2024年5月16日木曜日

『Bike in the sky』#387 繁盛店の夢 PartⅡ

先週末もT-PADDOCK630は繁盛店の様相を呈していた

そこに更に忙しさに拍車をかけるW1SとCB77の修理が重なっている

W1Sはバルブガイドにハメるステムシールの到着待ちで待機状態だった
それまでは先にシリンダーをセットしておこう

この作業はピストンリング専用コンプレッサーを使って行うのだが、自身は硬い箸を2本駆使して徐々に両端からリングを抑えながら進めていった

自身は、その方法が早いのだ

シリンダーが収まったところで異物が入らないよう
シリンダー上部を綺麗なウエスを覆って待機させた

またCB77は約1年を待ってCR用タンクが補修から、やっと上がってきた

そこで「繁盛店の様相」の記事より先にCB77を前述談とする

その補修から上がってきたCR用ガスタンク
そもそも、このCR用と語っているガスタンクは当該CB77を購入した時と同じ約35年以上前

その時、レース用シートとGPキャブの3点セットで手に入れた

当時、3点セット購入時に説明を受けたのが、やや曖昧な記憶で信憑性に欠けるが・・・

「もともとレースで使ってたらしいがタンクがアルミに変わっていく過渡期で出てきた」

と、聞いた?聞いたような?聞いたかな?・・・そんな記憶だ

そんな話はどうでもいい事だが・・・

どちらにしても、このタンクの気に入っているところはタンク側面が前方から後方にかけての真ん中辺りにあるクビレだ

そのクビレの見た目にエッジがきいているところだ

今でもネット等でCB用のレーサー風タンクは目にするが、ほとんどはクビレの無いスラントタイプだ

まぁ、人それぞれの好みなので、そこには是非は無い

で、上がってきたタンクの裏側
昨年の転倒時のダメージで裏側後方に若干の亀裂が入り、ガソリンが漏れていた

また前方部
タンクをフレームにマウントするフックも転倒で破損していた

それらの箇所も修復されてキレイにはなった

そしてガスコックを取付けた
これで一先ずは装着できるが液体パッキンが、しっかり乾くまでガソリンは入れられない

だがCBに載せた雄姿を早く見たい
シートも合わせて・・・

やはりCBにはこのスタイルがよく似合う(自画自賛だが)

あとはバックステップとマフラーをどうするか!?

参考文献を見てみた(絶版車カタログより)
文献ではバックステップはCBのオリジナルとして3段可変式ステップが標準装備

その可変式ステップの最も後方に位置していた

そしてマフラーはノーマルだった

念の為、以前の自身のレーサータイプのステップポジションも確認した
ノーマルの3段可変式ステップ最後尾から、さらに約100mm後方に延長してある

相当、後ろに位置していることになる

またマフラーもマジのHONDAのYパーツを豪奢(ごうしゃ)に装備していた

だが文献の写真を再度確認したら「俺も、もうエエ齢やし・・・これでえっか!?」と・・

という事情で当方のCBも、しばらくは文献路線でいくことにした

ここで話は「繁盛店の第二話」に移る

先日の日曜日だ

来店のお客様は
月ケ瀬ライダー、生駒のシモちゃん様

次のお二人目のお客様も
同じく月ケ瀬ライダー、奈良のどこかの八ちゃん様

そして
患者バイクのオーナーこと、河内?の兄やん様

月ケ瀬では、この兄やん様のバイク修理が話題に?なっているのか?

いや「人の不幸は蜜の味」の蜜に集ってくるのか、月ケ瀬ライダーは見物希望だった

その様子は
先週ではBuellの前所有者と思われる方なのか、その方の作業で各部のボルトやビス類がオーバートルクでウンともスンとも、まったく緩まないところで終わった

その終わった理由として緩まないビスを「ドリルで破壊して」と、ドクターは試みたがドリルの刃が負けてしまい、作業はストップしていた

よって今回、ドクターはドリルの刃をより強度の高い刃を購入して臨んだ
格闘の末、難敵の当該ビス、直径6mmほどの、ど真ん中をドリルの刃が貫通し取り除けた

一同「お~~っ!」と歓声が上がる

6mmほどの細い径のビス

長さも10~15mmのビスを縦方向にマシンではなく4mmほどの刃で、それもハンドドリルで貫通させるのは相当慣れていないとできない作業だ

その凄腕をハーレー社?に承認されたドクター自身が乗るBuellには
Buellのエンジン、そのシリンダー下部側面にはハンマーサインが鋳型で表記されていた

これはハーレー社がキチっと整備された車両の証として、その当該車に表記が許される?

