マジで身体が溶けそうだ!
やはり地球温暖化の影響?
だ、そうだが、その温暖化の原因は北極の氷が解け、太平洋等の海水も高温になって・・・
と、言われているが、さらにその原因は?というとCO₂が増えたからとされる
ではCO₂が増えた原因は?となるとクルマやバイク、工場等の排気ガスと帰結する
遠因的ではあるが、バイクやクルマ好きは地球環境にたいへん迷惑をかけていることになる
よって、自身は地球環境を守る為に乗り物から足を洗おうと思う
そこにはT-PADDOCK630の乗り物が環境に優しくない古い乗り物が多い事も起因している
だが、このまま化石車的な蔵車を野放しにすると、もっと迷惑をかけることになる
一先ず、排ガスで迷惑にならないよう、ちゃんと走る状態にしなければ・・・
ということで先週からのW1とNSUの後日譚だ
先ず土曜日のW1
早朝であったが溶けそうな気温でも無事に月ヶ瀬には辿り着けたアイドリング時から100km/h、その上の少々高速までも、ほぼ完璧に走りは戻ってきた
そして毎度の月ケ瀬では
誰ひとりW1の様子を聞いてくれることもなく、ひとり寂しくウジウジしていたそう思っていた時、先週の記事でW1で引き返した時のコメントに月ヶ瀬ライダーのShi〇さんが・・・
「みんなの心配具合が半端なかったですよ!」連絡をくれた
ガソリンタンクも着け
そう聞かせれると、それはそれで嬉しくなる天の邪鬼なジジィになるのだ
取付けてガレージ近くを試走するも・・・
なんとスタートでダッシュ感を体感できるバイクに変身しているではないか!?
そこには・・・
チョットした小細工を仕掛けてみた
というより微妙なセッティングなのだが・・・
たぶん、たまたまだろう
だが、万が一を想定して
クラッチプレートが走行中、飛んでいかないようカバーを取り付けたたぶん、このNSUを手に入れてから初めてカバーをしたと思われる
そんな調子で明くる日の日曜は軽快に月ヶ瀬まで行った
ところが、その日の早朝
毎度の阪奈道路を奈良方面に向かい、途中の教育大に向かう分岐手前で・・・
対向車線でプリウスらしきクルマが中央分離帯にある背の高い照明ポールに激突し、そのポールをなぎ倒し真横向きに止まっていた
そしてフロント周りが大破したエンジンルームからは白煙が上がっている
事故を起こした間際に自身は遭遇した様で、プリウスの残骸が広範囲に飛び散り、周りには同じく遭遇した数台のクルマが現場手前で止まっていた
自身は徐行しながら現場横を抜けようとしたが、プリウスの傍まで来たところで助手席から這いずる様に若い兄ちゃんが腹辺りを手で押さえながら苦しそうに転げ落ちてきた
「わぁ~、えらいもん見てしもた!」と思いながら自身はさらにゆっくり進むと今度は運転席から同年代ぐらいの人が運転席の開いたドアに左腕が引っ掛かる様に、また右腕は地面に指先が着くかどうかでブランブランした状態で完全に意識を無くしているように見受けられた
事故現場では遭遇したクルマを除き、プリウスと絡んだクルマはいなかった様に見えた
そんな状況で、当該プリウスが事故ったとすると早朝ゆえ居眠りか、または朝まで飲んでて酔っ払ってたか
また憶測では絡んだクルマは居たが、そのクルマは現場から逃げたか・・・
とにかく謎が多い事故と思った
早朝から、けっこうヘビーな事故を見ると快調に走ってきたNSUの戦意は一気にトーンダウンだ
そんな事情でチンタラ、チンタラと月ヶ瀬に着いた
だが月ヶ瀬からの帰りは超蒸し暑い中でも快調にNSUは走ってくれた
そしてガレージ近くまで戻って来た時、NSUの右側から時折「ジャラ…シャラ…」と、何かが擦れるような音が・・・
戻って早速、確認すると
チェーンが伸びてスイングアームに干渉していた
「また手間な仕事を作ってくれるのう」と思たが・・・
