2019年11月28日木曜日

『Bike in the sky』#158 趣味の世界でも本気の人とは・・・

こんにちは。

朝晩の冷え込みも一段と厳しくなってきました。

こんな時は、やはり温泉にでも入いってのんびり温もりを味わうのが一番!

そんな時に先週の日曜、“凄腕バイク屋”の親父さんから「温泉ツーリング行くで!」とお誘いを頂きました。

ですが、当日は数日前からの天気予報では曇りで午後からは雨模様の気配!

まぁ途中で雨にあたっても良いバイクであれば合羽を準備すれば「なんとかなるか!」
で、T-PADDOCK630韋駄天の“どこでもバイク”のKawasaki KL、またの名を「シェルタコ」で!

でも週末の土曜日は快晴との予報から、ここは乗れる時に乗りたいCB77で、その土曜に月ヶ瀬詣でに!

その月ヶ瀬には・・・
渋い乗り物が・・・

右の黄色いロータスエランはお馴染みのSnap-onの東川さん。

そして左のアルファロメオはスプリントのようにも見えるのですがバンパーの造形からして1950年代後半に
アメリカ向けに生産されたアルファでは?

このアルファの凄いところはいろいろあるのですがMさん曰くホイルがマグネシウム!

ほんまに昔の乗り物は今の合成樹脂素材満載の味気ない乗り物と違って、語り草が満載!
その語り草もバリューの一つなのでしょう!?

で、このアルファの持ち主はイタリアンレストランオーナーでさらに士業でもあるMさん!

このMさんはイタ車がお好きなようで他にもアルファのセダンをお持ちです。

しかし、このお二人! 

先月には“F3マカオグランプリ”に行かれたようで優雅にOFFを過ごされたようです。
って書いてますが普通では、なかなか行けるところではありません。

この月ヶ瀬には、このように「いつ仕事してんの?」と思うお方がけっこういらっしゃる
のもトピックに成り得る所以です。

同時にタイトルの何をするにしても本気の人々でしょう!?

羨ましいィ~!

そして、その土曜の筆者は上述しましたようにCB77で月ヶ瀬到着!
この日も筆者は月ヶ瀬信者様の餌食に・・・

今回は何でイジメられたのか!?

それは画像真ん中のCB77のクラッチレバーを皆で寄って集って握ったところから始まりました。

それはレバーを握って「固ったぁ~!」とレバーが固くて引くのが重たいということで盛り上がります。

そして「ワイヤーに油さしてる?」と皆から詰問攻めに!

筆者も「まぁ一応、さしてるけど・・・」
(筆者的にはこのCBのクラッチワイヤーはセパハン対応に短くしたことから以前とは比較にならないほど
軽くはなったと思ってます)

すると信者様は異口同音に「注してるってどんな油で?」とさらに詰問!

筆者は「普通にCRCやけど・・・」と返すと・・・

信者様は「あかん!あかん!」とか「これやから素人は困るわ!」とかケチョンケチョンでした。

筆者は「そないボロカスに言わんでも」と思ったのですが・・・

心の中ではCBの、このクラッチのレベルを固く感じるということは「月ヶ瀬信者は軟弱者なのだ」と言い聞かせて
悔しさを押し殺し我慢我慢と耐え忍ぶのです。

で、筆者は「じゃぁ、どんな油さしてんの?」と聞き返すと・・・
「専用の油があんねん」と画像の油を筆者拙宅のご近所さん、石原さんから頂戴しました。

口は悪いがエエ人です!(筆者的にはモノを頂けるお方は見なエエ人なのです)

しかし、この専用油!
一見、今、流行り?の薬物?的な危ない雰囲気のしろもののようにも見て取れます。

今日も話が脱線しまくりですが日曜の温泉ツーリングに戻します。

何とか天気も、もちそうで・・・
月ヶ瀬お茶屋さんから2,30分ほどの島ヶ原温泉「やぶっちゃの湯」に行ってきました。

この凄腕バイク屋主催のツーリングは、他のグループのツーリングとは明らかに一線を画した非常に庶民的な集いなのです。

今回もCD250という1970年過ぎのビジネスバイクで参加するライダーがいたりとか1980年代のスズキのガンマがいたりとか
筆者のようにオフ車のKawasaki KLとか、とにかくカジュアルな集いでけっして「かっこいい」とは無縁な集まりです。

