2019年12月31日火曜日

あけましておめでとうございます。

2020年 新たな年の幕開けです。

新年を迎えられました皆さまは如何お過ごしでしょうか!?

昨年は筆者にとりましては、いろいろあり過ぎまして激動の一年だったように感じております。

今年はオリンピックも控えて間違いなく日本は忙しくなると思われますが、その忙しさについていけるのか
いささかの不安を覚えます。

年始早々、「何を気のちっさいこと言うてんの?」と笑われそうですが昨年の正月は某所でいきなり
路面凍結によるバイクでの転倒事件を起こしてますので、やはりビビりにもなります。

今年は年齢も年齢ですので自重して穏やかに楽しくバイクライフを過ごせたら満足だと思っております。

どうぞ皆さまも今年一年元気で楽しいバイクライフをお過ごしください。
「T-PADDOCK630新年号」は1月9日を予定しておりますので、どうぞお楽しみに!

では、今年もよろしくお付き合いください。
T-PADDOCK630 T/Tatsumi

2019年12月26日木曜日

『Bike in the sky』#162 今年も一年間お世話になりました

こんにちは。

X,Masも終わり今年も残すところ、あと5日ほどです。

しかし毎年想うことですが「もう少しでお正月」というワクワク感が全く感じないのは筆者だけでしょうか!?

私たち世代の小さかった昭和30年代から40年代後半までは毎年、年末になるとワクワクしたもので
年末行事の「紅白歌合戦」は、どの家庭でも一大イベントと化してました。

その大晦日の紅白が始まる前、早めに近所の銭湯に行くのですが着替えの下着は男の子は薄いブルー、
女の子は淡いピンクで上下お揃いがどの家庭でも定番でした。

そして紅白も終わって寝床に入ろうとすると枕元には明くる日の元旦に着る“よそいき”の洋服が置かれているのです。
この行事?も、どの家庭でも定番で明くる日の正月を楽しみに眠りにつく、その幸せ感を小さいながらでも
感じておりました。

まさに高度成長期の日本が一番、輝いていた時代と思います。

「Bike in the sky」前号の末尾に「次回はHONDA特集で・・・」と記しました。

そのHONDAは、その高度成長期から私たちに大きな夢を与えてくれました。

しかし、時代も変わって現代ではHONDAだけでなく幾多の企業も色褪せているように感じます。

そんな中でビジネスの世界でもHONDAに期待する人は多いと、あるビジネス雑誌に目が留まりました。

また、ネットでも「HONDAが今年の12月初めに『二輪車世界生産累計4億台達成』」とアップされておりました。

4億台ですよ!4億台!

ほんまにすごい偉業だと感じざるを得ません。

そんなことで「HONDA特集」にしたいと思いました。
前置きが長くてすみません。

HONDAと聞けば思い浮かべるのは人によって様々です。

F1やスーパーバイク、S6、N3などなど・・・
また、「本田宗一郎」と思われる方もいらしゃるでしょう!?

どれも伝説には事欠かない話題満載ですが、今回の4億台達成の立役者はやはり「カブ号」
です!
これが1952年発売の初代カブで「カブF」です。
始動はペダルを漕いでかけるのですがミッションがないので途中停止はクラッチレバーを引いて行うのですが
スピードは40km/hと意外と早く馬力も米2俵を積んで余裕だったとか・・・

とにかく技術面がすごく、当時の燃費は122km/Lで自転車エンジンの革命と表され実走テストで東京-長津田-厚木-
平塚-江の島を焼き付きもなく完走したそうです。

しかし本格的モーターサイクルとしての装備も有して登場したのが、上のカブの2年前。
「HONDAの夢を乗せた“ドリーム”の1号車」1950年のドリームD型です。

このドリーム1号車から70年かけて4億台達成となったそうです。

バイクにドリームという称号を与えるのには、やはりこの人たちの存在なくしてHONDAは語れません。


本田宗一郎さんと女房役の藤沢さん!経営の名コンビでしょう!?

本田さんは、とにかく思いついたら金に糸目を付けず動くタイプですが、それを厳しい資金環境下でもコントロール
してたのが右の藤沢さんです。

この藤沢には逸話がありまして、あまりにも金遣いの荒い本田さんを見かねて藤沢さんの方から
「私を雇いなさい!」と偉そうに言ったとか・・・

そしてホンダの運命を変えたのがスーパーカブC100!
1958年、東京タワーが完成した年の8月、5万5000円で発売されました。

57年暮れの白子研究所(埼玉)でカブの試作車を見た本田さんと藤沢さんは「月産3万台売れるぞ!」と言ったのですが
周りの人たちは3千台の聞き間違いだと思ったという逸話が残っているそうです。

しかし3万台の生産の前にバイクの世界で月に3万台が売れた実績は、どこにも存在していなかった。
さらに当時、業界1位なっていたホンダですら月産3万台の生産能力はなかったとか!

