2021年1月28日木曜日

『Bike in the sky』#218 100歳になったら・・・

先週末は雨でまったくバイクに乗ることはできませんでした。

おまけにコロナ禍における非常事態宣言もあって不要不急の外出は自重しなければなりません。

ですが不要不急?になるのかT-PADDOCK630ガレージで長年使っておりました、ある小道具がボロボロに!

よって門真の「2りんかん」にお買い物ですが、その話は後ほど!

まずは予てより進行してました「チョイ乗りバイク」復活からです。

一応、復活したのですが「ちゃんと走るのか!?」のテストをする為に近所の空き地まで行かなくてはなりません。

しかし、ナンバーを取得しておりませんので車載にて行くことに!
T-PADDOCK630の客寄せパンダ?Vespa Carに載せて・・・
なかなか異様な絵面です!

この車載の原チャはT-PADDOCK630の部品取りで長らく寝ておりましたが一昨日、すべての保安部品やらを在りもの
パーツと取り付けるステー類もガレージのガラを加工してなんとか装備完了です。

前々回の記事では・・・
テールランプとウィンカーは上の画像のような感じでしたが、ガレージ前で少しテスト走行をするとそのウィンカーがサイレンサーに接触しました。

よって、接触回避で取付位置を上部に変更!
ステーを造り直して上部には簡単に移設できたのですが元のテールランプとナンバープレート取付が不可に!
よってテールランプはこれもT-PADDOCK630の廃品ストックからと在りモノステーでナンバープレートも設置可にしました。

またフロントフェンダーも必須ですので残骸パーツを加工して取付!
雨の日に乗ることはないのですが突然、降られた時に前輪が巻き上げる水しぶきは前方からヘッドライトにかかるように飛散します。

それを防ぐレベルでこれも廃品パーツをカットして取付!

そしてリアフェンダーも取付!
フェンダーというより薄板材の鉄板をカットしての逸品?

ここには配線類があって、もしもの雨の時は濡らしたくないレベルで囲っただけのシロモノ!

またキャブレターもオーバーホールしたのですが・・・
元々の原チャのキャブレターには樹脂製の箱のようなクリナーボックスが装着されてますがそんなボックスはあるはずもない。

よって画像のT-PADDOCK630ストックパーツ新品の「TAKEGAWA製」パワーフィルターを装備!

ただフィルター側の内径とキャブ側空気吸入口外径とが大きく差異があります。
ここでも特殊技術を駆使して径を合わせます。

と、細かい詰めを一通り終わって完成!

これでちゃんと走ってくれたらナンバー取得に向かいます。
なかなかの出来ですが・・・
しかし、このスタイルで走行中にお巡りさんと遭遇したら間違いなく職質を受けることになるでしょう!?

でも今回の「チョイ乗りバイク・プロジェクト」はスタイルより如何にコストを掛けず元気に走り回れるバイクを造るかです。

よってT-PADDOCK630内にあるガラクタ類は「いつか何かで使うやろ」的なモノが高校生の時から今に至るまで
けっこうな数を貯め込んでおります。

ということで今回のプロジェクトでは大いに役立ったと言えるでしょう!

特に工具類は亡くなりました父親の工具も合わせると相当古いモノまであります。

そんな貯め癖からか、道具類は冒頭の「ボロボロになる」まで使い果たしております。

そのボロボロの道具とは・・・
タイヤ交換やパンク時に使う「リムプロテクター」です。

タイヤレバーをリムとタイヤの間に入れた時、リムをキズ付けないようレバーから守る固い樹脂製のモノなのですが
どうしてもレバーに力がかかり過ぎた時などで樹脂が長い年月を経て段々割れが大きくなってきてました。

もう30年近く近く使ってるモノで当時、いくらで購入したか忘れましたが私は父親譲りなのか、なかなか捨てることができません。

今回、さすがにこれ以上は無理と判断して「2りんかん」に行ってきました。
3個セットで1000円ほど!
確かに安いモノなのですが・・・

さて、またこれを30年使い続けるとしたら私は、ほぼ100歳になってる!?

その年でこの道具を使ってタイヤレバーに力を入れてたら・・・

「ポキ、ポキ、ポキ・・・」と私のカラダのどこかの骨が折れてるような・・・気がします。

ではまた!
T-PADDOCK630 T/Tatsumi

2021年1月21日木曜日

『Bike in the sky』#217 今回は「Car in the sky」かな!?

