2022年6月30日木曜日

『Bike in the sky』#291 古希だってまだまだやれるぜ!

暑い!熱い!あつい!

身体が溶けそうだ!

今年は梅雨の季節をまったく感じられず、いきなり真夏になっている

そして本日、自身は古希を迎えた

昨年から巷では

「タツミさんってお歳はいくつなんですか」と、よく尋ねられていた

その際

「もう、ほぼ70ですわ」と、すでに70歳を標榜していた

そこには魂胆は特にないが、頭の隅っこには

「齢のわりに元気でバイクを乗り回しているやろっ」とでも思わせたい邪さが見え隠れしている

だがこれからはホンマモンの70代の青春?

いや曇冬?

いやいや青春の対義語にあたる「白秋」を迎えるのだ

そんな話はどうでもいい

今、最も熱を入れて自身の頭を支配しているのは先週からのBeckの調子だ

先週の記事では調達した3種のメインジェットを試す前に先ず現在の#115で様子を見るで終わっている

結局、#115ではよく吹けているがプラグ先端は真っ黒で何も解決していなかった

そこで一気に3段下げて上画像の#97.5でセッティング

キャブレターをエンジンに着けたまま上蓋の6本のビスを外すと難なくキャブの内部が触れる

バイクより楽チンだ
フロートをピンごと外せばメインジェットは直ぐに顔を出す

そしてメインジェットを左右#97.5に換え、元通りに組み直す
ここでバキュームゲージを使うが今回はゲージホースを内径8mm、長さも同長にしてキチっと合わせる
左の2本が8mmホースで右のホースはバイク用の内径5mmホースだ

そしてテスト走行を試みる

結論から言えば最悪なセッティングだ

アイドリングも高かったのだが発進はスムーズに動く

だが2速に入れて2000rpmを過ぎる辺りでエンジンはブスブスいい出し、アクセルをグッと踏み込んでやっとこさ加速する

No Good!Worstだ!

即座にガレージに引き返し、メインジェットを逆に2段上げて#107.5に瞬時に交換
バキューム同調も35cmHgに左右を揃える

そして再度、試走をする

結果は90%以上のセッティング値が出た

T-PADDOCK630から阪奈道路を頂上までベック本来のセスナ機のような排気音を奏でながらから軽く登った

そして頂上から東生駒インターまでの直線登りで〇〇〇km/hを軽くマーク

インター出口手前ではダブルクラッチを交えたシフトダウンも小気味よくエンジンは雄叫びを上げていた

「よし!エエ感じや!」と、左手拳をグッと握りしめていた

ガレージに戻って早速、プラグの確認
プラグ先端はやや白く見えるが、ほぼいい感じに焼あがっている

次はこのまま月ヶ瀬までの中距離でテスト走行だ

早速、山之内キャブレターの山内さんにお礼も兼ねてインプレ報告

すると

「もう少し詰めましょか」

という事で#110のジェットを造ってもらうことに・・・

70歳の誕生日に合わせた意外なプレゼントとなった

そして

そんな思いの中で本日は今年もプレゼントがゾクゾク?届いた

お手紙付でも頂いた
ありがたいことだ

中には「もう若くないんやからバイクもほどほどに・・・」というメッセージもある

喜んでいいのやら悲しむべきなのか

またこんな計画をしている方も
エスプレッソタンパー

引きたてのコーヒーパウダーをグッと押し固めるエスプレッソ抽出用の道具だ

これをステンレス材を削り出して一品で試作していた

この技術があればということで予てより月に一度、早朝7時からミーテイングしている

そのミーテイングの中で「クルマのシフトノブも造ろうと思ってるんです」ときた

そこで「こんなノブは造れるか」と投げてみた
ネットから見つけたシフトノブだ

今のベックには
マホガニー風のウッドノブが着いている

しかし画像のような削り出しのノブが着けば・・・「そそられるやないか!」

だが削り出しのノブを着ければウッド製のハンドルはどうすんねん?

まぁでき上ってから考えよう

いろいろ作れるのは楽しみだ

これが次のプロジェクトになればT-PADDOCK630三重支局の特殊溶接と相まっていろいろなことができそうだ

古希も捨てたもんではなさそうだ
T-PADDOCK630 T/Tatsumi

2022年6月23日木曜日

『Bike in the sky』#290 刺激って、どこで売ってる?

