2023年3月30日木曜日

『Bike in the sky』#329 転倒後、自身のこれからの課題

未だ続くCB77の転倒後の様子

そのCB77は転倒時、すぐさま月ケ瀬ライダーが現場から引き上げてくれ茶碗屋の若旦那んちに運んでくれた

この詳細は幾度となく記しているが、その日から凡そ、ひと月の時間がアッという間に過ぎていった

ひと月経って、自身の身体はボチボチと動けるようになったが肋骨を骨折した辺りは未だに疼いている

とは言え、いつまでもCBを預かっていただく訳にもいかず先週末、引取りに行ってきた

引取り作業は、この場面でも月ヶ瀬ライダー諸氏にお世話になった

引き取りのトランポは
旧車のイベントなどが遠方で行われる時、このバンで現地までお宝バイク?を車載で持ち込む用に購入したNV100だ

話は逸れるが、このNV100の前に実は10数年前、トランポ専用車をカスタムして手配していた

それがコイツなのだが
TOYOTAのタウンエースだがアメリカでよく見かけるパネルバン風に・・・

ノーマルのタウンエースの運転席より後部にある各ウィンドのガラスは全て外し、新たに鉄板をハメ、板金塗装を別注で改造した営業車だ

そこに自社の「FITH(フィス)」ブランドのロゴと英文のみのキャッチコピーを入れた力作車だ
バックスタイルが特に、なかなかの出来だ

このバンを会社が不要になれば払い下げる予定で自身の長女に「運転できるか?」と尋ねたところ「絶対無理!」と拒否られた経緯で流れてしまった

要は前方以外の視界が極度に悪いことが理由だったのだが結局、冒頭の白い軽バンのNV100に落ち着いた

だが、そのNV100は長女のドラテクのお陰で案の定、左サイドはベコべコのボコボコになっている

結果的に改造版のパネルバンは引き取らなくて良かったのだが自身は今でもT-PADDOCK630に置いておきたかったバンだ

話を戻して、そのNV100でCB77を引取りに行ってきたが現段階では自身が一人でバイクの車載は無理な状況

よって、ご近所在住同じく月ヶ瀬ライダーのIsh〇さんに運転もお願いし、まずはCBが寝ている柳生まで

当日は小雨模様だったが小一時間で柳生に到着
自身は初めて中に入れて頂いたが・・・

ここは月ヶ瀬ライダーの仲間内では知らないライダーはいない、かの有名な茶碗屋の若旦那いや柳生焼窯元の名匠「いくら先生のアトリエ」なのだ
元々は酒蔵だったようで、その跡地を先生の作品を展示するブースに改装されていた

今では全国の百貨店や中国をはじめ海外にも販路を拡大されている様子でビジネスは順調のようだ

上の画像の奥で先生の作品に興味深く眺めている御仁が今回、大変お世話になったIsh〇さん

そして同画像の右のお二人が先生とお母さまで、わざわざお茶まで入れて頂きご馳走になった

CBを積み込んだらすぐにお暇するはずが却ってお気遣いをいただいた

そして、このあとは今回のCBの件で最もお世話になったアサダワークスに向かった
柳生焼窯元から30分ほどの奈良公園から少し南寄りの田園風景が広がる広大な敷地内

その一角にある、工房アサダワークス

NV100に載せたCB77をバックに記念撮影

画像の左がAsa〇さん、右がIsh〇さん

ここでもコーヒーを頂きながら、お二人から今回の転倒原因のレクチャーを受けてきた

とにかくの原因は、自身のボケからくる、不注意以前の、何年にも及ぶ、ピンポイントの、整備の見落とし!

