2016年1月31日日曜日

『Bike in the sky』#20 気温が少し上がると月ヶ瀬は・・・

こんにちは。

先週、土日の関西は記録的な寒波によって気温がマイナス状態! 
おまけに天候も雪混じりの雨模様!

しかし、この1月も終わりの日曜は久々の快晴!
気温も先週からするとグッと上がり、まだ少々寒くても”バイク日和”と錯覚するほどです。

となれば、月ヶ瀬には絶対、月ヶ瀬信者のバイカーはたくさん来てるのでは・・・・

そんなことを思ってガレージを朝の8時前に出発!

そして、月ヶ瀬に9時ごろ到着!

やはりいました!月ヶ瀬信者の皆さん!
 その信者さんの顔ぶれは、ほぼいつもと同じ!

そして、以前からこの月ヶ瀬の様子を当ブログで記事にしていますが、その文中で”月ヶ瀬信者”とか”月ヶ瀬教の教祖様”とか・・・「いったい、何のこと?」と思われている方もいらっしゃるかもしれません。

簡単に説明しますと、”月ヶ瀬信者”は、この月ヶ瀬の写真のバックにあります”お茶さん”に雨の日を除いて早朝の毎週土日に出没し、そしてウダウダバイク談義を11時ごろまで行って過ごす皆さんを指しております。

その中の最もコアな月ヶ瀬信者のバイカーは気温が如何に低くとも、このお茶屋に来られます。
さらに、そのコアな連中がお慕い申し上げる方が”月ヶ瀬教の教祖様”です。
上の画像の前列左のお方が”月ヶ瀬教の教祖様”!こと
奈良在住のHさん。

またの名を”ニャンニャン教の教祖”あるいは”おはようサンガリアの伝道師”とも言われ
今回は皆さんのお許しを頂いてお顔のモザイクなしのノーカット版にてアップさせて頂きました。

艶っぽいスキンヘッドに表れている通り、気持ちも優しく御心が広い、ほんまにエエ人です。

その教祖の今日のバイク!
推定1986年式 SUZUKI GSX-R750 排気量749cc 油冷4サイクルDOHCのエンジンを搭載し、
出力77ps、トルク6.4kgmを捻り出しています。 

このバイクにもけっこう伝説が存在します。

1985年の耐久レースとなったル・マン24時間でワン・ツーフィニッシュを飾り、また同年の全日本選手権ロードレースF1クラスにおいてもチャンピオンシップを獲得した血統を持ち、そのレプリカモデルとしての宿命を担って発売された名車です。

教祖は仏様のようなお顔に似合わず、レースを好まれ今もサーキットでガンガン”競争?”にいそしまれております。

また、今日の月ヶ瀬には同1980年代のSUZUKIの名車がもう1台!
推定1982~1983年式 SUZUKI GSX1100S KATANA (輸出モデル)
排気量1075cc 空冷4サイクルDOHC 出力111ps トルク9.8kgm 圧縮比9.5という当時としては
ハイパフォーマンス車。

このバイクもコアな月ヶ瀬信者の生駒市在住Sさん所有の名車!

このバイクの語りも調べるとけっこう「へ~、ほ~、は~!」といろいろあります。

特に当時のライバル車をHONDAのCB1100Rとし、CB1100Rが耐久レーサーをイメージしているのに対し、SUZUKIはKATANAを”ストリートモデルにおいて最高のパフォーマンス”をコンセプトにSUZUKIの社運をかけた量産型としたところです。

その意気込みがイタリアの”ハンス・ムート”にオリジナルデザインを依頼し、そのムートのオフィススタッフによってコンセプトモデルを製作させたところにも窺えます。

その結果、80年のケルンショーにおいて発表されてからのSUZUKIの”最高傑作車”として評価を得ました。

今、KATANAは旧車、現行車を合わせた市場では最も高い人気車となっており、この年代は現行車と旧車の中間的な位置づけで、あえて言えば”現旧車”とでも名付けてよいような感じです。

その、あえて呼ぶ”現旧車”として、もう1台!
推定1989年式 YAMAHA TZR250
排気量249cc 出力45ps トルク3.8kgm 水冷2サイクルのジャジャ馬バイク。

1985年にデビューの初期型から後方ストレート排気に変更されたインパクトモデル!