そこで月産3万台を実現するために計画されたのが鈴鹿工場の建設だったのです。
この鈴鹿工場は現在では4輪の工場として稼働してますが60年には日本初の「無窓工場」として操業します。
そこには「常温に近い管理された環境の中でこそ精度高い製品が生まれる」という深遠なホンダイズムがあったそうです。

ここから1960年代に入ってきますと皆さんもお馴染みのCB系がHONDAブランドの主役になっていきます。

そして1962年10月、第9回全日本自動車ショーにHONDAから3台の4輪車がベールを脱ぎます。
HONDA  S360とS500そしてT360
S360と500の違いは軽自動車規格と普通車の排気量とリアのオーバーハング(トランク部)の長さの差ぐらいでしたが
性能的には当時としては常識破りの高性能マシンでした。

そして、さらに常識破りのT360
HONDAの4輪での市販車、第1号が軽トラ!

ボンネットにはエンジンは無くフロア下のミッドシップ・マウント。
そのエンジンはS譲りの4連キャブ、ツインカム4気筒、各気筒ごとに独立したブランチタイプのエキパイなどで
30馬力、最高速100km/hと当時のひとクラス上のトラックと同等と謳っていました。

そして1964年8月、国産初のF1マシーンとしてドイツGPにデビュー!
横置きV型12気筒のRA271 結果は13位とその後イタリア、アメリカと参戦!

そしてF1デビューから僅か1年後の1965年、RA271の改良モデルのRA272改がメキシコ戦で初優勝を飾ってます。

4輪車生産に乗り出したのが1962年!
そこから僅か3年でモータースポーツの最高峰F1で優勝をしてしまうHONDAの技術力!

その後の4輪車は1966年のN360!
和製ミニクーパーと称され価格31万円も手伝って大ブレイク!
当時のジムカーナのレース場はワンメイクレースかと思うほどN360ばかりだったのを思い出します。

筆者も欲しいと思っておったのですが、その時はまだ中学生。

その後の1970年に発売された軽初の“スペシャリティカー”のHONDA  Z
たしか高校を卒業して彼女も欲しいと思っていた頃。
ならば「クルマは男の必需品!」と購入したのが、このHONDA  Zでした。
当時の懐かしい写真が出てきました。
奥の赤いZが筆者のZで手前のフェローマックスが親友の伊藤君の愛車!

伊藤君とは、ほんまによく遊びましたが今から15年ぐらい前に肺がんで53歳の若さで亡くなってしまいました。

また、その当時HONDA初の普通車で1300セダンの“77”と“99”が発売されました。
そのクーペモデルに1300COUPE 9Sがありました。
フロントのグリルデザインを“イーグルマスク”と呼ばれ、その大胆さがヒットしました。

そして1972年!
一躍、HONDAを「世界のHONDA」に押し上げた初代シビック!

一つは「FF2ボックス」というカテゴリーを世界に認知させる「トレンドセッター」であったこと。

もう一つがクリーンな排気ガスを求めた「大気汚染防止法(マスキー法)」に対処するため
“空冷信奉者”の本田宗一郎を開発スタッフが説き伏せて水冷化し他社に先駆け、いち早くマスキー法をクリアしたこと。

ここから先のシビックのストーリーは皆さんもご存じの通りです。

ここまでザっとHONDAの歴史を綴ってきましたが、二輪では有名な「マン島TTレースの伝説」
そして四輪での「F1 RA300、301,302」などなど・・・は皆さんも普通に見聞きされてると思いましたので
省略しました。

今回「HONDA特集」をアップしようと思ったのは冒頭の「HONDAに期待する人」が多く筆者もその一人であることから
先ず、その歴史認識をしてから今後のHONDAに期待したいのですが、HONDA内部でもいろいろと意見が
分かれております。

その中で本田技術研究所の浅木センター長の見解も交えた記事を読んで筆者はちょっと「ぞくっ!」とする感覚を
覚えましたので記事にしました。
雑誌を直接撮ってますので少々、見辛いと思いますが拡大して読んで頂ければ幸いです。

元気な日本を取り戻したいと思うのは筆者でけではないと思います。

また乗り物好きとってもトヨタではなく、やはりホンダに頑張って欲しい夢を感じます!

今年のブログも今号が最後ですが一年間、お付き合い頂きありがとうございました。

どうぞ良いお年をお迎えください。

T-PADDOCK630 T/Tatsumi

2019年12月19日木曜日

『Bike in the sky』#161 としだねぇ~!

