2024年9月26日木曜日

『Bike in the sky』#406 おまえも頑張れよ!

暑さも少し和らぎ朝晩は、けっこう涼しくなってきた

いよいよバイクを楽しめる季節の到来だ

T-PADDOCK630のバイク達も、この季節の到来を待ち望んでいただろう

そのバイクの中で「真夏と真冬は絶対・・・」とまでは言わないが乗り出すのを敬遠しているバイクがある

そんな話題の前に季節性で乗れなくなっている訳ではないがRT1は確かに今夏は手こずった

先週までのRT1の整備状況で「一応、完治した」と綴った

その完治確認のため先週の3連休最終日にRT1で月ケ瀬に乗り出した
気候も良かったが月ヶ瀬お茶屋前は、さほどの賑わいではなかった

とは言え、常連の信者ライダー達は集まっていた
自身は小一時間ほどいたと思うが、その帰り際で・・・

「やっぱり歳を喰ったのぉ~!」と感じる一幕があった
「何が起きた!?」と言えるような事ではなく・・・

帰るにあたって情けない話だが、RT1のエンジンを掛けれなかったのだ

ガレージから出かける朝方はキック2、3回ぐらいだったろうか一応、掛って月ケ瀬まで難なくこれたわけだが・・・

問題は帰る際にキックを数回、たぶん10回は踏んだと思うが、なかなか目覚めない

それを見かねたのか月ケ瀬常連のShi〇ちゃんが「代わりましょ!」と言ってくれた

自身が70歳になる以前だったら・・・

「いや!大丈夫!ほっといて!」と瘦せ我慢満点で自身で何とかエンジンを掛けてただろう

だが今回は・・・

何を言ったか、はっきりとは覚えてないが、たぶん無言でShi〇ちゃんに任せた

すると2,3回の踏み下ろしでエンジンは目覚めた

やっぱり若さには勝てん出来事だった

そのRT1のエンジンの掛り難さの原因は「油面がちょっと低い」と分かっているのだが、それをここで突っ張ても負け惜しみのようで年甲斐もない

それよりキックをちょっと踏んだぐらいで息が切れ「はぁ~はぁ~」言うてるようではマジでバイク引退を自覚しなければならない

そんなこんなでガレージに戻ってきたが冒頭の「真夏と真冬は絶対・・・」と、敬遠するバイクに話を戻そう

それは何を隠そう現在から約70年前に本田宗一郎さんが参考にしたドイツ製のNSUだ

いつもNSUを記事にする時、まるで備忘録の読み返しが如く「70年前に宗一郎さんが・・・」のキャッチコピーを毎々入れて述懐している

それだけプライスレスなプレミアが付いているのに自身はどこか横着な整備をしているようなのだ

「その証拠に・・・」と絶対、自慢にならない事が再びNSUに起きていた

その記事は当ブログ♯403でNSUの「リアタイヤから空気漏れがあって、それを修復した」と綴った

だが、先週末に念のためNSUのリアタイヤをチェックした

前回はリアタイヤがペッタンコとしたが今回は、まさかの半分ぐらいにエアーが減っていた

「なんと言う事だ!」

こうなっては、有無を言わさずタイヤ&チューブを潔く新品に交換しよう

で、ネットでタイヤ&チューブを調べた

在庫はあったのだが、なんと送料も入れて「20000円を超えるのかぁ~!!」だった

「いや、いや・・・ここで20000円は痛いよなぁ~」と先の「宗一郎さんの~」プレミア話からすると

「どの口が言うとんねん!」と、セコイ人間像を露わにしたツッコミどころ満載な事案だ

まぁそんなことで近所のバイカーショップの「NAPS」にタイヤを探しに行った

TT900は取り寄せのことで、もし購入するとなるとネットより高くなりそうだった

よって自身の現状の走り方を鑑み「別にTT900でなくとも・・・」と、ここは冷静に思案!