しかし筆者は、ここのツーリングに参加して初回から数えると大よそ30年ぐらいになります。

なにが良くて“凄腕バイク屋”と30年も付き合っているのでしょうか!?
筆者にもわかりませんが、その凄腕バイク屋のオヤジさんとは・・・
こんな、オヤジさんで「旧車と名のれるのは1960年以前で、それ以降は現行車や!」と豪語するほどに大概のバイクは
最低限度の必要な部品さえあれば絶対と言っていいほど治してしまう達人で部品が無ければ造ってでも治して
しまうオヤジさんです。

しかし、ある特定の車種に関してはこのオヤジさんでも脱帽する凄腕バイク屋がいます。

それは・・・
(Yahooからの画像をお借りしてます)
この日の温泉からの帰り道に久しぶりにお邪魔しました。

月ヶ瀬お茶屋さんからも近い所にある「Moto Bayern(モトバイエルン)」さん。

ここのオーナーがBMW乗りでは知らない方はいないと言われるほどの有名人の松田さん!

筆者もお付き合いさせてもらってというレベルではないですが先ほどの“凄腕バイク屋”繋がりで
松田さんが独立される以前の24,5年前からのお付き合いです。

何がすごいって本家のBMWディーラーが手に負えないBMWをこの松田さんところに持ってくることもあるそうです。

その整備場は・・・
自作のBMW専用SST!
ここにも無い部品は造る凄腕職人の旋盤などなど・・・
BMWの目視化したリアル電装チャートなどなど・・・

とにかく現役で仕事をされていた時は趣味でバイクいじりをされていたのですが引退されてからは本職も舌を巻くほどの
技術力でこの整備場を作られ趣味を仕事にされた真に「趣味の世界でも本気の人」です!

当日も筆者が困っておりましたバイクリフターの油漏れを質問すると、その修理箇所の特定やその対処方法が
同じであったことから楽しくバイク談議と合わせてツール談議で楽しませてもらいました。

当日は、ここモトバイエルンさんには・・・
実写の画像をお見せできないのは(守秘義務の関係で)残念ですが、代わりに資料からになります。

1959年製の丸正自動車のライラック ランサーマークV LS38という超希少なバイクが、ほぼオリジナルの状態で
ドック入りしておりました。

この手のバイクを扱えるところは日本でも指折りレベルで、「やはりモトバイエルンしかない」という感じで
持ち込まれたのでしょう!?

それほど松田さんは達人なのですが物腰も柔らかくジェントルな方です。

その松田さんは「固い」「重たい」とか月ヶ瀬信者に言われた筆者のCB77のクラッチをどう診断されるのか!?

「こんなん、旧車やったらマシな方やで!」と言ってもらえるのか・・・

拙宅に戻ってから「しまった!聞くのを忘れた!」と“本気”で思いました。

ですがCB77!
戻ってからまたトラブル発生!

う~ん!
筆者も「趣味の世界の本気の人」になるには「本気で修理しなくては・・・」

と、このブログの作文中に・・・「ピンポ~ン・・・」

T-PADDOCK630の玄関のチャイムが・・・

「警察ですがご主人はおられますか?」

ではまた!
T-PADDOCK630 T/Tatsumi

2019年11月21日木曜日

『Bike in the sky』#157 Mach1の原因はこれだ!

こんにちは。

いよいよ冬の到来を感じさせる季節になってきました。

しかし、今年は雨の影響でバイク乗りが楽しく感じる秋が少なかった様にも感じます。

同様に筆者もバイクでの出撃回数が今年は少なかったと感じており逆にバイクのトラブルでJAFにお世話になったりと
満足のいく走りは少なかった様に思います。

そのトラブルで前号のMach1の原因なのですが・・・
今までのトラブルの「再々リベンジが叶えば月ヶ瀬に行けるでしょう!」と前号ブログ末尾に記載しました。

上の画像の通り先週の土曜日、再々リベンジが果たせました。

この土曜日は信者ライダーも少なくDucati 繋がりで西〇さん?だったかのスクランブラーとツーショット!

そして明くる日の日曜の月ヶ瀬。
バイクに乗らないライダーの長門さんはじめ月ヶ瀬優良?信者の面々!

さらに
画像真ん中の月ヶ瀬最速組を誇る山田さんとハーレー883に乗る八木さん達のミーティング風景!

しかし山田さんを“最速組”と表現してますが、筆者的にはそろそろ“最速組”を返上しても良いのでは!?

