2024年10月31日木曜日

『Bike in the sky』#411 今回はリアルな脱線だ

10月も今日で終わりだ

歳をここまで重ねると一年なんてアッと言う間に過ぎていく

そんな流れでも楽しみは毎度の月ヶ瀬だ
先週の土曜日だが、やはりバイクは少ない

当然だが
ライダーも少ない

そして明くる日の日曜も意外と晴れだった

自身は雨と思っていたので依頼されていた仕事か?

その作業の予定を入れていた

その仕事とはT-PADDOCK630には「らしからぬバイク」の作業だ
前回にアップした1995年発売のHONDAのマグナ50だ

既に30年近い時が過ぎたマグナのカスタム依頼だ

このマグナのハンドルを更に長くする「イージーライダー風にして欲しい」という

そのパーツ類は「全部、手配しますので・・・」という事だったので引き受けたが・・・

それが思ってたほど楽勝ではなかった

作業は単にハンドルアップに伴うFディスクのブレーキホース、クラッチワイヤー、アクセルワイヤー等を交換するだけ

先ずFブレーキホースだが、そのリザーバータンクを開けると赤茶色に濁ったBフルード
「ううーー、何年替えてないねん!?」と、思う濁り様

この瞬間から旧車のレストア作業に近い感覚になってきた

今までのT-PADDOCK630にあった1970年前後のバイク達はマジの旧車だった

その旧車達は何年も放置されていたバイクが多い

その旧車本体から各部までを現役時の状態に戻す作業を熟してきた感覚が蘇ったという事だ

赤茶色に濁ったBフルードを見た時「ちゃんと抜き替えられるのかぁ?」と嫌な予感がした

案の定、完全に抜き替えられるまで相当な時間を要したが一応、ホース内は透明色になった

だが、ここでパーツの発注を人任せ(依頼主)にしたことで少々遠回りの事態が発生

同、上画像に写る新品のアクセルワイヤー等は一度返品をし、新たに手当てしたワイヤーだ

それはワイヤーのキャブ側の細く小さいタイコが、グリップ側と同じ大きさでキャブのスロットルバルブにハメられない

続いてクラッチワイヤー
このクラッチワイヤーも不具合があって、即返品&交換!

それはチューブに対して中身のワイヤーが若干長過ぎ、アジャスターを目一杯に調整しても張った感覚がなくグリップにレバーが当たってしまう状態だった

だが2本の交換ワイヤーを依頼主は直ぐに手配したのには少々ビックリだった

そのパーツを発注してくれた依頼主は「セイビのセ」も解っていないので仕方なかった

しかし、発注するフットワークは抜群でアッと言う間に代替ワイヤーは届いた

後ほど、この依頼主の人物像の一端を紹介するが「こんな25歳もおるのか!?」なのだ

ここで作業途中だがイージーライダーマグナになった雰囲気を見る
上画像の状態にするには元々のフロントフォークに約150mmほどのジョイントフォークを連結し、そこからステアリングステムをトップブリッジが収まるところまで上げていく

書けば簡単に聞こえるだろうが、ステムは固着して当初はウンともスンともな状態だった

この作業が一番大変だったがフロントフォークが長くなると原チャでもイージーライダーだ

真横から見ると
こんな感じだが、両腕は相当上げなければグリップに届かない

まぁ、そんな心配しても人様のバイクだ

続いて
メーターのポジションをどこにするか

各ワイヤー類はアップハン仕様があったがメーターケーブルのアップハン用は無かった

仕方なくノーマルケーブルを使うがフロントフォークが伸びた為、パツパツに張った感じだ

よってパツパツを回避するため極力、最短の取り回しラインで装着した
元々の位置からSメーターギアのワイヤー取出し口が上向きになる様に回転させ、メーターまでのゆとりを稼いだ

