない

そして話は本日23日、勤労感謝の日

朝から気候も気温もバイク日和でバイク禁止令は一先ず解禁とされた

よって本日は修理明けのW1Sで月ヶ瀬に向かう

ところがだ!

またもやW1にトラブル発生

前日にはW1のリアフェンダーステー修復後の各部の手入れもしていた
それまではリアフェンダーステーが折れたので再溶接を施したばかり

その溶接後が
画像の縦に2本走るフレームにステーを溶接

我ながら難しい箇所だったが、うまく溶接できている

今回は振動対策も兼ねて手作りのアルミフェンダーはボルト止めではなくタイラップで縛ることにした

ここまでは良かったのだが、本日乗り出したW1はとにかく振動が半端やない

よって月ヶ瀬までの道中にあるコンビニで点検を兼ねてコーヒーブレイク

110円のコーヒーを飲みながら・・・特にリア周りを点検する

その最も気になるリアのシャフト周りとフェンダー辺りを確認中・・・

「えっ!無い!」
スイングアームのチェーン引き目盛の少し上にメッキのチェーンカバーがある

そのカバーをスイングアームに止めていたであろう6mmのボルトが飛んで無い

応急用の携帯工具ポーチを開けるも、ボルト類やタイラップも常備していなかった

「さて、どうする!?」

ここはコンビニ!

一応、店内に入ってタイラップを探すも期待通り?・・・売っていなかった

「このまま月ヶ瀬まで向かうのか!用心してガレージに引き返すか!?」

行くにしても25km,戻るにしても25kmの中間点にいる

そこでチェーンカバーの前側のボルトの締まり具合を確認

ガッチリ締まっている

「う~ん、ここは前進しかない!」
そして月ヶ瀬お茶屋前に、なんとか無事到着

着くなり15、6人ほどのメンバーに声をかける

「だれか、6mmの短いボルトかタイラップ持ってない?」

すると流石に、ここは月ヶ瀬!

「ボルトはないけど、タイラップはあるで!」

と、二人のライダーがタイラップを出してくれた

やはり月ヶ瀬は頼りになる

「ここに来れば何とかなる」は健在だった

早速、タイラップで縛りチェーンカバーの後部は固定できた

そして今日の月ヶ瀬には
県警の白いバイクが久しぶりにお越しだった

気になったので今回の白いバイクの隊員さんに尋ねてみた

「なんかの取り締まりですか?」

すると「いやいや、最近この界隈で2輪の事故が死亡も含め多発してますので・・・」だった

因みに、この隊員さんに

「写真撮らせてもらっていいですか?」

すると気前よく「はい!いいですよ!」だった

さらに

「この画像、SNSとかに挙げてエエですか?」と尋ねても

「全然、大丈夫ですよ!」と問題なしだが、さらに尋ねる

「いやぁ~、以前も別の白バイとかをSNSに挙げたんですが、知らんうちに削除されてたんですよ」

で、今回の隊員さんいわく「え~、そんなことはないはずですよ!我々の方ではそういうことは一切しません」とのご返答を頂いた

では、いったいどこの誰が削除をしたのか!?

また要らん疑問を抱えてしまった

話題を毎度の月ヶ瀬メンバー談議に戻す

そのメンバーから

「だんだん寒なってくると路面の状態を誰が知らせんねん?」
そこに自身は

「俺とこは気温が10度を切るとバイクは禁止されんねん!」

「そんなんで、たぶん来月から3月になるまで月ヶ瀬には来れんようになるわ!」

と、言うと組合長から

「じゃぁクルマは乗れるんでしょ?」

「だぶん!」と返答すると・・・

「じゃぁ、クルマで路面状態見れますやん!」だった

また「バイクも、そろそろ降りる準備もせんとあかんし・・・」などと自身が言い出すと

「えっ?いくつで降りますの?」と聞かれ

「一応、75歳かな・・・」と答えれば

「今、何歳ですの?」と更に聞かれ

「71.5歳!」

すると「あと3.5年ですやん・・・フニャフニャ・・・」と言っていた

そんな会話をしているとマジで

「あ~、ほんまに歳を喰ってきたなぁ~」と、実感この上ない境地になっている今日の出来事だった

その境地で一昨日には、お年寄りの?聖地?に行ってきた
京都の「東寺」だ!

