2024年11月28日木曜日

『Bike in the sky』#415 記念日に珍しいものを見た

先週の土日は、この冬一番の冷え込みだった

とは言え、まだ日中は春の陽気を感じさせるほどに暖かい

まっこと地球はどうなっていくのか

先が案じられる

とか言いながらも自身は、まだ月ケ瀬詣でを続けている

その土曜日
前週から整備に掛かりっきりだったCB77で行ってきた

先週にはフォークのシール交換&OHも終わり「さぁ~!」ってところでステップが行方不明で終わった

そのステップは結局、見つからずだ
そこでネットで当該ステップを探すも微妙なモノはあるにはあったが、どうもしっくりこない

よって再度、ガレージ内を大捜索

すると・・・

T-PADDOCK630のバイク達には「持ちつ持たれつ」の、お互いをかばい合う精神がある

上の画像のCBに着けられたステップは、T-PADDOCK630のW1Sが「ワシのステップを使うか?」と譲ってくれたモノだ

ステップと言ってもステップ本体ではなく、ステップバーにハメる円筒形のカバーなのだ

だがCBに、このアルミ製のカバーは自画自賛だがWよりも似合っているように思えた

ではWのステップは・・・
T-PADDOCK630のW1Sは先週にも挙げた様にロングタンクのシングルシート仕様だ

よってノーマルのリアステップはストックにて保管していた

それを思い出しストックを見ると「新品か!?」と見間違えるほど綺麗な状態だった

ただ、ゴム質は経年で少し硬くなっていたが問題はないだろう

そしてハメた

ドンピシャだった!

たったこれだけの作業だが要らぬ出費も逃れて気分的にもスカッとする

次は明くる日の日曜の月ヶ瀬

昨日より冷え込んだことからBeck(ベック)にて行ってきた
気温は10℃を切ったぐらいだったろうか!?

このぐらいの気温はBeckには最高のコンディションだ

Beckはオートチョークゆえ、チョークレバーはない

始動時はアクセルペダルを軽く2,3回煽る様に踏む

続いてセルボタンを僅か1,2秒押すだけで目覚め、しばらく暖気をすれば安定したアイドリングになる

そして走り出すと伸びやかにエンジンは回り、最高のドライブフィールを堪能できる

峠などの九十九折りカーブ手前でシフトダウンをするとレースカーが如く、アフターファイヤーの「パンパンパン・・・」という排気音が耳に届く

この「パンパンパン・・・」は毎回聞いているが気持ちは、やや昂って最高にいい気分にしてくれる

レースカーの場合はコーナーを抜けた後、即座に加速が効くように敢えて燃料をシステムで・・・う~ん、どこだったか・・・そのどこかに送り込んでいる

だが、当方のBeckにはそんな仕掛けは無い

Beckの「パンパンパン・・・」の排気音は、あくまで自然発生なのだが原因は分かっていない

念の為、エンジンの調子を診る為にプラグを点検しても綺麗なキツネ色の焼け具合だ

だぶんマフラーがタコ足状のエキパイ最後尾に続く短い位置にあることから残留ガスに排気熱が引火しているのでは推測している

そんなBeckに、めでたい?記念になる?出来事がやってきた
それは上画像、右のスピードメーター

走行距離を示す積算計が70,000kmを越えた

ガレージを出る前は、あと13kmでジャスト70,000kmになる事が分かっていたので、メーター横に「あと13km」と張り紙をしていた

その張り紙の意味は70,000kmの記念撮影をする為だ

ところが阪奈道路上りで、前述の九十九折カーブが気持ち良過ぎた所為か、きっちり写真を撮り忘れてしまた

気が付いた時は「あ~ぁ!」だった

それにしても70,000kmとは、よく走ったもんだ

新車から36年の歳月で70,000kmだ!

年間平均では1,900km少々と恐ろしく少ないが、購入から10年で多分、半分以上の距離を走ったと思われる

まだまだBeckは調子がいい

100,000kmになるまで自身はBeckに乗れているだろうか!?