T-PADDOCK630の秘蔵車?と言えるかどうかは判然としないがBeck550が事故修理から戻って2カ月ほど経っていた

しかし、その2カ月間はエンジンの調子を上げるのに時間ばかりを費やしているが、なかなか本調子にならない

この2カ月で手を入れたところは先ず電装

その内のイグニッションコイル

MSD製 ブラスターイグニッションコイルに換えた

関連で当然ながら
デストリビューターも新品に交換

そして
バッテリーのマイナス端子からキチっと電気が流れるように3端子に改良

プラグもイリジウムタイプに替えて火花はバリバリに飛んでいる

であるのに低速域ではエンジンがブスブスとご機嫌ななめでプラグ先端は真っ黒

そして、ここで「山之内キャブレター」にキャブのオーバーホールをお願いした

ここまでは以前に記事であげている

そのキャブのオーバーホールができ上がったので引き取ってきた

早速、エンジンに取り付ける
キャブの外装も綺麗に仕上がっていた

そしてキャブ・セッティングで山之内さんいわく「バキュームゲージで左右の同調は必ずとってください」とのことだった
キャブの吸気口で計測するシンクロメーターを使う

計測すると
左が5kg/h、右が10.5kg/hと倍ほどの差異がある

よって左右のスロットルスクリューでアジャストし左右8kg/hで同調完了

さ~て、これで完調な走りが堪能できるだろうと阪奈道路を往復40kmほど走ってみた

結果はプラグが未だ真っ黒でエンジンは、ややパーコレーション気味で発進時の低速ではブスブス感が消えていない

「う~ん、どうしたもんか」

となるとメインジェットの番手をもっと下げるしかない

さっそく山之内さんにてメインジェットを調達に行った
この山之内さん、クルマ、バイクを問わず乗り物業界では知らない人がいないぐらいの有名人だ

特に旧車ブームも相まって今や全国から仕事の依頼が殺到している様子
そして雑談でBeckの以前の調子を話していた矢先

「加速ポンプ殺しましょか」

で、帰りのBeckの調子は、なんと低速のブスブス感が消えているではないか

道中の信号手前ではトップギアからサードにシフトダウンする際、ダブルクラッチを踏む真ん中でシフトはニュートラル

そのニュートラルに入った僅か0.何秒の一瞬でアクセルを「ヴォン」と煽りエンジン回転を上げる空ぶかしする
(昭和時代のレーサーテクニックのひとつ)

その空ぶかしの時もブスブス感はなく「ヴォン」と軽く吹け上がっている

ではキャブは治ったのか
念のため、3種のメインジェットは調達した

現在はオーバーホール後#115が着いている

よって、こういう時は症状からして少し極端に番手を下げて調子を診るのが対処がし易い

だが加速ポンプを殺した状態でプラグの焼けを診てからでも遅くはない

しばらく様子をみよう

話しは変わる

先週の月ヶ瀬には珍しい方が来ていた
往年のやんちゃ坊主と表現した方がしっくりくるYaz〇さんだ

御年74,5歳と言われたか、お元気な様子だった

とにかく、このYaz〇さんをバイクに乗せたらついて行けるライダーはどれだけいるだろうか

そのぐらい御年でも速い方なのだ

あくまでサーキットでの話だが
自身は古希になることから排気量の大きいバイクはドンドン減らしているのにYaz〇さんは重量級のKTMでお越しだった

久々にお会いして若い時の武勇伝も聞かせてもらって楽しい時間を過ごせた

その話のひとコマは
「バイクに乗っている途中白バイに捕まり注意を受けている最中、隙をみて逃げたら白バイに追っかけられたが振り切って逃げおおせたとか・・・」

他にも今の時代ではあり得ないマンガみたいな話しを聞かせてもらった

今では近畿の幾多の林道をオフロードで楽しまれているようだ

その林道では先週土曜に自身も走ってきた
(Shim〇さん提供)
「まったり実働林道部」という月ヶ瀬早朝メンバーで構成された6名ほどの寄合だ

(Oka〇さん提供)
最近は京都南部?の大正池周りを月一回のペースで走っている

毎回同じコースを走るのだが林道は同じコースでも季節や天候で道の表情が変わる

よって毎回の緊張感はしっかり保たれているのもいい刺激になる

刺激と言えば先週の針テラスにいたバイク
画像の御仁は前のデカいバイクを見て腰を抜かしている瞬間?

ではなく旧車のお友達でFuk〇さんとお会いした時のひとコマだ

その時、「大きなバイクはエエけど・・・」と話していた時、目の前にあったバイクに目がいった
なんとトライアンフだったか?

たしか直列3気筒で2400ccのモンスターだった
このオーナーさんは

「意外と取り回しは楽ですよ」と言われたが・・・

いやいや古希の老人にはムリっす!