このバイクの伝説は語らずとも皆さんもご存じの武勇伝には事欠かないので省略します。

伝説はこのバイクの所有者! 奈良在住のAさんでしょう!?

Aさんも同じく”月ヶ瀬信者”のコアなおひとりで、「何が伝説か?」
それは、TOKIOの”国分太一”に似てる男前!?

ではなく、ご自身でも標榜されておられる”FZバカ”というところでしょうか!?

と言いますのも、同じYAMAHA車で世界初の1気筒当たり5バルブの革新の機構を採用した”FZ750”をカリカリに仕上げ、さらに1000cc?に載せ替え”月ヶ瀬最速”では?
と言わしめる”バカさん”ぶりです。

実際、メチャ速い走りっぷりを見せてもらいました。
一緒についていこうと思って走れば間違いなく死にます。

そんな、Aさん!
普段は大手IT系の会社のえらいさんです!
会社でも、ガンガンに攻めたはるのですかねぇ!?
部下はきっとついていけてないでしょうね!?

そして、次はチョイ古の現行車!
推定1995年式 YAMAHA TRX850
排気量849cc 水冷4サイクル 出力83ps トルク8.6kgmの和製DUCATIと巷では囁かれ隠れた名車とも言われました。

このバイクもエンジンがなかなかで吸気側3バルブ、排気側2バルブの5バルブで、クランク角270°という特異な設計で当時、地味にファンがいました。

このTRXの所有者は奈良在住、Yさん!
Yさんはたいへんなお金持ちで毎日お金に囲まれてお仕事をされておられます。

「ナントいうこでしょう!?」 いい人生です。

そして、ちょっと毛色の違うバイク!
既に生産中止されたハーレー1200ccのエンジンを積んだBUELL!

このバイクもけっこう走りが楽しいバイクで、この月ヶ瀬には他にも愛好家が何人かいらっしゃいます。
BUELLは1983年、元ハーレー社のエンジニアだった”エリック・ビューエル”が起こしたバイクメーカーで1998年、経営上の理由で元のハーレーの傘下に入っております。

そのBUELLの所有者は奈良在住、Mさん。
Mさんも、あえて言えば失礼ながら”BUELLバカ”になるのでしょうか!?数台のBUELLをもっておられます。

Mさんとは少しながら、縁がありまして私が引退しました自社の企画部とプロモ系のデザイン面で取引があったようです。

Mさんの職業はクリエイターで「世間は狭いなぁ・・・」と感じいっておりました。

そして、もう一台の・・・こちらは、そのBUELLを買収したハーレー!
年式は不明ですが、1200ccのスポーツスター

私も実は今乗っておりますDUCATIを購入する前、現行車で「買おうかな・・・」って思ったバイクが、このハーレーのスポーツスターだったのです。

と言うのは、日本では「男、KAWASAKI!」と言われるほど男のバイクとしてKAWASAKIが代名詞のようにいわれます。

それと似た感覚で私の中では密かに「齢をとった時は男のバイク、ハーレー」と思っておった時がありました。

しかし、昨今の日本では”ハーレーだらけ”という感は否めない状況です。
それもそのはず!
世界で一番ハーレーが売れている国は日本だそうです。

それでも今も「乗ってみたいな・・・」というのは、あまり変わってません。

このスポーツスターの所有者は大阪都島在住、Hさん。
Hさんは、いつも月ヶ瀬詣でに来るのにけっこう時間を要することから、住み家を”住道”に移転させるかと、検討中とのこと!

しかし、”バイカーの敵は嫁”の格言通り、苦戦中のご様子!