人間の方がもたない気がするが・・・

話しを月ヶ瀬にもどして
この日は冷え込んだのだが月ケ瀬には、まずまずの台数のバイクが来ていた

その中で自身が気になったのは
1976年のBMWのR90/6

1968年にHONDAがCB750を発表

続いて各社もナナハンを出し、Kawasakiが900のZⅠを海外向けに出して世界のバイクは大排気量ブームになっていく

そんな中でBMWはジェントルバイクの代表格だとしても、R69/Sを越える大排気量車は時代的に不可欠だった

それがR75,R80と続き、上画像のR90になったと思われる

ただ、巷ではR90よりR100の方が販売台数も上で、OHVのR90は今では希少車と言えよう

このオーナーさんは初めてお会いした方だったが、BMWのバイクがお似合いの大人しそうな方だった

年式の1976年製に合わせて・・・
ヘルメットにも1976のステッカー

また当時BMW社が、日本車のバイクを意識した?かは不明だが装備が
両面のディスクブレーキ

ここは時代の流れでディスクになったと思われるが、このBMWはドラムの方が似合う気がする

そんな人様のバイクに注文をつけてしまう悪い癖が自身にはある

だが、別の所では人様のナンバープレートで「欲っしっ!」と思った出来事があった

日々、毎日の夕方、妻と共に近所の山裾を散歩している時だ
その山裾に建て売りの分譲住宅が建築中で、大工さん達が軽バンで来ていた

その軽バンを見た瞬間、「わ~、そのナンバープレート、頂戴!」と心の中で叫んでいた

画像は少々小さく見ずらいが、なんとナンバーがT-PADDOCK630と同じ「630」なのだ

おまけに、この職人仕様の軽バンは足元がワイドなアルミでタイヤの扁平率も50ぐらいか

ボンネットはレースカー風に日光の反射除けの黒の艶消し仕様(効果はないとおもうが)

「う~ん・・・この大工さんは相当、クルマが好きなんやろう!?」

「しゃぁない!630を纏うのは許してやろう!」

と、ひとりブツブツ言いながら散歩を続けていると妻が・・・

「おとうさん、あれ?何?なに?・・・」と、叫んでいる方を見ると・・・
「わぁ~イノシシ!」

だが、よくよく見るとイノシシにしては顔つきがブタに似ている

「え~、イノブタや!」

初めて生でイノブタを見たが、それも体調1mオーバーのけっこう体格が大きい

こんな民家の近くでイノブタと出くわすとは・・・

まぁ交通事故に遭うよりマシだが、イノブタと言えども、この大型の体格で突っ込まれたら大けがを負うだろう

今日は、なかなか珍しいモノばかりに巡り合えた

なんかいい事でもあるのか!?

T-PADDOCK630 T/Tatsumi

2024年11月21日木曜日

『Bike in the sky』#414 モノは手造りの色気が欠かせない

いよいよバイクに乗るのも寒さで躊躇する時期になってきた

そう思っていた先週は月ヶ瀬ではなく東大阪の、とある工場に出向いた

その工場の社長からご招待を頂きお邪魔したが、普段の様相とは打って変わって女性や子供さんで賑わっていた

ここは知る人ぞ知る「アルミ叩き板金、布施金属工業㈱」通称、フセキンさんの工房だ

その工房の作業台で素人がアルミのタタキ経験ができるイベントだった
アルミ材は叩けば叩くほど強度が増して、いろんな造形物に形を変えることができる

そのタタキ作業を使いこなされた盤上で経験する一般女性のワンショット

またこちらは
職人さんが女の子にアルミ材にアルファベットや数字の文字を刻印する作業を教えていた

それを観るお母さんの心配そうな眼は「指、叩いたらあかんよ!」と言いたげな・・・

また当日、工房ではいろんな作品も展示されていた

テレビ放映もされた有名な話題では
レディ・ガガの衣装用に創作されたアルミワイヤーのコスチューム

インテリアのグッズだったり

次はちょっと説明がムズいが
たしか日立と関電の依頼と聞いたが電気の不用な電磁波?的な?電流を集める巨大なオワン

上の画像には溶接の繋ぎ目が残っているが、ここから仕上げてツルツルに仕上げるらしい

このオワンの丸みのあるアールや、そのアールによる上から裾までを正確に真円で造らなければならい

それも手作業でだ!