朝の10時頃に着いたが・・・
人の多さにビックリだった

まるで正月のような賑わいで、さらにインバウンドの人たちも参加

妻も「人酔いするわ」で、1時間ほど退散してきた

自身も妻も、まだまだ自覚はしたくないと思っていても自然とこういう場所に出向いている

だが、妻が「早よ、帰ろ!」と・・・

そこには「シルバーな世界に行くには、まだ早い!」

そんな風に戒められる1週間だった

T-PADDOCK630 T/Tatsumi

2023年11月16日木曜日

『Bike in the sky』#362 残されたバイクライフ

先週は「NSUにまたもや厄介なトラブルが・・・」で終わった

だが、別には手を付けたまま作業を止めているモノもある
CB77のレース用のキャブレターだ

ほぼ同調のセッティングは取れたと思っている

だが、アイドリング回転数を2000rpmで止めたいところで「四苦八苦の手こずり」となり、そのまま放置していた

幾度となく記載しているが、そもそもこのキャブレターにはアイドル調整用のスクリューはない

あるのはスロットルリンクにあるストッパーのみ
画像中央の6mm径ボルトを左右に回して2000rpmを探る

2000rpmに落ち着いた位置で同画像のロックナットを締めアイドリングを安定させる

この作業で以前では難なくアイドル状態はキープできていたのだが、今回は全くもってキープできない

決まったと思ってロックナットを締めにかかると突然、3~4000rpmになったり

また同様に決まったと思った瞬間、今度はエンジンが止まりそうになったりと・・・

そんな事情でCBは、しばらくソッとしておくことにした

原因の追究では古いバイク業界(あえて「旧車業界」は使わない)の格言で「触った所を疑え!」と昔から耳にしていた

このCBで今回、他に触った所と言えば残るのはスロットルのワイヤーぐらいしか思い当たらない

だが、それも確証を得ているわけでもない

そんな理由で、もっと頭をクリーンな状態にしてから改めて検討してみる

そして先週からのNSUの、その続報だ
リアタイヤが外され、リムだけのままスタンドに乗っている

スタンドに乗せたが、問題が起きたのは
リア・リムのインナー1本が根っこから折れていたのだ

上の画像中央に映るIN側のスポークだが、この画像は交換済の状態だ

最近ではRT-1でも同じくリアのスポークが折れ、それもまた同じくインナースポークだった

RT-1の時はRT/DT用としてネットで簡単に見つけることはできた

だが凡そ70年前製造のNSUでは、なかなか・・・と言うより全く出てくることは無い

おまけに、このNSUには相当古いと思われるアルミリムが使われている

インチサイズは前がイタリア製、後ろがイギリス製で共に18インチ

この仕様は当時のHONDAがリンクサス等、共に参考にしたとされているのでCB77も同サイズだ

ただ当方のNSUは前後のメーカーが伊製と英製に別れている

前所有者がレースに参戦する為、間に合わせで履かせたと思われるが・・・

このNSUを見つけたのは今から約40年以上も前の話だ

その更に以前からレース車上りとして不動状態のまま某ショップに飾られていた経緯がある

だとすると50年ほど以前のリムとなるとスポークは・・・

結局、スポークは根っこの曲がり角とドラムの穴角とのマッチングが重要なのだ

よってスポークを探すにしても各角度が何度なのかを特定しなければならない

一応、CB72用でスポークの検索をかけると、さすがにCBは現存のタマ数が多い事から心配の種は消えた

だが、相当古びたアルミ製のリムとなると互換性があるのかは疑わしい

よって、RT-1用で使った前後フルセットのスポークの新品がストックにある
画像の上がNSUに着いていたスポークで下がRT-1用新品のイン側スポーク

見た目で長さが全く違う

だが知りたいのはドラムにハマる側の根っこの角度なのだ

早速、NSUのドラムに差し込んでみた

と、簡単に「差し込んで・・・」としているが、その為には折損箇所の前後や場合によっては反対方向のスポークのニップルを緩めるか、外さなければならない

それらの作業が終わったのが2枚上の交換済み画像でドンピシャだ

角度は良しだが次の問題は長さとスポークの太さだ

先ず長さは、かなり問題なのだが約10mm近くカットしないと、そのままではチューブを破いてしまう

よってカットすれば済む話だが、それではスポークのネジ山数が少々少ない

であればダイスでネジ山を切れば良いのだが、このサイズのダイスは流石に同サイズはなかった

ここはダメ元で同サイズのナットをダイス替わりに使ってみた

これが意外と活けたではないか!?