そこには、まず山田さんの乗り物が“大人のバイク”代表のBMWになっていることからも感じとれます。

今までのギンギラな?走りではなくBMライダーのジェントリーな?走りになれば最速という表現は不要になるでしょう!
「ほっといてくれ!大きなお世話や!」と聞こえてきそうな・・・

まぁ一つには月ヶ瀬信者の平均年齢がドンドン上がってきているのもあります。

そして、ここから針テラスに向かったのですが・・・
針テラスにはYAMAHAのXS1にて到着するなり・・・

すゥ~と近づいてこられる方が・・・
「綺麗に乗ってはりますねぇ!」と、XSをいきなりお褒めをいただきました。

ここまでは気分よくバイク談議と思っていたのですが、その後に・・・XSのエンジンを見られて・・・

そのXSの左右のクランクケースカバーのバフ掛けがお気に召さなかったのか・・・
「サンドペーパーで磨けばもっと綺麗にピカピカに光りますよ!」と、突然の磨き指南!

そこで筆者は・・・
「バフではなくサンドペーパーですか?」「いったい何番で磨きますの?」とお尋ねすると
「最初は400番からはじめ次は800番、そして1500番。最後は2000番で仕上げますねん!」

「そうして仕上げたのがアレですねん!」と指を指されたバイクに近ずくと上の画像のハーレーのVロッド?かな?

とにかく「2000番のサンドペーパーってあるの?」と思いつつ、全身をメッキ加工したのかなと
見間違うほどピカピカでした。

筆者は「これ、ご自身で磨きはったんですか?」と、お尋ねすると
「そうですねん!このガソリンタンクだけで200時間かかりましたわ!」と・・・

凄い根気の持ち主だと感服いたしましたが、けっこうペーパー磨きを筆者にお勧めされます。

そこで筆者は自身のXSのクランケースを指して「いや~、今ぐらいのちょっとヤレたぐらいが好きですねん!」というと
そのお方は「もうヤレ感は古いですよ!」と・・・

一瞬、ムッとしましたが・・・ここは大人的対応で・・・
「まぁ、それぞれ好みはありますから・・・」と、その場を離れました。

ここで筆者もちょっと反省です。

実は筆者も時々、若い子のバイクを見て「もっと綺麗にしたりい~や!」とか要らんお節介で他人様の気持ちに土足で
上がり込んでいる時があります。
その時の相手の感情は当日の筆者が感じた「ムッ!」とした気持ちだったのでしょうね!?

これからは注意いたしたく思います。

ここで、やっと話をMach1のトラブルの原因に戻します。

その原因は前号では「バイクメンテなどで触ったところを疑え!」と書きました。

実際には直接触った訳ではないのですがシートを外したりしたことからリアウィンカー周りを調査しました。
上の画像で少々ボケてます左リアウィンカーのプラス線の被覆が剥がれておりました。
また右側リアウィンカーは
同じく被覆が硬くなっており剥がれるというより折れてプラス線が剥き出しになっております。

このMach1は1965年前後の生産と、古くに造られたことから6Vから12Vに変えました。
その時にメインハーネスはじめ電装は一新されております。

ただ、その際ウィンカーは今どきの汎用CBタイプに元々変えられておりましたので、まさかウィンカーボディの中まで
配線が硬化しているとは考えも及びませんでした。

旧車ではヒューズが飛ぶことは、まあまああるのですがその原因の筆頭はウィンカーの配線が金属製のフェンダーなどと
接触して一般に言うショートすることなのです。

このような経験則と今回の作業内容、そしてヒューズの飛ぶ状況からの判断で原因が特定できました。

ほんまに旧車は手を焼くことが多いのですが、それを一つづつ解決していく過程で、その旧車に愛情が沸きだす感覚を
肌で感じるのがわかります。

T-PADDOCK630内には、そんな愛情に包まれたバイクがありますが、そのベスト3に入る一台の補修作業がまたしても
1966年ぐらいのHONDA CB72(77)

“Yパーツ”と呼ばれる当時のレース用パーツで組み上げられた珠玉の一品!(ちょっと誉め過ぎ?)