これほどの手造りな大物をアルミで造れるところは日本では、ここフセキンしかない

同じアルミでアタッシュケースなどの小物を造れる工房はたしか千葉にもあったが巨大物はそうそうない

どちらにしてもスゴイところだ

自身がフセキンさんを知ったのは現在の「家付きガレージ」T-PADDOCK630に越してきた約20年近く前だ
そのきっかけは上の画像のW1のタンクがファイバー製でだった頃

そのタンクとシングルシートは同じWに乗っていた和歌山のKad〇さんから譲り受けたモノだった

その当初はW1がレーサー風になったことからキャブもFCRに換装したりでドンドン、アグレッシブな出で立ちに姿を換えて行く

そうなると形だけでなく走りも試したくなる

相当、以前にも記したがH〇N〇道路の直線でメーター読み195~200km/h手前の速度を記録している

そんな走りを繰返した所為か、ファイバーのタンクに微妙なクラックが入り幾度となく補修を繰返すことになった

その理由で走りも大人しくなったが、それでもガス漏れの滲みは消えることはなかった

そうなると、ここは「アルミ製に変えよう」とネットで探すと・・・

まだ若い社長、当時のステータスは専務職?だったか動画で一生懸命、自社の得意技を紹介されていた

それを見て、即座に先ず電話で問い合わせ

アポを取り、元のファイバー製の赤タンクを持込み製作依頼をかけた

でき上ったのが
このタンクだ!(フセキンさん前にて撮影)

このWを見てかどうかは不明たが、後にあの「DUCATIモンスター」だったか、カスタムパーツとしてアルミタンクをこのフセキンさんに発注している

この場では余計な話だが自身の眼の付けどころもズレてなかったことは嬉しい

ただ、お代には目を剝いたが・・・

その後はフセキンさんと共に東大阪の企業さん10社ほどと交流も持てる機会も得られた

そんな縁で今回のイベントに呼んで頂いた訳だが他にも、呼ばれた理由があった

それは
今回のイベントに出品されていた社長のバイク、HONDA GB250

このGBのタンクも当然、アルミ製でのフセキン製タンクだ

GBを見た瞬間、「もうちょっと綺麗にしときいなっ!」と言いたくなるほどサビサビだった

で、本題は「エンジンがかからないので診て欲しい」という事だ

バッテリーを充電しても「セルがウンともスンとも・・・」

さらにセルボタンを押した時に「カチ、カチ、カチ・・・」の音も全くない

押し掛けを試みても「ボッ、ボッ、ボッ・・・」というだけでかからない

全く乗ってなかった放置期間は3年ほど

それまではセルボタンを押すと普通にかかって乗れていた

その症状を聞いて自身の浅学知識から

スターターリレーのカプラ内の端子が腐食で導通を妨げている

同時にバッテリーからのセルまで続く各端子の腐食

それ以外の問題点はセルモーターそのモノ及び関連部品の不具合

と、思いつくままの説明

たぶんスターターリレーの接触改善で治ると思うのだが・・・

そんなフセキンさんにはアディショナルエントリーで千葉から
キャンピングカーも参加していた

これもフセキン作かと尋ねたが、この業者さんが型を活かして製造販売をしているらしい

各部を観ると
 


なかなか豪華な仕様だ

たしかにキャンピングカーは誰にとっても憧れの対象だ

日本も余裕が出てきた時代になったが、まだまだ日本人には遠い存在だろう

という自身は「ライフスタイルが違うなぁ~」と思っているがその前に先立つモノが・・・

一応、販売価格を聞いてみた

1000万円!だそうだ

同じ1000万だったら
自身はこっちの方が欲しい(ネット画像から借用)

インスタだったか、何気に見ていたら「お~シブッ!」と喰い付いた

シトロエンのディアーヌ6だ!