らしい!

うん?たぶん嘘っぱちな話と思うが・・・

そしてドクターは他に気にかかるところも兄やん様に説明して当日は終わった
その後、時事問題と世相談議で会合は続いたが今回も3時間ほどで終了

そこにはT-PADDOCK630が16時には閉店となる事情があった

優雅なショップだ

と、明くる日の昼下がりに吉報だ

特別に探してもらったW1の新品ステムシールが届いた
ネット業者でネット掲載商品以外を探してまで依頼に答えてくれる

偏見かもしれないが、そんな業者は自身は初めて出会った

おかげで作業が一気に進められる

日頃の行いが良いジジィ?には

エエ話しも舞い込んで来るもんだ!

T-PADDOCK630 T/Tatsumi

2024年5月9日木曜日

『Bike in the sky』#386 繁盛店の夢をみているのか!?

GWも終わった

だが、そのGWのT-PADDOCK630は、なぜか忙しかった

特に後半の4日と5日はバタバタだった

まず4日、自身は月ヶ瀬にCB77で向かった
最近のCBはオリジナルスタイルでのんびり走っている

やはり歳のせいか、以前のレーサー仕様でなくても

「このスタイルでええやん!」となっている

その月ヶ瀬
GWにしてはバイカーも少なく、いたのは常連ライダーが数人

少なくも気が合えば月ヶ瀬は楽しいコミュニティに姿を変える

だが、日付が変わった5日は
その中に上画像の手前左に写る高松から帰省でやってきたHir〇さん

そのHir〇さんがやってくると場は、たちまち賑やかにパッと花が咲いたようになる

表現を変えれば「やかましくなる」のほうが合ってるかも・・・

それに対抗できる月ケ瀬ライダーは同、右に写るBuellの達人を標榜するIsh〇さん

この連中とのセッションが明くる日のT-PADDOCK630で起きるのだが・・・

そのセッションのきっかけになったのは・・・
TRIDENTに乗っているHiga〇さん(先週号の画像)のBuellの不調が大きく関係している

そしてHiga〇さんはそのBuellを当日、T-PADDOCK630に持ち込まれた

そこには不調のBuellを治すにも、その不調の原因と伴うパーツの手配やらで先ず診断をしなくてはならない

よって、その診断場所の確保

同時に診断を下すBuellドクターはT-PADDOCK630の近所で賄えるという理由からだ

早速、この4日の午後T-PADDOCK630にドクターもやってきた
そのドクターとは毎度のIsh〇さんだ

Buellに長年乗っている傍ら整備もご自身で行うことから、その腕前と知識は街のバイクショップの整備士を凌いでいると言っても過言ではないだろう

月ケ瀬には、こうした「玄人はだし」の人間が他にも何人かいる

そして診察が始まる
聴診器を異音の聞こえる辺りにあて診察をしている

そしてクランクケース左からの異音が特に気がかりということで先ずここを開腹することに

その開腹作業は明くる日の5日になった

5日は手術開始時刻の午後1時前に先ず主治医のIsh〇ドクターが
手術道具なるインチサイズ専用工具のツールBOXを車載にて持込み

そのツールボックスの重さがまた半端ない4,50kgはあるシロモノだった

と、そこに・・・ほぼ同時に来られた客人も重なった
以前、T-PADDOCK630のXS1を尋ねて来られたYam〇さんだ

浜松からのお越しで約5年振りだろうか、懐かしいお客様

1年半以上前だったか、バイク事故で大けがを負われバイクに乗れなくなるのも覚悟したとか