そのYパーツの左メガホンマフラーが走行時、メインスタンドの当たり止めになり今年になってクラックが入りました。

幸いT-PADDOCK630三重支局のT君に修復してもらえたのですが、このままメインスタンドでガッツンガッツンと
あててしまうとまたクラックが入ることが予測されます。

本来ならメインスタンドを外してサイドスタンドに変えれば済む話なのですが、そのサイドスタンドが
オークションなどで検索するも見つからず。(まぁ探し切れていないとは思います。)

よって早めの対策でT-PADDOCK630が得意?とします工作に掛かることに・・・
本来なら寸法をキチっと測り治具などを先に造り、その上で寸法通りにアタリ止めストッパーを製作するのですが
T-PADDOCK630ではアタリ止めを大体な形状で造り、それを後付けしたステーにダイレクト仮溶接を行います。
そして仮溶接したアタリ止めを車体から外し本溶接をしてからグラインダーやサンダーを駆使して形状を整えていきます。
一先ずは仕上がりました。

メインスタンドがストッパーにて一応、止められマフラーには当たらなくなったのですがその逃げた寸法分の
メインスタンドが路面に近くなりました。

と言うことは左カーブでのバンク角が少なくなりバイクが寝かせられない状態になってしまったということです。

まぁ先ほどの山田さんではないですがジェントリーに走るなら、今回でのバンク角はさほど気に留めることも
ないとは思います。

しかし、峠を走っているとけっこう早い連中に遭遇する時があります。
そんな時、追いかけたい(あくまで追いつける相手を選んでおります)気持ちを冷静に抑えることができるのか!?

そういう意味ではバンク角がなくなった分、年齢に合わせて安全にはなるのですが・・・

このCBのニューな走り心地は、またのインプレッションで!

ではまた!
T-PADDOCK630 T/Tatsumi

2019年11月14日木曜日

『Bike in the sky』#156 先人の格言とは・・・

こんにちは。

先週は大人のお遊びでミニサーキットにて対向車を気にすることなく思う存分走ることができました。

その時の乗り物はT-PADDOCK630が31年間所有しますBeck550という4輪なのですが現在は車検にて入院中です。
言わば健康診断です。

その健康診断ですが人間である筆者は先日、修理箇所が見つかり幸い修理も終えて現在はスコブル快調です。
体重も元の65kgに回復しております。

しかしT-PADDOCK630に在しますバイクやクルマの健康診断はT-PADDOCK630の主であります筆者が
請け負っております。

その健康診断を行う筆者はお医者さんに例えれば医師免許を持たないブラックドクターなのです。

バイクの場合、このブラックドクターはけっこう世の中には多く繁殖しており、毎度の月ヶ瀬にもそれはそれは・・・

こんなシーンで
先日の日曜での月ヶ瀬ですが真ん中お二人の左の浅田さん、右の石原さん!

このお二人は、間違いなくそのブラックドクター?と言ってもよく、ほとんどの故障は自前で修理をなさいます。

そのお二人が筆者の故障しておりますMach1について、その原因を「あ~や、こ~や!」と見立てを筆者に・・・

そのMach1の故障とは・・・
先日の土曜、上の画像のMach1にて月ヶ瀬に向かったのですが阪奈道路の三碓インター手前で突然エンジンがストップ!

そこまでは快調になんのストレスもなく走ってました。

こういう時のエンジンが止まる原因は、だいたい旧車の場合ヒューズ切れなのですが案の定切れておりました。

しかし、ヒューズが切れた本当の原因を見つけなくては問題の解決にはなりません。
運良くか悪くかは微妙ですが幸いスペアのヒューズを携行しておらず、ここはJAFを呼ぶことに!

約1時間待ってJAFのお世話に!

JAFのシステムは会員であれば搬送代が15kmまでは無料で、そこから1km毎に760円?ほどが発生します。
幸い今回はT-PADDOCK630ガレージまで14.5kmで費用は0円でした。

ガレージに戻って早速、既定の15Aのヒューズを切れたヒューズと交換してキーを入れるもヒューズは切れない。

そこでウィンカーのスイッチを入れたり、ホーンを鳴らしたり、ヘッドライトを付けたり、ブレーキランプの点灯を
確認したりと、いろいろ試すもちゃんと点滅するということは電気は正常に流れている。
「うん?」・・・ヒューズの切れた原因は何処やねん!?

ではエンジンをかけてヒューズはどうなるか!?

ところがエンジンはかからない。

で、プラグを外して火が飛んでいるかをチェックするも火は飛んでおらず・・・
「う~ん・・・」と謎が深まる様相に・・・

点火系はセミトランジスタに換装していることから電気が来てて火が飛ばないのは考えにくいことです。

下の画像の円形状の蓋の中にポイントがあるのですが・・・
一応、念の為にポイントを点検するとポイントのギャップがおかしい!