どこに行けば買えるのか!?

しかし、故障すれば部品は直ぐに手に入るのか!?

それが先に気になる

というのも部品探しで四苦八苦したCB77のことがあったからだ

おかげで、やっと手に入ったフォークのオイルシール交換もできた
オイルシール外径がCB前期型の鉄製ボトムケースと後期のアルミ製で3mm違う

そのたかが3mmで後期型のシールは全く手に入らなかった

それがやっと手に入り交換作業に着手できたわけだが・・・
先ずバラシてフォークの清掃

続いてオイルシールを上から差し込むがシールの内側を傷めないようフォーク表面にラップを厚くならないように巻く
またオイルシールの内径側にもフォークオイルをしっかり塗付

そして、ここからが神経を遣うところだ
専用のオイルシール・プッシャーを垂直に打ちながら所定位置まで沈めていく

これがけっこう気を遣う作業で無理やり入れ、シール外周に傷がつくとオイルが滲み漏れを起こす

というのも新品とはいえ相当以前に生産されたことからゴム材がやや硬くなっていると思う

一先ず慎重に慎重にシールは打ち終えた

次は装着と同時にもう一つの部品交換
スピードメーターケーブルのワイヤーがホイル側先端で破損していた

このパーツはリプロで即座に購入できた

早速交換して終了

あとはフォークを組むだけなのだが、これが口で言うほど簡単ではない

と言うより楽ではないと言った方が的確だろう

それも終えて組み上がった
今週の充実したガレージライフ

「さ~て、この週末はCBで・・・」

「あっ!ステップゴムがない!」

「あ~あっ!」

T-PADDOCK630 T/Tatsumi

2024年11月14日木曜日

『Bike in the sky』#413 故障と付き合うのは楽しいのか、微妙だ!

11月も半月が過ぎようとしている

今月に入っては日本もアメリカも選挙で世間は騒がしかった

だがT-PADDOCK630は、声こそ上げないが騒がしいバイクがいた

今までは故障知らずの優等生だったが、ここ最近はどうしたものか・・・

そのバイクは
HONDAのCB77だ!

このCBは日本のバイクの歴史を変えたと言っても過言では無い名車と言われている

生まれたのは1960年11月

その母体となったマシンは浅間火山レースで活躍したワークスレプリカCR71と言われている

性能表現で分り易いのが当時のロードスポーツの代名詞になっていたYAMAHA、YDS1

そのYDS1の最高速度140km/hに対してCB72は155km/hを豪語していた

出力にいたってはYDSが20psに対しCBは24psを絞り出していた

そんな事から人気を独占し当時の大卒サラリーマンの初任給1年分にあたる18万7000円の高額でありながらCBはマニア憧れのロードスポーツとなった

そんなCB72だが販売も1967年までの7年にも及ぶ

しかしバイクに限らず現在の乗り物は仕様変更で〇〇年式と識別が容易だがCB72に限っては、それは不可能ともいえる

そこには毎年、あるいは半年ごと、さらには毎月と言えるほど告知無しのマイナーチェンジを繰返した

その7年間で分っているだけでも(ネットの文献から)

・まずエンジンの構造でタイプⅠとタイプⅡの180°、360°のクランク型式がある
・メーター廻りのトップブリッジ一体から分離型へは四度の変更
・フロントフェンダーがアルミ製から鉄製に変わるが、これも同じく四度の変更
・フロントフォークのオフセット量に関連して三又部の角度が数回変えられている
・初期のフロントのドラムブレーキがシングルカムでリアがツーリーディングだったのがフロントもツーリーディングに
・マフラーも1962年製のみ一瞬、ステンレス製が採用されている
・エンジン関連ではオイルラインの変更
・ブリーザーパイプをクランクケース上部からシリンダーヘッド上部に
・カムチェーンのテンショナー強化から一時側にもテンショナーを増設
・点火プラグも小径のCタイプからDタイプに
・プライマリードライブギアとクラッチのアウターハウジングを繋ぐ所にテンショナー設置
・フロントフォークのボトムケースが鉄製からアルミ製に
・インナーフォクも真鍮製からアルミ製に変更