こんにちは。

先週は間抜けな週末を過ごしました。

それは、今や現代人にとりまして“携帯電話”という、生活には欠かせないと言われるツール無しで過ごす羽目になりました。

それが先週の日曜日のできごと!

その日曜日は前週の日曜と同じく仕事で大学の教授をお迎えに行かなくてはなりませんでした。

よって、又もや車での出動ですが時間調整も考慮し月ヶ瀬に寄り道をしての行動です。

ところが月ヶ瀬に到着して「今は何時かな?」と携帯電話を探すも・・・

「あれ!携帯どこいった?」と着てきたブルゾンやパンツのポケットなどを、しきりに探すも見つからず!

さては「自宅に忘れてきたかな!?」と・・・

自宅に電話を掛けようと月ヶ瀬お茶屋前で公衆電話を探すも今どきは公衆電話はありません。

「弱ったなぁ・・・」と途方に暮れていると先に到着のいつもの月ヶ瀬信者から・・・

「携帯忘れたら、次のブログネタの写真撮られへんやん!?」と、全く不要なご心配を頂く始末!

たしかにそうなのですが筆者の心配はお迎えにいく大学教授との連絡手段が途絶えていることなのです。

しかしここで、足掻いても今さらどうにもならずです。

と、思っていたところで・・・
上の画像のように、なかなかのアングルで!

この画像は“FZばか”さんこと月ヶ瀬最速組のお一人、浅田さんに今号のブログ用に撮影頂きました。

月ヶ瀬の皆さんは筆者のブログを楽しみにして頂いているのか、はてさてネタをご心配頂いているのか・・・

浅田さん、ありがとうございます。

今後「こんなオモロイ画像あるで!」とか、ございましたらいつでもお受けいたしますのでよろしくです!

ということで、この日曜の記事はこんなとこです。

その前日の土曜日、筆者は平群町でお仕事!

バイク乗りには、あまり興味はないかも知れませんが同じ乗り物として平群町の廃校になった小学校での
スケートボード体験イベントのお手伝いです。
そうとうな山の中の廃校の雰囲気!
しかし体育館の中では・・・
未来のオリンピック選手?
フリースタイル世界大会3連覇のヤマモトイサム君を皆で囲んで!

去る11月にはNY短期留学を試み2名の選手を連れてALLONEスケートボードスクールを受講してきました。
ブルックリンのパークにて!

そして先生たちとピザランチ!
後ろ右の先生がスケートボード業界のレジェンド、ロドニースミス氏。
前列の二人が留学生ですが小学6年生と中学1年生!

こんなに小さい頃からNYに行けるなんて筆者のその頃には想像もしませんでした。

このロドニーとは筆者は5月にNYで今回のスケボースクール開催の打合せをした際、バイクの話しで盛り上がりました。

ロドニーはオフロードが好きなようで、その時はバイク話で30分ほど脱線してまいました。

スケートボードと言えば、やはりヤンチャなイメージがありますが、このロドニーはまったく逆で
NRSFが掲げます「健全な青少年の育成」を支持してくれております。

そんな考え方が合うところでロドニーたちと奈良の田舎のスクールに接点ができました。

さて次回のNY留学、だれが行けるのか!?

とにかく時代は変わったなって思うのと世界がほんとに身近になったとも感じます。

次回はライダー向けに筆者の好きな企業、世界の「HONDA特集」をお送りしたいと思ってますが・・・

うまく書けるのでしょうか!?

それではまた!

T-PADDOCK630 T/Tatsumi

2019年12月12日木曜日

『Bike in the sky』#160 いや~、久しぶり!

こんにちは。

タイトルの「久しぶり!」ですが先週土曜日の月ヶ瀬には、とってもお久しぶりのお方がご登場!
その方は画像右端の大魔神こと平井さんです。

今は、お仕事の関係で高松にお住まいなのですが、この寒空の中、月ヶ瀬信者の温もりを求めて?のお越しです。

そして月ヶ瀬に帰省したからには画像左の月ヶ瀬教組合長、竹岡さんにもご挨拶で!

上の画像は平井さんをブログに上げるべく撮影したのですが 、真ん中の“どこにでも参加病”の石原さんもご一緒!

この平井さん。
当日は愛車をトランポに積んでのお越しでしたが、ほど良い時間で帰り支度に!
ところが・・・
バイクのエンジンをかけて自走でトランポに載せるところです。
なかなか慣れた感じで・・・
と、眺めていたところ・・・バイクが半分ぐらいトランポに入ったあたりで・・・

車載用2本のラダーレールをトランポバンパー上部に掛けていたのですが、左側のレールがバンパーから突然外れました。

しかし、そこは大魔神の異名を持つ平井さん!