コロナ禍が収まりません。

ワクチンも来月から少しずつ接種されるようですが一般ピーポーには、まだまだ時間がかかりそうです。

よって私はひたすら自宅待機をしておりますが幸い?バイク屋ごっこで何とか時間は有効に消費できているように思います。

また待機中は読書時間もけっこう取れ、その中でも新聞の購読時間はなかなかです。

昨日の朝刊には「どう思いますか やっぱりクルマ」という見出しで8名ほどの一般読者の投稿記事が載っておりました。

当ブログは「Bike in the sky」と謳っています通りバイクに纏わるネタが中心です。

しかしバイク乗りはバイク以外の乗り物も興味はあります。

そんなことから今回の記事は直ぐ目に留まりました。

内容は「昨年の新車販売台数が約460万台で前比11.5%減だった」と始まり、若者中心に「クルマ離れ」が進んでいる上に高齢者の事故・・・コロナ禍で逆風が・・・と続きます。

しかし、「車がないと生活できない人や車をパートナーのように大事にする人々がまだまだ多くいる」とも書かれ、実際、車への情熱や青春時代の思い出、コロナ禍での利便性などが全国から寄せられたようです。

投稿内容は全部はご紹介できませんが

投稿#1 39歳の時バイク事故で頚髄損傷された65歳の方は首から下にマヒが残り車椅子の生活になってしまったそうです。

でもリハビリと手動装置付きの運転教習のおかげで1年後には自らの運転で中央高速をドライブ。

車なら長距離移動もできる開放感があり左に競馬場、右にビール工場が見えてきて青春時代の車中で聞いたユーミンの歌を口ずさんだそうです。

そこにはクルマという相棒のおかげとも。

だからいつか行くだろう天国でも運転したいので棺には免許証を入れて欲しいと家族には頼まれているそうです。

投稿#2 「No car、No life.(クルマのない人生なんてあり得ない)」に尽きると投稿された53歳の方は漫画「サーキットの狼」を幼少期に見ておられ免許が取れたらスポーツカーに乗りたいと思われたそうです。

今でもAE86トレノやフェアレディZを35年、乗り継いでこられ子供ができてからはスバルBRZに乗り年数回はミニサーキットでドリフト走行を楽しまれているそうで旧友やライバルと今も繋がっているのはクルマのおかげに他なりません。とのことです。

他には

投稿#3 「人間関係が希薄になっている時代、家族と時間や体験共有して絆を深められることに気づかせてくれたのがクルマ。」

投稿#4 「コロナ禍では必需品載せて『第二の我が家』化」などなどの投稿が掲載され、読んでましてほっこりした気持ちにさせてもらいました。

まさに「Bike in the sky」ならぬ「Car in the sky」とでも表現しましょうか・・・

そんなほっこりするクルマですが今週も「近所の暇な人々」がT-PADDOCK630にほっこりな乗り物でお越しです。

先週にアップしました三菱重工のシルバーピジョンC140 です。
今回はディティールの画像をお送りします。
まずはメーター周り。
1960年代当時のクルマのインパネもこんな感じで真に昭和です。
シート一体型のリアフード。
よく観るとサビが、サビが・・・そのフードに貼られたステッカー。
当時のバイク・ディーラー?
今見ると新鮮なステッカーかも!

シート台座を開けると・・・
リア・フード内が・・・さらにフードを開けると・・・
エンジンが出てきました。
57年前にしては比較的きれいな状態。
キャブレターも当時らしく国産ですがフロート室別体型の確かMUKUNI製?
当時モノではステッカー類が・・・
当時モノ?のPENTALUBE社のステッカー
さらに当時のBSのステッカー
今は亡きスパイクタイヤのステッカー。(レアです)
三菱重工のスクーターなのに・・・
富士重工のスクーター、ラビットのステッカー!それも上述の伊東商店ラビットか?

こうしてディティールをアップで観ますと各所にサビやアルミ腐食のツブツブが個人的には気になります。

さてオーナーのTaka〇さんは、どう仕上がていかれるのか!

ご本人は軽く磨かれたそうで今は先にエンジンや機能整備を優先されています。

よってT-PADDOCK630思想の「美しいヤレ感」という旧車道の考え方もお伝えしました。

旧車の扱いは人それぞれで正解というのはありませんし、価値観も人それぞれですから!