などなど、まだまだ書き切れない変更点はある

その他の逸話でも

・レースを意識してセルモーターを脱着式にした
・同様に今で言うサンデーレーサーの為の外装パーツを「Yパーツ」として販売をした
・レースの上級者向けには「マル秘パーツ」と言われたクロスミッション、ハイコンプピストン、ハイカム等のレーシングパーツも今で言うHRCが鈴鹿サーキット内で製作していた

また、あのコンストラクターとして名高いヨシムラが初めて手掛けたロードレーサーもCB77だった

それまでは英車をチューンしてドラッグレースに出ていたが、名チューナーの吉村氏はロードレースではCBを選択したことも当時の話題になった

そんなCB談議の中でT-PADDOCK630のCBは、いつ頃のCBなのか
以上のウンチクから自身は1965年前後頃では思っているが確証を得るには逆に情報が多すぎて何とも言えない

間口を広げて言えば1964年から1967年にかけて、となるが全くの無意味な話だ

前段が長くなり過ぎたが本題は当方のCBの不具合箇所が一気に出たしたことだ
まず予てより報じている左フロントフォークのオイル漏れだ

そのフォークのオイルシールが前期型と後期型では全くと言っていいほど手に入る確率が変わる
大袈裟ではなく前期:後期で記せば9:1、もしくは99:1ってところだろう

前期型ではリプロも含め難なく手に入る

だが後期型のオイルシールは、この数年ずっと探し続けているがネットでも出てこない

そんな中で数日前、奇跡的にオークションで僅か1件の出品を発見した

当然、他の入札者もいた

そして、昨日「この入札を落とせなかったら、また数年待つ羽目になるだろう」と覚悟をきめた

当初の落札価格は3850円だったが、思い切って12000円の最高額を入れた

その後、しばしの間があったが・・・

結果は、ちょっと武者震いが起きたが久々の爽快感と共に見事、落札できた

昨晩の晩御飯は、まっこと美味かった

だが今のCB77には他にも修復しなければならない所が出てきた

それは先週の日曜、月ヶ瀬から帰宅途中で速度計の針が動いていないのに気づいた
昔のバイクはフロントのシャフトにメーターギアが内蔵されており、そこにメーターケーブルをジョインさせて針を回している