決めたタイヤは店頭にあった旧車御用達のTT100にした

購入価格は、チューブ&リムフラップも含め約12000円ほど

まぁ現在の物価高を考慮すれば妥当な範囲だろう

早速、履き替えた
NSUの購入当初は、たしかTT100だった

しかし、その時点では自身もまだ若かったゆえ、峠を攻めて走りたいことからTT900にした

だが、今さらジジィが峠を攻める事もないだろう

そんな経済の合理性?・・・と意味不明な解釈でTT100に決めたのだ

そして、装着したが今のところ、当然だがエアーの漏れはない

あとは外気温が、もう少し下がれば出番が待っている

そんなワクワクを感じている時に突然、USAから電話が入った

「次の週で日本に行きますので会えますか?」

この電話主との再会は、何年振りだろうか久々に顔を合わせる

そして新大阪駅近くの待ち合わせ場所に行った
そこからファミレスで昼食も挟み6,7時間ぐらいだろうか、超長時間を募る話しやら今後のビジネス談議で楽しい、かつ元気をもらえる話ができた

久々に長話をしたが時間がアッと言う間に過ぎたのには、ちょっとビックリだった

すごい刺激を貰えて自身が「バイクを降りる」とか言っていることが恥ずかしくなる再会だった

そして、この日の2日後、大阪国際空港まで見送ることにした
国際線のカウンターで搭乗手続きをするのだが旅慣れている様子が羨ましかった

カウンターのJALの職員からアメリカ永住権のグリーンカードを求められていたが上の画像の様にまるで「友達か!?」と思える態度に

「もうアメリカ人になっとるなぁ~」と半ば憧れを感じていた

そんなこんなで、いい刺激を貰えた再会だった

自身も「もう少しキックで軽くエンジンを掛けれるよう頑張ってみよ~か!」

と、考えさせられた一幕だ

「NSU!お前も頑張れよ!」って・・・意味不明だ!

T-PADDOCK630 T/Tatsumi

2024年9月19日木曜日

『Bike in the sky』#405 暑さの中でも楽しめる事・・・無い!無い!

9月も半ばを過ぎたと言うのに、まだまだ暑い日が続いている

バイクに乗るどころか、外にも出たくない

それでも自身は月ヶ瀬には日曜と月曜の祝日は出向いている

先ず日曜日、久々のCB77で月ヶ瀬に到着

着いて暫らくするとCBは数人のライダーに囲まれる

このように囲まれるCBのシーンも久々だ

また他方では
画像の左奥にKit〇さんのMachⅢ750があるが、その手前にご一緒に来れたTana〇さんのニューバイクが写る

月ケ瀬では撮り忘れたので、ご本人の画像を借用
阪奈道路のGSでの給油時の画像だろう

HONDAのニューモデルと伺ったと思うがクロスカブのCC110

特筆すべきはアフターパーツの二本出しアップマフラー

この手のバイクは自身の終のバイクとして必ず候補に挙がってしまう

そして、明くる日の休日の月曜

なんとなんと復活を果たした乗り物?が先着していた
Miy〇さんのウラル製サイド―カーだ

凡そ2年半の時が流れ、戻ってきたウラルのサイドカーだが・・・

その2年半前、2022年のGWに事件が起きたのだ

月ケ瀬手前の茶畑を抜ける峠道、やや逆バンク状の右カーブに入った際にカーが浮き、流されるように側溝へハマってしまった
(今回、上画像は掲載にあたってMiy〇さんに申し訳ないと少々、躊躇したが自身も含め他のライダーの教訓になればと思いアップすることにした)

当時はMiy〇さんも救急車で病院に運ばれ、入院までするほどに大変な出来事だった

そんなアクシデントから復活したウラルサイドカー
綺麗に修復されて元気そうな様子だった

だがバイク側のエンジンのオイルラインには常に気を配らなければならないらしい

また、この日は
自身も所有するシェルパに目が留まった

初めてお話させてもらったオーナーさんと暫しの雑談が楽しかった
自身も感じているオールユースの「どこでもバイク」な面はお互い共感できた

そのオフロードでは・・・
自身の孫のTaichiが久々に当ブログに登場(ゼッケン♯60がTaichi)

先日行われた「全日本モトクロス名阪」にて善戦したようだ

その決勝では最初からトップに立ち、そのまま逃げ切れると思われたが最終ラップで周回遅れのバイクに運悪く捕まり、その一瞬をつかれて万時休す
結果は2位に終わったが、元気で走ってる姿を見るだけで十分嬉しい