しかし、いつでも気楽に乗れて刺激もあって且つ軽くて・・・

そんなバイクをここ最近は真剣に探しているのだが、なかなか見当たらない

いよいよ電動のミニカーになるのか
T-PADDOCK630 T/Tatsumi

2022年6月16日木曜日

『Bike in the sky』#289 ジジィには「情緒的価値」がある?

これからの乗り物のキーワードは「マス・カスタマイゼーション」であること

ある経済誌の資料集にあった一文に目が留まった

どういうことか

それは「実用的価値」と「情緒的価値」

どちらの市場向けのクルマであっても「マス・カスタマイゼーション」だという

これからのクルマの世界を予見した表現だ

「実用的価値」とは代表的な一例として「移動」が目的の場合は自家用車よりもはるかに実用性の高い自動運転技術を活用した「無人タクシー」などへと需要は傾斜していくだろう

と予測を立てている

一方で「情緒的価値」は「所有」することに喜びを感じる情緒的な価値を追求した市場も残るはず

と説く 

その「所有」することの喜び・・・

ここに自身は喰い付いた

ただ経済誌の「マス・カスタマイゼーション」を直訳すれば

「個々のニーズに合わせた製品・サービスを大量生産で販売すること」

になる

これでは「所有する喜び」は半減すると思うのだが・・・

この自身の解釈は、まぁどうでもいいだろう

言いたいのは経済誌の内容を意訳すれば

「所有することに喜びを感じる情緒的な価値を追求した乗り物」

となるはずだ

真に「旧車」ではないか

ただ、正統派な?心底の?旧車ファンと言える人間は今の旧車ブームの中ではどれだけいるのだろうか

先週の月ヶ瀬には「情緒的価値」??になるのかは分からないが、こんなバイクが来た

ローダウンでカリカリにチューンした125ccのエンジンを積んだDAXだ

爆音を奏でての登場だった

オーナーさんは40歳過ぎだろうか、爆音には似つかわしくない一見大人しそうな方だったが厚かましくも話を伺うことができた
う~ん、トラックがロボットに変身する映画のトランスフォーマーの心臓部のようだ