そして、本日の殿(しんがり)は今、人気の旧車!
推定1974年式 HONDA CB400four
この4four(ヨンフォア)、発売時のキャッチコピーが「おー!400」と言う今聞けば、ちょっと笑ってしまうようなところですが当時はCB750の大成功で、その弟分的存在という事もあり、そのキャッチコピーはライダーの心をがっちり掴んだようです。

この4fourの所有者の方は本日、初めてお会いした方で、東京にお住いの時にこの4fourを10年前に手に入れられたそうです。

そこから、いろいろ手を加えながら大切に乗っておられました。

4fourは408ccと398㏄の二つの排気量が存在しております。
当時の免許証の区分が400㏄以上が大型、400㏄未満が中型いうところで中型免許者の為に急遽、HONDAが398ccを生産ラインにのせたという有名な伝説があります。

この方のはアメリカ帰りの408㏄でした。
また、機会があれば情報交換もお願いしたいところです。

てな、ことで今回の月ヶ瀬事情を記事にしました。
月ヶ瀬信者の皆様、取材のご協力ありがとうございました。

今回感じたことですが、月ヶ瀬だけではなく、バイカーは気温が上がると、まるで”虫”のように「ぶ~ん・・・」と音をたてながら出没します。

ということは、そろそろ春も近いのかなっ!

まぁ、それはまだないでしょう!?

というのも、まだ私はパッチが下半身からはなせません!

ではまた!
T‐PADDOCK630 T・Tatsumi

2016年1月24日日曜日

『Bike in the sky』#19 ガソリンが値下がりしているのは良い傾向?

こんにちは。

今回の『Bike in the sky』のテーマですが、ちょっと経済の話も踏まえて記事にします。

と言いますのも、ガソリンが少し前から値下がりして我々、乗り物好きには大変助かるのですが、ほんとうに喜んでいいのか!?

その疑問からです。

この辺りの考え方をT‐PADDOCK630のもう一つの目線で、ちょっと経済学的に紐解きながら分かり易く解説したいと思います。(ほんまに分かり易いという保証はできません。)

①まず、ガソリン価格が、なぜ下がったのか?











これは皆さんもご存じのアメリカで数年前に”シェールガス/オイル”が見つかり、ここで一気にアメリカが原油生産量世界一に踊り出ました。
(この戦略は一説にはオバマ大統領の「ロシア対策(ロシアは資源国)」とも囁かれています。)

すると、それまでの生産量世界一のサウジアラビアを中心とする中東連合はアメリカに原油市場のシェアを奪われては一大事と焦り、市場に対して原油価格をドンドン下げてシェアを確保しようとしました。

それが、まず最初の段階で、我々に好影響を及ぼし、運送関係や原油を必要とする企業も恩恵を被ることができました。
そして、その恩恵のお蔭で企業の利益は当然上がっていくわけです。





②ところが何故、最近の株式市場は年始早々から株価が大幅に値下がりしているのでしょうか?

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※この画像(Yahooの東証サイトより転用)の株価は今回の記事とは無関係です。














それは、先ほどのサウジアラビアなどの資源国は今まで原油を高値で売って稼いでおりました。

しかし、アメリカに対抗する為に今度は財政が赤字になってでも原油価格を安くしたため、今まで貯めた外貨準備金(簡単に例えれば貯金みたいなお金)を取り崩して財政を支えております。

因みに、サウジの原油価格の採算点は”$85/1バレル”と言われ
また、収支を赤字にしないためには”$60/1バレルとも言われております。
ところが、ここ最近のサウジの原油価格は”$30/1バレル”前後で、ちょっと形振り構わず状態です。

それが、財政の逼迫した資源国の事業に世界の投資家が”リスク回避”で資金を引き揚げだし、株式市場は先行きの不安感から値を下げたというのが大筋の状況です。

③そうすると、次に起こるのが投資家が引き揚げた資金はどうするのか?

当然、投資で儲ける以前にまず、その資金を安全な(損をしない)所へ移動させます。

④では、その資金はどこに流れたのか?

そこで、比較的安全とされる”日本円”の円買いに流れているわけです。
よって、為替市場はやや円高に振れだしたというわけです。

ただ、今までの様に急速に円高に向かわないのは、アメリカが景気回復によってFRB(日本で言えば日銀)の金融政策の解除により金利を上げました。
しかし、円/ドルの金利差は、さほど拡がらず、アメリカの為替市場もドル高基調で推移し、円/ドル相場が拮抗しているというのが実情です。

また、中国の景気低迷が顕著になり人民銀行は年初に”人民元”を安く設定しました。

その結果、中国株式に不安視する投資家が”元”売りを加速させ、中東と同様に中国から資本の流出が進む可能性が出てきております。

これらの状況を考えると、やはり円高に流れるのでは?と警戒観は強くなります。

⑤では、これらのことで日本にどのように影響してくるのか?