危ういところですがレールだけがガッシャ~ンと地面に落ちると同時に自身の両足を落ちたレールの上で踏ん張り
こけそうになっているバイクをグッと両腕で支えてました。

筆者も写真を撮ってる場合ではありませんので、すぐさま駆け寄り後ろからバイクを押すように支えると・・・

「タツミさん大丈夫です。離してください!」と邪魔者?扱い!

エンジンはそのまま、かかっていましたので態勢の悪い状態から「ドッドッドッ・・・」とトランポの中へ。

まぁビックリですわ!
大魔神と言われるだけあって腕っぷしがスコブル強いお方です。

筆者であれば間違いなくドンガラガッシャ~ンと上の画像の位置から地面にひっくり返してたでしょうね!?

そして、今回の「久しぶり!」ついでに・・・

ガレージに戻ってからアナログアーカイブ?を眺めておりましたところ懐かしい写真が・・・
15年ほど前までは筆者は東生駒に住んでおりました。
その15年前から更に約2年ほど前、当家愚息の次男が所有しておりましたフェアレディZ S30改の写真です。
当時お決まりのL型2.6か3.0ですが、3連ソレックス、タコ足、5速クロスミッション、強化クラッチなどなど・・・
さらにシートはバケット、ステアリングは、う~ん忘れました。
そしてオーバーフェンダーにホイルはワタナベと・・・

数え上げたらキリがないほど、お金のかかったS30!

倅が自身で買ったと言ってましたが20歳そこそこで普通では手が届かず買えない代物!
たしか訳アリで超お安く譲って貰ったとか・・・

筆者も一度借用して某所某区間にて走行中、前を走るチェイサーV?を見つけ、すーっと後ろに着きました。
すると暫くして、そのチェイサーは黒煙をあげ一気に加速しS30を引き離しにかかりました。

そこで、筆者もアクセルをグッと踏み込むと離された間隔が、あっという間にチェイサーにテールツーノーズに!

するとチェイサーは慌てて左車線に・・・

そのままS30のアクセルをさらに踏み込むと体はバックレストに押されたままメーターの針は2・・km/h Over!

その時の印象は「こいつはバケモンか!?」でした。

そして「こんなバケモンに乗ることを許しとって親としてエエのか?」と複雑な心境だったのを思い出しました。

しかし今、このS30が当家にあれば間違いなくKeepでしょうね!?
ですが今は倅は、ともかくとして筆者は日々を大人しく過ごしておりますのでS30があっても、どうでしょう!?

明くる日の日曜も大人しくジェントルに、またまたBeck550で月ヶ瀬詣でです。
やはり当日の早朝は寒かったせいかバイクは少な目!

とは言え、ここではいつもの月ヶ瀬信者としばらくの時間を過ごします。

そして、皆が引き上げたところで筆者は先週に続き大学教授と打合せですが、待ち合わせまで少し時間が早い!

「さて時間は少しあるがどうすっかな!?」と考えておったところで・・・
「オッ!近くにCafe7があったよな!」で10分ほどでCafe7に到着!

すると、どっかで見たようなロードスターがCafe7の駐車場に止まってました。
先ほど月ヶ瀬のお茶屋で別れた中川さんのロードスターでした。

いそいそとCafe7内に入ると入り口そばのテーブルに座っておられ、こちらを見られてニヤッと・・・
「ここに来るんやったら誘たら良かったなぁ!?」

筆者も「予定より時間が空いてなぁ・・・」と中川さんの前に座り込み!

時間にして1時間弱!
まぁ、あまり人には言えない大人の会話とでも言いましょうか、楽しい時間を過ごさせて頂きました。
中川さんとは歳が近いせいか今回は同世代のファッション談議で盛り上がりました。

そんな中でCafe7内の売り物の「格言タオル」が目に入り撮らせて頂きました。
お値段は¥1500! この格言に心当たりのお方は是非お求めください。

そして、帰り際では中川さんから
T-PADDOCK630のステッカーを貼った携帯バッテリー!
「これメチャええねんで!」と説明を頂きます。

USBの差込口が3か所あり携帯などの電池切れの時、直ぐに使えて非常に便利とのこと。
何よりもお値段が、たしか3000円を切った2900円ぐらいだったような価格でした。

この中川さんとは先ほどのS30に乗っておりました次男を介してご縁を頂きました。

その次男が以前「父さんがこんなに中川さんと仲良うなるとは思わんかったわ!」とビックリしておりました。

中川さんに限らず筆者は仕事を「引退」してから友達と言える方が、たくさんできて月ヶ瀬教には感謝です。

と、「引退」と言っておりますが実のところ大和郡山インター近くのNRSF(ここをクリック)で少し経営の
お手伝いをしております。
当日もここで大学教授と打合せです。

その教授は・・・
今、流行りのAIを使った秘密兵器を開発中の様子です。

大阪大学ご出身で現在は某医療大学教授としてお勤め!

