とは言え、まだ日中は春の陽気を感じさせるほどに暖かい
まっこと地球はどうなっていくのか
先が案じられる
とか言いながらも自身は、まだ月ケ瀬詣でを続けている
その土曜日
前週から整備に掛かりっきりだったCB77で行ってきた
先週にはフォークのシール交換&OHも終わり「さぁ~!」ってところでステップが行方不明で終わった
そのステップは結局、見つからずだ
そこでネットで当該ステップを探すも微妙なモノはあるにはあったが、どうもしっくりこないよって再度、ガレージ内を大捜索
すると・・・
T-PADDOCK630のバイク達には「持ちつ持たれつ」の、お互いをかばい合う精神がある
上の画像のCBに着けられたステップは、T-PADDOCK630のW1Sが「ワシのステップを使うか?」と譲ってくれたモノだ
ステップと言ってもステップ本体ではなく、ステップバーにハメる円筒形のカバーなのだ
だがCBに、このアルミ製のカバーは自画自賛だがWよりも似合っているように思えた
ではWのステップは・・・
T-PADDOCK630のW1Sは先週にも挙げた様にロングタンクのシングルシート仕様だよってノーマルのリアステップはストックにて保管していた
それを思い出しストックを見ると「新品か!?」と見間違えるほど綺麗な状態だった
ただ、ゴム質は経年で少し硬くなっていたが問題はないだろう
そしてハメた
ドンピシャだった!
たったこれだけの作業だが要らぬ出費も逃れて気分的にもスカッとする
次は明くる日の日曜の月ヶ瀬
昨日より冷え込んだことからBeck(ベック)にて行ってきた
気温は10℃を切ったぐらいだったろうか!?このぐらいの気温はBeckには最高のコンディションだ
Beckはオートチョークゆえ、チョークレバーはない
始動時はアクセルペダルを軽く2,3回煽る様に踏む
続いてセルボタンを僅か1,2秒押すだけで目覚め、しばらく暖気をすれば安定したアイドリングになる
そして走り出すと伸びやかにエンジンは回り、最高のドライブフィールを堪能できる
峠などの九十九折りカーブ手前でシフトダウンをするとレースカーが如く、アフターファイヤーの「パンパンパン・・・」という排気音が耳に届く
この「パンパンパン・・・」は毎回聞いているが気持ちは、やや昂って最高にいい気分にしてくれる
レースカーの場合はコーナーを抜けた後、即座に加速が効くように敢えて燃料をシステムで・・・う~ん、どこだったか・・・そのどこかに送り込んでいる
だが、当方のBeckにはそんな仕掛けは無い
Beckの「パンパンパン・・・」の排気音は、あくまで自然発生なのだが原因は分かっていない
念の為、エンジンの調子を診る為にプラグを点検しても綺麗なキツネ色の焼け具合だ
だぶんマフラーがタコ足状のエキパイ最後尾に続く短い位置にあることから残留ガスに排気熱が引火しているのでは推測している
そんなBeckに、めでたい?記念になる?出来事がやってきた
それは上画像、右のスピードメーター走行距離を示す積算計が70,000kmを越えた
ガレージを出る前は、あと13kmでジャスト70,000kmになる事が分かっていたので、メーター横に「あと13km」と張り紙をしていた
その張り紙の意味は70,000kmの記念撮影をする為だ
ところが阪奈道路上りで、前述の九十九折カーブが気持ち良過ぎた所為か、きっちり写真を撮り忘れてしまた
気が付いた時は「あ~ぁ!」だった
それにしても70,000kmとは、よく走ったもんだ
新車から36年の歳月で70,000kmだ!
年間平均では1,900km少々と恐ろしく少ないが、購入から10年で多分、半分以上の距離を走ったと思われる
まだまだBeckは調子がいい
100,000kmになるまで自身はBeckに乗れているだろうか!?
人間の方がもたない気がするが・・・
話しを月ヶ瀬にもどして
この日は冷え込んだのだが月ケ瀬には、まずまずの台数のバイクが来ていたその中で自身が気になったのは
1976年のBMWのR90/61968年にHONDAがCB750を発表
続いて各社もナナハンを出し、Kawasakiが900のZⅠを海外向けに出して世界のバイクは大排気量ブームになっていく
そんな中でBMWはジェントルバイクの代表格だとしても、R69/Sを越える大排気量車は時代的に不可欠だった
それがR75,R80と続き、上画像のR90になったと思われる
ただ、巷ではR90よりR100の方が販売台数も上で、OHVのR90は今では希少車と言えよう
このオーナーさんは初めてお会いした方だったが、BMWのバイクがお似合いの大人しそうな方だった
年式の1976年製に合わせて・・・
また当時BMW社が、日本車のバイクを意識した?かは不明だが装備が
両面のディスクブレーキここは時代の流れでディスクになったと思われるが、このBMWはドラムの方が似合う気がする
そんな人様のバイクに注文をつけてしまう悪い癖が自身にはある
だが、別の所では人様のナンバープレートで「欲っしっ!」と思った出来事があった
日々、毎日の夕方、妻と共に近所の山裾を散歩している時だ
その山裾に建て売りの分譲住宅が建築中で、大工さん達が軽バンで来ていたその軽バンを見た瞬間、「わ~、そのナンバープレート、頂戴!」と心の中で叫んでいた
画像は少々小さく見ずらいが、なんとナンバーがT-PADDOCK630と同じ「630」なのだ
おまけに、この職人仕様の軽バンは足元がワイドなアルミでタイヤの扁平率も50ぐらいか
ボンネットはレースカー風に日光の反射除けの黒の艶消し仕様(効果はないとおもうが)
「う~ん・・・この大工さんは相当、クルマが好きなんやろう!?」
「しゃぁない!630を纏うのは許してやろう!」
と、ひとりブツブツ言いながら散歩を続けていると妻が・・・
「おとうさん、あれ?何?なに?・・・」と、叫んでいる方を見ると・・・
「わぁ~イノシシ!」だが、よくよく見るとイノシシにしては顔つきがブタに似ている
「え~、イノブタや!」
初めて生でイノブタを見たが、それも体調1mオーバーのけっこう体格が大きい
こんな民家の近くでイノブタと出くわすとは・・・
まぁ交通事故に遭うよりマシだが、イノブタと言えども、この大型の体格で突っ込まれたら大けがを負うだろう
今日は、なかなか珍しいモノばかりに巡り合えた
なんかいい事でもあるのか!?
T-PADDOCK630 T/Tatsumi