それに関しては何の弁明もできず、後悔から未だに転倒のショックを引き摺っている

上画像の二人は月ヶ瀬ライダーの中でもバイクに関わる知識と整備技術はプロ顔負けの持ち主で、この二人から苦言を言われると自身は何も言い返せない

「う~ん、いつか言い返してやる!」

「言い返せたらスッとするやろなぁ~」

と日々思うのだが、ガキみたく大人気ないゆえ心の中に黒塗りにして留め置くことにしておく

そのCBはT-PADDOCK630に大けがを負ってひと月ぶりに帰ってきた

そして翌日からCBをチェックしていくと・・・

フロントフェンダー
これは修理するより中古品を探して再塗装をする

ヘッドライトケース
これもフェンダー同様、中古品を再塗装

メーターは動作確認は取れてないが外装は、ほぼ生きていた

ウィンカー
左右全壊だがリプロ品もしくはレプリカはネットでもけっこう出品されている

ハンドルバー
一文字タイプのハンドルもウィンカー同様、簡単に手に入る

右ステップ
ステップバーが若干の曲がりだが、これは修復できるだろう

またステップゴムはネットでリプロ品が出ていた

右ダイナモカバー
これも中古品として出品されていた

前踏み式キックペダル
意外と、このパーツは探すのに苦労するかも

さてさて最も手間がかかるのがレアパーツのガソリンタンク修復
一からFRPの修復と塗装のやり直し

最もダメージが大きいフロントフォーク
右は僅かな傷だが左はダメージが大きい

これは左右セットでネットで出ていたような・・・

と、自身のけがは重症だったがCBの方は思っていたより軽微な印象を持つ

だが最も気になるのは
フロントフォーク周りとフレームの首、及び三又の歪みの有無なのだが、フェンダーを外しできる限り水平、垂直にセットし目視で確認したが現状では歪みは無さそうだ

またフロントタイヤも再度、フォークにセットして軽く回してみたがブレもなく軽くスムーズに回る

ハンドルも左右に切って回してみたが歪みから生じる引っ掛かりや各部が擦れる感覚もなかった

以上、ガレージに戻ったCBを確認した現状だが転倒直後から、このCB77が欲しいと言われる方がいらっしゃった

その方もフレーム首の歪みを気にされていたが、それも踏まえ譲渡する価格を決めて合意を頂いていた

そして一先ず待機することになったが昨日、先方から連絡があり4月中頃までには引取りに来られる予定だ

だが自身はバイクには絶好の季節を迎え、バイク禁止令が布かれたガレージ内の他のバイクにも乗れず、ただCB77との別れを待つだけ・・・

さて、こんな気持ちでこれからの余生をどう過ごしていくのか

70を超え71歳を目前に大変な課題にブチ当たってしまったようだ

T-PADDOCK630 T/Tatsumi

2023年3月23日木曜日

『Bike in the sky』#328 CB77への思い

2月26日のCB77転倒事故から3週間と3日が過ぎた

だが自身は未だに「なぜ転けたのか?」と自身の整備の怠慢を嘆いている

とは言っても、その時間に戻れるわけもない

おまけに転倒での代償はCBのダメージと自身骨折の痛みがずっとつき纏っている

しかし、その3週間超の中で進展もあった

まずCB77の引き取り手が現れ、修復して走れるようにされるとの事

そして「痛い!痛い!」と日々苦しむ自身も少しづつ痛みに慣れてきたのか、クルマには乗れるようになってきた

そのクルマで乗り出した先は、やはり月ヶ瀬だった

T-PADDOCK630が誇る?プチスーパーカーのチョロQことSUZUKIのツインだ

コイツであればリハビリ走行にはもってこいだ

その日曜の月ヶ瀬

到着するなり月ヶ瀬教々祖様に撮って頂いた

まだ朝晩は寒さも残る気候だったがクルマであれば、なんとかリハビリを兼ねる運転は可能だ

その月ヶ瀬では自身が当日「月ヶ瀬に参る」との情報を聞きつけられたのか高松から見舞い?に来てもらった御仁が・・・
ネットワーク職人?のHir〇さんだ

そして
月ケ瀬教々祖様とツーショット

この二人と話していると自然と元気をもらえるのだが、同時に自身をオチョクッてもらい笑いを堪えるのは骨に響いて痛いのだ

だが生きてる実感は得られる

また当日、違う形で元気をもらえたのは、とんでもない本物のスーパーカーでお越しのNis〇さん
空の雲がボンネットに映りエンブレムと絶妙なグラデーションの英国が生んだ名車!McLaren(マクラーレン)

