2025年7月3日木曜日

『Bike in the sky』#445「時代のヒーロー」と「時代においてかれる者」

7月に入り、気温も連日で35度の真夏の様相になってきた

このレベルの気温になると、さすがにバイクには乗れないし、乗りたくない

とは言え、早朝は30度にはならずバイクには、なんとか乗れそうだ

その土曜、前週からの燃料コックで苦戦していたCB77で、月ヶ瀬に再トライを試みた
当日の月ケ瀬、ライダーは僅か4人ほどで閑散としていた

そしてメンバーからは「今日はトラブっても誰もレスキューしてくれんよ」と忠告を頂いた

どうやら他の常連メンバーは「原二ツーリング」と称して遠方に出かけたらしい

それを聞いて自身は「月ケ瀬メンバーは元気やねぇ~」と呟いていた

だが当方のCBも元気に回復し、往復共に快調に走ってくれたのが救いだ!

そこには先週に届いたリプロ品の燃料コックの件がある

取付けて、当たり前の事だが何の問題も起きなかった事だ
しかし単に当たり前ではなく、今回のリプロ・コック内部の造りの一部には大きな違いがあった

このコックは1970年以降のCB250エクスポート用のリプロ品とされていた

外観はCB72シリーズと全く同じで、違いはON,OFFの表記が左右、逆になっているぐらいだ

で、上記の「造りに大きな違い」とは?になる

画像があれば、説明は要らないが撮り忘れていた

よって、その説明文を記す

コック本体上部のタンク側用の大きなナットを外すと、長いノズルと、予備タン時のフィルター付きの短いノズル2本が根元から生えているように見え出す

その根元の構造が古いコックとは全く違い、2本のノズル差し込み口の穴だけのフラットな面しか見えない

要は各ノズルの根元周りにゴミが溜まらない仕様になっていたという事だ

また今までの古いコックでは装着時、液体ガスケット剤を塗布していたが、今回のリプロ品には一切、手を掛けず素の状態で装着した

それはリプロ品と言えでも製品の精度を確認するための通過儀礼としている

結果は月ヶ瀬の往復、約100kmをコックからの漏れは見られず完走できた

続いて明くる日の日曜も朝から快晴・・・と言うより猛暑の予報

この日は別件の用もあり、久しぶりにチョロQことツインで月ヶ瀬に出向いた

当日も酷暑予想だったので、月ヶ瀬のバイクは少ないだろうと予測したが大外れだった
奥の駐車場も端から端までバイクがズラリ

当然、いつものお茶屋前も・・・
まぁまぁ、ぎっしりだ!

時間にしても、まだ8時過ぎというのに・・・

毎度のメンバーも
画像奥に写る古参のメンバーが指定席を占領している所為か、溢れたヤング?は暑い中、日向に追いやられた?図だ!

そんな中で電気屋のFuj〇さんがCB1100Rでお越しになると、誰かが・・・

「キリンの・・・〇〇やん!」と、自身は何の事かさっぱりわからなかった

すると「キリンの・・・」を記念撮影する為なのか、バイクを並べ直したではないか!?
手前がFuj〇さんのHONDAのCB1100R、その隣がShi〇ちゃんのSUZUKIのカタナ、さらに奥隣がHa〇ちゃんのKAWASAKIのニンジャ・・と、車種は合ってるのか!?

逆方向からでも・・・
なにかの劇画の一幕の様子を再現しようとしたのだろうか!?

だが、ここで「〇〇があったら完璧な図なんやけど・・・」と、もう一台のバイクが足りないらしい

自身はさらに「なんのこっちゃ!?」と分からない事だらけだった

バイクに限らず乗り物には、こうした伝説があると、その主人公気分になれる?のか?

自身の世代で乗り物として「ワ~ワ~」言ってたのは小学生の時の月光仮面が乗ったホンダの神社仏閣CDベンリイだ

高校生になってはイージーライダーのチョッパーハーレーぐらいだろうか!?

さらに言えば1990年頃だったろうか

現役時、出社前に会社近くの喫茶店に置いてあった「バリバリ伝説」と「あいつとララバイ」はモーニングコーヒーと共に夢中で読んでいた

まぁそんなところまでだ!

どちらにしてもバイクに乗るキッカケは「その時代に現れたヒーロー」や「サーキットでのレーサー」「バイクに乗って〇を倒す〇〇」などに影響を受けたライダーは少なくない

だが自身は「キリンの・・・」その謎は解けていないままだ

暇な時にでも調べてみよう

話しを戻して、月ヶ瀬の駐車場にチョロQを止めるスペースは端っこにやっと空いた
自ら「リトルコブラ」と標榜しているチョロQは今回、久方ぶりもあって峠道ではクルクルと小気味よく走れた

だが、かってはラリーカーとしても名を馳せたクルマと並べると些か気落ちする?
隣のクルマはMats〇さんが乗って来たアルピーヌだ

だがアルピーヌと並べても「まったく引けをとっていない」??

そもそも比較するのが、おかしいのだが自身はチョロQが殊の外、気に入っている

今回、チョロQで久しぶりに月ケ瀬に来たが、道中の峠道がバイク並みに楽しかったのが少し不思議な感覚だった

自身は「75歳になってバイクを降りる」としているがチョロQがあれば、バイクの代車として月ヶ瀬詣では続行できそうに思えた

あとは道中の標識や信号等の誤認が心配だが・・・

T-PADDOCK630 T/Tatsumi