そして最終作業は左右ハンドルにある電装スイッチの配線類をジョイント用配線と繋いで終了

これで一通りの作業は終わったが、あとは微調整と各部の点検
早速、キャブレターにあるガスホースに問題

ガスコックをONにするとキャブに着けるホース先端から微妙なガソリンが漏れている

元々着いていた透明なホースはパキパキに硬くなったもの

よくもまぁ、こんなになるまで使っていたとは・・・

早速、画像のようなGAS専用ホースに換え、クリップで留める

と、旧車あるあるよりも酷い乗り方をされていたマグナだった

このマグナは友人から貰ったばかりで、どういう乗り方をしていたかは不明と言う

その依頼主は
近所に住む25歳のHa〇君だ

当初、依頼に来た時は「破れた仕様のGパン」に合わせたカジュアルだった

だが当日は今、流行りの?女性風カジュアル?とでも言えような出で立ち

レースのシャツジャケットに、ゆったりしたフレアパンツのブラックテイスト

足元は先が少し尖ったヒョウ柄で踵が、やや低めのヒールを履く

この姿を普通のバイク屋のオヤジが見たら唖然とするだろうが、自身は元々アパレル稼業

だが、さすがに自身も引退して10年になると、けっして平然を装えず笑うしかなかった

そしてパーツを届けてくれた作業休憩の合い間、お茶をしながら「人となり」を聞いてみた

とある所から名古屋に出て数年、さらに市場が大きな大阪に来て1年と言う

今は介護関係?だったか、僅か1年で社員を雇い衣料品を納める仕事をメインに行っているらしい

そして数年内で旧車のアメ車を販売する会社を立ち上げたいという

自身は「へ~、すごいやん!」と言いながら、整備はどうするのか疑問に思って聞いた

すると「もう既にクルマの1級整備士は見つけてます」という

さらに聞くと「今、持ってるサバーバンの整備をしてもらってます」

「そのサバーバンが仕上がったら開業予定で、その整備士もスカウト予定です」と言うではないか

そのサバーバンとはGMシボレーのサバーバンのクルマを指す
上の画像は自身が東生駒に住んでいた頃、新車で購入し2000年過ぎ迄の5年間ほど乗っていた「タホ」だ

このタホは2ドアで5700㏄の大排気量車だが、その同じ顔を持つ4ドアのロングボディがサバーバンなのだ

しかし25歳ながらすでに衣料品関係の会社も経営し、さらに今後、クルマ屋も起業すると言うも、その資金の目処は立っているとか・・・

そこで自身は質問を投げてみた

「資金繰りとかの財務計画は作ってるんか?」

「はい!ちゃんと作ってます」と、平然と言ってのける

さらに以前には大失敗の経験もしていると、笑いながらサラッと言う雰囲気には、どこか余裕の感があった

そんな彼も自身から見れば孫に近い年頃の人間だ

「時代だねぇ~」と関心しきりだった

そしてマグナのパーツを持って来てくれた時の乗り物は・・・
また、なんとアルファードではないか!?

このアルファードに先出のファッションで乗ってたらホ〇ト〇ラ〇の・・・に見えるだろう

自身は古いのか、25歳で女の子みたいな雰囲気の子が乗るクルマやないと思うが・・・

どちらにしても反比例なのか、その行動力にはビックリするしかなかった

そして依頼主は律儀にウィンドを開け「失礼します」と、その日は帰って行った

何度も記すが、今回のお客様は25歳の若造だ

ひょっとしたら上述の聞かされた話は、全くの出まかせの作り話かもしれない

だが自身は若造のファッションはともかく、聞かされたビジネスの話しはマジな事として受け止めた

それ故、アパレルもクルマ屋も是非、大きく成功させて欲しいと思っている

成功のキーは・・・

「人は見たことがないモノには感動できない!」

とある名経営者の格言だ

T-PADDOCK630 T/Tatsumi

2024年10月24日木曜日

『Bike in the sky』#410 時代は、また動き出しているのかぁ~!?

先週、日曜の月ヶ瀬は大いに盛り上がった

その盛り上がりの主役は
東大阪が誇るお笑い芸人!?

ではなく月ヶ瀬の暴れん坊?・・・などなどいろんな異名を持つIshi〇さんだ

だが主役はIshi〇さんではない

跨っている新型バイクだ!

