2021年12月23日木曜日

『Bike in the sky』#265 今年一年ありがとうございました。

今年2021年も間もなく終わろうとしております。

このT-PADDOCK630ブログと一年間、お付き合い頂きありがとうございました。

今回のブログで今年の締め括りとさせて頂きます。

その締めくくりの内容は・・・

当然、T-PADDOCKのバックグラウンドにあたる月ヶ瀬の様子はあるのですが、その前に当の「T-PADDOCK630 Web Site」の更新をほぼ一年以上しておりませんでしたので昨日更新をかけました。

内容的には下記WebSiteメニューをクリックして頂くとご覧いただけます。

「Arranged Motorcycles」 このメニューはDucatiMach1が売れた後の各バイクの更新

「News」 こちらのメニューは下段に「Visitors Gallery」というT-PADDOCKに遊びに来て頂いたお客様をご紹介してます。

そして、そのご紹介の写真をクリックして頂くと、ご来店時のブログに飛んでその時の記事内容もご覧いただけます。

で、話しは先週の今年最後の月ヶ瀬事情です。

まず18日の土曜ですが、この日は今冬一番の冷え込みで月ヶ瀬には僅か4台しか集まっていません。

そもそも組合長のTak〇さんが来られていないので当日の月ヶ瀬会議は中止ということだったんでしょうか!?

しかし、そんな通達は回ってませんでしたが・・・

そして、明くる日の日曜日は前日よりやや気温も高めで
それでも上の画像左端の組合長の号令?をもってしても7,8台ほどのバイクしか集まってませんでした。

そこには月ヶ瀬ライダーの年齢が年々上がってきてることが関係していると思います。

そう考えれば、この私が今では月ヶ瀬の最年長であるのに、この極寒の二日間を出席したのは私だけ!

なんとも、誉めてあげたいやら、また情けないやら・・・

しかし、その当日は月ヶ瀬お茶屋さんの計らいで
あんこ入りヨモギ饅頭を熱いお茶付きで振る舞ってもらえました。

と、今号がたぶん今年最後の月ヶ瀬事情になりそうです。

さらに今週末は冷え込みが厳しくなりそうで月ヶ瀬詣でに行けるのか微妙なところです。

今年も無事になんとか一年を過ごせましたが、どうぞ皆さまも風邪などひかれませんよう、またコロナのオミクロン株の市中感染も起きていますことから十二分に注意をされて良いお年をお迎えください。

では新年に!
T-PADDOCK630 T/Tatsumi

2021年12月16日木曜日

『Bike in the sky』#264 目指せ40年!

今年も間もなく終わろうとしています。

ですが追突されたBeckの現状はどうなっているのか!?

やはりリアフードが見つからないのか!?

少し気になったので入院中のBeckのお見舞いに行ってきました。
スーパーカーや旧車に囲まれてベッド?に横たわる?Beckですが・・・

少し進展がありました。

その前に軽く自身の一年を振り返っても事故に見舞われた事や、また体力低下から乗り出すバイクが限られ出したことなど、やはりもう少し気を引き締め直さないとこれから先、もっと大きな事故に見舞われる事にもなりかねません。

その限られた乗り出すバイクの筆頭が毎々、お伝えしていますDucati 900MHeです。

よって車検も受け、買ってもらい易くできるだけオリジナルに戻して販売対策もしています。

しかし、車検を受けるとやはり乗ってやらねば!と・・・
先週には月ヶ瀬に、このMHeで向かいました。

ところが月ヶ瀬お茶屋さんまでの峠道では霧が発生して前方が視づらく、おまけに路面はハーフウェット状態!

「しまった!なんでこんなコンディションの時にMHで来るかなぁ・・・」と、ひとりボヤキ!

なんとかヨタヨタしながら月ヶ瀬お茶屋には辿り着いたのですが・・・

月ヶ瀬湖は「霧の月ヶ瀬湖」になって湖面は全く見えずでした。

早朝組も少なめ・・・

そして
上の画像、左から早朝組若手のIwa〇さん、真ん中が月ケ瀬暴れん坊のIsh〇さん、そして月ヶ瀬オフロード指南役のNam〇さんですが、Ish〇さんは久々の「祟り」に見舞われます。

それは・・・
(Ishi〇さん提供の画像)
月ヶ瀬からの帰路だったようで私の携帯に「エンジン落とした!」と連絡が入りました。

「うん!?エンジン落とした?」

「どこで?」

「落ちたエンジン、ちゃんと拾えたんか?」と要らぬ心配!
(Ishi〇さん提供の画像)
そんな冗談で返信をしましたが画像の通り、フレームとエンジン上部を繋ぐマウントボルトのエンジン側女ネジにあたるシリンダー部分が欠けてありません。