よって代替のメーターケーブルを見つければ問題は解決できる

ただ念の為、原因を特定しないとケーブルだけの問題とは限らない
案の定、タイヤ側のメーターワイアー先端が破損してしていた

早速、これもオークションで探したが瞬間で妥当なメーターワイヤーを落札できた

と、ここで少々安堵感に浸っているところで・・・

何気にCBの周りを眺めている時・・・

「うん?なんか見慣れない雰囲気だが・・・」

「え~!なんでやねん!」
「左のステップゴムが無い、無い、無い!」

「どこで?」と、その疑問しか浮かばない

普通に考えればステップゴムが無ければ足の裏に違和感を覚えるはず

よってガレージ内でCBに跨り、足裏の感触を確認してみた

「う~ん・・・」

左右の微妙な違いしか感じ取れない

これではステップが抜け落ちたとしても走行中であれば気が付かんだろう

足の裏まで認知症が侵食しているとは「認知症、恐るべしだ!」

まぁ原因としてはステップの接着剤が経年で乾燥し硬くなって剥離したと考えられる

さて代替ステップのパーツがあるか・・・
あるにはあったが、さてどうするか

その前に「2りんかん」に、ステップを探しに久しぶりに行ってみようと出かけてきた

結果、無かった

代わりに他のモノを買った
W1のアルミ製ロングタンク

そのタンクの後方、ライダーの下腹付近が当たるところの防護パッド

今までのパッドは下から剥離し出してきた事から丁度、替え時だった

また、ついででは以前から気になっていた早朝の月ヶ瀬詣でに向かう際、朝日が真正面の位置で目に入る

サングラスもしているが長年、使っていたヘルメットに付けるシールドが傷で乱反射?を起こし眩しさがキツイ

よって、同タイプのシールドを買った
この手のシールドは最初の内は逆光でも、けっこう先が見通せるが年数が経つとダメになる

まぁ消耗品レベルで替えるしかないだろう

という事でCBのステップはT-PADDOCK630内の在りモノで賄うことになった

で、次の話題は2りんかんに行った明くる日
自身の長女がやってきた

上画像の自転車の引き取りかと思っていたが、もう暫らく預かってくれという

では何をしにきたのか!?

うちの長女は親が言うのもおかしな話だが昔からジャジャ馬だ

今回は今乗っているマウンテンバイクの前後タイヤ交換の、手順を教えて欲しいという

自身は・・・

「また始まったか!?」と、あきれ顔で対処した

だが、仮に覚えたとして、長女が自分でできたとしてもママごとでは済まない

よってきっぱり「やめとけ!一つ間違ったら事故になる!」と、ちょっと親らしく止めた

娘は、やや不貞腐れ気味だったが直ぐに理解し諦めた

だが、マウンテンバイクのタイヤ交換は結局、ジジィがやるハメになってしまった

なんか娘の策略にハメられた感じだ

だがお蔭で、ついでに処分するチャリも整理できて結果オーライかな!?だった
処分の張り紙をして決められた日に出しておくと無料で引き取ってくれるらしい

今は金属類が高騰して業者は忙しいらしい

アメリかも大統領がトランプになって世界の経済が大きく変わるかもしれない

極東の島国の我々にも、どう影響するか注視する必要はある

だが自身の家族に注視することがあっても中止させる権限はなくなっている

淋しいのう・・・

T-PADDOCK630 T-Tatsumi

2024年11月7日木曜日

『Bike in the sky』#412 どっちが楽しい?

先週の3連休初日、土曜日はあいにくの雨模様で乗り物はアウト!

次の日曜は天候も上々であったことからW1にて月ヶ瀬に向かう

だが天候は良かったが奈良市内から柳生を過ぎた辺りで路面が怪しくなる

そして月ヶ瀬までの数キロは路面に水溜まりの箇所が散在し、挙句に川状態の路面も数か所あった

おかげで前日に磨いたW1の下回りは・・・・う~ん・・・腹が立つ!

