2024年5月9日木曜日

『Bike in the sky』#386 繁盛店の夢をみているのか!?

GWも終わった

だが、そのGWのT-PADDOCK630は、なぜか忙しかった

特に後半の4日と5日はバタバタだった

まず4日、自身は月ヶ瀬にCB77で向かった
最近のCBはオリジナルスタイルでのんびり走っている

やはり歳のせいか、以前のレーサー仕様でなくても

「このスタイルでええやん!」となっている

その月ヶ瀬
GWにしてはバイカーも少なく、いたのは常連ライダーが数人

少なくも気が合えば月ヶ瀬は楽しいコミュニティに姿を変える

だが、日付が変わった5日は
その中に上画像の手前左に写る高松から帰省でやってきたHir〇さん

そのHir〇さんがやってくると場は、たちまち賑やかにパッと花が咲いたようになる

表現を変えれば「やかましくなる」のほうが合ってるかも・・・

それに対抗できる月ケ瀬ライダーは同、右に写るBuellの達人を標榜するIsh〇さん

この連中とのセッションが明くる日のT-PADDOCK630で起きるのだが・・・

そのセッションのきっかけになったのは・・・
TRIDENTに乗っているHiga〇さん(先週号の画像)のBuellの不調が大きく関係している

そしてHiga〇さんはそのBuellを当日、T-PADDOCK630に持ち込まれた

そこには不調のBuellを治すにも、その不調の原因と伴うパーツの手配やらで先ず診断をしなくてはならない

よって、その診断場所の確保

同時に診断を下すBuellドクターはT-PADDOCK630の近所で賄えるという理由からだ

早速、この4日の午後T-PADDOCK630にドクターもやってきた
そのドクターとは毎度のIsh〇さんだ

Buellに長年乗っている傍ら整備もご自身で行うことから、その腕前と知識は街のバイクショップの整備士を凌いでいると言っても過言ではないだろう

月ケ瀬には、こうした「玄人はだし」の人間が他にも何人かいる

そして診察が始まる
聴診器を異音の聞こえる辺りにあて診察をしている

そしてクランクケース左からの異音が特に気がかりということで先ずここを開腹することに

その開腹作業は明くる日の5日になった

5日は手術開始時刻の午後1時前に先ず主治医のIsh〇ドクターが
手術道具なるインチサイズ専用工具のツールBOXを車載にて持込み

そのツールボックスの重さがまた半端ない4,50kgはあるシロモノだった

と、そこに・・・ほぼ同時に来られた客人も重なった
以前、T-PADDOCK630のXS1を尋ねて来られたYam〇さんだ

浜松からのお越しで約5年振りだろうか、懐かしいお客様

1年半以上前だったか、バイク事故で大けがを負われバイクに乗れなくなるのも覚悟したとか

だが、何としてもバイクに乗りたい執念で復活

そして今回はリハビリも兼ねてオフ車で寄って頂いた

話を本線に戻して

先ほどの、その1時からIsh〇ドクターはHiga〇さんのBuellの開腹手術を開始した

その傍らで自身は浜松のYam〇さんと商談室?で近況と懐かしいXS談議

さらに昨年の自身のCB転倒事故も話し、傷をなめ合っていた

またYam〇さんの話しの中では
最新のカブだったか多方面の足として使われているバイクの写真を見せてもらった

そのカブのレッグシールド左にT-PADDOCK630のステッカーが貼られていた

「タツミさんのステッカーが気に入ってるんですよ!」と、嬉しいではないか!?