要はエンジンの振動でマウント材ではなくシリンダー側が耐えきれず割れてしまったということです。

Ish〇さんに聞くと「ハーレー系エンジンは定期的によくあること!」らしいです。

まぁどちらにしても無事に戻られて何よりですが・・・

そこで私は以前、針テラスでお会いした奈良在住30年ほどの外人さんの名言?を思い出しました。
(ひと月以上前の針テラスでの画像)
この外人さんが、その時「なぜ、ハーレー乗らないかって?それはハーレーすぐ壊れますやん!」でした。

で、先週の日曜日にまたもや、この外人さんと遭遇しIsh〇さんのエンジン脱落事件を話すと・・・
「でしょ!だから言うてましたやん!」と流暢な関西弁で笑ってはりました。
その外人さんは画像左端でハーレーに乗らないアメリカ人さん!

今回は外人さんに続いて他にもZ1 SpecialのIso〇さん、Hin〇さん、そしてCB450のHay〇さんも同席で楽しい?ハーレー談議ができました。

因みに、このアメリカ人さんはハーレーに乗らないのですが、上の画像Iso〇さんの後に隠れてます黒のアメリカンタイプのバイクでお越しです。

そのバイクはSUZUKIのイントルダー400ですが外人さんいわく・・・

「400㏄なんで登りの坂道は『うんこらしょ、うんこらしょ』ってバイク揺すりながら走ってますわ!」とお茶目な外人さんでした。

そして話題をBeckの現状に戻して・・・

Beckのお見舞いには“これ”で行ってきました。
T-PADDOCK630が誇るスーパーカー?

スーパーカーの聖地、イタリアのVespa Car P50です。

ここは163号線沿いのS&カンパニーというBeckの入院先です。

到着するなりスタッフの皆さんが興味津々で笑顔でお出迎え頂きました。

主治医のYam〇さんは「めちゃカッコええですやん!ここで扱うクルマより目立ってますね!」と・・・
相変わらずのマジで凄いクルマが引きも切らず入庫している様には毎度にビックリです。

でも私のVespaCarの方が上を行く?とは・・・

そしてBeckの容態は?
一先ずリアフードは横浜のマルカツ本社で見つかったそうです。
ただ、現在のスモーキーな黄色に合わせるのが最も大変で、その色目の調合データーを探すか全塗で近い色目に合わせるかが検討中というところらしいです。
それでも修復から戻るには早くて年明けにはなるとのこと!

まぁこれからもBeckとは長い長い付き合いになりそうですので気長に待つことにします。

冒頭の体力の衰えからバイクを下りる時期はそんなに遠くないことを考えると楽しい四輪は今のところBeckしか見当たりません。

S&カンパニーのYam〇さんも「このBeck、最初期型ですから手放したらもったいないですよ!」と、おっしゃっていただいてます。

よって、一先ず次の大台の「取得40年」を目指したいと思います!

では!
T-PADDOCK630 T/Tatsumi

2021年12月9日木曜日

『Bike in the sky』#263 歳を重ねると先入観は禁物です!

「Mach1 Loss」が続いています。

と、寂しがっててもまだまだT-PADDOCKのバイクは減らさなくてはなりません。

一先ずギャラリー内?のMach1の穴埋めはこいつです。

Ducati MHeなのですが同じイタリアンレッドを纏っていてもMach1のシックな赤とは違い、このギャラリーでは、やや鮮やかさが勝っているようにも感じます。

これで「Mach1 Loss」は凌げるとは思いますが実は、このMHeも手放し対象の筆頭にあります。

それはライディングポジションの問題で一般的に70歳の老人が乗れるポジションではありません。

乗り始めは良いのですが、しばらくすると首や肩や腰が悲鳴を上げ始めます。

よって早期に販売すべくT-PADDOCKのバイクサイトをリ・ニューアル中です。

同時に手を入れないとあかんバイクはまだまだあります。

現在の筆頭は・・・
1955年頃のドイツ製 NSU Sports MAXです。

先週の土曜日には上の画像のように新たに装着しましたペンシル・コンチマフラーでの走行テスト!

ところが毎度の月ヶ瀬詣でに向かう途中、奈良市内に入ったあたりでマフラー辺りから「カラカラ」と異音発生!

即座に道路脇に止め、原因を探るとマフラーをフレームに止める10mmのボルトナットが外れてありません。

「あれだけしっかり留めたのに・・・」と悔やんでも仕方ありませんので非常用の針金で縛りガレージに引き返すことに!