だが、何としてもバイクに乗りたい執念で復活

そして今回はリハビリも兼ねてオフ車で寄って頂いた

話を本線に戻して

先ほどの、その1時からIsh〇ドクターはHiga〇さんのBuellの開腹手術を開始した

その傍らで自身は浜松のYam〇さんと商談室?で近況と懐かしいXS談議

さらに昨年の自身のCB転倒事故も話し、傷をなめ合っていた

またYam〇さんの話しの中では
最新のカブだったか多方面の足として使われているバイクの写真を見せてもらった

そのカブのレッグシールド左にT-PADDOCK630のステッカーが貼られていた

「タツミさんのステッカーが気に入ってるんですよ!」と、嬉しいではないか!?

するとそこに、今度は・・・
高松から帰省中のHir〇さんが突然やってきた

こうなると自身は

「え~、今日はどないなってんの?」と、アタフタと出迎えていた

しかし、そんな心配も束の間

Hir〇さんもハーレーに乗ることから放し飼い?で済んだ
Hir〇さんはIsh〇ドクターの手術に興味津々

挙句に
看護師の器械出しならぬ助手を買って出ている?ではないか

そして左クランクケースカバーを外して異音の原因を突き止めたが、その対処でBuell患者の家族に処置の同意を得なければならいことが起きた

その同意で自身は患者の家族に連絡をすることになったが・・・

今どきのLINEで開腹中の画像を送ろうとするもIDが分からず電話でやり取りすることに

そんなドタバタを上述のHir看護師に聞いている最中に
患者Buellの家族であるHiga〇さんが原チャでやってきたではないか

こうなるとさすがのT-PADDOCK630ガレージも千客万来で
満車状態に近づいてきた

そして手術現場を皆で眺めているが

Ish〇ドクターは一人黙々と手術に集中

結局、クラッチ周り一部のアッセン?を交換する方向で処置法は決まった
よって本日は、ここで一先ず終了としパーツの手配へとなった

その後は商談室?にて皆で吉本新喜劇張りの関西の灰汁を浜松のYam〇さんに浴びせていた

そんな時間も含め3時間超の賑やかで腹が痛くなる話題で当日は楽しく終了した
左からIsh〇ドクター、浜松のYam〇さん、患者家族のHiga〇さん、看護助手のHir〇さん達

ええ歳のオッサンでも共通の話題があれば、いつでも高校生レベルには戻れる

自身にとっては楽しい時間を頂戴した

お礼を言いたいぐらいだ

だが先週から自身はけっして楽しいだけではない

W1Sのエンジンヘッド周りのオーバーホールに掛かっている
先週には内燃機屋さんから新品バルブガイドの打替えを終えた連絡を頂き、引取りに行った

早速バルブなどの組み立てを始め、綺麗になったガイドに何気に今までのステムシールを取付けた

だが・・・

「今まで使っていたシール?」

「うん?古いシールで・・・そんなアホな!」

「新品のシールがあったはずやのに・・・」

慌てて内燃機屋さんに確認をとった

すると

「えっ?箱にピストンと一緒に入れましたけど・・・」と言われる

だが、そもそもピストンは箱ではなくウエスに包まれた状態であったことを返答する

そんなやり取りでどうやら内燃機屋さんがシールを紛失してしっまたようだ

ただ、再発注をするにも当該商品はガイドとシールのセット売り

結局、そのセットを内燃機屋さんの負担で再び購入し自身はシールだけを頂き、ガイドは内燃機屋さんに渡すことで合意した

ところがだ!