そして
ワンオフと言われた?と思うが爆音マフラー

スイングアームはローダウンにする為、ご自身でショートサイズにカットし溶接されている

しかし、前後スプロケの「センター出し」はけっこう苦労されたとか

フロントも凄い
フロントフォークはモンキー2.5(にぃてんご)代目のZ50Zのフォークをカットして移植

さらにブレーキは前後ブレンボを使用

ハンドル周り
超セパハン仕様の前後のマスターシリンダーがドッキング状態

それにしてもハンドルのハの字がスコブル、タイトなところに各インジケーションをレイアウト

であるのだが各パーツを着けるステー類の製作や調達だけでも半端ない

因みに費用もお聞きした

なんとご自身の作業代は含まず約130万ほど掛っているとか

男前だ

さらに思うのは、たぶん手先が繊細で器用な方なのだろう

おもわず失礼ながらお仕事も尋ねてしまった

悪い癖だ

お仕事は「金融関係です」と笑顔で答えられ某信用金庫にお勤めだそうだ

なるほどお金には困っていないようだ

手先が器用で独学で往年の名車をカスタムしている人間は月ヶ瀬に他にも来ていた
単独では初めての月ヶ瀬詣でだっただろうか、ヤングのNak〇君だ

Nak〇君とはT-PADDOCK630サイトから当ガレージに訪問いただいて知り合いになった

「不動のDucatiシングルを手に入れたのですが・・・」

から始まって、わかる範囲でアドバイスをさせてもらった

その時はバイクの知識は全くの素人だったのが相当、勉強をされDucatiシングルに関してはヘタな旧車乗りより情報共に上達していた

その情報では関東方面でDucatiシングルの達人の方にも指南をしてもらったようだ

その証拠にエンジンも腰下まで開け、シフトフォークの爪先欠けも修復したりしながら不動のエンジンを快調になるまで仕上げていた

なかなかのナウい青年だ
速度計は、なかったがVEGLIA製イラスト版タコメーターは遊び心で備わっていた

ということは計器類はまったくのゼロである

まぁお巡りさんに捕まらいことを祈っておこう

他にも例えば各ワイヤーが無ければ合いそうなワイヤーを見つけ長さを合わせてカットする

そしてカットしたところでタイコをロウ付けする

言えば簡単だが特にブレーキワイヤーともなれば、ロウ付けが甘くて「タイコからワイヤーが抜けた」

考えただけでもゾッとすることであるがNak〇君は事も無げにやってのける器用さを持ち合せているようだ

前述のDAXの方同様Nak〇君の手先を拝見した

やはり想像通り掌を水平にして横から見ると指先は反り返っていた

器用な証拠だ

話しは逸れるが外科医の手術が上手い医者は殆どが指先は反り返っているらしい

話しを戻して

ここまで「情緒的価値」を持つ2台のバイクを取り上げた

この2台のバイクに共通するのは賛否は問わず明らかに「唯一無二的なバイク」を所有していることである

「マス・カスタマイゼーション」の考え方には「所有する喜び」があったが、やはり唯一無二であればあるほど喜びと満足感は増幅していくと思う

それは旧車ブームの中でも顕著に表れている

希少車であればあるほど価格と満足度が比例していることである

しかし、ここ最近は投資家も入っていることから矛盾も起き出している

よって「旧車は価値がある」とは今では素直に言えない部分も見え隠れしている気がする

正統?に価値も含めて旧車と言えるバイクが同日、月ヶ瀬に来た
Tog〇さんが久々に乗って来たDucati 900SS

1975から1982年にかけて販売された名車だ

イモラ・レーサーレプリカ750SSの後継車として開発され当時では公道の王者と言われた

当日は先のNak〇君にグッドタイミングで紹介させていただいた

「これが旧車だ」と・・・

そしてTog〇さんは、ほぼ新車状態の当時から所有されているエンスーであることも、さも自分の事のように説明していた

だが、この900SSでTog〇さんが自宅から出てくる時、キック始動でケッチンを食らい足を痛めたと仰っていた

そうなのだ!

歳を重ねると旧車は体力がないとだんだん乗れなくなってくるのだ

そういうところの人様の様子を聞いて最近、旧車から離れだしている自身を慰めている嫌なジジィになっているのに気が付いている

う~ん

ジジィには「情緒的価値」もなく、ただ「情緒不安定」なだけだ!

T-PADDOCK630 T/Tatsumi

2022年6月9日木曜日

『Bike in the sky』#288 平和な日本に感謝だ

世界的にガソリン価格の上昇が止まらない

日本でも1Lあたりレギュラーで161円あたりだ

ハイオクとなれば更に10円高く171円あたりと高騰が続く

彼の地のアメリカNYでも1ガロン(約3.7L)が5月26日現在では$6.40

日本円換算で1Lが約220円にもなる
(ブルックリンの橋側から眺めたマンハッタン)
それほど高いガソリンでもNYの人たちが暮らせられる事情は日本人が聞くとショックを受けるので省くが、万人全ての生活がけっして楽とは言えない

どちらにしてもロシアのウクライナ侵攻が大きく影響しているのは紛れもない事実だ

そんなガソリン高騰を自身が嘆くのには理由がある

それはT-PADDOCK630の乗り物で優等生だったリトルコブラことEC22の燃費が以前は16km/Lだったのが少しづつ落ちだし、先日チェックすると約12km/Lとビックリだ

たぶん走行距離を間違えていると思うが燃費は徐々に悪くなりだしているのは間違いないようだ

となると自身が乗る乗り物チョイスは、しばらく燃費優先で決めていこうと思う

先週の月ヶ瀬には、そのEC22の兄貴分の燃費優等生が来ていた
月ヶ瀬早朝組Kur〇さんの1991年発売の軽スポーツ最高峰と謳われたSUZUKIカプチーノ

このカプチーノは昔のクルマの王道をいくエンジンをフロントミッドシップに配置しリア駆動のレイアウトにした

エンジン性能はアルトワークスのDOHC3気筒12バルブ、インタークーラー付きターボを搭載し64PSを捻り出す

リッター換算すると100馬力に近い97馬力にもなる

たぶんカプチーノに燃費優等生の表現は間違っていると思う
ボディサイドにはコルベット・スティングレー前身のコルベット・C1型にデザインされたプレスラインの意匠を鳥の子カラーでモディファイされている