そんな教授が何ゆえスケートボードと関わって頂いているのか!?

それは明かせませんが乗り物もけっこうお好きな事から不謹慎なオープンのBeckにてお出迎えでした。
気持ち良く仕事をして頂くには、筆者もいろいろとサービスを考えねばならんのです!

さて、AI秘密兵器のプロトタイプ完成まであと僅かな時間しかない!
「教授、間に合わせてくださいよ!」
「たのんまっせ!」

ではまた!
T-PADDOCK630 T/Tatsumi

2019年12月5日木曜日

『Bike in the sky』#159 冬の月ヶ瀬は悪魔が潜んでいる!

こんにちは。

今年もいよいよ12月に入り令和元年も終わろうとしております。

年末になり今年を振り返っても筆者にとりましては、バタバタの一年だったように思います。

先ず2019年正月早々の月ヶ瀬凍結路面にての転倒事件!

ついで5月の北米横断5大都市の市場調査ツアー!

そして8月の悪夢の自身の癌手術入院事件!

最後に11月のスケボースクール生、第1回目ニューヨーク留学!

と悪い事、良い事、悪い事、良い事の山谷の1年でした。

とは言え年を越すまでは、まだ何が起きるか分かりませんので自重して過ごしたいと思います。

さて本題の「冬の月ヶ瀬には悪魔が・・・」とありますが上述のように、この悪魔に筆者は今年のお正月襲われました。
よって、その悪魔が来る季節かと思えば、いよいよの冬本番の到来です。

その今シーズンの月ヶ瀬冬事情は・・・
先ず先週の土曜日!
当日はT-PADDOCK630ガレージを7時半過ぎに出発!
今までとは比較にならないぐらい遅めの出発です。

そして8時半頃に上の画像のように月ヶ瀬到着!

当日は気温もまあまあ暖かめということでT-PADDOCK630最速のDucati MHe900にて月ヶ瀬詣でに。

10台ほどの月ヶ瀬信者が集まっておりましたが、その中の一台が当日のトピックの餌食に!

その一台とは・・・
N〇充電所 I社長のHONDA X-ADV!
見た目はスクーターなのですが実態はスクーターというよりツアラーと言った方がしっくりくる乗り物です。

排気量は750㏄と「こんなデカいスクーターは見たことない、聞いたことない」って感じです。

馬力は54psでトルクが6.9kgmと1970年頃の650㏄スーパースポーツ並みの動力性能!
さらにミッションは電子式?の6段変速!

しかし、車重は約240kgと重量級!

HONDAらしく新たな市場の開拓との思惑で開発されたようにも感じます。

そのX-ADVを皆で囲んで“あら捜し”の開始!
“あら”が見つかるまではI社長から、いろいろとX-ADVの装備などを説明頂きましたが信者一同「へ~、ほ~、は~!」と
ため息に近い驚きともとれる至れり尽くせりの装備で筆者的には「もはや車やん!」です。

さらにお値段を聞くも新車価格で約126万から130万!
ここまでの価格になると、けっしてスクーターの価格とは思えません。

そして、“あら”が見つかりました。
さてどこでしょうか!?

この“あら”はHONDA社の名誉の為にも、またHONDAファンの筆者にとりましてキチっと説明をしなくてはなりません。

それは“あら”ではなくI社長の凡ミスによるものです。

しかし、この凡ミスを見つける月ヶ瀬信者は恐るべしです。
そんなミスや“あら”を見つける信者は月ヶ瀬でも2,3の極、数人!

今回のミスポイントは上の画像の中にクッキリと写っておりますが見つけられたでしょうか!?

そうこうしているうちに筆者は月ヶ瀬からいつもの針テラスに向かいます。

その針テラスでは久しぶりに楽しいお方に遭遇します。
月ヶ瀬には暖かい時期に、たまにお見えになりますが冬季は引き籠もり状態の、たしかKさん?だったかな!?