「でも・・・」ということでは

これは先週の土曜日に乗りましたT-PADDOCK630のエース!
CB750 K0
手に入れてから既に26,7年が経過しております。

しかし、このK0はノンレストア車でタンク、サイドカバーは自身のオリジナル度上げる為、塗装は換えてますが、その他はひたすら磨きのみです。

当時のような「ヤレ感」というよりは綺麗です。

ここまでとは言いませんが個人的には職人さんが永年使われた年季の入った道具のような黒光りの艶感は欲しいところです。

あくまでT-PADDOCK630の考え方です。(詳しくはT-PADDOCK630サイト内で説明しております)

ここで話しは先週の月ヶ瀬事情に!
(Shimちゃん画像から)
当日はコロナによる入場制限?で4台ほどのバイクのみが先着でしたが、先着組からは「ようナナハンできたなぁ~」でした。

途中の路面凍結疑惑からの声です!

しかし、4,5人での会話でしたが話しは盛り上がりました。
月ヶ瀬は少人数でも僅かなネタでもあれば話しはやっぱりオモロイ方になるところです。
画像のShimちゃんは雑学王と命名したくなるほど、いろんな事をよう知ってます。

そして雑学王との絡み相手が・・・
〇〇焼の匠、〇〇先生!

今回の話しの主役は先生で〇〇万円の高級ツナギの話題!

先生はコロナ禍でもお忙しくされておられるようで最近は羽振りも良さそうです!
皆でタカりましょう!

ですが今までのご出演からの世間の反応を考慮し今回から一切、身元や個人が分からないように掲載して欲しいと
ご要望がありましたのでこのような“〇〇テロップ?”でタカれないようになりましたことご理解ください。

さて、今回は旧車道と乗り物の楽しさについて綴ってきました。

次回はT-PADDOCK630の新たな仲間?「カマキリ号」のインプレッションをお届けします。

さわりを言えば「めっちゃエエ加速するがなぁ~!」です。

お楽しみに!ではまた!
T-PADDOCK630 T/Tatsumi

2021年1月14日木曜日

『Bike in the sky』#216 緊急事態宣言のおもちゃ!

コロナ感染拡大にともなって「緊急事態宣言」が出されました。

この件で私が今更何かを語ることはないのですが、ただ言えることは「コロナウィルスを軽く視ない」ことでしょうか!?

そんな理由で先週の3連休はガレージから一切出ることなく完全ビバーク状態!

(実態はこの3連休、バイクに乗るにはただただ寒すぎる理由からですが・・・)

同じ理由かは分かりませんがマイガレージで密かに旧車を愛でていらっしゃる方が・・・

1964年、三菱重工シルバーピジョンのラストモデル、125ccの C140。
(FB画像をお借りしてます)

このモデルは「ビビッドルックスタイル」と呼ばれた50年代、一世風靡したモデル!
上級車種にC240の143ccがあります。

性能的にはC140は(C240)
強制空冷の2サイクル2気筒 42✖45の124.627cc(45✖45 143.066cc)
最高出力8ps(9)/7500rpm  最大トルク1kgm(1.1)/4500rpm
手動3段変速  最高速度95km/h  重量142(143)kg

このシルバーピジョンはご近所にお住いのTaka〇さんが最近、手に入れられました。
早速、メンテをしながら各部に手を入れられてるそうですがプラグに繋がるハイテンションコードはアウターの被膜だけで
繋がっていたようです。
で、芯線は切れており火は切れた芯線のスパーク繋がりだったとか・・・

まぁ、旧車は引き取ってきた間際ではあるあるな事です。

そして、あまりな状態だったことからコードとスリーダイヤモンドマーク入りのプラグキャップは廃棄して交換!

それを私は聞いて「廃棄したんやったら、そのプラグキャップちょうだい!」と厚かましくもおねだり。

するとすぐお届け頂きました。
なかなかレアなアイテムです。

しかし2気筒なのに頂いたのは1個。
「なんで?」
とお尋ねすると
「マーク入りは希少やで!」
と私が言ったことから
「希少なんで記念に・・・」
思わず私は
「え~!」
と駄々をこねそうに・・・

と旧車絡みは子どもみたいなやり取りが日常茶飯事でこれも楽しさの一つですかね!?