自身も今から55年前の高校生の時、友人とモトクロスを少々カジッた時期があった

友人のバイク名は忘れたが、自身は125ccのAT1改をその友人の知り合いから譲ってもらい、阪奈道路に当時からあったモトクロス場に数回通っていた

ところが練習中に落差3m?以上?はあっただろうか、その崖のように感じる下側に転倒のバイクがいて自身は避けることもできず、そのまま突っ込んでしまった

おかげで自身は左前腕の骨を骨折してしまった

幸い突っ込んだ相手のライダーは咄嗟に逃げてくれて無事だったが・・・

そんな事でオフ車は昔から身近にあったので今でもコレクトアイテムにオフ車は欠かせない

そのオフ車の伝説マシンと言われるDT1、その兄貴分のYAMAHAのRT1は約35年前に見つけるなり速攻、手に入れた
35年前に手に入れた時はタンクカラーは黒でイエローラインの配色だった

そのRT1は今日まで大きなトラブルもなく機嫌よく乗っていたが、ここ最近は不調続きだ

この内容は続け様に綴っているが、今夏の異常な暑さゆえに一気に出てきたと思ってしまう
前回まではキャブの油面やガスケット類やOリングやらと思いつくところは全て手を入れた

そして走らせてみると機嫌よく回復したと思ったところで、またブスブスと不調になる

その繰り返しで時間を費やしている

ここまでやって突然、走りが崩れるということは次は電気系しかない

よってプラグを外して火花を見るも、元気よく飛んでいる

と、思った瞬間・・・

キックを踏んでも火花が飛んでいない瞬間を見逃さなかった

「まさか電気?」と疑うこともなかったが・・・
コイル、プラグコード、プラグキャップ、アース線等々の抵抗値や導通やら知り得る限りでテスターを当ててみた

特に問題はない、とされたが上述の3部品を繋ぎアーシングもしてテスターを当てると反応しない

「うん?」となったが、各パーツは問題ないとされるので各接続部を清掃とパーツクリナーによる洗浄をかけた

そして再度、接続しプラグ先をシリンダーヘッド辺りに接触させてキックを踏んだ・・・

バチッ、バチッと強い火花が飛ぶようになった

「お~、これで治ったやろ~!」と・・・

すべてキチっと組み直して・・・

近所のテストコースと称している2,3kmを試走した

「お~、完璧に戻ったんちゃうん!?」と感じるほどに気持ち良く試走できた

ところが今度は人間の方が汗だくで限界を感じガレージに引き上げた

今日はここまでにしておこう

さて、次の休みにはRT1で月ヶ瀬詣でができるのかな!?

T-PADDOCK630 T/Tatsumi

2024年9月12日木曜日

『Bike in the sky』#404 今回は短いぞう~!!!

先週の「Bike in the sky」は自身が言うのも、おかしな話だが長すぎる内容だった

よって、今回は手短に済ませたい

先ず毎度の先週土曜日の月ヶ瀬

早朝と言っても朝の7時半を回っていただろうか

当日も暑さゆえライダーは少なかった

その中で皆が引き上げていった後に残った2台のバイクが目に入る

まず1台は・・・

Iwa〇さんのHONDAのツアラーだろうか

750ccで、なんとオートマなのだ

当然クラッチレバーはないが自動変速で普通のバイクに乗っている感覚は味わえるらしい
また装備も工夫されている

上の画像を見ていると普通はハンドルとシートの間はガソリンタンクと決まっている

だが、そこはガソリンタンクではなくヘルメットなども収められる収納スペースとなっている

ではガソリンタンクは?というと、シートの下にキャパが16Lのタンクが収まっているのだ

終のバイクはこんな感じが自身にはいいのかな!?

また、もう一台のバイクも楽しそうだ
OkaイチさんのSWM?

一見、フロントのデカいディスクや車格から250ccと見間違えたが、なんと125ccの軽二輪なのだ

見た目は完全にDUCATIのような走りに徹したモタードのように思っていた
だが、これであれば軽量ゆえ、終のバイクとして候補に入りそうだ

な~んて、言っている場合ではない

ガレージでは修理待ちのバイクがあるではないか

手短な話題のメインはRT1のその後だ

NSUから被害を被ったRT1だ

ガスタンクを凹まされて気落ちしているところにキャブのOH後も今一な状態だ

何が今一なのか!?

