こんにちは。
先週、土日の関西は記録的な寒波によって気温がマイナス状態!
おまけに天候も雪混じりの雨模様!
しかし、この1月も終わりの日曜は久々の快晴!
気温も先週からするとグッと上がり、まだ少々寒くても”バイク日和”と錯覚するほどです。
となれば、月ヶ瀬には絶対、月ヶ瀬信者のバイカーはたくさん来てるのでは・・・・
そんなことを思ってガレージを朝の8時前に出発!
そして、月ヶ瀬に9時ごろ到着!
やはりいました!月ヶ瀬信者の皆さん!
その信者さんの顔ぶれは、ほぼいつもと同じ!
そして、以前からこの月ヶ瀬の様子を当ブログで記事にしていますが、その文中で”月ヶ瀬信者”とか”月ヶ瀬教の教祖様”とか・・・「いったい、何のこと?」と思われている方もいらっしゃるかもしれません。
簡単に説明しますと、”月ヶ瀬信者”は、この月ヶ瀬の写真のバックにあります”お茶さん”に雨の日を除いて早朝の毎週土日に出没し、そしてウダウダバイク談義を11時ごろまで行って過ごす皆さんを指しております。
その中の最もコアな月ヶ瀬信者のバイカーは気温が如何に低くとも、このお茶屋に来られます。
さらに、そのコアな連中がお慕い申し上げる方が”月ヶ瀬教の教祖様”です。
上の画像の前列左のお方が”月ヶ瀬教の教祖様”!こと
奈良在住のHさん。
またの名を”ニャンニャン教の教祖”あるいは”おはようサンガリアの伝道師”とも言われ
今回は皆さんのお許しを頂いてお顔のモザイクなしのノーカット版にてアップさせて頂きました。
艶っぽいスキンヘッドに表れている通り、気持ちも優しく御心が広い、ほんまにエエ人です。
その教祖の今日のバイク!
推定1986年式 SUZUKI GSX-R750 排気量749cc 油冷4サイクルDOHCのエンジンを搭載し、
出力77ps、トルク6.4kgmを捻り出しています。
このバイクにもけっこう伝説が存在します。
1985年の耐久レースとなったル・マン24時間でワン・ツーフィニッシュを飾り、また同年の全日本選手権ロードレースF1クラスにおいてもチャンピオンシップを獲得した血統を持ち、そのレプリカモデルとしての宿命を担って発売された名車です。
教祖は仏様のようなお顔に似合わず、レースを好まれ今もサーキットでガンガン”競争?”にいそしまれております。
また、今日の月ヶ瀬には同1980年代のSUZUKIの名車がもう1台!
推定1982~1983年式 SUZUKI GSX1100S KATANA (輸出モデル)
排気量1075cc 空冷4サイクルDOHC 出力111ps トルク9.8kgm 圧縮比9.5という当時としては
ハイパフォーマンス車。
このバイクもコアな月ヶ瀬信者の生駒市在住Sさん所有の名車!
このバイクの語りも調べるとけっこう「へ~、ほ~、は~!」といろいろあります。
特に当時のライバル車をHONDAのCB1100Rとし、CB1100Rが耐久レーサーをイメージしているのに対し、SUZUKIはKATANAを”ストリートモデルにおいて最高のパフォーマンス”をコンセプトにSUZUKIの社運をかけた量産型としたところです。
その意気込みがイタリアの”ハンス・ムート”にオリジナルデザインを依頼し、そのムートのオフィススタッフによってコンセプトモデルを製作させたところにも窺えます。
その結果、80年のケルンショーにおいて発表されてからのSUZUKIの”最高傑作車”として評価を得ました。
今、KATANAは旧車、現行車を合わせた市場では最も高い人気車となっており、この年代は現行車と旧車の中間的な位置づけで、あえて言えば”現旧車”とでも名付けてよいような感じです。
その、あえて呼ぶ”現旧車”として、もう1台!
推定1989年式 YAMAHA TZR250
排気量249cc 出力45ps トルク3.8kgm 水冷2サイクルのジャジャ馬バイク。
1985年にデビューの初期型から後方ストレート排気に変更されたインパクトモデル!
このバイクの伝説は語らずとも皆さんもご存じの武勇伝には事欠かないので省略します。
伝説はこのバイクの所有者! 奈良在住のAさんでしょう!?
Aさんも同じく”月ヶ瀬信者”のコアなおひとりで、「何が伝説か?」
それは、TOKIOの”国分太一”に似てる男前!?
ではなく、ご自身でも標榜されておられる”FZバカ”というところでしょうか!?