当日はやっと届いた、その新型バイクのお披露目だった
画像中央でIshi〇さんが跨り、月ヶ瀬ライダー達に取り囲まれる

そのバイクとは・・・
イタリア国のITALJET(イタルジェット)という日本では、いわゆるスクーターだ

2023年11月「ミラノのエイクマ モーターサイクルショー」で初お目見えを果たし、開けた2024年5月の「東京モーターサイクルショー」の日本デビューで注目を集めた

その時のショーバイクは「DRAGSTER300」だったが今回月ヶ瀬に登場したバイクは125の軽量級だ

125㏄と聞けば原付二種で、ちょい乗りのイメージしか沸かないが、実車は十二分の迫力を持っていた

ではディティールを観ていこう
先ず上の画像はリアではなくフロントの足回りだ

この足回りを持つバイクは相当以前にも記事にしたがビモータのテージに採用されていた
その上の画像は月ケ瀬にもよくお越しだったYamgu〇さんのテージだ

そのテージと同じ仕組(もしくは近い?)の「ハブ センター ステアリング」を此度のイタルジェットは纏っている訳だ

もうこの仕組みだけで「参りました!」と言わざるを得ないギミック満載なのだ

次は
フロントにショックはなくフロントハンドル側の後からフレーム中央辺りとジョイントさせたショックを配置している

ここにもギミックだ

そのショックもガスタンクを持つタイプだ

そして後方から眺めると
インジェクションやICユニットの電装系、片持ちのサスペンションを機能的かつビジュアル的にも上手く纏められている

細部では
少し画像が悪いが、バーエンドウィンカーと表現すればいいのか、ハンドル両端にステーを介して取り付けられている

転倒すれば一撃で破壊することにはなるが・・・

続いて
これも少し画像が悪い

メーター下回りにあるキーシリンダーにトラス状のホルダー先端にキーがつく

とにかく開発陣は遊びまくった造り込みで楽しんでいた様子を感じれる
車体後部は基本的に日本の原チャと変わらない様に見えるが、リアホイルにあるブレーキキャリパは制動性のポテンシャルが見て取れるブレンボ製と思しきモノを惜しみなく採用している

その強力な制動性を必要とするエンジンも125ccながらDOHCのカムシャフトは2本仕様だ

また横から見たところで
画像左のシート前下とまたシート前方のフロントにある大きな円筒形の穴が見える

これもフレームの剛性を高める為、トラス構造の間に筒状を採用してアテンションアップにも一役買っている

こういったところも開発陣が「遊びに手を抜いていない」ことが一目でわかる

さて、ここで今回の主役バイクのオーナーさんをご紹介するはずだったが、広報側の手違いでオーナーの写真を撮り忘れていた

よって以前の画像でご紹介しよう
上画像の手前に笑顔で映るYam〇taさんだ

今回購入されたITALJETは予約されてから相当、待たれた様子だった

話しには聞いていたが、まさかこれほどのギミックに満ちたオモチャバイクと言えば失礼だが、言い換えれば楽しそうなバイクとは思わなかった

自身は「いくらしたん?」と関西独特の不躾な質問をした

すると「~$6,666」ほど・・・とか・・・

思わず「ええ値ぇ、するなぁ~」と返したが、よくよく見れば頷ける点は多かった

そんな事から試乗をさせてもらった

結論から言うと出足が少々パンチを欠くが回転が乗れば伸びやかに加速をしていくのは気持ちが良かった

また、フロント足回りのギミックには全くの不安もなかったが、心なしか不安定な印象は残った

だがトータルで見れば125ccの原二としては90点~95点と高い点を与えられるだろう

そして、この日は他にも珍しいお方が来た
自身は、ほぼ2年振りでお会いできたKaw〇さんだ

今から2年ほど前、画像のジェントルBMWに問題があって、その後、修理に時間を割かれていた

当のT-PADDOCK630三重支局も、その修理の一部をお手伝いさせてもらった
フロントカウルのステーの修復だった

そのBMWは早い内に修理も終わっていたようだが、今回たまたま再会することができて嬉しかった
ただ、フロント周りは少々変更されたとかだったが自身はあまり気がついていない