このハーレーは月ヶ瀬信者の“あら捜し”には格好の餌食で“あら”が満載です。

その証拠にKさんは、このハーレーのパーツを走行中、よく落とされます。

以前にも、あり得ないパーツを落とされました。

それは落としたまま乗れば法律上、問題が発生するナンバープレートを全く気がつかずに落とされ月ヶ瀬に着いてから

「あっ!ナンバープレートがない!」

で、慌てて「ちょっと探しに戻りますわ!」と言うようなことがありました。

で、今回久しぶりに針でお会いして・・・
筆者が「今日はちゃんとナンバー付いてますやん!」と冗談めかしてお話をはじめると・・・

「それがですねぇ・・・」
「前側のマフラー(エキパイと一体)が走行中、外れてカランカランって引きづってしまいましてん!」
「はっはっはっ」と・・・

筆者もつられて「マンガみたいな話ですやん!」と応じると
「そうですねん!」と、また朗らかに笑われる、ほんまに気のいい方なのです。

毎度こんな話をしてますと「ちゃんと整備してないんとちゃうか!?」と疑いたくなりますが
実はそんなことはなく、けっこうマメに手を入れられてるそうです。

では「なぜ?」と思いますが、そこにはこのハーレーのエンジンとフレームに根本的な問題を抱えていると思われます!

要はリアショックがなくリジッドで、そこにプッシュロッドによる大排気量エンジンの振動で各ボルト、ビス類が
常に増し締めをしていても緩んでくるそうです。

でも、Kさん!
以前は早い系のスポーツバイクに乗っておられ、車もS30系のフェアレディもお持ちでした。
それが、どこかのターニングポイントで・・・

たしか奥さんの勧めで、このハーレーに落ち着いたとか・・・

そして今では、こんな手こずるハーレーをこよなく愛されておられます。

なんか、このハーレーの良さが筆者は少し分かるような気がします。

そして、明くる日の日曜は快晴ということで、さぞ賑わっているのだろうと思いきや意外と少なくて拍子抜けです。
当日の筆者は昼頃に医療大学の教授を大和郡山のスケートボード場にお連れすべく筒井駅にお迎えに
行かなくてはなりません。

よって、当日の月ヶ瀬には画像真ん中の黄色のクルマで9時過ぎ頃に到着!

当日は快晴は快晴なのですが早朝の気温は月ヶ瀬では零度のところもあったとか!

そんな冷たさゆえに信者バイクが少なかったのでしょう。
上の画像、暖かい陽だまりに集まる信者さん達。

そうこうと10時を過ぎた辺りで信者バイクが一台、また一台と月ヶ瀬を後に帰路につきだします。
その中の一台のバイクに「月ヶ瀬の悪魔」が「ニヤッ・・・」と微笑みます。

今回は信者ライダーのお名前は伏せますが・・・
Y-09?がいつもの駐車位置から来た道を奈良市内方向に向けてハンドルを切りながら車体を右に傾け始めた、その刹那!

ドンガラガッシャ~ン!と・・・
後輪タイヤが左に滑るように流れ、半回転して転倒!

幸い、右サイドのクランクケースガードの破損と右ウィンカー裂傷、そしてちょっと痛いのが
カーボンマフラーエンドに同じく裂傷!

ライダーは全くの無傷でバイクも、この程度で済んで良しとしましょう!

そのライダーも一瞬のことで「いったい何が起きたのか?」と、やや戸惑い気味!
たぶん帰りの道中は言うに言えない悔しさがこみ上げて帰られたでしょう!

そして、しばらくして筆者も教授を迎えに行くには、まだ少々時間があることからいつもの針テラスに向かいます。

その針テラスに向かう道中で月ヶ瀬お茶屋からちょっと奈良市内方面に戻った、けっこうキツイS字カーブで
6,7台のバイクグループの一台が転倒しておりました。

この二台のバイクの転倒原因ですが・・・

まず最初のバイクは長時間、寒いところに駐車していたことによるタイヤが完全に冷え切っていたこと!
そこに、エンジン始動時のアイドリング回転が高いまま発進したことによるものと考えられます。

またS字カーブでの転倒は路面温度が低い陰の部分と少々キツイ下りからグッと食い込むように左にカーブしていることから
速度を抑えるためにフロントブレーキを強めに握ったことによる転倒と推察できます。

どちらにしても大きな事故にならず幸いですが、月ヶ瀬の悪魔が活動し始めたのは紛れもない事実でしょう!

月ヶ瀬信者の皆さん、くれぐれも心して掛かられよ!

と、警告しましたが、その警告で先週のブログ末尾!

「〇〇ですがご主人はいらっしゃいますか?」の話しを思い出しました。

その、お見えになった時の勤務状況を筆者は関知しておりませんので、ここからは「非番で」とします。

それは以前、T-PADDOCK630近辺を警邏中に、お見えになった時の警邏用バイクのクラッチレバーが
転倒?によって大きくU字状態になってました。

それを「修理できますか?」とお立ち寄りになったのです。

レバーをバーナーで炙りながら鉄パイプで抉るようにU字から元の形状にに力をかけていきます。
数分で元にもどる簡単な修復作業でした。

そのご縁で再来店です。

ところが今回はお一人ではなく25歳ぐらいの非番?の女性のお巡りさんが同行!