まず、安全マネーで”円高”になれば日本の輸出企業の業績に大きく影響し、各企業の”増益シナリオ”を揺るがし日本の景気回復を遠のかせます。

そして、元/円の為替相場で”元安”が加速すると、このところの”爆買い”と言われる”インバウンド消費”の勢いが低下し内需企業を直撃することになります。

総括して世界経済を観れば2016年も”ローフレーション”いわゆる”低インフレ”となるのが世界のアナリストの見解です。

とまぁ、ダイジェストで観れば上記のような感じです。

⑥以上を踏まえて我々、バイクなどの乗り物好きはどのように心構えなくてはならないのか?

それは『Bike in the sky』#15、16、17でも書きました「One's exculsive hobby」の境地の実践です。

趣味性の高いバイクやクルマは自身の仕事が順調にいっているからこそ「乗って楽しい」「眺めてたのしい」と、言うところかと思います。

それ故、自身の仕事をベストにセッティングしなくてはなりません。

そのセッティングとは・・・

まず、自身の仕事の・・・自営業であれサラリーマンであれ、「何を扱っているのか?」また「何をする会社なのか?」を理解しておく必要があります。

その自身の仕事のフィールドに上述の話がどの様に影響するかは自身で検討し、そして進むべき道を見つけなくてなりません。

ただ、言えることは

円高に為替が振れれば、外国からのバイクやパーツとかは安く買えるでしょう?

下の画像、2年ほど前のニューヨーク、マンハッタンど真ん中のミッドタウンに突如、出店されたミュージアム?です。
イタリアのお宝バイクが現行車(日本では非売品?の車両も含め)や旧車も混ぜて展示中!















しかし、まったく売る気のない店?で、聞いたところによるとDUCATI愛好家のコレクションとも・・・

ニューヨークのこの辺りは家賃も日本の銀座とは比べ物にならないほど高騰しており、いったい何を仕事にしている人が何の目的でオープンさせたのか・・・
というくらいにアメリカというところの個人消費の好調さを垣間見ることができます。

一方、日本は?と冷静に観ると、勤めてる会社の業績が円高で「ウ~ン・・・」となれば、あまり無茶な出費は慎んだ方がいいのかも!?とも思います。

とにかく、この2016年の経済は”捻じれ経済”と言われるほど、非常に読みにくとも言われております。

例えれば、道路が雪道や霧がかかっている状況の時に無茶な走りはしないでしょう!?

なので、自身のライフワークは”安全運転”で行った方がいいのいでは・・・となります。

ただ、お金が有り余っている人は、この限りではありません。

しかし、お金って昔から「ある人のところに集まる」って言いますよね!?

でも、こんな人たちが会社を倒産させたりの”暴走運転”をして、我々一般の人を巻き込んで欲しくないものですね!?

今年の月ヶ瀬信者の行く末はやはり、”月ヶ瀬教”の教祖様の”お告げ”を待って前に進みたいと思います。

でも”教祖様”って誰やねん?(月ヶ瀬信者の皆さんは全員、知っておられます。)

「教祖様、なにとぞ素晴らしい示唆に富んだお告げをお願いいたします。」

それでは!
T-PADDOCK630 T・Tatsumi

2016年1月17日日曜日

『Bike in the sky』Off line story・・・ちょっと月ヶ瀬をはなれて・・・

こんにちは。

今日の記事は、いつもの月ヶ瀬詣でばなしからちょっと離れまして私の好きな乗り物の画像を中心に進めていきたいと思います。

先ず地上での乗り物で電車などの公共の乗り物を除いて、大きく分けるとバイクとクルマに分かれますが、バイクは当ブログで「Bike in the sky」というタイトルを冠しておりますので、今後もいろいろ出てくると思います。

よって今回はクルマを中心に、それも”働くクルマ”を取り上げたいと思います。

なぜ”働くクルマ”を・・・?と思われるかも分かりませんが、個人的に、それも海外の、それもアメリカの”働くクルマ”には、ちょっと偏見かも分かりませんが男にしか分からない、もしくは子供っぽいオッサンしか分からない”色気”のようなモノを感じます。

