こんにちは。
早速ですが、
このブログと同時に、当「T‐PADDOCK630」が開設しまして約5か月が経ちました。
お陰様で、閲覧者数がたぶん”延べ数”と思いますが5100名を超えました。
皆さんに読んでいただき、ほんとうにありがとうございます。
特に、年明けからグッと伸び出しているのは嬉しい限りです。
さて、今回の記事です。
今日の日曜は久々に気温もグッと下がってましたが、懲りもせず月ヶ瀬に行きました。
しかし、路面の凍結も気になるほどのコンディションでしたので戻ってブログ書きをすることにしました。
ということでちょっとネタ不足ですが・・・
しばらくは当PADDOCKの外の話題を記述して参りましたが、今回はPADDOCK内の様子を書きます。
その中でも以前にHONDAの”CL77”のオーバーホールの状況を書いておりましたが、それはそれで少しづつ進行はしております。
それより今、ちょっと気合を入れておりますバイクがYAMAHAの”XS-1”です。
それは当サイトと平行して駆使してます”
instagram”にアップしたいろんな画像の中でも、そのXS(ペケエス)の反応がCB750より上をいっておりますこと。
また、
Facebookにおいては女性の方も含め、バイクにあまり興味のない方にも評価を頂いていることや電話でのお問い合わせなどなど・・・
と言うような事情もあって、たいへん気を良くしております。
となれば、「もうちょっとXSを煮詰めたいな・・・」となって、以前より気になってました「メーターを変える!」ことにしました。
そのきっかけとして、まずXSの評価頂いてるポイントですが、
最も多いのが”色”です。そして、次に”バイクらしいバイクのフォルム”というようなところらしいです。
上の画像はいつもの月ヶ瀬で撮影したものですが、出会う方によく言われるのが「YAMAHAのSRですか?」という質問が多いのも事実です。
確かにタンクの形、そして前輪ハブの六つの丸いゴムなど、SRも採用しております。
要は、YAMAHAのデザインチームがSRを誕生させる時に、このXSのデザインを踏襲させようとしたのか!?
または、チームにXS以外で新たなデザインの発想が出なかったのか!?
その辺りは、推測の域を出ませんが・・・
どちらにしても、バイクらしいバイクをこのXSの誕生した1970年でYAMAHAが初の4サイクル車を出すに当たり、その当時はとにかくHONDAのCB750が大成功で世界のバイク市場を一気に席巻しておった時です。
当時のカワサキ、スズキはCB750に負けじと対抗車を発表するも、結局はCB750の後追いの感は否めないデザインでした。
しかし、ヤマハはCB750の登場で”元々のお家芸”の2サイクルだけの展開だけでは限界と理解してたようです。
そこで、初の4サイクルに挑むわけですが、「CB750の後追いだけは避けよう」となったのか!?
それとも、”バイクとしての4サイクルの盤石の自信”と言えるモノがなかったのか・・・
この辺りの話は当時から、いろいろ言われております。
しかしYAMAHAの4サイクル技術は、実はご存じの方も多いと思いますが、下の画像(Yahoo!画像サイトより転用)の伝説の”日本が世界に誇れる名車!”1967年発売の”TOYOTA2000GT。”
この2000GTは設計から生産までトヨタがヤマハに、ほぼ「全過程を委託した。」と噂されるほど既にヤマハには4サイクルの技術力があったというのは周知の事実です。
ということは、上述のXSの誕生は「CB750の後追いはしたくない」と言うところが真実っぽい感じはします。
その辺はさておき、そのXSの参考にしたバイクは、これまた実しやかに囁かれているのが英車の名車!
TRIUMPH ボンネビル T120。
(下の画像はちょっと見ずらいですがシングルキャブのT110でデザイン的には、ほぼ同様です)
そのヤマハが参考にしたトライアンフT120はツインキャブ650㏄ですがCB750の登場までは、アメリカ市場はじめ世界で最強と言われるほどの高性能で車種名に付く、”T120”の120は120mile/h(約192㎞/h)の最高速が出る!
と言うのが売りであった訳です。
(故に、画像のT110は即ち110mile(約176km)出るということです)
それ故、ヤマハはオーソドックスと言われても、先ず”バイクの王道”から”直立2気筒”をエンジンの基本コンセプトに捉えて開発していったのではと窺えます。
前置きが長くなりましたが、この辺りを鑑みてXSのデザインとSRのデザインを比較して・・・と言うより、このスタイルがヤマハの考え方のベーシックと見た方が適切と言えると思います。
なので、私は人にSRとの関係性について聞かれた時はXSのことを「SRのご先祖様」と言うようにしています。
で、このXSを約16、7年ほど前に入手してレストアを始める時、頭から”色”は変えるつもりでおりました。
やはり、XSの持ってる本来のテイストは英車の品格っぽいところ。
そうなれば、オリジナルの”アメリカ向けカラー”のキャンディグリーンではなくシックにしたいと思い1950年代のトラックの色から採用して写真のグレーに緑身が少し混ざった色になりました。
とにかく、この”色”がT‐PADDOCK630の”アレンジの売り”ですので、次はファッションで言えばコーディネイトになります。
そこで、最後に残っているコーディネイト!がメーターなのです。
今までのメーターは下の画像です。
特に、なんってことは無いのですが、左のスピードメーターは、この実車の年式ではない後期型のメーターというところも気になるところです。
よって、ムードとテイストで下の画像のメーターに換装。
クロノメトリック風!
これは、今まで別のバイクに着けてたのですが現在、検切れで寝ていた状態でした。
そのバイクは下の画像!W1Super Special。
このバイクは当ブログに幾度となく登場しておりますが、私のお気に入りです。
では、「このバイクのメーターは?」となりますが・・・
それは、下の画像!
今までのメーターを外したところ。
で、次の装着予定のメーター。
このメーター!
実は、このW1のメーカーであるカワサキに吸収されたメグロ社のものです。
1960年初頭頃のZ7というバイクのメーターで、これも壊れていたのを修理し再登場となりました。
ところが、簡単に装着と思っていたのが、これもすんなりとはいかず下の画像!
この画像のメーターワイヤーに着いている金具!
この金具のワイヤーのメーターを装着しているバイクは現在では既に、たぶんないのでは?
と思える旧式です。
よって、このタイプのメーターワイヤーをリプロで製作している徳島の”旧車御用達のヨシカワ”さんに依頼して入手!
「えっ?普通のワイヤーと何が違うの?」となりますが、分かる方はわかると思います。
その違いはまたの機会に・・・
と、メーターひとつ変えるのに長々と書き綴ってきました。
実のところは、このややこしいメーターの今の時代にない雰囲気を一番に言いたかったのが・・・
私の記事はいつも
「なんで、こんなに遠回りな長話になるのか!?」
今回も、また反省のブログでした。
このメーターの装着した記事は次回にお見せできればと思います。
では!
T‐PADDOCK630 T・Tatsumi