そのセットは購入時、2セットが残っているはずだったが確認すると既に完売していた

そこで、この件を購入先の販売業者にメールを送った

すると即返信があり、再生産はだいぶ先の見通しと回答してきた

そこでシールだけの在庫確認をダメ元でしてみた

すると「ちょっと時間をください」と意外と親切な対応

そして電話が掛かってきてシールだけの在庫を見つけたとのこと

ただ到着までにシール業者の都合で2,3週間は欲しいと言われた

もう、ここは飲むしかない

さてどうなるやら・・・

その待機状態の間、W1は別の作業にかかる
ピストンのヘッドのカーボン除去

35,6年ぶりにエンジンを開けたがヘッドのカーボンは固着に近い状態だった

まぁ、だいぶ綺麗になったが・・・

続いて
シリンダー上部にこびり付いたガスケットも除去

こちらの除去は比較的、容易いが・・・

問題はシリンダー下側、その相手側にあたるクランクケースに固着したガスケット
クランクケース側のガスケット除去

ただ、このクランク側の除去作業はカチカチにこびり付いている状態で半日以上の地味な作業になってしまった

スクレーパーでチマチマ削る様に落としていくが、ガスケット破片をクランクケース内へ落としてしまうと、その除去でまた面倒になる

よって上画像のようにケース内側に両面テープ状にしたテープを貼り着け、そこにウエスを詰め込んで極力、破片が落ちないよう養生をした

まぁめんどくさいこと、この上ない作業だ
除去したガスケットの破片だが繋がっているところが、ほぼ皆無で真に破片としか言えない

だが、キレイになると達成感は得られるのだろうが二度としたいとは思わない

と、そこに自身のPCに

「以前からショップの前を通るたびに気になっていました」

「一度、伺いたいのですが・・・」

と、メールが入ってきた

これはT-PADDOCK630がブレイクする予兆なのだろうか

いやいや、それはない!

ありえない!

T-PADDOCK630 T/Tatsumi

2024年5月2日木曜日

『Bike in the sky』#385 タイトルがわからない!ジジィは能書きだけ!

4月も終わり、今年も5月に入った

バイクに乗るには格好の季節だ!

巷ではこのGWは10連休の人もいるとか

だが連休初日の早朝は雨模様で自身は毎度の月ヶ瀬詣でを中止とした

しかし、昼前には雨も上がり自身は気晴らしにRT1で近所の峠を走ってきた
峠といっても道はアスファルトなので気持ち良く走れた

いつも月ヶ瀬一辺倒だったので、たまには違う道を走ると非常に新鮮だった
こういう峠道ではRT1は、よく似合う

そしてGW2日目、自身の連休中は、やはり月ケ瀬だった
天候が良いと月ヶ瀬は賑わう

だが、やや気落ちしている?メンバーもいた
上画像の主が該当者?なのだがその主の愛機、Buellが調子を崩しているらしい

そこで当日は新しく購入されたトライアンフのTRIDENTでお越しだった

乗り味を尋ねると・・・

「ぜんぜんオモロないわ!」だった

だが自身にとってはトライデントは文字通り3気筒の750で1968年、CB750よりも2年前に発売されていたと記憶している
その昔のトライデントは行きつけのバイク屋にあったが、CBのナナハンに負けず劣らずの迫力があったことも記憶にある

で、月ヶ瀬にきたトライデントは、その復刻版なのだろうか

であるのに「オモロない!」とは・・・

それを聞いた自身は

「それやったらBuellを修理して乗った方が絶対エエよ!」

と、なぜかお節介からいろいろ説得をしていた

「Buell、触らしたらヘタなバイク屋よりよっぽど腕が立つオッサンおるやん!」

と、修理を薦めた

そのオッサンとはT-PADDOCK630ご近所のIsh〇さんのことだ

そして話は続き

「パーツも探して、交換作業もしてくれて、セッティングもしてくれて手間賃はなし」

と、いい加減な話をして終わった

さて〇utiさんは、どういう決断をするのかぁ~?

