こんにちは。
毎日暑いですが如何おすごしですか!?
T-PADDOCK630では毎日がいろいろと熱い事が起きます。
今週号は先週に起きましたT-PADDOCK630のバイクのお買い上げ記事です。
そのバイクとは・・・
この夏、オリジナル色に戻したMonkey Z50Zです。
筆者が高校生の頃の1970年、筆者もこのZ50Zの前身の赤色のZ50Aを持っておりました。
ちょっといきなり話しは逸れますがZ50Aとは前後リジッドサスのM型を踏襲したモデルです。
そのM型とは
以前、T-PADDOCK630に京都は伏見から遊びに来て頂きました時のSAKAIさん所有のM型(フランス仕様)の画像です。
写真の通り前後サスがリジッドでホイルも5インチの小径です。
そのM型がファッション的に話題を集めたことから少しの時を経て安全に街乗りできるA型が発売されました。
A型のマフラー位置はM型同様エンジン後方下に配してましたがフロントにはスプリングを内蔵させたサスに変更!
そしてホイルもM型5インチから8インチへと大きくなりました。
話しを戻して当時、筆者の友人等と始めた夜な夜なのMonkey Signal Raceがドンドン拡がっていき、その赤いMonkeyは
友人が「売ってくれ!」とその友人に渡っていきました。
そして、私の兄も勢いで当時Monkeyを購入しましたがA型はあっという間にマイナーチェンジでZ型に以降していました。
Z型はA型のマイナーチェンジですが大きなポイントはクルマのトランクに容易に載せられるよう本体から
フロント部分が分離できます。
そのお陰でA型の両手ブレーキからZ型のリアブレーキは足踏み式になり同時にマフラーはアップタイプになります。
そんなZ型でしたが兄はたまに乗るぐらいで実質的には筆者がほとんど独占状態でした。
その当時のMonkeyが上の画像の黄色いMonkey Z50Zなのです。
このMonkey Z50Zは筆者の高校時代、筆者から受け継いだ赤いZ50Aの吉〇君と今でも交流のある同じく青いZ50Aの稲〇君の
友人と3人で一泊二日の和歌山方面にツーリングをしたのを思い出されます。
その時に記念写真を撮ったのを思い出し、拙宅を探しましたら出てきました。
オリンパスペンで撮ったと思われる白黒画像です。
たしか早朝の和歌山城周辺の公園だったと思いますがウィリーをして喜ぶ筆者です!
アホみたいに若いです!
そして・・・
これは何処で撮ったか覚えていませんが総天然色で撮られております。
それよりもZ50Zに乗っているのが筆者ではなく私の父です。
なぜか嬉しそうに満面の笑顔です。(父は無免許のはずです。)
と、いろいろな思い出を有しながら50年の時が経ちました。
その50年の思い出が詰まったZ50Z!
先々週だったかな奈良の郡山在住の谷〇さんにお買い上げ頂きました。
先ず始めはお電話で
「P50を探してましたら行きついたのがT-PADDOCK630のサイトで・・・さらにサイトのバイクを見てましたら
MonkeyのZ50Aも見つけてしまいまして・・・是非伺って、拝見したいのですが・・・」となりました。
そして早速の明くる日にお越しになりました。
お越しになってお目当てのP50とZ50Zをほぼ即決でお買い上げの意思表示を頂きました。
その中のP50とはVespa Carの三輪車の事です。
谷〇さんはP50を他所で先に綺麗なモノを見つけておられたようですがエンジンもバラバラで不動状態だったようです。
しかしT-PADDOCK630のP50はヤレ感が非常に気にいったということでした。
とは言え、やはり古いことからくるトラブルや対処について説明をさせて頂くと「要検討」となり
今回は見送りとなりました。
そしてZ50Zの引取りにお越しになられた時、P50の「リアタイヤはフロントと同じ10インチに変えてもらえますか?」
と、まだ諦められていない御様子!