そうこうしてリムに新スポークを着けたが、どうしても解決しなかったのがリムにハメるニップルだ

これは、そのままスポークと同様にRT-1用使うことにした
画像、真ん中のスポークのリム側にあるニップル

他の周りのニップルより若干、ネジ部が長いのが分かる

まぁ今後、そのままにしておくのか、少々考える必要はありそうだ

そして次は、ついでに久々のNSUの不定期点検
不定期点検であっても、たまには点検をしないと70年前のバイクは予断を許さない

早速の点検は先ず、レーサーには欠かせないオイルキャッチャーの廃油の処理
オイルキャッチタンクはシート下に設置

そしてドレンボルトが下になる様に設置している
このNSUの購入当初にあったオイルキャッチタンクは何用かは不明だったが、機能的でなくブローバイガスやクランク内の圧力も上手く逃がせているとは言い難かった

よって、自身の手元に来てから容量も見直し既設のキャッチャーより大きいモノをつけた

それでも、さほど廃油は溜まっていないだろうと思っていたが
この計量カップでは目盛の150mlまでの廃油が溜まっていた

これはクランク内のオイル量が多いのか、またクランク内の圧力が思っている以上にやや高いのか・・・

オイル量に関しては文献に「3.5Pints」とあった

1Pint(1パイント)=0.473Lなので3.5Pintsは1.65Lとなるので、ここはクリアしている

そして他の点検に掃除も兼ねて手を入れて行く

すると・・・

「え~!」

「次はここかぁ?」
NSUのガスタンクを車体に止める前方右側のステー?と言えるのか・・・

そいつの根元がポッキリと折れていた

これで年内のNSUの乗り出しは消滅してしまった

まぁ、どちらにしても冬場のNSUはキャブがアイシングを起こして走れない

よって春までに修復できれば幸いだが、折角なので左右ともにアルミの中でも強度が高い材質のステーに変更をしよう

こんな時こそT-PADDOCK630三重支局の出番だ

今回、不定期点検をやって良かった

この点検でトラブルが3か所も見つかったのは、ちょっと問題としなければならないが・・・

そして話は変わるが、ちょっと淋しい事が近所のタイヤ屋さんであった

それはT-PADDOCK630ではクルマのタイヤ交換やバイクの廃タイヤ処理で助かっていた

そこが廃業されることになった

ちょっと残念な思いをしていた時に電話が入った

「店仕舞いで片付けしてるから欲しいモンあったら取りに来てください」と・・・

早速、伺ったが流石にブツはタイヤさんだけに大物ばかり

だが、小物で「あってもいいかな」と思えるのは頂いてきた
4点ほどの小物は頂いてきた

その中で特に重宝しそうなものが
超強力な磁力を持つライトスタンドだ

こういう便利ツールはいくらあっても困ることはない

このライトスタンドは
パーツ洗浄機の照明には以前使っていたお手製照明より格段、機能的になった

ありがたく使わせて頂くとしよう

だがT-PADDOCK630も、あと数年、もう少し正確に言えば3年少々だろうか

閉店を余儀なくされることになると自身は思っている

そこには「バイクから、いつ降りるのか」という葛藤がある

誰しも望む望まないに関わらず加齢とともに、いつかは降りなくてはならない

「さぁ~て・・・残るバイクライフ!どう楽しもうか!」

T-PADDOCK630 T/Tatsumi

2023年11月9日木曜日

『Bike in the sky』#361 長い付き合いの記憶の先は・・・

やっぱり記憶力の低下は進んでいる

先週の、とある日の出来事だった

その日の夕方、1階ガレージで当日の業務を終え・・・

と言っても好きな「バイク屋ごっこ」の後片付けをして2階リビングに戻ってきた

そして携帯の電池残量が少なくなってきたことから充電を始め、夕食までにシャワーを浴びた

シャワーから上がってラフなジャージに着替え何気に、いつも携帯を置くカウンターに目をやった

そこに、いつもは携帯があるはずだった

だが無い!