一先ず深く考えすポイントのギャップをザックリ0.5㎜に再調整をし、プラグの火を確認するとちゃんと飛びました。

そしてアクセルを数回捻り空吹かしをするもヒューズは切れない!

さらにヒューズを7.5Aに下げて今度はエンジンの回転数を目いっぱい上げてしばらく様子を見るも切れない。

で、一応は治ったような感じのところにご近所の石原さんがお邪魔虫!

かれこれ2時間半をT-PADDOCK630で過ごされ、またチョコレートも頂きありがとうございました。

そして明くる日の日曜。

リベンジにて再度、Mach1で月ヶ瀬に向かいます。

エンジンもすんなりかかり快調に阪奈道路を登り、昨日と同様に頂上から奈良側へ下って行って間もなく
生駒インターに差し掛かる手前で・・・

ブスブスブスブスブス・・・ブブブブ・・・プツン!
と、またもや昨日と同じ現象!

しかし、当日はスペアヒューズを持参しておりましたのでヒューズを変えました。
変えてヒューズが飛ぶとまたJAFのお世話になるのかと思いつつキーを入れると・・・

ヒューズは切れない!

「う~ん、良いのか悪いのか!」
で、エンジンを始動させますが、さすがに月ヶ瀬には行けずガレージに引き返すことに!

ガレージに戻って時間を見るとまだ8時頃!天気はすこぶる快晴!

ここで今日のところはMach1の修理は諦め、W1で月ヶ瀬詣でにいくことに・・・

そして、月ヶ瀬には9時を回ったところで到着。

もう信者さんはいないだろうと思っておったのですが・・・なんのなんの皆さんからは

「タツミさんは道端の側溝にハマってんのとちゃうかぁ~!」
「ほんまに心配して待っててんでぇ~!」と、お邪魔虫の石原さんから暖かいお言葉!

これはウソ満点で信じられるはずもありません。

そんな会話のシーンが上の画像なのです。

そして信者さんにMach1の故障の症状を話しだすと・・・

あれやこれやと・・・参考になるような・・・混乱するような・・・感じでした。

筆者的には“凄腕バイク屋”に教わった格言がありまして・・・

「今まで普通に走ってて突然止まる不具合は直前で触ったところを疑え!」との教え!

で、その格言通りに原因を探していくと・・・「もうそこしか考えられない!」
と、思いつくところをチェック!・・・見つかりました!

話しを日曜に戻します。

信者さん達が筆者をからかって笑顔で1台、2台と帰られところに珍しいバイクが・・・
1976年頃のYAMAHA XT500 です。

このバイクは筆者のW1クラブ繋がりで古くからのお知り合いが乗って来られました。

このXTのエンジンが、あの超ロングセラーのYAMAHA SRの元祖であるのは有名なところです。

しかし、帰り際でエンジンを掛けようとされるも、なかなか掛からず20分ほどキックを踏み続けておられました。

見た目は綺麗なのですが、やはりセッティングの問題なのか、手こずっておられました。

旧車はこれも味わいの一つと思えればいいのですが、やはり快調でありたいものです。

その旧車で先々週の月ヶ瀬には・・・
1972年ぐらいでしょうか、TOYOTA 初代カローラレビン!
レビンを挟んで画像奥に月ヶ瀬信者の松村さんのポルシェ。そして手前が東川さんのケータハム。

この中で、もし「あげる!」と言われたら・・・
筆者は迷ってしまいます!

普通の人は1番にポルシェとなるのでしょうが・・・やはりレビンとケータハムで迷います。

そのレビンの昔の画像を探していたところで・・・こんな画像を見つけました。
(Ms.Tommaso PiccirilliのFB画像をお借りしております。)
画像、左の方は有名なレーサーらしいのですが、そのバックのアメ車の方が筆者はたまりません。

1960年代のフォードマスタングで当時の日本では「ムスタング」と呼んでおりました。

日本がアメリカ文化に強烈な影響を受けだす時代でした。

もし、こんな名車が手に入ったら「Mach1のヒューズが飛んだ」とかのレベルではなく、もっと手を焼くのでしょうね!?