どちらにしても月ヶ瀬の元の面々が揃うと話題も懐かしく嬉しい気分にさせてくれる

だが、乗り物は楽しい時ばかりではない
この画像、自身のジャジャ馬長女が次男から貰ったスポーツサイクルを修理して欲しいと持ってきた

そのチェンジのシフターパーツだ

今、長女には高1と中1の娘が二人いる

その長女の子たちも手が離れだしていることから、ここ2,3年、スポーツタイプの自転車にハマっている

現在はマウンテンバイクで片道30分ほどの通勤に使っているが、ロードバイクも乗りたいことから、上述のスポーツサイクルをそのロード用にと修理を頼まれた

だが、その依頼のチャリはフロントギヤのシフターが壊れていて修理不可?のような具合

よってT-PADDOCK630の自転車パーツから当該シフターを探したが、リアのシフターはいくつかあった

だがフロント用は、なんとか1セットが見つかっただけだ

早速付けたが・・・
たしかにフロント用だがレバーの角度からしてハンドルの右側用だ

だが付けようとしているハンドルの空きは左側

一先ず装着して実際に乗ってみて作動性をみないと何とも言えない

そして同じくストックからサイドスタンドも4セットの在庫から適合しそうなもの選んで・・
バッチリだ!

今時のチャリは凄いのう!

前後にショックが付いているではないか!?

そんな修理の最中に毎度のIshi〇さんがきた

毎度の雑談中、その最中で自身の携帯が突然鳴った

「バイクのハンドル変えて欲しいんですけど・・・」と、またまたご近所からだ!

その対応で確認すべく当該バイクを乗って依頼者がやってきた
お~、アメリカンやないか!?

これは丁度、ハーレー好きのIshi〇さんが来てるし、依頼の仕事を振ってみたが・・・

ところが、このバイクのオーナーは女の子みたいな可愛いい顔した20歳ぐらいの子に見えた

だが、素性は・・・「なんと逞しい子やないか!」だった

若いのに既に独立してビジネスも始め、クルマはアメ車好きで、たしかエルドラドやビュイックと言ったか、マッチョな大排気量のアメ車に乗っているという

最近のT-PADDOCK630はどうなってるのか

先週までは同じくご近所の若者がMUTTの依頼で来た

この子も礼儀正しく仕事も医療系だが、さらに上の事を考えているという

T-PADDOCK630が、こんな子たちの溜まり場になれば、また何かできそうな予感もする

「アッ!あと2年半で自身はT-PADDOCK630から追い出されるがなぁ~」

さて、この先は・・・

T-PADDOCK630 T/Tatsumi

2024年10月17日木曜日

『Bike in the sky』#409 自己満足な日々

先日の3連休は絶好のバイク日和で気持ち良かった

先ず土曜日
月ケ瀬常連、〇舌家のNish〇さんのDUCATI Scramblerだ

たしか1200だったか1250だったか

どちらにしても大排気量のオンオフ2Wayバイクだ

このドカは「欲しいな」と思わせた1台だったが重量も含めた車格で「う~ん」となった

「う~ん」となるのには、やはりジジィでは持て余すし「あの世行き」が早まってしまう

周りのライダー達も興味津々だ

自身には、こちらのバイクにも興味を引かれる
先日はサイドカーでお越しだったが今回は超軽量のヤマハのSDRで来たMiy〇さん

このSDRは、すでに旧車の仲間入りを果たしている

たしか発売されたのは昭和の時代が終わる頃だったと記憶しているが、今の時代でも斬新だ

この日は他にも旧車は来ていたが最近、仲良しこよしで来られる二人組
生駒山西側にお住まいのTan〇さんのR1と山口方面?からのKit〇さんのMachⅢ750

このR1は世代が相当以前のように伺ったが大切にされているのがよくわかる

またマッハの750も、なかなか見れない個体だが大切度は〇〇だった

そして、明くる日の日曜
まずまずの数のバイクが集まっていたが月ケ瀬全盛期と比較すると、これでも1/4ぐらい

自身はCB77で見参?