するとそこに、今度は・・・
高松から帰省中のHir〇さんが突然やってきた

こうなると自身は

「え~、今日はどないなってんの?」と、アタフタと出迎えていた

しかし、そんな心配も束の間

Hir〇さんもハーレーに乗ることから放し飼い?で済んだ
Hir〇さんはIsh〇ドクターの手術に興味津々

挙句に
看護師の器械出しならぬ助手を買って出ている?ではないか

そして左クランクケースカバーを外して異音の原因を突き止めたが、その対処でBuell患者の家族に処置の同意を得なければならいことが起きた

その同意で自身は患者の家族に連絡をすることになったが・・・

今どきのLINEで開腹中の画像を送ろうとするもIDが分からず電話でやり取りすることに

そんなドタバタを上述のHir看護師に聞いている最中に
患者Buellの家族であるHiga〇さんが原チャでやってきたではないか

こうなるとさすがのT-PADDOCK630ガレージも千客万来で
満車状態に近づいてきた

そして手術現場を皆で眺めているが

Ish〇ドクターは一人黙々と手術に集中

結局、クラッチ周り一部のアッセン?を交換する方向で処置法は決まった
よって本日は、ここで一先ず終了としパーツの手配へとなった

その後は商談室?にて皆で吉本新喜劇張りの関西の灰汁を浜松のYam〇さんに浴びせていた

そんな時間も含め3時間超の賑やかで腹が痛くなる話題で当日は楽しく終了した
左からIsh〇ドクター、浜松のYam〇さん、患者家族のHiga〇さん、看護助手のHir〇さん達

ええ歳のオッサンでも共通の話題があれば、いつでも高校生レベルには戻れる

自身にとっては楽しい時間を頂戴した

お礼を言いたいぐらいだ

だが先週から自身はけっして楽しいだけではない

W1Sのエンジンヘッド周りのオーバーホールに掛かっている
先週には内燃機屋さんから新品バルブガイドの打替えを終えた連絡を頂き、引取りに行った

早速バルブなどの組み立てを始め、綺麗になったガイドに何気に今までのステムシールを取付けた

だが・・・

「今まで使っていたシール?」

「うん?古いシールで・・・そんなアホな!」

「新品のシールがあったはずやのに・・・」

慌てて内燃機屋さんに確認をとった

すると

「えっ?箱にピストンと一緒に入れましたけど・・・」と言われる

だが、そもそもピストンは箱ではなくウエスに包まれた状態であったことを返答する

そんなやり取りでどうやら内燃機屋さんがシールを紛失してしっまたようだ

ただ、再発注をするにも当該商品はガイドとシールのセット売り

結局、そのセットを内燃機屋さんの負担で再び購入し自身はシールだけを頂き、ガイドは内燃機屋さんに渡すことで合意した

ところがだ!

そのセットは購入時、2セットが残っているはずだったが確認すると既に完売していた

そこで、この件を購入先の販売業者にメールを送った

すると即返信があり、再生産はだいぶ先の見通しと回答してきた

そこでシールだけの在庫確認をダメ元でしてみた

すると「ちょっと時間をください」と意外と親切な対応

そして電話が掛かってきてシールだけの在庫を見つけたとのこと

ただ到着までにシール業者の都合で2,3週間は欲しいと言われた

もう、ここは飲むしかない

さてどうなるやら・・・

その待機状態の間、W1は別の作業にかかる
ピストンのヘッドのカーボン除去

35,6年ぶりにエンジンを開けたがヘッドのカーボンは固着に近い状態だった

まぁ、だいぶ綺麗になったが・・・

続いて
シリンダー上部にこびり付いたガスケットも除去

こちらの除去は比較的、容易いが・・・

問題はシリンダー下側、その相手側にあたるクランクケースに固着したガスケット
クランクケース側のガスケット除去

ただ、このクランク側の除去作業はカチカチにこびり付いている状態で半日以上の地味な作業になってしまった

スクレーパーでチマチマ削る様に落としていくが、ガスケット破片をクランクケース内へ落としてしまうと、その除去でまた面倒になる

よって上画像のようにケース内側に両面テープ状にしたテープを貼り着け、そこにウエスを詰め込んで極力、破片が落ちないよう養生をした

まぁめんどくさいこと、この上ない作業だ
除去したガスケットの破片だが繋がっているところが、ほぼ皆無で真に破片としか言えない

だが、キレイになると達成感は得られるのだろうが二度としたいとは思わない

と、そこに自身のPCに

「以前からショップの前を通るたびに気になっていました」

「一度、伺いたいのですが・・・」

と、メールが入ってきた

これはT-PADDOCK630がブレイクする予兆なのだろうか

いやいや、それはない!

ありえない!

T-PADDOCK630 T/Tatsumi

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