筆者も「大丈夫ですよ!」とお応えしましたが、ここまで気に入って頂き、大事にして頂く方に乗り継いで頂けたら
Z50ZもP50も幸せでしょう!?
その谷〇さんはCafeを経営されていることから、イメージされていることは・・・
「VespaCarにMonkeyを載せて走りたい」や「お店などに飾っておきたい」でしょう!
ありがとうございました。
そして熱い事が起きるT-PADDOCK630の今の熱い事は・・・
先週のW1Sのトラブルの原因がまだ特定できていないことなのです。
電気系からいろいろ探ってますが・・・
・先ず初期原因のプラグはキチっと火は飛んでいる。
・点火時期は合っている。
・コイル等は導通もあり規定値?をクリアしている。
では次に今回の故障の症状からして考えにくいですが燃料系を調べるべくFCRキャブをオーバーホール!
FCRをバラしましたが非常にキレイな状態です。
そしてキャブをセットしてキックを踏むと・・・
当初は少しバラつき感はありましたが前回までのアイドリングが全く利かずではなくなっておりエアースクリューを
少し調整しだすとやや安定する方向に・・・
しかし、アイドリングは続かずまたエンジンストップ!
「う~ん・・・」
そこで昔から「故障した時は手を入れた所を疑え」の格言通りヘッドライトをバラしたのでそこを開けてみることに!
明けたのには少し心当たりもあって・・・
と言いますのには・・・
画像の通称“絵符(エフ)”と言われる細い針金が付いている札があります。
これは外品のウィンカーなどの製品を使うと配線が+側が赤、-側が黒や両極とも黒であったりとかします。
その際、バイク側本体の相手配線に接続する時、外品側の配線に本体側の配線色をしるしておけば配線ミスが防止されます。
それを今回も付けていたのですが、画像の絵符にある細い針金が各接続端子の隙間に悪さをしているのでは・・・と、
こういう非常に考えにくいことでも一つひとつ潰していきます。
単なる“ショート”であればヒューズが飛びますが、これほどの細い針金であればヒューズが飛ぶこともなく悪さをする場合が
無いとは言えません!
結果的には影響はしておりませんでした。
そして再度、一から電気系をチェックをしていくのですが結論的にW1Sの点火時期がどうも単純な理由ではない感じ!
W1の点火時期は前回にお話しましたが「合いマーク」がクランクのバランサーに赤く記されております。
しかし、エンジンが静止状態でブレーカーが開き始める瞬間と画像の合マークが覗き穴に回ってくるタイミングは
何度チェックをしても合っております。
しかし、エンジンをかけると、どうもまだ落ち着かない!
「ひょっとして・・・」と、そのタイミングを今度はエンジンを掛けてチェックすることにします。
上の画像のブルーの懐中電灯のようなモノは「タイミングライト」と言われるスパークする瞬間の合いマークをストロボ状態で
チェックする昔ながらのツールです。
ただW1には一般的に使われない理由がありまして一つ上の画像の合いマークにエンジンを掛けてチェックするとなると
その点検口からオイルが噴出してタイミングライトは勿論、覗き穴を見る人間の顔にも霧状態のオイルが掛かってきます。
しかし、そんな事は言っておられません!
ベトベトになりながらもストロボを照射してみました。
結果として合いマークは点検口から全く目視できずその合いマークが着けられているバランサーの端っこがストロボを
浴びております。
「え~!」と思いつつ変に納得する筆者がいます。
それは・・・
結果として点火時期がずれていることが原因となってますが、何度合わせても点火時期がずれるその主因を
掴まなくてはなりません。
今、考えられることはブレーカーの台座に何らかの不具合があるか、その台座の関連パーツに不具合があるのかも
ということです。
まだ、そこが原因と特定はできませんが、一先ず捜索対象として急浮上です!
このW1にも筆者は遠い昔の青春の思い出があります。
何としても治してあげたいのですが・・・
その前に筆者の体力の衰えと足腰のガタも治して欲しいのです!
その行方はさて!?
T-PADDOCK630 T/Tatsumi