せっかくキチっとキャブのOHをしたので軽く走行テストを試みた

スタート段階ではOHの成果が明らかに感じ取れ、勢いよくダッシュもできた

そして長いストレートでも安定して走れ、またその最中に減速、加速もコなしていた

そんな感じを10分~15分ほど経った辺りだろうか

突然、「ブ、ブ、ブ、ブ・・・」と、エンジンがストール気味になり出した

「えッ?何?何?・・・」

急遽、アクセルを戻し回転を下げるとエンジンは、まだ低速域だが動き始める

だが、アクセルを開け直すと「ブ、ブ、ブ、ブ・・・」と症状は治らない

明らかにキャブのセッティングがおかしい

よって騙しダマしの状態でガレージに引き上げ、原因を探るが・・・

症状からしていろいろ考えられるが、ここは昔の格言通り「触った所を疑え!」から始めた

先ずフロート調整

サービスマニュアルでは12.5mmとなっていたが、これでは油面が低すぎているようだ

よって上画像のように10mmとした
だが、これでは逆にオーバーフローで走りもおぼつかない

よって、その中間あたりにセッティングをしたが、あまり改善は感じ取れない

となると症状からして二次エアーを吸い込んでいる可能性が出てきた

その箇所で思い当たる所と言えば・・・
キャブとエンジン側の吸気口の間にインシュレーターがある

そこにキャブを装着するわけだが上画像のようにインシュレーターにキャブを着ける際、ナットのワッシャーをスプリングワッシャーにしていた

だがスプリングワッシャーだと締まり過ぎてキャブに歪みが出ていた

それを平ワッシャーにして臨むと、今度は緩すぎたようだ

そんな事を繰返して更にハッとしたことがキャブとインシュレーターの間にある30mm以上はあるOリングが怪しくなってきた
このOリングは以前にネットで探したが、実は厚みが1mmほど太い

この1mmがシール材を着けて装着しても微妙に隙間ができた可能性があるのではと考えられる

よって以前のOリングに換えてみることにした

さて結果は・・・

T-PADDOCK630 T/Tatsumi

2024年9月5日木曜日

『Bike in the sky』#403 異常気象と異常二輪と・・・異常長話

「超巨大な台風がやって来る」と先週は身構えたが・・・

だが近畿地方、それも東大阪市は、まっこと何事もなかったかのようで拍子抜けした

他方、九州南部では被害は甚大で関連死の方もおられたり、手放しでは安堵できなかった

その台風前夜にはT-PADDOCK630ガレージは超大ごとが起きていた

その原因を作った張本人、いや下手人、いや迷惑バイクは・・・

このNSUなのだが・・・

朝起きてガレージに出社?した時に目に入った光景は・・・

見た瞬間、凍り付いた

その出来事が先週の記事の終わりで上げた悲鳴だった

この起きた現象を説明するにも、表現が難しい

事件前日のガレージを退社?した時の様子は・・・

こんな感じで整然とバイク達は並んでいた

その中の下手人バイクにスポットを当てると
NSUの左にCB77が並び、その左にRT1が並び・・・となっていた

ところが翌朝見ると・・・

言葉を失う有様が目に飛び込んできた

残念ながら気が動転していて、その現場の写真を撮ることを失念していた

問題の当該NSUは元々レーサーであったことから市販バイクにあるスタンドはサイドスタンドを含めても無かった

それでは街乗りには困ることからサイドスタンドだけは後付けで装備した
これが、その後付けの原チャ用サイドスタンドだ

今回の事件が起きるまで、このスタンドは長年、なんの問題もなかった

だが、このスタンドの弱点が、まさかのまさかだった

NSUをサイドスタンドを立てない状態で真後ろから見ると・・・
当然ながらタイヤは床面に対して直角に見える

サイドスタンドを立てた状態では
垂直から左に15°そこそこぐらいで傾斜している

真横から後輪のタイヤを眺めると・・・
タイヤの高さはリムの外周端から約65mmほどだ

この65mmが、もし朝になってタイヤのエアーが、すっからかんになっていれば何mmになっているだろうか?