うん?「見参」の使い方がおかしいが・・・

話しを進めよう
そして毎度のメンバーにCB77は、いたぶられて?いる

うん?「いたぶられて」の使い方もおかしいが・・・さらに話を進める

要は「難癖」や「誹謗中傷」や「罵詈雑言」などなど言われたい放題だった(笑)

もう慣れてしまっているので自身は気に留めずに誉め言葉としている

そして皆が引き上げだして間もなく・・・

そこに、まぁ珍しいお方が月ケ瀬に来られた
知る人ぞ知る!

あの往年の伝説のライダーYamz〇さんだ

数年前に月ケ瀬林道部が発足した際、この月ヶ瀬のメンバーとも林道遊びをしていた

その時、山崎さんとも山ん中を一緒に走れせてもらった

自身は林道より旧車の「愛でる会」の方がお会いする機会が多かった

だが、このYamz〇さん

過去にはSUZUKAサーキットを走らせれば月ヶ瀬の猛者でも一目を置くほどの存在だった

そんなYamz〇さんと、ひと時のバイク談議で楽しく気持ち良い時間を過ごせた

そして自身は月ヶ瀬から針テラスに向かった
針テラスは月ヶ瀬と違って気候が良くなれば、今までの賑わいをみせていた

すると、どっかで見かけたオッサンが・・・
そう!月ヶ瀬の暴れん坊、Ishi〇さんがいた

話しをしているお方は全くの見ず知らずの方でBMWツアラーのビッグマシンでお越しだった

何の話で盛り上がっているのか

聞くと話し相手の方は、これから・・・これから・・・?

う~ん・・・聞いたが、どこに行かれるかを失念していた

とにかく1000km以上のツーリングをここから走られるようだった?はずだ

昔は・・・自身の20数年ほど以前か・・・

W1で四国、四万十市中村の友人宅までの往復を約1000km走った

ただ、当時のW1も今の状態と変わらないロングタンク、シングルシート、バックステップだったが、さらにハンドルはセパハンの超獄門仕様だった

今の自身では絶対あり得ないライディングポジションでだ!

よくもまぁ走り切れたもんだ!

また当日の針テラスには、こんなかわいい旧車も来ていた
昭和の30年代中頃だろうか、今から64,5年前の動く?旧車だ

フルレストアを掛けられボディカラーもビビットなオレンジイエロー

足回りは今時流行りのホワイトリボンのタイヤを履くが違和感なく似合っている

エンジンはどこまで手が入っているかは不明だが、これからの季節は楽しそうだ

そして3連休も最後の月曜日

気候も申し分のないドライブ日和には、やはりコイツでしょう
昭和の実質的に最後の年となる昭和63年、西暦で1988年の年末に購入したBeckだ

登録は平成元年に入ってからだが、このBeckも徐々に年を感じるようになってきた

そんな箇所をがレージにて手を入れているところに・・・
T-PADDOCK630の「何も買ってくれない上顧客」の座を独り占めしているIshi〇さんがきた

だが、このIshi〇さんが来てくれるお蔭で作業的に一人でできない時、また判断が怪しい時など、相談もできて自身は非常に助かっている

この日もアクセルペダルを踏んだ時の「微妙な引っ掛かり感」の箇所について感想を求めた

現象としては、その「引っ掛かり感」がペダルの裏側で感じるのか、またはペダルからエンジン側のキャブに繋がるワイヤー内か

自身は「ワイヤーか」と思っていても「ペダル側」であって欲しいと願っていた

それはペダル側だと修復が容易だからだ

だがワイヤー側だとボディ底部からエンジン下部までを見え難いパイプ内を通り、そこからUターンする様にエンジン上部に回る

そんな長い、且つ見えずらいワイヤを入れ替えるのは非常に難儀を強いられる

そして、Ishi〇さんは「あッ!これはワイヤーやわ!」とまぁ、全くの気遣い?もなかった

と、そんな一幕を収めたのが上の画像だ

それもあるがベックのエンジンフードのラッチの締まりが今一つ、しっくり来ていない

その修復も前日からの続きで当日は忙しかった

こちらの作業は、それこそ「バシッ!」と決まった!