と言いますのも、同じYAMAHA車で世界初の1気筒当たり5バルブの革新の機構を採用した”FZ750”をカリカリに仕上げ、さらに1000cc?に載せ替え”月ヶ瀬最速”では?
と言わしめる”バカさん”ぶりです。
実際、メチャ速い走りっぷりを見せてもらいました。
一緒についていこうと思って走れば間違いなく死にます。
そんな、Aさん!
普段は大手IT系の会社のえらいさんです!
会社でも、ガンガンに攻めたはるのですかねぇ!?
部下はきっとついていけてないでしょうね!?
そして、次はチョイ古の現行車!
推定1995年式 YAMAHA TRX850
排気量849cc 水冷4サイクル 出力83ps トルク8.6kgmの和製DUCATIと巷では囁かれ隠れた名車とも言われました。
このバイクもエンジンがなかなかで吸気側3バルブ、排気側2バルブの5バルブで、クランク角270°という特異な設計で当時、地味にファンがいました。
このTRXの所有者は奈良在住、Yさん!
Yさんはたいへんなお金持ちで毎日お金に囲まれてお仕事をされておられます。
「ナントいうこでしょう!?」 いい人生です。
そして、ちょっと毛色の違うバイク!
既に生産中止されたハーレー1200ccのエンジンを積んだBUELL!
このバイクもけっこう走りが楽しいバイクで、この月ヶ瀬には他にも愛好家が何人かいらっしゃいます。
BUELLは1983年、元ハーレー社のエンジニアだった”エリック・ビューエル”が起こしたバイクメーカーで1998年、経営上の理由で元のハーレーの傘下に入っております。
そのBUELLの所有者は奈良在住、Mさん。
Mさんも、あえて言えば失礼ながら”BUELLバカ”になるのでしょうか!?数台のBUELLをもっておられます。
Mさんとは少しながら、縁がありまして私が引退しました自社の企画部とプロモ系のデザイン面で取引があったようです。
Mさんの職業はクリエイターで「世間は狭いなぁ・・・」と感じいっておりました。
そして、もう一台の・・・こちらは、そのBUELLを買収したハーレー!
年式は不明ですが、1200ccのスポーツスター
私も実は今乗っておりますDUCATIを購入する前、現行車で「買おうかな・・・」って思ったバイクが、このハーレーのスポーツスターだったのです。
と言うのは、日本では「男、KAWASAKI!」と言われるほど男のバイクとしてKAWASAKIが代名詞のようにいわれます。
それと似た感覚で私の中では密かに「齢をとった時は男のバイク、ハーレー」と思っておった時がありました。
しかし、昨今の日本では”ハーレーだらけ”という感は否めない状況です。
それもそのはず!
世界で一番ハーレーが売れている国は日本だそうです。
それでも今も「乗ってみたいな・・・」というのは、あまり変わってません。
このスポーツスターの所有者は大阪都島在住、Hさん。
Hさんは、いつも月ヶ瀬詣でに来るのにけっこう時間を要することから、住み家を”住道”に移転させるかと、検討中とのこと!
しかし、”バイカーの敵は嫁”の格言通り、苦戦中のご様子!
そして、本日の殿(しんがり)は今、人気の旧車!
推定1974年式 HONDA CB400four
この4four(ヨンフォア)、発売時のキャッチコピーが「おー!400」と言う今聞けば、ちょっと笑ってしまうようなところですが当時はCB750の大成功で、その弟分的存在という事もあり、そのキャッチコピーはライダーの心をがっちり掴んだようです。
この4fourの所有者の方は本日、初めてお会いした方で、東京にお住いの時にこの4fourを10年前に手に入れられたそうです。
そこから、いろいろ手を加えながら大切に乗っておられました。
4fourは408ccと398㏄の二つの排気量が存在しております。
当時の免許証の区分が400㏄以上が大型、400㏄未満が中型いうところで中型免許者の為に急遽、HONDAが398ccを生産ラインにのせたという有名な伝説があります。
この方のはアメリカ帰りの408㏄でした。
また、機会があれば情報交換もお願いしたいところです。
てな、ことで今回の月ヶ瀬事情を記事にしました。
月ヶ瀬信者の皆様、取材のご協力ありがとうございました。
今回感じたことですが、月ヶ瀬だけではなく、バイカーは気温が上がると、まるで”虫”のように「ぶ~ん・・・」と音をたてながら出没します。
ということは、そろそろ春も近いのかなっ!
まぁ、それはまだないでしょう!?
というのも、まだ私はパッチが下半身からはなせません!
ではまた!
T‐PADDOCK630 T・Tatsumi