「えッ?携帯がない!」

「う~ん、どこへやったんや!」

と、辺りを見わたすも、ない!

「ガレージに置き忘れたか!?」

と、ガレージに向かい、いつも置きそうなところを隈なく探すも無い

再びリビングに戻り妻にも携帯探しを手伝ってもらう羽目に

すると妻から

「どっかに置き忘れてきてない?持って帰った記憶は?」と聞かれ

「イヤ、それはない!夕方、携帯を見てたのは覚えとるし・・・」

「ちょっと俺の携帯に電話してみて!」と依頼

だがリビングでは電話の呼び出し音は聞こえなかった

すでに探し始めて15分~20分ほどが経過している

そしてガレージに再度向かって呼び出し音の確認をするも鳴っている様子はなかった

ここまで来ると、さすがに焦りを感じる

携帯には全ての情報が入っている

携帯情報のバックアップは1年ほど前に行なったきりだ!

「まさか・・・持って帰ってきたつもりがマジでどこかに忘れてきたのか!?」

と、その時、ガレージにある内線電話が鳴った

「お父さん!携帯あるやん!充電してるやん!」だった!

それを聞いて、しばらくは・・・「うん?何を言うてんねん?」

で、一瞬の間が空いた瞬間・・・

「アッ!そやった!」

充電したコンセントの場所にチワワのオシッコシートが数枚の束で積み上げられ、やや死角になっていたので見落としていた

念の為リビングで妻に自身の携帯に掛けてもらったが、まったく呼び出し音は聞き取れない

早速、見つかった携帯の音量設定を確認したら音量は、ほぼオフ状態のミニマムライン

「そらぁ~、聞こえんわなぁ~」と変な腹落ちをしていた

だが、よくよく考えるとシャワーを浴びている15分ほどで「携帯充電」の記憶が完全に消えている

おまけに携帯の「呼び出し音量の低位設定」を、いつ行なったのかも記憶がない

最近は明らかに記憶力が低下している自覚はあったが、ここまでのショートタームの記憶落ちは初めてだ

ショックだ!

そんな話を先週の月ヶ瀬詣でで信者達に話していた

その先週の月ヶ瀬
マスク姿のNish〇さんのバイク

HONDAの650のバイクらしい

Nish〇さんも割と短い期間で、とっかえひっかえとバイクを乗り換えられる

この「とっかえひっかえ人」は他にも、もうお一人Tan〇氏もおられるが、Tan〇氏はさらに短い2,3週間の間隔で次から次へバイクを乗り継いでおられた

自身とは正反対のアクションをするお二人だ!

ここで話を戻す

前述の自身の記憶力がヤバい話を、その早朝組のライダーに話していたら

「そんなん普通にあるよ!」とか・・・

「ほんまのボケはそんなもんちゃうで!」とか、けっこう慰めにしか聞こえなかった

そして話は別の話題で盛り上がり、その話題はいつにも増して毎度の「おもろネタ」だった

よって自身はブログネタに使うべく必死で頭に叩き込んだつもりだった

だが、明くる日には100%脳内から消え去っていた

よって、その「おもろネタは、いずこに・・・」なのだ!

ブログ執筆も、いよいよThe ENDになりそうな波がきている

だが画像がある分には些かの記憶は残っている

その画像で撮影した同日の月ヶ瀬に・・・
Fuj〇電機屋社長のHONDA CB1100R

Fuj〇社長は80年代のバイクやクルマがメインの趣味人だ

この1100R、以前お見受けした時とはキャブ周りが違っていたように感じたが・・・
錯覚だろうか

ファンネル仕様でCBのキャブ後方がスッキリしていた

どちらにしても今や500万超えの高額人気車の一台と言えよう

また久々にT-PADDOCK630のステッカーが目に入った
月ケ瀬の、もうお一人の「お坊さん」と呼ばれるShi〇さんのBuell

月ケ瀬Buell乗り5人衆のお一人だ

そのShi〇さんのヘルメットに
オレンジカラーをコーディネイトで

なんか久々に630ステッカーを見た気がした

う~ん、これも記憶が飛びかけてる兆候なのか

そんな焦り?からか!?