打って変わって連休最終日の4日月曜は気候、空模様、路面とすべてを満たした最高のノリモノ日和となった

その最終日の月ヶ瀬は「さぞバイクで埋め尽くされて・・・」と、ちょっと心配したが杞憂に終わった
朝の8時半頃だったが、毎度のメンバーだけで、やや拍子抜けだ

そのメンバーも
小春日和を満喫する昭和30年代を想起させる、おっちゃん達の日向ぼっこの様相だった

アングルを換えても
ただただ長閑だった

自身は当日、ベックで出向いた
昔は気候、天候が良ければ間違いなくバイクで出向いたはずだが最近はベックが心地良い

やはりバイクを降りる日が近くなってきている証左だろう

そんな中でも月ヶ瀬の面白い話題?は健在だ

面白い話題と言うには少々、不謹慎だが今回は自身が知りたかった事があった

それは毎週、T-PADDOCK630にお越しのIshi〇さんが先々週は一切、顔を見せていない

早速、その事情を聴くと・・・
Ishi〇さんが奈良市内から教育大廻りで月ヶ瀬に向かう道中

その教育大からコンビニ7角を山側に折れ、周りに山裾が広がり出し木々が生い茂る辺り

いわゆる片側一車線の月ヶ瀬に向かう早朝の道路脇の茂み

その茂みから突然、シカがIshi〇さんのバイク右サイドに突っ込んで来たという

幸いにも速度は「ゆるゆる走ってて・・・」?らしいがハンドルは左右に振られ何とか転倒は凌がれた

だが、シカは悶絶して、その場でお亡くなりになった

そんな事で先々週のIshi〇さんは「喪に付す」ことからお休みされていた?ようだ

てなことは全くなく、当てられたBuellの修理に時間を要していたらしい
その修理箇所が上画像のBuell右側にある円状のエアークリーナーカバーだ

このカバーはIshi〇さん自作のアルミ製オリジナルカバーだ

これを新たに一から造り直し、と簡単に記しているが、ここまでの造形で作るには職人技の領域になる

まぁここまで元に戻ればシカ様も成仏しているだろう

だが同画像のクリーナーカバー左に映る後方エンジンのエキパイカバーがある

画像では見え難いが、カバーがカーブする辺りにも傷跡が残っているという

自身もジッと拝見したが、傷跡を消し込むように磨き倒した?ようで言われなけば分からん

どちらにしてもシカさんには悪いが、この程度で済んで何よりだ

そしてこの後、好天に誘われ針テラスに久々に行ってきた

以前にも記したが、最近は月ヶ瀬の不人気?と違って針テラスには大勢のバイクが来ている

その中でも・・・
やはり目を引くのは旧車バイクだ

今回、目にしたのは上画像の70年前後の日本車と
50年後半?トライアンフと60年代?のノートンコマンドーの英車だった

自身にとっては、やはりこの世代のバイクには癒されるが最近はそうでもなくなってきた

そこには旧車に乗っていると、気分もノスタルジーになり昔に引き戻してくれる

だが、それはあくまで故障もなく快調に走れてこそだ

それがひと度、故障するとなかなか元の調子に戻らず、また必要なパーツも手に入らないとなるとけっして楽しいとは思えない

そんな事態が今のT-PADDOCK630にはある

それがこいつだ!
CB77のフロントフォークにあるオイルシールだ

1年半ぐらい前だろうか、CBの片側のフォークからジワッとフォークオイルが滲み漏れを起こし出した

当時、パーツを探したが、それがなかなか見つからなかった

仕方なく当該箇所に液体シールを塗布してオイル漏れを止めた

そこから1年半は堪えていたが今回、また発症だ

今回はシール剤で修復できそうな漏れ具合ではなそうだ

結局、ネットで再度探したら「オッ!合いそうちゃう?」というのを見つけた

で、商品説明のサイズ等を確認したが記載されていない

その出品者にサイズ確認をサイトを通じてメッセージで送ったが連絡は無かった

頼りはT-PADDOCK630のCBとタイプが同じ(シールにスプリングが無いタイプ)という事と価格がダメ元の低価格であったことから落札をした

そして届いたのが上の箱だ

中身の結果は外周径が3mm大きく不適だった
モノは一応、新品だが箱からして当時モノようだ

どちらにしても使えなければどうしようもない

今回は諦め、また気長に探すことになった

まぁこんな事は旧車あるあるなのだが気は晴れない

そんな時に昨日、また1本の電話が携帯に入ってきた

「ご無沙汰してます」と久しぶりな会話から始まり、本題がバイクの修理依頼だった

う~ん、T-PADDOCK630の最近はどうなっているのか!?

なぜか、こんなヘッポコ整備士にバイクの依頼が多いではないか

今回はGB250のクラブマンという、ちょい古のバイクだ

症状を確認してみたが、自身としては「直せそうな無理そうな・・・」ってところだ

一先ず、イベントで使かわれるという事だったので、そのイベントにお邪魔することにした

さて、うまくお役に立てるのか今からドキドキしている情けない自身がそこに居た

T-PADDOCK630 T/Tatsumi