それと、バイクのアレンジに”働くクルマ”のカラーリングや熟し方がけっこう参考になることもあって
ご覧いただきたいと思いました。

そんなつまらん理由だけで”働くクルマ”をちょっと”箸休め”の感じでアップします。
前置きはこのぐらいにして、それぞれの街とクルマの写真をご覧ください。
先ずはニューヨークマンハッタン内!
マンハッタンの中でも上の画像のダウンタウンの裏通りを歩けば楽しい所がたくさんあります。

そんな裏通りの働くクルマの代表はデリバリーバン!日本で言えば”クロネコ宅急便”


そして下水道の清掃をするバキュームカー

また、故障のクルマを引っ張るレッカー車

さらにこんなクルマも働くクルマとして、本チャンのハマー!それも”軍モン”です!

また、ブロードウェイなどの大通りなどでよく見かけるベンダーのスナック屋さん

そして、次はマンハッタンから川を渡ったブルックリンの街のクルマ!
そのブルックリンの街は下の写真!独特の雰囲気を持ってます。

そのブルックリンに良く似合うクルマ!

私の中では一番、欲しいクルマかも!?
道路工事のオッチャンのクルマですがシブ過ぎます。

次はアメリカの西側、カルフォルニア州!

その中でもロサンジェルスの旬の街、アボットキニー!

そのロサンジェルスの働くクルマ!と言えばトラック!

下のトラック!
大型は圧倒的にトレーラーが多く、この手のトレーラーのことを”Eighteen Wheeler”
(エイティーンホイラー)と呼び、いわゆる18輪車(トレーラー側のタイヤも含めて18本のタイヤ)からそう呼ばれています。

そして消防車!

LAのユニバーサルスタジオとかで使う撮影用の大道具屋さんで見つけたバス!現役らしい。

その大道具屋の仕事用のトラック!日本で言えば右のダットラ(ダットサントラック)ぐらいの扱い
また、キャンピングカーも・・・

下の四駆はディフェンダーだと思うのですが、このクルマはアンティーク雑貨屋のクルマで、ビックリすのは塗装を全部剥がし、下地を磨いてその上にクリアーを塗りドア周りなどにウッドのモールでアクセントを付けた、ちょっと「やるなぁ・・・」って感じのクルマでした。

そして、やはりロスにもいました。この手のクルマ・・・
GMCのローダウン仕様。
ドライバーはお決まりのサーファーでした。

などなど、キリがないほどアメリカは乗り物天国です。

そして、最後にLAからラスベガスに向かうルート66!
その途中にも、50年代の”働くクルマ”を見ることができました。

ルート66(実は何もない所です)のロードサイドにて

昔、働いていたと思われるクルマ?馬車?

そして、下の画像はラスベガスへ向かう道中!

前の車は大型のキャンピングカーなのですが、その後ろにジープがピタッと追走しているように見えます。

実はこのジープ、自走しているのではなくキャンピングカーに牽引されているのです。
日本では有り得ない光景で、「さすがアメリカ!」

リゾートをするスケールが違い過ぎます。

というところで、いろいろ”働くクルマ”を取り上げましたが、やはり日本と大きく違うのが古い雰囲気の有るクルマをけっこう大事に乗ってる事!

そして、ボディに施す看板文字を入れるバランスが絶妙にカッコが良いという事!
(この文字に関しては単に横文字カブレの感は否めないかもです)

とまぁ、そんなことで私なりに自社を引退する前に営業車を下の画像のように作ってみました。
ベース車はTOYOTAのタウンエース!
特にリアハッチとサイドパネルは新たに板金でアメリカらしく!

ボディの文字のデザイン、レイアウトは当時、社内プロモチームのセンス抜群女子がCGを駆使して仕上げてくれました。

しかし、せっかくカッコ良く仕上げた営業用のバンでしたが社員から「横と後が見えないので怖くて乗れません」「普通のバンに変えてください」
と言われ、僅か3ヶ月ほどで手放すことに・・・・

やっぱり、現場の声を聞いてから作るべきです。
そしてここは日本でした。

無駄な出費で私は社員から責められることに・・・トホホ!

それでは!