そのシルバーピジョンの歴史は初期型の1946年、C10から始まります。

シルバーピジョンのようなスクーターメーカーは富士重工のラビットを始め戦後、数社ありましたが1958年、
40社ほどあった2輪メーカーの生産合計約32万台の内、スクーターは約10万台弱と総生産量の30%を占めていたそうです。

その中でもシルバーピジョンとラビットは抜きつ抜かれつのデッドヒートを毎年のように繰り返し1958年のトップはシルバーピジョンの5万台で2位のラビットが4万台。

スクーター販売ピーク時の1959年はラビットが5万7千台でトップに躍り出ます。

この後の60年代には1958年発売のHONDAスーパーカブなどのメーカーに人の移動手段は奪われていきます。

しかし時が流れ70年代に入るとそのカテゴリーにはモンキーなどのレジャーバイクが参入と台頭!

そして1976年、「ラッタッタ」の愛称で一躍人気を博したHONDAロードパルを皮切りに「お手軽バイク」
いわゆる「近所の足」として原チャが出てきます。

その原チャは日本中、どこでも見られる通勤の足、国民の足へと変貌を遂げていきます。

そして現在では、その原チャも30km/h規制から解かれた125ccの速いモノが求められるようになり姿を消しつつあります。

と、人の移動手段であった戦後のスクーターから現在の手軽な足代わりとしてのバイクの歴史を綴ってきましたが
当のT-PADDOCK630では軽量級のバイクがサッサと売れたことで「近所への足」バイクがありません。

で、チョイ乗りバイク・プロジェクトを昨年から組織化!
だいぶ進展してきましてそのバイクは完成間近になってきました。

その完成に近いチョイ乗りバイクに試乗のお客様が
3連休最後の日にお越しのIshi〇さん!

ご覧いただいて、いつもならけちょんけちょん言われるところですが此度は・・・
「おもろそうやん!」とニンマリ!

名付けて「カマキリ号」と、この原チャに見た目で命名!
ヘッドライトがカマキリの頭に似ていることから命名したのですが各部のディティール紹介も・・・

まずフロントのウィンカー。
HONDAのVTR?からの戦利品・・・ちょっと前足にも似てるような・・・
胴体辺りは
ガレージ内の廃品を加工してシートに。
さらに
バッテリーの置き場所に少々手こずります。
ですが何とか収めて、足場もアルミのメッシュ材を切り取り設置
お尻周りは
リアウィンカーはSUZUKIのTシリーズのような、違うような・・・
排気系は
NSRのサイレンサーを活かしたいのですがチャンバー部の容量が分からず50ccの排気量から大よその容量で継ぎ接ぎで作成。

そして最も腐心したところは
ブレーキランプのスイッチ!

レバーの動きの円周とスイッチアームの動きの円周が大きく差があることからレバーでスイッチアームを動かす
僅かな動線の交差点の穴を決めるのに紙面に落したりして時間を要しました。

これも一応クリアし、リアランプ点灯!

元々このバイクはAF16のタクトというミニバイクですがカウル類が全て無く電装類もノウティやモンキーの部品取り
として欠品状態になり、長い間ガレージで寝ておりました。

ですが、原チャのスイッチ類はカウル一体に埋め込まれるように付けられています。

そのカウルが無い骨だけの状態に
YAMAHA RT-1のオリジナルスイッチを流用!

なんとか着け終わり、あとは試乗して街乗りができるかのテスト!

でもナンバープレートがないので「どこでテストをするのか!?」が目下の悩みですが、こんな緊急事態宣言で
外にも自由に出歩けない時は、こういうオモチャがあると助かります。

ではインプレッションはまたの機会で!
T-PADDOCK630 T/Tatsumi

2021年1月7日木曜日

『Bike in the sky』#215 今年は“牛歩”でエエんちゃう!?