NSUのチェーンテンショナーは超石器時代の上画像のエキセントリックな偏心タイプで前後のスライド範囲が僅か20mmほど
確認すると、すでにテンショナーの位置は目一杯の最後尾まで下がっていた
ならば残る手段はカットするしかない
久々の出番だ専門メーカー、TAKASAGO製のチェーンカッター兼カシメ用の特工だ
久々の出番だったが一コマを抜き取るだけでも、これが思うほど簡単ではない
カットするチェーン・コマのピンを特定し、サイドのカシメ部分をグライダーで削り落としてからカッターで抜く
この一コマが実は苦労するのだ
その苦労を承知で・・・
上述した通りNSUのチェーンテンショナーの許容範囲は0mm~20mmほど
だがカットしたコマの長さは
先ほどの抜いた1コマ分だが両端のピンホールの芯から芯の長さは約32mmほどだとすれば理屈では、以前の伸びたチェーンの弛み分(上下の幅)が三角関数でチェーンの長さに置き換えれば、なんとか32mm-20mm=12mmは吸収できるはず
そんな屁理屈で一か八かでカットした
案の定、取り付ける時はパツパツでチェーンを引っ張っての時は工夫が必要だった
そして取り付けられた
しかし、チェーンテンショナーのセットされた位置は最前方
おまけにチェーンの弛み上下巾は箇所によって20mm~30mmと、やや大きい差があるこの差はNSUが約70年前に生産されたことを理解し納得するとしておこう
それもあるが次回のチェーン交換時は、もう少し細番手をチョイスすべきだろう
だがスプロケも別注で手配をしなければならない
ここは経済の合理性に鑑みて検討しなければならない事になる
そんな合理性に叶った事に「Buell復活作業」の 最終章が訪れた
ほぼほぼ仕上がったHig〇さんのBuell
いよいよオイルタンクにオイルも注入してエキパイもセットして
点火系も取り回しに注意を払い
エンジンをかける
無事に始動した
その後、暖気を終え回転も上げていった
スムーズに回転していたが、しばらくすると「キュル、キュル・・・キュル・・・」と異音が出たり消えたり・・・
ドクターは「う~ん」と渋い表情
原因は「エンジンの抱き着き寸前まで乗ったことによる後遺症だろう」としていた
そんなところに当該BuellオーナーのHig〇さんもお見えになって、今回の仕上りでドクターと話し合っていた
結論として
「乗るのには問題ないが、しばらくは自重気味で乗ってほしい」とコメント
「もし、この異音を消すならばエンジンをバラシてピストン、シリンダー、その他の関連パーツを更に替えるしかない」
「もしくは、いっそエンジンを乗せ換えた方がコスト的にも得策かも」となった
協議の結果、Hig〇さんに決断を仰ぐことになり、Hig〇さんは
「オッケー、このまま乗って様子見るわ!」
という事で長らく綴ってきた「Buell復活作業」は本編をもって終了となった
その後、最後のドクターからの気になる箇所でサスペンションのガタの整備
そのダンパー部とコイル部分の片方にガタつきがあったのでドクターの所有するパーツと交換することに
交換にしばらくの時間を要して終了となった今回の「Buell復活作業」記事は5月9日の「当ブログ#386」から始まった
あっという間の2カ月半だったが実際のIsh〇ドクターの作業日は、ほぼ土日の二日のみで12週に渡る
延べ日数では約24日
毎回午後1時から夕方4時頃までをT-PADDOCK630ガレージを賑わせてもらった
その中では最終日にもあったが他の月ヶ瀬ライダーの参加や、たまにはご近所のバイク好きも参加して大いにガレージ内は笑い声が響いていた
普通に考えればT-PADDOCK630のような大型ガレージは本来は不要だろう
だが、今回のようなイベント的に利用してもらえると自身が目指していた理想のガレージライフが過ごせたと感謝している
さて次のお客様は・・・
T-PADDOCK630 T/Tatsumi