記憶が残っている内に片付けておくべき作業があった
Beckのシフトが走行中、3速から引っ張って4速に入れる時、噛み合いが悪くギア鳴りが生じる

ギア鳴りぐらいでは、一瞬の間を置いてゆっくりシフトをすれば問題はない

だが少々、レーシーな気分でクィックにシフトをすると2速に飛び込んで「ギャ~ン」とエンジンが悲鳴を上げる

そんな時は即座にクラッチを切り4速に入れ直すが、これが度々では気持ち良くは乗れない

よってシフトレバー台座の緩み?だろう?のメンテにかかる

先ずパッセンジャーシートを外して
シートはボディ底部に8mmのボルト4本で止められている

それを緩めて座席から外す

Beckは発売当初の「昭和」が終わる頃、アメリカでは「キットカー」として販売を開始したと聞く

それ故、アメリカのビルダーには恰好のオモチャとして人気を博した

そこで当時のマルカツ大阪本社が輸入を始め、約3万ドル(諸費用別)少々の価格でケータハムのレプリカ、バーキン7と同時に販売を始めた

当時はバブル景気真っ盛り

そんな時に「3万ドルちょいでポルシェみたいなクルマが新車で買える」と・・・

だが自身は3万ドルちょいが高いか安いかより「自分でカスタムできる」の方に喰い付いた

それ故、カスタムと言うのには些か恥かしいが自身でも手を加えながら35年の歳月が流れた

上述の「とっかえひっかえ人」とは違って自身はクルマ、バイクともに「いかに永く付き合えるか」が重要なのだ

その証に・・・と言っても全く意味不明な話しだが妻とは、あと数年で「金婚式」を迎える

最近の妻との会話は「棺桶の仕様をどうするか」の話題が主旋律だ

話が逸れ過ぎた

戻して・・・そんな経緯もあって「シートを外してまで・・・」には躊躇することはない

シートを外すと次は
シフトレバーと、そこからリアのミッションまで長く繋がるロッドに黒のファイバー製のカバーがある

そのカバーを外す際に発見したが進行方向に対して左側のビスが飛んでいて無かった
まぁ35年も経てばビスの1本や2本は・・・

いや!自身の性格からは、やはり許されない

だが最近ではバイクのメンテも疎かになり、月ヶ瀬に乗り出した時はけっこうイジメにあっている

いやイジメではなくイヤミ?でもなく笑われている?の方が近いか・・・

どれにしてもメンテができていないのは事実だ

上画像、シフトレバー根元の前後にある10mm径のボルトが若干緩み気味だった

さらにシフトノブが前傾に傾いていた為、出来るだけ垂直にしたい

早速、垂直位置にし、ボルトを締め直して作業は終わるところだが、ついでに気になるところにも手を加える
元々のシフトレバーを覆うブーツだが長年の使用でブーツの蛇腹状下部の根元が破れだしていた

そこで市販の革製ブーツに換装したいのだが上述のファイバー製カバーには市販のブーツを取付けることは無理な構造

よって、そのファイバー製カバーに加工をして革製ブーツの下部が引っ掛けられるように細工をした
左右4か所に革製ブーツの裾がかかる様、4mmのビスをフック代わりになるようした

ビスだけだと、その先端で革製ブーツを破ることも考えられる

そこで、そうならないよう袋ナットを探したが見つからなかった

よって六角ナットをダブルナットにして緩みを止め、ビス先端にうまく着けられた
この革製ブーツの裾にはゴム材が入っており上述のフックに掛けると、うまくテンションが効き開口部を完璧に覆ってくれるようになった

ちょっとしたことだがサンデーメカニックには非常に楽しい日曜大工と同じなのだ

だが、楽しい事ばかりではない

次はNSUにまたもや厄介なトラブルが見つかる
まぁ70年近くも以前のバイクだ

気長に楽しむとしよう

T-PADDOCK630 T/Tatsumi