2022年8月18日木曜日

『Bike in the sky』#298 おッ!乗った!

お盆休みも終わった

しかし今年のお盆休みは天候にあまり恵まれたとは言い難い

であっても月ヶ瀬信者の一部の好き者(自身も含んで)は肝試しならぬ月ケ瀬詣では欠かさない

その筆頭では先週土曜日の雨模様の中
最近になって雨であろうが月ケ瀬に詣でられる月ヶ瀬教、いやニャンコ教?だったか?教祖様は、ほぼ皆勤賞であった

当日の自身はT-PADDOCK630化石車、NSUで出動したが到着するなり教祖様に呼び止められ・・・

NSUについていろいろと質問を頂く

そして「ベックに続いて、またお買い上げですか?」と返させていただくと

「いやいや・・・・」と仰るので・・・

「では一度跨ってみてください」と商談モードになったのが上の画像だ

こういう時の教祖様は何をしたらいいのかを直ぐにキャッチできる感受性は抜群なお方

画像のように「こんな感じでエエか?」と自身のカメラに納まっていただいた

他にも
GASGASに乗る四条畷ツインズのおふたりとMiy〇さん、Shim〇さんたちの極わずかなメンバーが来ていたが雨がパラパラと降り出した

当日のミーテイングはここまでで帰路に着くことになるが、その帰りの道中は教祖様に同行させていただく

その雨の中を教祖様とご一緒するわけだが、その道中でも教祖様のお優しい慈愛に満ちたお情けを拝受することになった

それは月ヶ瀬お茶屋から茶畑が続く山道に入ったところで自身のヘルメットのベルトが締まってない事に気づき一時停止をしてベルト締めていた

この時点では教祖様は気づかれておられず、そのまま先行をされた

そして急ぎ教祖様に追いつくべく後を追いかけて行くと茶畑を抜けた辺りのS字カーブが九十九折に続く途中で教祖様は徐行状態で自身を待って頂いていた次第だ

「なんとお情けの深い教祖様なのだろう」と感涙に咽てしまった

思わず「きょ~そ~さまぁ~~」と!

そして件のNSUはキャブレターが進行方向に対して45度の後方位置に吸気口があってジャジャ振りの中では雨を吸い込むのではと少々ドキドキだったがエンジントラブルもなく無事にガレージに戻ってこれた

今回のようなジャジャ振りの中をNSUで走るのは初めてだったが、雨ゆえ速度は抑え気味だった

しかし快晴でもNSUのポジションは相当キツイと言わざるを得ない体勢

それがノロノロの速度で片道50kmの距離は首と肩が痛くて堪らなかった

よって以前から「ハンドル位置をなんとかしたい」と考えていたこともあり着手することにした

今までのポジションは
こんな感じで

こんな風にハンドル位置が極度に低い

そこで、そのハンドルのグリップ位置をメーターと面一ぐらいの100mmは上げたい

早速、改良作業にかかるが100mmアップなる当該ハンドルは、いずこに・・・

T-PADDOCK630ガレージで該当しそうなハンドルを2本探し当てた
上画像の一番上が今まで使っていた地獄ポジションの一文字ハンドル

そして今回は真ん中のハンドルを使おうと思う

装着しようとしたが・・・装着したが・・・
殊の外、大変な・・・というか・・・う~ん・・・というか、である

真っ正面から
高さは、ほぼほぼ100mmアップにはなったのだが・・・

問題はいろんなスイッチ類の操作性が著しく低下したことだ

ただ、ストレスなく普通に操作できる現行車と比較しての話しなので操作性もマニアな旧車にカテゴライズすれば「さもありなん」だ

何の操作性が落ちたのかは、俗世間の人々は実車を見てからで良いだろう

たぶん、けちょんけちょんに言われるであろうから・・・

そんな作業をしていた矢先でT-PADDOCK630に客人が
ご近所のKawasaki GPZに乗るGot〇さんだ

当のT-PADDOCK630に触発され自らも、できるだけGPZの修理はしたいとちょこちょこレクチャーを受けに来られている

先週からの課題で「ウィンカーのホールドパーツの製作」講義

お持ちの道具は一般家庭用がメインのツールセットにホーム用インパクトやディスクグラインダーだ

これだけあればサンデーメカニック並みの製作物は造れる

軽くレクチャーさせて頂いたが楽しそうにワクワク顔で帰られた

また中毒者が一人増えそうだ

そこにマジの中毒者がやってきた
空冷45度V型2気筒プッシュロッドのエンジンをこよなく愛する中毒者だ

この中毒者から前出のフレーム内をオイルタンクとするNSUのオイル漏れ箇所を特定する特殊なケミカルを頂いていた

そのケミカルを「返してくれ」と言ってきた

いや違った

「ちょっと貸して」だった

それは金属の僅かな亀裂でも、その亀裂箇所に浸み込み、その箇所を特定できる優れものなのだ

NSUでも亀裂箇所の特定で使い修復したが特定する作業手順は少し慣れも必要だった

その亀裂があるのか、ないのかで実際の作業風景を見学できた

すると
上画像エンジンハンガーの右手に赤く亀裂が生じていた

その中毒者こと、Ishi〇さんは

「う~ん・・・やっぱりかぁ・・・」だった

この「う~ん・・・」の、やや落胆気は大変よくわかる

ただパーツが出るだけでも良しと思う

NSUなんぞはパーツどころか造った会社そのものが地球上から消えて存在しないのだ

よってNSUのパーツはワンオフで造るしかない

そんな話をIshi〇さんとしていたら、先ほどのエンジンハンガーは割とクラックが入る頻度が高いらしいと聞いた

そこでT-PADDOCK630が最近、ビジネスになればとジュラルミン材等も熟す切削専門の東大阪の工場さんと溶接を得意とするT-PADDOCK630三重支局と組んでワンオフパーツの請負ビジネスを進めている話をした

当然、クラックが入る箇所の厚みも自在に増すことができ強度も上げられ、デザインもオリジナルに仕上げられる

そんな話をしていたら、その中毒者は「乗った」と言ってくれたが・・・

問題はコストだ!

さぁ~て、どう進めるか

T-PADDOCK630 T/Tatsumi

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