このクルマでは何故か東大阪のセレブ御用達「スーパーマーケット万代」には行きづらいと感じた

それは・・・
ドアがガルウィングタイプで狭い駐車場では乗り降りができないだろうからだ

いやガルウィングは万代では駐車場が狭いから逆に問題がないのかもしれない

それよりも
バックで駐車する方が後ろが見え辛く難儀をするかもしれない

いやバックモニターはあるだろう

だが自身はモニターがあっても無理っぽく感じる

しかしバックスタイルは真にスーパーカーの美しいシルエットだ

内部は
超窮屈なコクピットで自身は絶対、無理、無理、無理だ!

と言うように月ヶ瀬に着くなりマクラーレンを目にした時、骨折の痛みも忘れて思わず写真を撮らせてもらった

こういう瞬間は痛みはどこかに行ってしまっている

そして久しぶりに外気を吸ったおかげか、気分上々で針テラスにも行ってきた
天候が良いと針テラスのような乗り物メッカにはバイクやクルマは集まってくる

そこに誰が乗って来たかが瞬時でわかったバイクがいた
上画像のポッケ?の前で待っていると近づいてきたのは同画像に写る旧車コレクターのHin〇さんだった

会うなり「タツミさん、大丈夫ですか?」と声をかけてもらった

そして「何故転倒したのか」から始まり現在の様子までの話で盛り上がった

で、転倒したCBの話はどなたにも必ず聞かれるが、その後として自身の奥方からバイクリタイア命令が発せられている話をし・・・

自身は「バイクはボチボチ片付けていく予定やねん」と伝えるとHin〇さんは

「RT1とかはどうするんですか?」とピンポイントで尋ねられた

そんな会話から最終的には「RT1も欲しいけど即、引き取れるんやったらセルペットかなぁ」だった

Hin〇さんらしいチョイスだ

こんな会話は、この日曜日の数日前、T-PADDOCK630にお見舞いに来ていただいたご近所の・・・
ポルシェのケイマンに乗っておられるNag〇さんが「スラッシュ?」でお越しいただいた

2時間半ほどのご滞在で、お見舞いと言うより人生観の話しで大いに盛り上がりお互いの「終(つい)の職業」に就くまでの紆余曲折話しが面白かった

対談の終りでは、Nag〇さんから質問で

「タツミさんは、なんで服屋で独立しようと思ったん?」と尋ねられた

それに対し自身の自叙伝?その草創期を話し出したところで時間切れになったが続談はいつになるやら・・・

Nag〇さんは奥方のお迎え

自身は奥方との散歩の時間

お互い頭が上がらないミッションは最優先で対談を終えた

そして久々の記念撮影も忘れず納まってもらった
バイクに乗らないライダーのNag〇さんはCB77に次ぐ現在のT-PADDOCK630内で人気?のRT-1に跨って写真に納まっていただいた

さらにリハビリ走行2日目は21日の祝日に、ちょっと冒険だったがBeckで月ヶ瀬に向かった
祝日は9時過ぎに月ヶ瀬に着いたが、先着の月ヶ瀬ライダーたちはボチボチ帰り際だった