そんな作業の後は毎々だが、ベックに限らずバイクでも明くる日は試乗兼ねて乗りたくなる

それが上述に乗り出した時のベックだ

そのベックで月ヶ瀬から針テラスに向かうが当日は、あまりにも気持ち良く長閑だった
この日は田舎道をのんびり走ってみた

あまりの長閑さに滅多に撮らないロケーションで写真に収めてみた
なんとも言えない秋の霞が掛っているようだが、そのベックに降り注ぐ日差しの影はバットマンのようだ

そしてノンビリと針テラスに着いた

その針テラスで自身に話しかけてくる人がいた

「今、この針テラスの向こうの駐車場で仲間と来てますねん!」だった

早速、移動すると・・・
なんとベックの後に映る国宝級の往年の名車が揃っているではないか!?

国宝級?とは、ちと誉め過ぎか!?

でも、その価値は十分あるだろう

この集まりに声を掛けて頂いた御仁のクルマは列の左から3台目のKPGC10

いわゆるPGCこと4枚ドア初期型GT-Rの二代目にあたるマシンだ

その御仁とはT-PADDOCK630ご近所のYosh〇さんだが、以前見た時はGT-Rにエアコンは装備していなかった

ここまでは「お~、分かっとるがなぁ~」だったが・・・

当時、車内にはクルマ用の小っちゃな扇風機があった

自身は「扇風機はあかんで!我慢して乗らんと!」と無責任なアドバイス?をしていた

さらに、そこにはクルマではないがお宝バイクもいた
ベックの向こう側に映る知人のTaka〇さんのビモータ

このビモータも今やお宝な値打ちがあるらしいが、前出のGT-Rと違って万人が認めるところには及ばないように思える

そう考えれば自身も中途半端な乗り物に囲まれて喜んでいるようだ

その境地は・・・

「自分が楽しく満足だったら別にえ~ねん!」だ!

しかし、今の「旧車ブーム」と呼ばれるブームの「獲物」は高騰して異常だ

ブームから少し目先を変えれば、まだまだ名車?かつ迷車と呼ばれる個体は存在する

それを見つけるには昔の格言通り「まず迷車から乗ってみよ」だ

その「まず迷車から乗ってみよ」ではないが先週の記事の終わりでは・・・

「久々のビッグプロジェクトが動き出すぜ!」で終わっていた

迷車に入るのかイギリスのカスタムバイクメーカー「MUTT Motorcycles」の250だ

そのお客様が本日、再度お越しになった

ビッグプロジェクトとは本体ヘッドライトとは別にアンダーライトの取付!

朝の9時ジャストでお越しになり早速、作業を始める

先ず確認したのは後付けのLEDランプとバイク本体のそれぞれの配線

この作業はバイク側も後付けランプ側も配線の色がバラバラで、どの色が何の線なのか役割を念の為、知らなければならない

その確認が終わり結線をしてエンジンをかけ、ライトを点けてみる
「お~、ちゃんと点いた!アップダウンも正常!」

あとは微調整
オーナーさんの要望通りに左下前方を明るく照らすように照射範囲も決めて終了

作業時間は約1時間と30分で終了したが、けっこう雑談しながらバイクの楽しさや危なさのレクチャーも兼ねての時間だった

そして記念撮影のあと、オーナーさんには大変喜んで頂いたようだった
そのオーナーさん、どこかで見たような気がして・・・

「元アイドルで嵐の相葉君に似てるって言われへんか?」と聞いてみた

「いや~、初めて言われましたわ」だった

先週にも紹介したが、なかなか礼儀正しい歳の喰った青年?だった

こういった喜んで頂ける作業は趣味とは別に「人の情」にも触れられて大変気持ち良い

今日は美味いビールを飲んで心地良く寝れそうだ

T-PADDOCK630 T/Tatsumi