コクピットは
発売当初、「世界一狭いコクピット」と呼ばれたらしいが・・・

チェンジシフトのレイアウトもレーシーでムード満点でなかなかだ

さらに月ヶ瀬には燃費の良い乗り物がいた
車重が400kgほどあるとか

どこが燃費がいいのか分からないがHONDA GL1800

バイクで1800㏄の排気量だ

クルマの1800㏄と比べればたぶん燃費は良いだろう

この持ち主は
月ヶ瀬教の教祖様である

前日には
車種は・・・よくわからないが・・・HONDA?・・・VTRとある

しかし、教祖様のバイクチョイスはよくわからない

たぶん何かのお告げか、はてさて閃きでなのか凡人には修行不足を感じる

そしてマジで燃費の良いバイクもきた
最近よく登場するCL125

コイツは間違いなく燃費は良いはずだが今、キャブレターの調子が崩れている

元々の燃費は60km/Lと驚異的だが・・・

その持ち主は
地元のId〇ちゃんだが「Bottom Link Freaks」をプリントした自身オリジナルのTシャツを着ていた

そのボトムリンクサスペンションをもつ日本のご先祖様バイクもきた
失礼な表現になるがお墓の中から出てきたのかと思われるぐらい朽ち果てていた

同じく125cc 1958年物のHONDA ベンリイC90だ

フロントのサスペンションにボトムリンクを真っ先に採用したのは確かHONDAだったが
それ以前の日本の流行りではBMWに倣ったアールズフォークもHONDAはベンリイJC125で1955年当時に採用している

その他、あまたあるバイクメーカーは当時、フロントサスにはテレスコピックタイプが一般的になっていた時代だ

手前からHONDAバイクを古い順で記念撮影
C90(125cc)、CL125、とHay〇さんのCB450

ボトムリンクのTシャツを着てボトムリンクのバイクに乗るId〇ちゃん

そしてこの後、このId〇ちゃんとC90のオーナーのHin〇さんとで針テラスに向かった

針テラスまでの道中は先頭がCL125で2番手がC90のベンリイ、自身は最後尾で後ろからついて行った

しかし、CL125もキャブの不良でとことこ走っている

C90のベンリイも左右のエンジンにオイルが上っているのかマフラーから青い煙を吐き、ふ~ふ~言いながらの走り

2台とも調子は良くなかったようで燃費はたぶん悪いだろう

乗り物、特に旧車はキチっとメンテをしてあげれば性能も戻り燃費も必ず良くなる

そんな話をあくる日の針テラスでしていると
またまたHin〇さん(画像右の方)と遭遇

Hin〇さんの当日の乗り物は
今時の原チャかと思いきや、何やらステップの床下から「バス用か?」と思えるブレーキペダルがのさばっている

これはブレーキペダルではなく
新聞配達などのビジネスバイクで重量物を積み停車する際、垂直に止めなければ荷崩れを起こす

よってメインスタンドも乗車したまま簡単に立てられ、メインスタンドの解除も乗ったまま上画像のぺダルを踏み込むとスタンドは元に戻る仕組みになっているらしい

画期的だ
1994年に新聞配達などの4業種をメインターゲットに開発されたYAMAHAのGEARという50cのバイクだそうだ

Hin〇さんはとにかく変わり物のバイクがお好みようだ

で、このGEARの燃費はどうなのか

うん?・・・すっかり聞くのを忘れていた

忘れたと言えば・・・

すっかり忘れていたところの昨年末に関東に嫁いだDucati Mach1の最近の画像を見つけた
(F様のFB画像から)
T-PADDOCKにあった時はタコメーターはなかったが画像ではメーターがついている

VEGLIA製のタコメーターかは分からないが・・・

ハンドルのグリップも変更されている

バックから拝見したところでは
(F様のFB画像から)
ステップがオリジナルのようなタイプになりリアブレーキのワイヤーの取り回しも本来の仕様に

メインスタンドも補修されている様子だ

まだまだキチっと走るには時間と費用が必要と記されていたが、それなりに費用もかけられている様子でバイクも当方にあるより喜んでいるだろう

このMach1はF様いわくMach1でなくMach1もどきの「モンツァ」だそうだ

そう言われればトップブリッジがセパハン用でなくハンドルポストがあったのを思い出した

イタリア車マニアならではの見識で恐れ入った

こうしてバイク事情を毎々綴っているが日本は非常に平和だ

今回、コロナ禍による感染者も減ったことから海外客の入国が再開される

その海外客が選ぶ「行きたい国ランキング」で日本は1位だそうだ

そこには円安も手伝ってインバウンド需要も見込める

このままでロシアのウクライナ侵攻も収まれば世界に真の平和が戻ってくると思うのだが、そう思うのは私だけだろうか

そんな思いに耽っている時、バイクに乗ってT-PADDOCKにお客さんがきた

「このボルトにワイヤリングの穴を開けてほしんです」と・・・

やっぱり日本は平和だ!
T-PADDOCK630 T/Tatsumi