だが自身がBeckで着くと

「え~、大丈夫かいな!」

「よう来たなぁ~!」

「まだ寝たままで動けんと思ってたわ~」などなど

と、心配されてるのか、無茶しよるなと思われているのか、一先ず手術後の状態は気に掛けて頂いたようだ

それを受け自身は乗り出し理由を「リハビリ、リハビリ」と、うそぶいてはおいた

そこにはBeckで乗り出してはみたがパワステもなくハンドルは左シート側

ゆえにシフト操作は右腕になるが最も骨折箇所に「ズキッ」と響くのがバックギヤに入れる時、シフトノブ先端を押し下げて左下に入れる時である

あばら骨4本折れた周りの筋肉や神経が悲鳴を上げてるようで少々、顔が顰めっ面になっているのは自身でもわかる

だが月ヶ瀬に来て月ケ瀬ライダーと話していると、やはり自然と元気はもらえる

その月ヶ瀬に向かう前日は、Beckに何がしかのアテンションアップになるモノが欲しいとT-PADDOCK630の秘蔵ステッカーをBeckのリアフードに貼っていた
ドラッグレースのNASCARで最年少記録2タイトルを保持したカイル・ブッシュの記念ステッカー

相当以前に購入していたステッカーだが、レアなモノゆえ、どこに貼ろうかと、そのまま時が流れていた

だが、このカイル・ブッシュもレースでの骨折で長らく休んでいたが復帰戦に参戦したことから、自身も速く骨折から復帰にできるようゲン担ぎで目立つ箇所に貼ってみた
(月ケ瀬教々祖様撮影画像を拝借)
上画像真ん中が自身だが皆に囲まれて、転倒後そして入退院後の様子を根掘り葉掘りと・・・

で、ステッカーに気が付いてくれたのは同上画像左に映る、ご近所のIsh〇さんだった

「オッ!ナスカーのステッカーやん!?」

これだけで喜べることも自身は単純だが嬉しいもので気持ちのリハビリにもなっている

そして、ほどなくして帰路に着くが帰りはCB77の転倒現場経由で帰ることにした
後方から何も来ていないことを確認しながらBeckを左端に寄せ、ゆっくり動きながら現場検証

転倒現場辺りをパッと見た感じでは全く何も無く普通の綺麗な道にしか見えない

ところが少しBeckを前に進めて行くと車道と歩道を分ける縁石の一部が、まだ新しい傷を残して削れているような箇所があった

「う~ん?ここか?・・・滑ったCBが突っ込んだんわぁ・・・」

ただ疑わしいだけで何の確証もなかった

現在の転倒原因はフロントタイヤの劣化によるグリップが全く効いていなかったこと

ここには全く疑う余地もない

であるのに転倒後、ウジウジと何か別の理由を探している自身は哀れだ

同タイヤを履いているNSUのフロントタイヤの製造年を確認してみた
下4桁の数字だが「・・・4913」となっている

これを見て愕然とした

製造年月は2013年の49週とある

NSUを手に入れエンジンと電装のみをレストアして走れるようにしたのが2014年の2月と記録がある

同時にタイヤはDUNLOPのTT900を前後に履かせた

ところが、その後のタイヤ交換記録を見ると・・・

リアー2016年5月
   2019年5月
   2021年12月
の3回で、どれもリアのみだ

ということはフロントはNSUを購入後、一度も交換していない

このNSUもCB77と同様の経緯を辿っている

要はNSUもCB77もリアタイヤは適度に摩耗が確認できるので、それなりに交換は行われていた

ただ、リアを換えたと同時にフロントタイヤの山が、まだ残っていれば換えた気になって時期を先送りし、いつしか交換時期を失念していたと考えられる

NSUやCB77は軽量ゆえフロントに荷重がさほど掛からないことも甘く見たようで今となっては後の祭りだ

重量級のW1や、かってのCB750、XS1、Ducati MHeなどの記録を見るとリアタイヤ交換の2回に1回はフロントタイヤも交換された記録が残っている

今さら自身の過失を嘆いても仕方がないがCB77には「申し訳ない事をした」という気持ちは晴れないだろう

今日は鎖骨骨折の手術後初めての検診に行き一旦、治療終了を告げられた

だがCB77は未だ転倒時のままの大けがで、とある倉庫で寝たままだ

今週には一旦、引き上げに行くが・・・

自身の不注意でCB77に申し訳ない事をした事実は消えることはない

T-PADDOCK630 T/Tatsumi

2023年3月16日木曜日

『Bike in the sky』#327 CB77の転倒理由に驚愕!