2016年1月13日水曜日

『Bike in the sky』#18 この3連休の月ヶ瀬は・・・

こんにちは。

今回は、この間の3連休の様子を記事にしたいと思います。

早速、10日の日曜日。

冬場は気温も低いということで当ガレージを夏場よりは遅目の朝7時半から8時に出て毎度の月ヶ瀬に向かいます。

しかし、当日は前々日の金曜にT‐PADDOCKガレージ内で作業中、不慮?の事故によりオデコを5針縫う大怪我をしたため、ヘルメットが被れませんのでクルマにて向かいました。

そして、月ヶ瀬に9時半頃到着すると、この寒さの中でも月ヶ瀬信者のバイカーは10台弱、そして下の画像のブルーベンツ達のクルマも先着しており、信者さん達と乗り物談義でひと時を過ごすことができました。
このベンツの所有車の方は、大阪四条畷?在住のM氏。普段はBMWのバイクで月ヶ瀬信者としてお越しですが最近、このベンツがお気に入りとのことで毎週のように乗ってきておられます。

このベンツ、1974年製と伺ったと思うのですが、レストアされたモノを入手され更にルーフを塗り直されたりエンジンのバルブガイドの打ち直しをされたりと、いろいろ手を加えられておりました。

そのエンジンですが下の画像!
エンジンの型式は280ですから2800ccですが、このベンツはストレート6!
いわゆる直列6気筒のビッグサイズが乗っかっておりました。

このベンツの大型エンジンは本来、3500㏄のV型は存在するのですが直6を強引に押し込んだ強烈なマウントレイアウトでした。

オーナーさんいわく、「一番後ろのプラグ交換が大変なんや!」と言われてましたが、なぜか嬉しそうでした。(その「大変なんや」と人に言いたくなる気持ちはわかります。)

とにかく、60年代のアメリカナイズされたテイストのこのベンツ!大人の男が乗るクルマとしてカッコ良かったです。

そして、このベンツは古い車ですが、まだベンツ社?から部品の供給はあるそうで、あまり困らないとの事。
そういった情報をも入手できるのが、この月ヶ瀬詣での楽しいところかもわかりません。

そんな話をしてるところに、以前にも記事にさせて頂いた奈良在住T氏のDUCATI900SSがコンチマフラーの快音を響かせながら登場!
いつ見てもカッコいいバイクです。(私的には是非、乗りたいバイクの上位車です)

このDUCA、Tさんは新車から所有されておられ、既に30有余年を経て数年前にレストアをされ新車状態に戻されて大切に乗っておられます。

下の画像は、このDUCAのメーター周り。
何とも言えない、気持ちをくすぐられるムードがあります。

この年式のあとからのDUCAのメーター周りは、ムードも消えて無機質なモノへと変貌していく訳ですが・・・
そしてTさんは他にもあと2台?、テイストの違うDUCATIをお持ちで、それぞれのDUCATIの美味しいところを存分に楽しまれてます。

ところが、実は当日の帰ろうとされた時(言っていいのかな・・・)、この900SS!
なかなかご主人様の言うことを聞かずキックを何回も踏み下ろすもエンジンを始動させようとはしておりませんでした。

聞くとレストア後間もなく、キャブレターをウェットブラストにて綺麗にされたそうですが、その影響で加速ポンプ等に不調をきたすようになったとか・・・

それ故、始動時の気温とかも加味して燃料を多くキャブに送ってあげないといけないのですが、ただ多ければ良いというモノでもなく、やはりセッティングが必要と仰ってました。

まぁ、これも旧車ではよくあると言えばある症状です。
しかし、このTさんはメカには相当精通されてますので、無事に帰られたそうです。

ただ帰りは当日の寒さを気にしなくてもホカホカで帰れたそうです。
その訳は月ヶ瀬にきてTさんに聞いてください。きっと笑いますよ!?


そして次は11日月曜、成人の日。

昨日よりはちょっと早めに出発。

今日もクルマで月ヶ瀬詣で!
画像のマイカーで月ヶ瀬到着!