さて、そのMach1のヒューズが飛んだ原因は・・・

続きは今週末、Mach1で月ヶ瀬に向かう再々リベンジが叶ったらお伝えいたします。

では!
T-PADDOCK630 T/Tatsum

2019年11月7日木曜日

『Bike in the sky』#155 おもろかったぜ!

こんにちは。

先日の4日、文化の日の振り替え休日、久しぶりに“鈴鹿”?を走ってきました。

このトピックは既にFB等で知られた方も多いとは思いますが、もう少し詳細も交えてお伝えいたします。
そもそも、何のキッカケで“鈴鹿”を走ることになったのか!?

それは毎週毎週、バイクで通う月ヶ瀬において上の画像でマイクをとられる「奈良充電所」社長におわす岩垣さんから
9月の終わり頃だったか
「タツミさん、11月4日にリキモリ主催の走行会をスズカでしますねん!」と・・・

筆者は「え~!スズカですか!?」

岩垣社長は「Beckで参加してくれはったらうれしいけど・・・」

そこで筆者は「その時期、バイクの“愛でる会”があるから・・・う~ん・・・でも走りたいなぁ・・・」

で、ちょっと検討することに!

結局、愛でる会は10月20日ということでスズカに行くことに決めました。

それならと言うことでスズカ4輪経験者の中川さんに
「中川さん、11月4日スズカで走行会あるんやけど走らへん?」

中川さんは「お~、スズカかいな?スズカのどのコース?西か?東か?本コースか?」と質問されるも・・・筆者は

「そこまでは分からんわ!スズカとしか聞いてないし!リキモリ主催やから、その内のどれかとちゃう!?」
と、ええ加減な受け応えで「スズカ」の妄想が独り歩き!

こんな調子で、中川さんを誘たら当然、筆者のご近所さんで南野さんも・・・
さらにバイクに乗らないライダーの長門さんもお誘いして・・・

迎える11月4日の集合場所は中川さんから2日の土曜に「名阪国道大内インター駐車場に7:00」と連絡が・・・

そして南野さんからは「スズカサーキットに8時頃に着くんやったら大内7時出発ぐらいかなぁ・・・」

ということで筆者は自宅を5時半に出発!

外は、けっこう寒くまだ真っ暗でしたが一路、大内を目指し第二阪奈のトンネルを抜け1時間少々で大内インター到着。

その大内までの道中!

ハンドルを握りながら第二阪奈のトンネルを抜けまだ仄暗い名阪国道に入る辺りで、前日に中川さんに連絡を
もらった「忘れモノしないリスト」を順番に思い返しおりました。

大内7時。ベックの調子。お折り畳みのイス。グローブ。そしてヘルメット!
ヘルメット?・・・ヘルメット?・・・うん?ヘルメット???

わ~お~!
ヘルメット積み忘れとるがなぁ~!

で、ここから引き返して取りに帰ってもギリギリ!
高速代往復を考えても1600円ぐらいかかる!
ならば走行会でレンタルの1000円ヘルメットでカバーするしかない!

と、とんだドジを踏んでしまいました。

やや落ち込み気味なところで大内インターの表示が目に入り・・・

たぶん筆者が一番乗りと思いきや、なんのなんの既に御三方は先に到着で談笑中でした。
前列手前のロードスターが中川さん。その右隣がポルシェケイマンの長門さん。
そして左後ろのアウディR8の南野さん。

筆者は「皆、早や!」と開口一番なのですが・・・

その南野さんは筆者と近所なのですが笑いながら「40分ほどで着いてもたがな!」とR8の快走ぶりを!

ここで筆者が合流してから30分少々のコーヒーブレイクなのですが・・・
大事な話でお詫びです。

それは「いや~、皆さんにちょっとお詫びです。」と筆者が切り出すと
皆さん、「どうしたん?」

筆者は「いや~、今日のコースの件ですがスズカはスズカでも“鈴鹿サーキット”ではなく
モーターランドスズカで・・・」
と話したところで・・・

中川さん、長門さんは既にチェック済みのようで「そうみたいやなぁ・・・」と!

「けど、どんなコースか分からんよなっ・・・」と皆さん、やや戸惑い気味。

筆者は「どうもジムカーナとかカート用みたいなコースで全長も1.5kmあるかないかぐらいみたい・・・」

ここで最も困り果てたのは南野さんでした。

R8は車幅も広くホイルベースも長く、おまけに駆動がクワトロという常時4輪駆動車!