不慮の転倒により、当ブログの先週版が休刊となった

自身は性格的に定期に続けている物事に穴を空けたりする事が、どちらかと言うと嫌う方だ

そこには仕事であれ私生活であれ、リズムが狂う感覚がある

だが今回は、さすがにブログどころではない重傷を負ってしまったことは我が人生での汚点である

真ッこと不甲斐ない

今回の転倒の経緯を振り返ってみる

2月26日、月ヶ瀬詣での帰り路、CB77による単独転倒事故にて救急車で伊賀市の病院に搬送される

ケガの内容は肋骨4本骨折、右鎖骨骨折、右肺外傷性気胸

2月28日までの3日間、入院を余儀なくされる

そして鎖骨骨折の手術の為、自身地元の病院に転院する

だが転院先の病院は手術の順番待ちで一週間ほど自宅待機

その一週間は肋骨と鎖骨骨折からくる痛みで毎日が戦い

肋骨はけっこうバラバラに折れている

自身のレントゲン画像だが見てるだけでも痛そうだ

特に夜中の痛みは筆舌に尽くし難い痛みを伴った

3月8日、待ちに待った地元病院に入院と同時に手術前検査

3月9日、午後一から手術開始、約2時間半~3時間で終了

レントゲン写真に写る補強プレートとそれを止める9本のビス

この日の夜は「生まれて初めての激痛だろう」に耐えかねる時間で朝まで寝ずに過ごした

3月10日、痛みを引きずりながら何もすることがない一日を過ごす

救いは夜のテレビでWBCの野球観戦が束の間の痛みを忘れさせてくれた

3月11日、退院

以上が、あらすじだが痛みとの闘いの中で脳裏には常に「なんで転倒したのか!?」がずっと引き摺っていた

また入院中では多方面からお見舞いメールを多数頂戴し、多くの励ましの声も頂いた

中には初めてSNSでやり取りさせた頂いた方からも早期回復を祈って頂いていた

SNSの凄さを改めて感じ入った

その中でCBを預かって頂いている、とある月ケ瀬ライダーと電話で話すことができた

その内容の一部に「タツミさん、CBのあのフロントタイヤはあきませんで!」と言われた

聞いても自身は全くピンときていない

「えッ?何が?」てな調子で・・・

すると「前のタイヤ、カチカチでひび割れもあって山も無く・・・」と言われた

自身は転倒前日に軽整備の中でタイヤチェック、エアーチェック、オイルチェック等々を行った?・・・つもり?・・だった?

そんな話を数分の中でしたのだが、よくよく思い返しをするとハッキリと「軽整備をした」という自信がない

ということは認知症の前段階の症状なのだろうか

特に最近は物忘れや人の名前が思い出せないや、当日の予定を忘れていたりとか、枚挙に暇がない

で自宅に戻った折にPC内にあるT-PADDOCK630全車のドキュメントフォルダーからCB77のメンテナンス簿を確認した

(画像はCB750の記録だがCB77も同様な記録がある)

そしてフロント・リアタイヤの交換時期を調べた

するとリアタイヤは2年ほどの間隔で走行距離では約2000km毎で交換されていた

(画像はDucati Mach1)