筆者が「え~?どうしましたん?」とお尋ねすると・・・

「いや~、ここのこと署内で話してましたら彼女も『行きたい、行きたい』ってなりましてん!」と。

そこで、筆者はその婦警さんに「バイク好きなんですか?何乗ってますの?」と質問すると「W800です。」

「へ~、けっこう大きなバイク乗ってはるんですね!?」と返すぐらい、160㎝はないであろう小柄な方でした。

そこから先のお巡りさんがT-PADDOCK630内を筆者に代わって、この婦警さんにご案内をされる始末。

そして婦警さんが食いついたバイクは、なんとビックリ!

冒頭のDucati MHe900!

「え~、W800に乗ってはるんやったら、そのご先祖さんのW1ちゃいますの?」
すると上のW1をチラッと見るだけで「いや、このバイクの方がメチャかっこいいです!」とMHeをえらくお気に入り!

で筆者は「でも、このMHeはたぶん足が着かんと思いますよ!」と、ちょっと失礼な発言。

しかし、この婦警さん、MHeをえらくお気に入り!

で、先輩お巡りさんは「僕は、これが欲しいねんけど・・・」でモンキーZ50にクギ付け!
さて、このお二人はT-PADDOCK630のお客さんになるのでしょうか?

どちらにしても今回、お聞きしたところでは某〇〇署管内では当T-PADDOCK630の存在は話題になってるそうで

これは喜んでいいのか目を付けられてると解釈した方がいいのか・・・

日本の国家権力最高峰と仲良くならしていただけるなら「まぁありでしょうね!?」

ではまた!
T-PADDOCK630 T/Tatsumi

2019年11月28日木曜日

『Bike in the sky』#158 趣味の世界でも本気の人とは・・・

こんにちは。

朝晩の冷え込みも一段と厳しくなってきました。

こんな時は、やはり温泉にでも入いってのんびり温もりを味わうのが一番!

そんな時に先週の日曜、“凄腕バイク屋”の親父さんから「温泉ツーリング行くで!」とお誘いを頂きました。

ですが、当日は数日前からの天気予報では曇りで午後からは雨模様の気配!

まぁ途中で雨にあたっても良いバイクであれば合羽を準備すれば「なんとかなるか!」
で、T-PADDOCK630韋駄天の“どこでもバイク”のKawasaki KL、またの名を「シェルタコ」で!

でも週末の土曜日は快晴との予報から、ここは乗れる時に乗りたいCB77で、その土曜に月ヶ瀬詣でに!

その月ヶ瀬には・・・
渋い乗り物が・・・

右の黄色いロータスエランはお馴染みのSnap-onの東川さん。

そして左のアルファロメオはスプリントのようにも見えるのですがバンパーの造形からして1950年代後半に
アメリカ向けに生産されたアルファでは?

このアルファの凄いところはいろいろあるのですがMさん曰くホイルがマグネシウム!

ほんまに昔の乗り物は今の合成樹脂素材満載の味気ない乗り物と違って、語り草が満載!
その語り草もバリューの一つなのでしょう!?

で、このアルファの持ち主はイタリアンレストランオーナーでさらに士業でもあるMさん!

このMさんはイタ車がお好きなようで他にもアルファのセダンをお持ちです。

しかし、このお二人! 

先月には“F3マカオグランプリ”に行かれたようで優雅にOFFを過ごされたようです。
って書いてますが普通では、なかなか行けるところではありません。

この月ヶ瀬には、このように「いつ仕事してんの?」と思うお方がけっこういらっしゃる
のもトピックに成り得る所以です。

同時にタイトルの何をするにしても本気の人々でしょう!?

羨ましいィ~!

そして、その土曜の筆者は上述しましたようにCB77で月ヶ瀬到着!
この日も筆者は月ヶ瀬信者様の餌食に・・・

今回は何でイジメられたのか!?

それは画像真ん中のCB77のクラッチレバーを皆で寄って集って握ったところから始まりました。

それはレバーを握って「固ったぁ~!」とレバーが固くて引くのが重たいということで盛り上がります。

そして「ワイヤーに油さしてる?」と皆から詰問攻めに!

筆者も「まぁ一応、さしてるけど・・・」
(筆者的にはこのCBのクラッチワイヤーはセパハン対応に短くしたことから以前とは比較にならないほど
軽くはなったと思ってます)

すると信者様は異口同音に「注してるってどんな油で?」とさらに詰問!