このマイカー!またの名を”Little COBRA”と呼んでます。

このクルマはクルマ好き、バイク好きでも「オッ!メチャおもろいやん!」
また女子から観ても「メッチャかわいいやん!」と言ってもらえることをコンセプトにアレンジしました。

このクルマはSUZUKI Twinという二人乗りで既に生産中止されてます。
それ故、触り甲斐のあるクルマです。

約10年前に走行距離1000㎞というほぼ新車状態で手に入れ、この色を見た瞬間、イメージは「ちっちゃなCOBRAにしよう!」と一切の迷いもなくCOBRA STRIPEを入れようと決めました。

このラインのバランスは本物のキャロルシェルビーが造った”Shelby COBRA”のライン幅やピッチを縮尺した比率にて入れたもので、同時に前後のバンパーも本体と同色に塗り直しました。

そこまでやると、今度はホイールは?マフラーは?となってきます。

そこでまずマフラー!
上の画像のようにマッチョな2本出し!

実は、このマフラーDUCATI MH900eのDeright製のマフラー。
このマフラーは当T-PADDOCK630が所有するDUCAに着けてたのですが、今はそのDUCAにはチタンのRiding House製を着けております。

よって、「ひょっとしたらDUCAのマフラーをひっくり返せば着くのでは・・・」と思い、合わせてみると着きそうな雰囲気!

そこからはT-PADDOCK630の”ウマヘタ技術”を駆使して装着の運びとなりました。
まあまあ、主張はできてるかな!?と気にいっております。

そしてホイール!
これは観て頂いた通り、昔の走り屋御用達!WATANABE!

ただ、このサイズはWATANABEでも”By Order”での生産ということで少々Up Chargeになりましたが依頼することになり、目出度く装着完了!

その他、シートは左右ともRECAROのレーシングシート&SABELT 4点式!
そして、車高は車検イッパイイッパイのローダウンサス!とNardiの小径ステアリング!

という具合にプチアレンジをしました。
とにかく、コンセプト通りには仕上がったと思ってます。

そして本来、軽では味わえない乗って楽しい感覚(コペンなどのオープン車とは違う味わい)は創ることはできたかな・・・

そして当日も毎度の月ヶ瀬信者のバイカーとウダウダ談義をしておりますと
右の初期型ロータスエランが快音を奏でながら登場!
実はこのロータス!
前日のDUCATI900SSと同じ所有者のTさんのロータス!
このロータスの伝説もなかなかのモノがあります。

エンジンとか詳細は省略しますが、このクルマの日本に限っての一番の伝説は皆さんもけっこうご存じと思いますが、”フレーム”にあると言われております。

それは、あのTOYOTA2000GTが開発される過程でこのロータスを購入し、全バラにしてこのロータスのバックボーンフレームを参考にして製作された、というのが最も伝説として語られております。

その後も、MAZDAの初代ユーノスもこのロータスを同様に参考にして大成功を収めております。

とまぁ、すごいし、カッコええクルマです。

特にディティールの一つに私的に「シブッ!」と感じるのが画像でお分かりと思いますが、一般車のホイールにある4穴や5穴にハメるボルトが見当たらないと思います。

このロータス!レーシングカーや同じイギリスの昔のジャガーEタイプなどに使われてましたセンターロック式という、太いシャフト一本に画像のようなホイールの真ん中にある手裏剣みたいなモノで逆回りで締め込むモノを採用されておりました。

そのセンターロックタイプを何気に使ってるオーナーのTさん!
「クルマをわかっとるなぁ・・・」って思います。

と、この三連休の月ヶ瀬の様子を書きました。

しかし、ここ最近の月ヶ瀬は以前とは何か違う乗り物好きの”メッカ”の様相を醸しているような空気感を感じます。

それは、この日の帰りに途中ですれ違うクルマの中にも現れておりました。

数台のアルファロメオの集団が良い音を響かせて月ヶ瀬に向かっておられました。

もっと、このように”味のある乗り物”そして”語りのある乗り物”など五感に響くバイクやクルマがこの月ヶ瀬にきて関西のほんとうの”メッカ”になれば、更に月ヶ瀬が盛り上がるのではと感じた三連休でした。

って、私は月ヶ瀬観光振興会の回し者ではありません。
っていうか、そんな振興会があるのかな?

それでは!
T-PADDOCK630 T/Tatsumi