ところが、引き返した連絡を月ヶ瀬早朝組に連絡をしなかったことで、月ヶ瀬では

「え~、爺さん来ぇへんなぁ~」

「またどっかで故障して止まってんちゃうかぁ~」

「いや、齢で気ィ失のうてこけてるんちゃうかぁ~」などなど・・・

そして、いくら待っても来ないことから早朝組の帰りは柳生回りと水間回りで爺ジィ捜索活動になったとか!?

ウソみたいな話で笑えますが笑ってはいけません!

ウソでもありがたいことです。

話しを戻して・・・

とにかく、このNSUは単気筒ゆえの振動が凄いのですが排圧も独特の振動を発します。

ひとつには、NSUのエンジンに起因するとも言われております。
これがNSUのMAX系エンジンの左サイドの断面図です。(LAWRENCE WebSiteから)

一般的にはOHCであれば、この断面にはチェーンかベルトが出てきます。

ところが、NSUは蒸気機関車で視るクランク状のシャフトが3枚、チェーンなどの代わりに配置されております。

もう少し詳しく展開すると・・・
66,7年前に何とも凄いメカニズムを有していたのでしょう!?(LAWRENCE WebSiteから)

そこには当時、NSU社がレース活動でトップクラスの企業であったことからも頷けます。

と、まぁ~こんな逸話に私は喰いつきNSUに魅せられた!のかもです。

Mach1が嫁いだ?東京のFu〇さんのお言葉「NSU一台あるだけで凄いですよ!」がさらに私の背中を後押しされているように思います。

再度、話しを戻して

で、そのNSUのマフラー取付修復は「ロックタイト青」をボルトに塗付して完了!

そして明くる日の日曜日、NSUは月ヶ瀬まで何事もなく辿り着きました。

その月ヶ瀬では・・・
月ケ瀬の元ルーキー、今や月ヶ瀬の「カスタムバイク職人」いや「カスタムバイクビルダー」とでも表現しましょうか!?

Idoちゃんがまたもや新作の「ローダウンカブ」でやってきました。

前後のサス・スプリングをカットして拡縮ストロークは5mmほどしかない超シャコタンバイク!

前後のタイヤもネットで探し「よう見つけたなぁ~」と台湾製のホワイトリボンタイヤをチョイス!

それもあるのですが私がIdoちゃんのセンスを感じたのはレッグシールドと言われる車体中央の風防上部左右を“なで肩”にカットして丸みを与えたことにありました。

これで前からの見え方が一気に「チャーミング?」って死語ですが可愛く見えます。
月ケ瀬早朝組が集まる中、私は試乗をさせてもらいました。

わずか2,30mぐらいの走行でしたがガチガチの固さで可愛さは全くの露ほども感じませんでした。

でも楽しいと思わせるバイクであるのは確か、かもです。

そのショック絡みでいわゆるサスペンションですが、前日の土曜日にはT-PADDOCKにショック交換のお客様がご来店。
オーナーのOka〇さんの画像からです。

バイクは今夏に当T-PADDOCKで不動状態から14,5年振りに復活させて頂きましたYAMAHAのセローです。

今回はリアサスからオイルが漏れ出したと言うことで、そのサス交換です。

この2、30年で乗り物のパーツ類はギュッと一か所に集められるように集約されており分解清掃を必要としない?

と思いたくなるような造りになっているように感じます。

このセローも例外ではなく以前、シート下のエアクリ周りをバラす時も難儀をしたのを覚えております。

よって今回もシート下のサスペンションを取り換えるのは嫌な予感がしていたのですが杞憂に終わりました。

それは私が悪くなったサスペンションを外すため上述のシート下のエアクリパーツをバラそうと四苦八苦し出した時、Oka〇さんがネットでサス交換の方法を検索!

それによるとリアタイヤを外すまでは普通ですがシート下回りは、一切バラすことなくサスの上下のボルトを外せばどこにも干渉せず簡単に交換できるというものでした。

「今の乗り物は整備性が悪い!」

そう思い込んでる私は不毛な考えしか持ち得ない年寄りになり始めている事に気が付かされます。

今さらですが・・・トホホ!

そして交換作業に入ります。
(Oka〇さんの画像から)
新旧のサスですが左の赤い方が新品のサスです。

このセローのサスの純正は既に廃番とのことで、今回はいわゆる外品を使用します。

見た目は純正より純正らしいところが今時観を感じます。

あとは乗ってみないと何とも言えないでしょう!?