筆者は「普通にCRCやけど・・・」と返すと・・・

信者様は「あかん!あかん!」とか「これやから素人は困るわ!」とかケチョンケチョンでした。

筆者は「そないボロカスに言わんでも」と思ったのですが・・・

心の中ではCBの、このクラッチのレベルを固く感じるということは「月ヶ瀬信者は軟弱者なのだ」と言い聞かせて
悔しさを押し殺し我慢我慢と耐え忍ぶのです。

で、筆者は「じゃぁ、どんな油さしてんの?」と聞き返すと・・・
「専用の油があんねん」と画像の油を筆者拙宅のご近所さん、石原さんから頂戴しました。

口は悪いがエエ人です!(筆者的にはモノを頂けるお方は見なエエ人なのです)

しかし、この専用油!
一見、今、流行り?の薬物?的な危ない雰囲気のしろもののようにも見て取れます。

今日も話が脱線しまくりですが日曜の温泉ツーリングに戻します。

何とか天気も、もちそうで・・・
月ヶ瀬お茶屋さんから2,30分ほどの島ヶ原温泉「やぶっちゃの湯」に行ってきました。

この凄腕バイク屋主催のツーリングは、他のグループのツーリングとは明らかに一線を画した非常に庶民的な集いなのです。

今回もCD250という1970年過ぎのビジネスバイクで参加するライダーがいたりとか1980年代のスズキのガンマがいたりとか
筆者のようにオフ車のKawasaki KLとか、とにかくカジュアルな集いでけっして「かっこいい」とは無縁な集まりです。

しかし筆者は、ここのツーリングに参加して初回から数えると大よそ30年ぐらいになります。

なにが良くて“凄腕バイク屋”と30年も付き合っているのでしょうか!?
筆者にもわかりませんが、その凄腕バイク屋のオヤジさんとは・・・
こんな、オヤジさんで「旧車と名のれるのは1960年以前で、それ以降は現行車や!」と豪語するほどに大概のバイクは
最低限度の必要な部品さえあれば絶対と言っていいほど治してしまう達人で部品が無ければ造ってでも治して
しまうオヤジさんです。

しかし、ある特定の車種に関してはこのオヤジさんでも脱帽する凄腕バイク屋がいます。

それは・・・
(Yahooからの画像をお借りしてます)
この日の温泉からの帰り道に久しぶりにお邪魔しました。

月ヶ瀬お茶屋さんからも近い所にある「Moto Bayern(モトバイエルン)」さん。

ここのオーナーがBMW乗りでは知らない方はいないと言われるほどの有名人の松田さん!

筆者もお付き合いさせてもらってというレベルではないですが先ほどの“凄腕バイク屋”繋がりで
松田さんが独立される以前の24,5年前からのお付き合いです。

何がすごいって本家のBMWディーラーが手に負えないBMWをこの松田さんところに持ってくることもあるそうです。

その整備場は・・・
自作のBMW専用SST!
ここにも無い部品は造る凄腕職人の旋盤などなど・・・
BMWの目視化したリアル電装チャートなどなど・・・

とにかく現役で仕事をされていた時は趣味でバイクいじりをされていたのですが引退されてからは本職も舌を巻くほどの
技術力でこの整備場を作られ趣味を仕事にされた真に「趣味の世界でも本気の人」です!

当日も筆者が困っておりましたバイクリフターの油漏れを質問すると、その修理箇所の特定やその対処方法が
同じであったことから楽しくバイク談議と合わせてツール談議で楽しませてもらいました。

当日は、ここモトバイエルンさんには・・・
実写の画像をお見せできないのは(守秘義務の関係で)残念ですが、代わりに資料からになります。

1959年製の丸正自動車のライラック ランサーマークV LS38という超希少なバイクが、ほぼオリジナルの状態で
ドック入りしておりました。

この手のバイクを扱えるところは日本でも指折りレベルで、「やはりモトバイエルンしかない」という感じで
持ち込まれたのでしょう!?

それほど松田さんは達人なのですが物腰も柔らかくジェントルな方です。

その松田さんは「固い」「重たい」とか月ヶ瀬信者に言われた筆者のCB77のクラッチをどう診断されるのか!?

「こんなん、旧車やったらマシな方やで!」と言ってもらえるのか・・・

拙宅に戻ってから「しまった!聞くのを忘れた!」と“本気”で思いました。

ですがCB77!
戻ってからまたトラブル発生!

う~ん!
筆者も「趣味の世界の本気の人」になるには「本気で修理しなくては・・・」

と、このブログの作文中に・・・「ピンポ~ン・・・」

T-PADDOCK630の玄関のチャイムが・・・

「警察ですがご主人はおられますか?」

ではまた!
T-PADDOCK630 T/Tatsumi