 こんにちは。

2021年も早くも一週間が経ちました。

私は本年もまた脳内老化防止も兼ねまして「Bike in the sky」のブログで、ある事ない事風に綴ってまいります。

そして皆さまのバイクライフの一助になれば幸いです。(たぶんならないと思います)

どうぞよろしくお願いいたします。

その本年、第一弾は丑年に因んだこんな話題から。


2021年!初乗りはバイクではなくT-PADDOCK630が32年間所有します「Beck 550 Spyder」です。

年始からいきなり話しは逸れますが昨年の秋ごろからBS放送で「昭和のクルマを30年以上乗り続けて・・・」
とかいう番組が毎週水曜日の夜に放送されております。

そのタイトル通り昭和時代に造られた国産車、外車を問わず30年間乗り続けている人を探す番組なのです。

けっこうクルマの詳細を掘り下げてその時の歴史背景も合わせて放映されてますので旧車好きには楽しい番組です。

で、いつも見ながら思うことなのですが、このBeckも昭和最後の年の昭和63年製造だったと思います。
そこから乗り続けて今年は33年目に入ります。

ということで「取材してほしいなぁ~」と密かに思っているのですが・・・

しかし、このBeckは1955年に製造されたあのジェームズディーンが乗ってた「ポルシェ550」のレプリカですので
放送局的には「似非(エセ)ポルシェはアウト」なのでしょうね!?

でも乗ってる本人は、いたくお気に入りです!
(その前にホンモノの現存する550は今や2億円以上とも言われており手が出るはずがありません。)

話しを戻して・・・年始早々、バイクではなくなぜクルマなのか!?

そこには新年の記事で今年の目標として書きました「絶対、転倒しない!」という2年前の事件が影響しております。

そのトラウマから・・・それと加齢による不安から・・・

そして今年は”丑年“です!

新聞記事にも「そんなに急いでどこ行くの?」と戒め記事が上がっておりました。

そんな理由で先ずはクルマで月ヶ瀬の今年の路面状況の視察!
(真の理由は寒さに、からだがついて行かないことが最も有力なのですが・・・)

その2日の月ヶ瀬は
確かに寒さもあってかバイクは画像のように極、数台でした。

ほんまにバイク好きの面々です。

そして明くる日の3日
(FBのShin〇さんの画像をお借りしてます)
前日とは打って変わってそれなりの数のバイクとマツダのロードスター5台などのオープンなクルマが・・・

5台も同車種が揃うと話しは盛り上がり私も混ざって話に参加しておりました。

今年も月ヶ瀬はクルマ、バイクを問わず好きモノが集まって楽しい一年になりそうです。

そして今年の目標に、もう一つあります。

それはバイクの整備技術の腕を上げること!
この画像は昨年末、Ducati MHeのリアタイヤ交換でホイルを外したところです。

こういった作業にもエアーツールのインパクトなどを所有しておりますので難なくできます。

しかし、ホイルを外したついでのリアブレーキのオイル交換はフロントブレーキのオイル交換とは勝手が違い
情報と知識がないとすんなりとはいきません。

まぁ、こんな整備レベルで簡単に対処できるように今年はなりたいなと思っております。

そこで早速
昨年暮れに上の画像のNSUのリアタイヤ付近で走行中、異音が発生し恐る恐るガレージまで戻ってきました。

早速、リアのドラム周りを調べるとスポークが1本折れておりました。

さらにバラシて原因を探すと、なんとドラムにある2個のベアリングの一つが破壊されており
非分解のボールベアリングのボールが数個無くなってガタガタの状態!
見た瞬間、ゾッとしましたがそもそも「なんでべアリングが破壊したのか!」「で、無くなった数個のボールはどこに?」
と、まことに不可解な出来事になりました。

そして、どちらにしても左右のベアリングをハブから抜き取るのですがドラムそのものが65年以上前のモノ!

固着して抜き取ることができるのかと思案をしつつベアリングプーラーをあてがうも・・・
私はバイク屋ごっこを始めて30年近くなります。

その内にレストアを自身で行うようになってCB750やXS650など都度都度ベアリングプーラーを使う機会はありました。

その当時は難なくベアリングを交換してたと思っていたのですが今回は上の画像のベアリングプーラーセットには
いろいろと合わせるのですが適合するプーラーがないと・・・(思い込み)

そこで適合するプーラーを知り合いのバイク屋に借りるか・・・と思ったその矢先の年末!

ご近所のIshi〇さんが暇つぶし?に

そこで私は「え~とこに来たわ!」と歓待モード!

するとIshi〇さんは「どうしたん?」

わたしは「これこれしかじかで・・・」と事の真相を説明!