そして、その場から自身は毎度の針テラスに向かった

その道中、対向から見慣れた風貌のライダーがやってきた

即座にHin〇さんと気がついたので停車して針テラスに向かう旨を告げた

そして針テラスに到着してしばらくすると
60年代の前期風?にカスタムされたCB72がいた

オーナーさんに聞くと先代のお父さんが所有されていたCBらしく、お父さんの遺言で乗り続けているとか

引き継がれた過程からリアフェンダーやテール類、マフラーなどの随所は換装されている

こういう話を聞くと今時の旧車ブームの話題とは違った、真のバイク愛を感じることができる

また同時に来ていた他のバイクも
上の画像に写る、しゃがんだ体勢の若い兄ちゃんがオーナーだ

その兄ちゃんの傍で遅れてきた先ほどのHin〇さんに、しきりに自慢?をされていたことが

「このバンバン、当時のままのヤツですねん!」と・・・

ディティールから判断すると1972年頃の初期のバンバンのようだが確かに年式からして程度は良いと思える

さらに、ご自慢の装備品に
「空気入れ付いてますねん!未だにちゃんと使えますんねん!」

これは確かに自慢のアイテムとして誇れるだろう

だが、こちらは如何がなものか!?
「う~ん・・・」

このような状態を今時は「エイジングです」と言葉は悪いが、ホザキよる

許せん!

「エイジング」という流行り言葉で済ます連中は数年前から、いろんな業界にもいるが自身は今時の「エイジング」の使い方は間違っていると思っている

例えば上画像のシートの破れはアウトだろう

シートのカバーのステッチが切れて破れてしまったように見えるが、この破れた状態のままではエイジングとは言えない

やはり何らかの方法で修復してあげるほうが雰囲気は保てる

エイジングとは直訳で「老化」のことだ

人で言えば「シワが増えた、白髪が増えた、腰が曲がってきた」などの老化現象のこと

人以外でエイジングとは大事に使ってきた中で錆びてきたとしてもキチっと磨き保存されているモノになるだろう

よって、その人が老人になって汚い服に髪の毛もボサボサで浮浪者のような出で立ちでは誰も寄り付かないだろう

逆に歳をとっても身なりがお洒落で髪の毛もロマンスグレーであれば信頼感も増すだろう

と、なんだか頑固ジジィの嫌われ度指数100になってきた

話を戻そう

続いてGW3日目はGWらしいバイクのイベントもあった

そのイベント会場は針テラスの近くであるとのことを、友人の2〇さんが教えてくれたので月ケ瀬で待ち合わせた

月ケ瀬で暫しの時を過ごし針テラスに向かった

その会場は針テラスの大きな駐車場から道を挟んだ西側にあるカレー屋さんの駐車場

開催は10時からだったが着いたのは10時より少し前

到着すると既に20台ほどのバイクが先着していた
そのバイク達は自身が今まで出かけていた集まりの「マジの旧車」というより「現行旧車」と言った方がしっくりくる

「現行旧車」と軽口的な表現をしているが現役としても元気で走れる旧車という意味だ

すなわち約50年前のバイクでありながら今の時代でも普通に乗れるバイクだ

では当日の「現行旧車」を見ていこう

先ず国産車編
友人の2〇さんのXS1

初期型の2作目のXS

最初期型はフロントフォークがセリアニーではなくブーツを纏っていた

続いて同じくXSだが
フロントブレーキがドラムからディスクブレーキに変わり、そしてセルが装備された、たしか3代目のXS650E

次は同じくYAMAHA勢だが
1970年当時、ホンダがCB750をセンセーショナルにデビューさせたがヤマハは対抗車として650のXS1を発売した

明かなハンデを持ちながらもXS1は善戦したとされるがCB750の初年度の販売実績が年間6万台には遠く及ばなかった

そこでヤマハは追っての策として上画像のTX750をCBの2年後に販売したが、時すでに遅し

しかしTXを知る人は「これほど乗り易い750は他にはない」という人は多かった

だが、これは都市伝説かもしれないが自身が昔、聞いた話では「TXは夏場はオーバーヒート気味になる」とか

また、その話に尾ひれをつけて

「エンジンのフィンの隙間が狭いからオーバーヒートするのよ」とか言う人もいた

だが自身も昔、TXに乗っていた人に「TXはオーバーヒートっぽいなぁ」と聞いた

その真相は分からないが自身はTXのスタイルがデザイン的にも好きだった

続いて
月ケ瀬界隈の自称パトロール隊員?