そして、「交換も終わって・・・」と思ったところに・・・

「すんませ~ん、ベスパのプラグキャップ交換して欲しいんですけど・・・」と、飛び入りのお客様!

プラグキャップ交換は放ったらかして、そのお客さんと先のOka〇さんと私で、なぜか高尚なビジネス談議になってしまいました。

これはこれで私的には、なかなか楽しい時間を過ごすことができました。

こういったこともT-PADDOCKの「売り」でもあるのですが・・・

ではまた!
T-PADDOCK630 T/Tatsumi

2021年12月2日木曜日

『Bike in the sky』#262 今は旧車でも人気はイタリアか!?

T-PADDOCK630のMach1が東京に旅立ってから1週間が経ちました。

その東京のご購入者であるFu〇さんから現在の様子を画像にて送って頂きました。

Mach1は東京ご自宅のガレージから、また別の場所にあるガレージにて他のイタリア車の中に仲間入りしていました。

手前からイタリアの希少バイク、MOTOBI(モトビ)。

そして奥にあるのが少々、画像では分かり難いのですがDucati GT750?のような・・・

その先輩イタ車達の仲間に入れてもらったMach1が真ん中にて飾られていました。

そのMach1はFu〇さんいわく、これからボチボチと手を加えて仕上げていかれるとのことでした。

そしてFu〇さんの別宅のガレージの全容の写真も送っていただき、さらにビックリです。
Mach1が収められる以前の画像のようですが、おクルマもアルファロメオと徹底したイタリア通!

さらにガレージの奥の部屋には・・・
なんとビリヤード台が設置されており真にセレブの憩いのお宅と言えるでしょう!

これらの画像を拝見しまして私は

「凄いですね!?恐れ入りました!」と返信させていただくとFu〇さんから

T-PADDOCK630のサイトをご覧頂いた中で「いえ、NSU一台でけで凄いですよ!」と返していただきました。

それを聞かせていただいて私は心の中で

「NSUの価値を理解いただける方は、ちゃんと分かってはるわ!」とシンプルに喜んでしまいました。

喜んだそのNSUの現在はパーツが無い事から、日々なかなか手こずる毎日です。

今の課題は予てよりしっくりいかないマフラーチョイスです。

そもそもNSUの購入初期のマフラーはこんな感じでした。
直管のレーシングマフラーで爆音中の爆音で、とてもじゃないですが街乗りはできません。

そこでキャブトンマフラーなどいろいろ試すのですが少しの間、落ち着いたのが・・・
スーパートラップマフラー!

寸法的にはまぁまぁ落ち着いたのですが、やはり排気音がまだまだうるさい状態でした。

そこで次に装着したマフラーは
YAMAHAのXS1のマフラー!

排気音は、ほど良いレベルまで落ち着いたのですが寸法的にエンドがやや長く「ちょっとバランス悪いで!」と乗り物センス抜群の方からのご指摘!

分かってはいても代替マフラーが見つかるまでは「分かってるんやけど・・・」と濁しておりました。

そんな時、先日、T-PADDOCK630の三重支局長から「これ使い~や!」と新たなマフラーを持ってきてくれました。
ペンシルタイプのショートマフラー!

その三重支局長は「今までのトラップマフラーやXSのマフラーはどれも不細工やわ!」と業を煮やしての持参でした。

スイングアームの端と面一に近い長さで今までのマフラーの中ではベストというところでしょうか!?

そしてエンジンをかけ排気の音量確認をするも、まぁ合格の範囲!

あとは実走でエンジンが逆排の圧力に負けて吹けないことがなければ、これでいきたいと思います。

どちらにしてもパーツが手に入り難いバイクは、それだけ希少な分、手間がかかるのかもしれません。

そんな希少性があるかどうか分かりませんがT-PADDOCK630に新たなバイクを届けて頂きました。
「このバイクはこちらでよろしいですか?」と、納車の様子?

ではなく・・・

皆様にはお馴染みの・・・
あの方です!

「さて、どなたか?正解の方には、この納車のバイクを差し上げます。」

と、言えばたぶん私の命は無くなるでしょう!

このバイクはイタリアのVespaですが、当日引き取ってこられたのをT-PADDOCKで少し預かって欲しいとのこと。

以前からVespaを探しておられたのですが急に見つかったことで現状のガレージを整理される間のお預かりです。

と、ここでもイタリア車の話題が沸々と沸き上がってます。

さて、このVespaは月ヶ瀬でお披露目となるのか!?

では!
T-PADDOCK630 T/Tatsumi