「しかし、『スズカ』だけを聞いたら鈴鹿サーキットって思うよな!?」と筆者が言い訳をすると皆さんも
「そやなぁ、そう思うなぁ・・・」と同じ見解で少しホッとしました。

そしてヘルメット忘却の件も・・・皆さん、あきれ顔で・・・

特に中川さん!
「だから言うたやろ!ヘルメット忘れんようにって!」

筆者は言い訳もできず「うん!アルツやねん!」と誤魔化すしまつ!

ほんまにトホホです。

そして快く南野さんは「まぁ行ってみよ!」と7時を大幅に過ぎておりましたが全員で大内インターを出発!

大内から関のインターを降りそこから20分ほどで、そのスズカの“モーターランドスズカ”に到着!

鈴鹿サーキットとは似ても似つかない山の中で、感覚の近い所では近スポ周りの環境が意外と近いかもです。

そして到着後30分ぐらいで冒頭の画像の奈良充電所、岩垣社長から開催のご挨拶でした。
そして走行ルールの説明を聞く上の画像、赤のコペンの後ろ左から長門さん、筆者、南野さん、中川さんです。

出走前では
この走行会は3クラス分けされており、それぞれ20分を2本の計40分を走ります。
コースの全長は想像していたより更に短く1kmジャスト。

先発は軽四クラスから・・・
軽四クラスですが舐めてはいけません。
速いところでは50秒を切る車がエエ音たてて快走!

筆者と長門さんは初心者クラスで
長門さんは1分切った辺りで新人賞?
初めての体験とのことですが、このケイマンでなかなかの快走!

ほぼ筆者と同タイムぐらいですが、コーナーでは追いつくも直線に入るとまた引き離されての繰り返し!

中川さん、南野さんは経験者組で。
中川さんがロードスターにタイム計測器を装着中!
その中川さんは
Beckに対して「このドア、どやって開けるん?」と質問(長門さん撮影画像)
そして
乗っていただいて・・・
いよいよ出走
筆者は1分01秒のブービー賞?

大よそ20年前装着のタイヤでは溝はまだあるのですが10Rの2か所のヘアピンではやっぱりあきませんでした。
怖いようなオモロイような感じでズルズルっと流れていき、ややコントロール不能に!

南野さんのR8はお気の毒でした。(長門さん撮影画像)
10Rのヘアピンではフル4駆で曲がろうとすると低速でもガリガリと音を立てながら外に外に膨らんでいくようで
まったく走れなかった様子で2周でリタイア!

やはりスズカ違いは大違いな結果を招いてしまいました。

筆者的には本家の鈴鹿サーキットであればR8の快走と快音も聞けると楽しみにしていたのですが・・・
その分、中川さんはマイペースで快調に走っていたように・・・(長門さん撮影画像)
それでもコース全体がタイトなことからロードスターの課題が見えたとか・・・
後にはMR2やシビック?のバリバリのチューニングカーなどが抜くぞ抜くぞとガンガンに攻めてきます。
このMR2はここをホームにして練習をしているそうです。

他には2回目走行で経験者クラスに軽四が参戦。

めっぽう早いなと観戦していると前の普通車をぴったりマーク!
聞くところによると手を入れた1300㏄普通車のエンジンを積んで参戦。

「これは楽しいやろ!」と思いました。

と、そんなこんなで楽しい一日を過ごせました。

またの機会があれば是非ともと思いますが、もっと楽しむにはやはりタイヤを始めキチっとメンテをしなければ・・・

ですがキチっとメンテをしてドラテクも無いのに調子こいてガンガンせめて走るのも危険度が上がるし・・・

まぁ、今回ぐらいが筆者にはちょうど良いのかも・・・

ということで南野さんは先に引き上げられ、長門さん、中川さん、筆者と3人でランチに。

ランチは関では有名な「初音」にウナギを食べに行こうとなったのですが、着けば休業!

結局、関のドライブインでやはり「うな重」を食べ、小1時間で解散をして本日のイベントは終了しました。

まぁこれだけのことなのですがバイクをはじめクルマと、好きな乗り物三昧で筆者は引退後を楽しんでおります。

人生でもあまり調子に乗らず、感謝して過ごしたいと今日の楽しさで実感させられました。

南野さん、長門さん、中川さん、お疲れさまでした。

LIQUI MOLYの岩垣社長
ありがとうございました。

ではまた!
T-PADDOCK630 T/Tatsumi