その自称パトロール隊員を名乗るHay〇さんのCB450・・・K1?(クジラタンクのK0に続いたモデルからK1と言っていたような)

久しぶりにお会いしたが当日

「ちょっとエンジンから突然、カラカラと変な音が出だしたわ」とおっしゃる

聞かせてもらったが確かにクランクケースか、その近辺か、カラカラと聞こえていた

そんなことでHay〇さん、少々気落ち気味だった

さらに
たしか甲賀方面?だったか?Fuk〇さんのW1SAスペシャル

相変わらずお元気で、最近では通称テントウムシと言われていた昭和30年代のスバル360を購入されていた

そのテントウムシに月ヶ瀬では先ほどのHin〇さんを乗せ、試乗会をした情報は把握している

ここにも旧車に懲りない御仁がいた

そして本日、自身が最も目を引いたのが
1959年の125cc、ベンリースーパースポーツCB92・・・風

ベース車はいつの時代かは特定できないが商用車のベンリーC92だろうか!?
それを長年かけてここまで仕上げられた

フロントのドラムパネルは1959年の市販レーサーCR71型に似せて自作されたとか
パネルにあるトルクロッドやフェンダーステーを保持するアルミ材も手作り

まっこと恐れ入った次第だ!

他にも自作部品は多数使われていた

とにかくピカピカに磨き上げられていて自身にとって本日のトップ賞ものだった

国産車の最後は、やはりこの方のバイクでしょう
小型旧車の達人、Hin〇さんだ

当日はHin〇・オウンド・カスタムの・・・う~ん・・・バイク名がわからん!

なんのバイクに、なんのパーツを、何に使った・・・う~ん・・・謎のバイクだ!

自身は痺れを切らしてインタビューをしてみた

だが「え~、その~、う~・・・よう走るんですわ~」と言われるバイクだった

でもHin〇さん、楽しそうに話されるのが、こちらまで平和な気分にさせてくれる

マジで楽しい、いい人だ!

次は外車編
年式は分からないがロイヤルエンフィールド

エンフィールドは今やインドで造られているが、このエンフィールドはクランクケースから本家の英国製のような・・・

う~ん・・・ちょっと情報に自信はないのう

次は
ビモータのSB4

たしか1980年代半ば頃だろうか、当時300万近い超高額バイクだったような

自身の会社の取引先だった小売屋さんのご主人が乗っていたような記憶がある

生産台数も300台に満たないほどの超希少車

スズキのカタナのエンジンを搭載して話題になっていたが自身は起業して間がない時

「へ~、凄いバイクが出てきたもんやなぁ~」ぐらいの感想で自身はバイクどころではない時だった

そんな時でも得意先の新規開拓中、こいつが街ん中を走っている姿を目にした時
「ほ~、めっちゃかっこええバイクやなぁ」と眺めていた記憶は今でも鮮明に覚えている

Ducatiの900SSだろうか

プレミアがついているのは750SSの方だが今では手が出せないお宝バイクになってしまった

どちらにしても名車であるのは変わりない

他にも数十台来ていたが特筆するほどでもない

あとはKシリーズのCB750も来ていたが方向性が少々違うのでここでは遠慮しておく

そしてランチ時になったので、けっこう知った人もいたことから皆で主催者側?になるのかカレー屋さんで昼食を頂いた

食券を買って食べるのだが、普通のカレーがなんと1200円とは驚いた

ランチが終り、いよいよ帰路に着く時、会場ではさほど注目を浴びてなかった自身のバイク

帰り際になると一斉にカメラや携帯カメラが当方に向けられている

中にはエンジンの暖気中、自身の耳元近くで、大声で・・・

「これってスーパーマックスですかぁぁぁぁ・・・」と聞いてきた

「ううんっ!スポーツマックス!」とだけ伝え、颯爽と・・・帰るはずが・・・

そして、なんとかガレージに戻ってきた

戻ってしばらくすると自身の携帯がなった

内容は「W1のガイドの入替ですが・・・」と

「・・・ありがとうございました」とだけは返事をした

T-PADDOCK630 T/Tatsumi