そして、あ~や、こ~やで・・・プーラーが合わない話をすると・・・

「そんなん大きめのプーラーをバイスプライヤーで挟んだら入りまんがなっ!」
で画像のようにバイスプライヤーで挟みベアリングの内径にグッ、グッっと押し込み左右のベアリングは外すことができました。

ほんまに近所にこんな便利なお人?がいてもらって助かりました。

しかしその実、この作業で私は如何に自身の頭が固くなっているかが少しショックでその日の夜は寝付けませんでした。

明らかに老化は着々と忍び寄ってます。

まぁ、これが「整備技術の腕を上げたい」と今年の目標にした理由です。

そしてスポークを何とかストックから探し折れたスポークと入れ替えようとするも・・・

折れたスポークは難なく外せたのですが新しいスポークは元の穴に簡単に入れることができない。

で、「以前はRT-1の折れたスポークの交換はできたのに???」と、どうやって交換したのか・・・またもや思い出せない!

脳みそは「老化が始まってる」ではなく「完全に老化している」なのです!

そして
なんとか思い出しスポークを交換したのですが、ここからのリムの横振れと縦振れの修正は非常に時間を要しました。

上の画像のように1/100レベルで測定できるダイヤルゲージを使い何とか数値を合わせて組み上げタイヤにセットします。

そしてチューブを入れて空気を2kg/㎠まで送り込むもタイヤのビード部分の一部がリムにフィットするように上がって来ない。

そこで再度3~5kg/㎠まで圧を上げていくと突然、シュ~っとどこからか空気漏れ!

「えっ!なんで?」と思うも結局、タイヤからチューブを外し専用パッチで穴を塞ぐことに!

そして再度、チューブをセットして空気を入れ、先ほどと同様に空気を入れていくとまたシュ~っと空気漏れ!

「え~~、どうなってんの?」と、ちょっとイライラ感が自身でもわかる有様!

一先ず気を落ち着かせチューブをよくよく見ると・・・
当初はチューブを入れる時、タイヤレバーで挟んでしまったと思ってましたが2回も続けて穴を空けるとはショックでした。

しかし、穴が開いている箇所は、ほぼ同じ位置でそれも完全な内側!

「うん?ひょっとして・・・」

原因はスポークを組み直した時、縦横の振れの修正を意識しすぎてリムのタイヤ側に出るスポークのネジ部がニップルより
若干はみ出しているのに気づいていませんでした。

そのはみ出た部分が高圧の空気を入れた時、リムバンドを超え突いて破っていたと原因が掴めました。(たぶん)

この原因を掴めた時は「よっしゃ~!」と若干、ガッツポーズ!

ですが、何度もゲージを使いながらリムの振れを無くしていきますが僅かなスポークエンドの突起は解消しません。

よってベルトサンダーで数か所削ります。

指先で引っ掛かりが無いか、また古いアルミリムなのでリムのチューブにあたる面も引っ掛かりがないか無いか!?

久々に地味な根気のいる作業に、まさしく「牛歩の如し」を実践できました!

今年は気を鎮め落ち着いて事に対処したいと年始早々良い試練を経験できました。

と思ったところでまたまたNSUに・・・

では!
T-PADDOCK630 T/Tatsumi

2021年1月1日金曜日

『Bike in the sky』#214 あけましておめでとうございます

2021年の幕開けです。

昨年はコロナ禍で思うように動けなかった一年でしたが今年はワクチンも接種でき皆が元気を取り戻せたらと願います。

今年の私の目標はバイクで絶対、転倒しない!
それも凍結した路面においても・・・
さらに凍結した橋の上でも・・・

もっと詳細に言えば奈良市側の月ヶ瀬お茶屋さん手前の橋の上の凍結でも転倒しない。です!

また、2番目の目標はバイクの整備の腕をもう少し上げれたらとも思っております
私は創業しました自社を引退しましてから早、8年が過ぎました。

その8年間は他の会社の企業支援などをしながら、その片手間でバイク屋ごっこをしておりましたがどこか中途半端!

よって脳ミソがまだ機能している内にバイクの整備技術の腕を上げたいなぁ~、と!

まぁ、あくまで目標ですから気楽に過ごしながら力まずに行きたいと思います。

それでは皆さんも今年一年、お元気でお過ごし下さい。

今年の「Bike in the sky」第一弾は1月7日の木曜からスタートします。
では!

T-PADDOCK630 T/Tatsumi