だが先ず、そんな心配をするライダーはいないだろう

ところが、それが現実に起きたのだ

朝、ガレージを見た時・・・

NSUは昨晩、ひとりでは寝れなかったのか正面から見て隣のCBに添い寝するように、もたれ掛かっている

そのCBも、まだ眠りからさめないのか、隣のRT1の肩にもたれ掛かっていた

人に例えれば、こんな感じの様子だった

要するに将棋倒しの様相で3台が斜めに傾いていたのだ

幸いにもRT1が斜めになっても更に隣のセルペットは踏ん張って垂直をキープしていた
そこには更にセルペットの横に不動の王様チェアがドンっと居座っていたお蔭だ

もし、王様チェアが無かったら、さらに横にあるショーケースのガラス戸をセルペットが粉々に破壊していただろう

だがNSUはCBとRT1にはキチっと傷跡を残したではないか

先ずCB
昨年の転倒後にやっと手に入れたフロントフェンダー

そのフェンダー前部に2か所のエクボ程度の凹みができてしまった

これなら修復も塗り直しで何とか凌げそうだ

だがRT1は、そうはいかない
ガスタンク左上部にCB右ミラーの角が当たったのか、大きなエクボになっている

「なんてことだ!」

せっかくRT1のガス漏れ対策も終えたところだったのに・・・

自身で言うのもなんだが気落ちは如何ばかりか!?

長い人生、また長いバイク人生においても、こんな事は初めてだった

だが、そもそもなんでこんな事が起きたのか!?

倒れているバイクを順次、起こそうと先ずNSUを途中まで起こしても、また直ぐにCBの方に倒れようとする

「うん?どうなってる?」

NSUのリア周りに目がいった瞬間・・・

「え~、パンクしとる~」

「それが原因で、他の2台を巻き込んだんかぁ~!?」

その瞬間は「なんでこんな事が起きんねん!?」だった

要するにNSUの常時はリアタイヤに空気が入っているのでNSUは左に傾斜している

だがリアタイヤのエアーが抜けたことでリアの車高が下がる

その結果、車体は右に傾き、更にサイドスタンドが車体の左下から右上に押す格好になりCB側に倒し込んだと推察できる

で、その肝心のNSUのリアタイヤから、なぜ突然にエアーが抜けたのか

将棋倒しになる当日や、または前日に「NSUを乗った」とかであれば、その際に細いクギなるモノを踏んで徐々にエアーが漏れ出した・・・と想定される

だが、ここ数週間、いや2カ月は乗っていない

ブツブツ文句を言っても始まらない

早速、原因究明にかかる

先ず最初に疑ったのが
タイヤチューブのバルブだ

だがチェックしても異常はなかった

同時にタイヤ表面も目視で点検するが問題点は見当たらない

とにかく上記のチェックをするにもコンプレッサーでエアーを入れるが「シュ~~・・・」と、どこからの漏れかは分からない

ただ漏れ音だけが、聞こえるだけで全くエアーを入れることができない

となるとタイヤをバラシて中のチューブを見るしかない
何度やっても毎回、NSUのリア周りは手間がかかる

タイヤを外して
なんと、このチューブ、3か所もパッチを貼った修復跡が残っていた

と言っても自身が修理したのだが・・・

そして、修復したその内の一か所からエアーが漏れていた

それを見て「う~ん・・・」と唸るしかないのだが、なんか釈然としない

だが、結果として漏れは漏れだ!

ここは、そろそろタイヤも替え時に近づいているので、合わせて新品をオーダーしようとネットを検索した

なんと今時のタイヤは・・・チューブは・・・

「べり高」を通り越して狂乱価格だった

そんな事でガレージのストックを確認したら修復跡が1か所の同サイズのチューブがあった

早速エアーを入れ・・・しばらくの間、ランチを挟んで待機する

結果は合格

だが次の作業でチューブをタイヤに入れ、タイヤをリムにハメる時・・・

滑らかにハメる為にビードワックスをタイヤの淵に塗布する

ところが、そのビードワックスが異常なのだ
ワックスの蓋を開けてビックリ!