ところがフロントタイヤは全く記録が出てこない

それを見た時、頭の中は「えっ!なんで?」だった

いつもT-PADDOCK630のガレージ内で常に全車を目にしているはずだが・・・

と言うことは確認しているつもりでもCB77に関しては長年、放置状態だったということになる

結果的に起こり得るべくして起きた事故ということにもなる

同時に何の為の「整備記録簿」としていたのか

更に今回の単独事故はCB君が車体をボロボロにしてまで自身の身代わりになってくれたような気がする

もしCBに感情があるとしたら今回は、こんなことを思っていたのかも・・・

「ご主人様、これ以上の走行はもう危険ですから身を挺して止めます」

と故意に転倒させたのかもしれない

転倒現場の少し先には水間トンネルに向かう九十九折のバイカーにとっては最高のコーナーが連なる峠道がある

そこを走る時は自身も年甲斐もなく、それなりに攻めて走り込んでいる

もし、いつもの調子で走っていれば間違いなく大惨事になっていたと、想像するだけでもゾッとする

やはりCB君は身を挺して自身を守ってくれたと感謝しよう

さて、そのCB77だが今は手術上りから間もない事で預け先に引取りに行けていない

ところが、その間、とある方が今回のCBが欲しいという方を見つけて頂いたようで交渉中にある

自身としては入院中、また退院後もCBのパーツ情報は探っていた

CB72は1960年代では日本で爆発的に売れた車種ゆえ損傷の代替パーツは今のところ確保できそうだ

なので元の姿に戻すのか

転倒前のCB77

ここまで戻すには時間と費用はそれなりになるだろう

だが問題は自身の妻から「これでバイクは絶対やめてください」とお達しが発せられた

しかし、息子たちは妻に対して「親父からバイク取り上げたら鬱になるか、気ィ狂いよるで!」と援護なのか放蕩扱いなのか微妙な空気感が漂っている

よって自身としては転倒したままの状態で引き取ってもらうか

または上述のようにパーツを探して元に戻し、その状態で大切にして頂ける方にお譲りするか迷い中である

どちらにしても、このCB君は「命の恩人」と言っても過言ではないと思っている

本来なら「命の恩人」は綺麗に元に戻してあげたいのだが・・・

綺麗に戻すと、やはり乗りたくなるではないか!?

一先ず成り行き任せてみようと思いながらRT-1のタイヤを繁々と眺めていると・・・

「えぇ~~!」

いよいよバイクを降りる日が来たようだ

T-PADDOCK630 T/Tatsumi

2023年3月2日木曜日

『Bike in the sky』#326 ベンチにハマってしまった

 先日の日曜日

この月ヶ瀬ミーティングの帰り事故ってしまった

その現場は(以下4枚の画像、AS〇ワークス提供)
月ケ瀬お茶屋から水間峠手前の郵便局に向かう下りカーブ

突然、バイクがコケた訳だが実感がない
ハンドル周りを中心に傷みが激しい

この凹みはどうやってついたのか
いくら考えても理解に苦しむ

速度に関してこの日、このカーブは60km/hそこそこでノンビリ走っていたが突然だった
バックから見るとハンドルが水あめ状態

この現場から救急車で病院に運ばれたが肋骨5本と鎖骨を折っていた

そしてCBはIsh〇さんと帰りで方向が一緒だったのを思い出し病院からバイクの撤収をお願いした

撤収はAS〇ワークスオーナーが行ってくれたようで助かった

現在は茶碗屋の若旦那ガレージで保管して頂いているよう

今回は月ヶ瀬のネットワークには助けられた

そして
病院では自身は・・・ただのジジィだ

管がいろいろ繋がれて・・・

結局、三日間入院し現在は自宅療養中だが来週には近所の病院で鎖骨骨折の手術をする予定だ

この当ブログの#324で記事にした「バイクは何歳まで楽しくのれるか」

そこには個々人にベンチマークがあると記した

そのベンチマークのベンチで自身は最近、たしかにバイクに乗るのが怖いなと感じる時があるような

今回も月ヶ瀬からの帰りは、なんとなくそんな気がしていたように思う

と言って別に乗れない訳ではないが・・・

まぁ、その辺りが「そろそろ・・・」と思われるベンチ時なのか

てな具合で来週のブログはお休みを頂くかもしれない

是非、自身のあとに続かれるライダーは用心されたし!

T-PADDOCK630 T/Tatsum