ワックスの1/3ほどが溶けて液状になっているように見える

過去にも何度がワックスを購入しているが夏場は少しは表面が溶けた様な現象はあったが、ここまで溶けた事はなかった

この現象を見て、先ほどのチューブの修復跡からエアーが漏れる原因が特定できたように思う

それは今夏の異常な高温が影響しているかもしれない

冒頭の超大型の台風しかり、世界各地の異常気象などなど・・・

どちらにしても乗り物の修理は気候の所為にはできず、キチっと治さなければならない
一応、時間もおいて漏れがないかチェックしたがクリアだ

さて今回の事件でNSUのスタンドをどうするかは要検討だが、一先ず就寝場所は
最も奥座に近い所に移動願った

そして次の作業は楽しい作業だ!
先週には上のシェルパKLが普段の足としても楽しいと綴った

そのKLの「キーシリンダーも治って」と上げたついでに・・・
「Kawasaki」のクレジット入りスクリーンも交換した

その「Kawasaki」から
「OLD SKOOL」に変更

この「OLD SKOOL」のステッカーは、とっておきのバイクが見つかれば貼りたいと思っていた

それは、このステッカーを手に入れた店が、なかなかだったことからだ

その話はまた長くなるが、とある会社が「北米に進出したいので、その場所の候補地に帯同して欲しい」と約10年ほど前に依頼を受けたことがあった

それでシアトルを皮切りにシカゴ、NY・・・そしてテネシー州のナッシュビルを回った

その最後のナッシュビルは音楽の街で有名な処だが、どちらかと言うと田舎町だった

だが何気に街をリサーチしていると、らしからぬハーレーショップが目に入った

ちょうどクライアントが「ランチにしましょうか!?」となったので、自身は「ちょっと自由時間ください」と単独行動にでた

そのハーレーショップで見つけたのが上画像の「OLD SKOOL」などの変わったスペルを使うステッカーやグッズなどのショップだった

「OLD SKOOL」は単純に「オールドスクール」と読むのだが本来、スクールは「SCHOOL」と書く

だがアメリカの田舎では、いわゆるスラング(俗語)として、ちゃんとしていないスペルも遊びで使われている

硬く表現すれば「古典的」とも言われ日本の平安時代の言葉に近いかもしれない

たぶん間違っていると思うが・・・

で、その「OLD SKOOL」

直訳で「古い学校」や「出身校」とか訳すが、スペルの「SKOOL」から意訳すればハーレーショップにあったことから「古き良き」と訳す方がしっくりくる

そんなお気に入りのステッカーゆえ今回、近頃お気に入りのKLに貼ってみた次第だ

そしてステッカーだけでは、つまらないのでスタイルも、また変えてみたくなった
先ずKLを丸裸にして

そしてバイクの顔にあたるガスタンクを交換が・・・
ガスコックをオリジナルから外して装着

だが、そのタンクを乗せるが・・・
コックがキャブレターに干渉してチョークレバーが若干引っ掛かる

よってタンク後部に厚切りゴム材を加工してタンクの尻を上げた
おかげでタンクは水平になった

つづいてシートだ
このシートも以前にKLに着けていたが再度、出番がきた

ただ以前に作ったシートステーが見つからず、改めて作ることになった

その流用元は・・・
転倒した時のCBのフロントフェンダーからだ!

そのフェンダーのフロントフォークに着けるステー部分をカットして使用
何かに使えると思い、保存していたがやっと出番がきたようだ

そして
左サイドのバッテリーカバーも以前に使ったモノを出してきた

さらにKLのアキレス腱かどうかわからないが、乗ったあとの1週間ほどを長時間を放置しているとバッテリーが上がってしまう

ハンドルにある「キルスイッチ」をOFFにすれば上がる事がないのかと、キーをONにしてエンジンをかけずキルスイッチをOFFにした

だがライト類は点いたままだ

やはりキルスイッチはエンジン停止だけの装備だ

よって手製のキルスイッチを着けた
乗らない時はバッテリー端子のマイナス側ターミナルを外しておけばバッテリー上がりは防げる

だが「いちいち外しては繋げ・・・」では面倒くさい

よってマイナスアースとの間に画像のスイッチを介入させた

ただ、こいつはオリジナルのキルスイッチとある意味、逆をいくパターンで手製キルスイッチをONにしエンジンをかける

その状態で手製キルスイッチをOFFにしてもエンジンは止まることはない

と言うことは、このKLはバッテリー点火ではなくマグネット点火なのか?

とした場合、バッテリーが上がってもエンジンはかかったままで走れるのか?

例えばT-PADDOCK630のRT1はマグネット点火ゆえバッテリーは無くても走り続けることはできる

だがライト等の装備が非常に軽備ゆえに可能なのだ

ただKLの場合はと言うと一般のバイクと同様、常時点灯で街乗りも考慮して造られている

よって、この推論は何とも言えない

その前に、自身のKLだけが「1週間も放置しているとバッテリーが上がってしまう」問題を調べなければならない

そんな稚拙な能書きを綴ってきたが
以前のKLカスタムと見た目は、なんら変わらないが自身にとっては、けっこう大きなカスタムになっている

勝手な思い込みだが、この雰囲気は1970年代の中期頃を彷彿するスタイルなのだ
まぁ~ただの自己満だろう

もはや病気だ!

T-PADDOCK630 T/Tatsumi