2025年5月8日木曜日

『Bike in the sky』#437 困ってる?困ってない?

長いGWも終わった

今回は、そのGW後半の様子だ

まず3日はBeckで毎度の月ヶ瀬に向かった

特に何かがあったわけでもなく小一時間で月ヶ瀬から帰路についた

そして自宅ガレージに戻って事件が発覚する!

その明くる日の4日は長女家族とお墓参りに行き、自身に起きた事件の相談をする

なかなか事件が解決しない中で、さらに翌日の5日はCB77で月ヶ瀬に行った
CBの出番は、しばらく振りだったが快調に走ってくれた

だが、事件が尾を引いている事から安全運転を意識し、大人しい走行で引き上げた

ガレージに戻り、CBの清掃とメンテを兼ねてベンチに載せる
特に問題は無く清掃は終わったが念の為、プラグチェックをするも若干、左が燻ぶっていた

心当たりはCRキャブのアイドリングが2000rpmより、やや下回った1900rpm辺り

この微妙な回転域がプラグの燻ぶりに影響している可能性がある

と言うのも、このCBのCRキャブはアイドリングが2000rpmを切るとエンジンが止まるのだ

なんだかCBに自身の胸の内を見透かされているようだ

ここは、いち早く事件を解決してスッキリしたい

よって重い腰を上げ、最寄りの警察署に相談に行った

さらに明くる日は朝から荒れ模様の天候で、けっこうな雨が降っていた

ところが当日はT-PADDOCK630来店の予約が入っていて雨が気になるところだ

そこに月ヶ瀬ライダー3人とその家族1名がやってきた
左からMr.Ryan、そのご近所?のIwa〇さん、そしてMiy〇さんの娘さんとMiy〇さん

Mr.Ryanは以前から当T-PADDOCK630を見たいとの事からお越しだったが、その話を聞いてIwa〇さんも急遽、参加頂いた

またMiy〇さんは、自身の「家付きガレージ」の後継者として娘さんも連れての見学会だった

1階ガレージはMiy〇さんに確認いただき、2階住居は娘さんの女子目線でご覧いただいた

おまけとして3階のBBQホールと生駒山麓&大阪市内を一望できる屋上も見て頂いた

結果はガレージ共に住居部分、そして3階BBQホールと屋上からの景観

すべてご満足頂いたようだ(たぶん・・・)

そこに毎度のIshi〇さんも参加してもらってガレージ内はビジネスの話やバイクの話しやらで多岐に渡り大いに盛り上がった

また、こんな場面も・・・
Iwa〇さんが「Ishi〇さん、こぼしたらあきませんやん!」と注意を促し・・・

「お~、すまんすまん!」と申し訳なそうなIshi〇さん?に見えなくもないシーンも頂いた

また、別のアングルでMr.Ryanが3輪車のVespa Carに興味を示すと・・・
Ishi〇さんがMr.Ryanに、何やらアドバイスを・・・

そのMr.Ryanは・・・
3輪車のVespa Car運転席に収まってGood Jobポーズ

そのMr.RyanにはT-PADDOCK630内を大いにカメラに納めて頂いた

さて、どんな仕上がりを見せて頂けるか楽しみだ!

まぁ、そんなこんなで経済、世界情勢、起業などについて多岐に亘り4時間ほどの長丁場を過ごした

ただMiy〇さんの娘さんには「退屈な時間だったのでは・・・」と恐縮している

そこには女子目線で「住居部分の見学会」をメインに再度見てもらいたいと考えている

少々、自画自賛だが住居は「南仏のプロバンス風」のテイストを意識した雰囲気だ

あくまで「つもり・・・」だが!

と、こういう場面を想像してT-PADDOCK630を造った

今回もまさに自身の夢は続いている

だが早いもので、この家付きガレージを造って20年になる

そして75歳でバイクを降りると決めている

それを分かってか、Miy〇さんから帰り際でお土産も頂いた
マックィーンの伝説本と思われる貴重な、かつ高価な本を頂いたら・・・

自身もマックィーンのような伝説を作れれば本望だろう

だが冒頭に記したような事件を起こしているようでは伝説以前に老人ホームが先だろう

その事件を解説しよう

このGW初日になる3日に気持ち良くBeckで月ヶ瀬に向かった事は先ほど書いた

そして、いつものルーティーンで般若寺セブンでコーヒーを買い月ヶ瀬に向かった

月ケ瀬に着いて、その時の様子を写真に残そうと携帯を・・・

「うん?携帯がない!」

そこで、Beckの中に置き忘れたと車内を探すも、まったくもってどこにもない

「そっか!家に忘れてきたんやろ・・・」

そして月ヶ瀬から戻って1階ガレージが最も怪しい事から大捜索

だが見つからない

そこで妻の携帯を借り、自身の携帯に電話をかける

自身の携帯は、ほとんどバイブにすることはないので、あれば着信音が聞こえるはずだ

ところが、いくらコールをしても妻の携帯からは呼び出し音が聞こえるだけ

肝心の紛失したとされる携帯から聞こえるはずの着信音は全く鳴っていない

仮にバイブ状態だとしてもブ~ブ~ぐらいの音は聞こえるはずだが、それも全く聞こえない

そんな悪戦苦闘をしている最中で三重支局長一家がやってきた

早速、支局長にその旨を伝え、携帯の追跡アプリ?で捜索をしてもらった

すると一瞬、地図上に自身の携帯と思われる表示が出たが、す~っと消えてしまった

何度が試したが結果は同じだった

よって悪用される事も考慮してブロックを掛けてもらった

そして明くる日のお墓参りに長女と出かけた時、その事を伝えた

すると長女は「そこまで調べたんやったら警察に届けた方がエエで!」となり届けを出した

警察署で受理されたがGW中ということで、見つかったとしても連絡が貰えるのはGW明けから3日後という

となると次の土日に重なり、連絡は来週の12日以降ということになる

「さぁ~、それまで携帯がないと困るがなぁ~」

と、思ったが本日迄、特に困った事は何もないではないか!?

「う~ん・・・なんとも情けない話だ!」

まぁ来週まで待って、出てこなければガラケーに換えても良さそうな事件だった

T-PADDOCK630 T/Tatsumi

2025年5月1日木曜日

『Bike in the sky』#436 今年のGWは・・・

今日から5月だ

11連休のど真ん中で世の中は大いに浮かれている

バイク・クルマを問わず、乗り物好きには最高の季節と言えるだろう

そのGW初日の26日土曜日

自身は月ケ瀬にRT1で向かった

最近は、そのRT1の出番が多いが理由がある

フロントフォークの感触が今一つなのだ
普通に走る分には何の問題もない

だが停止時、フロントブレーキを握り、ハンドルをしっかり掴んで上下に摺動させる

するとフォークボトム内のインナーチューブが微妙に擦れている感触がある

よって再度、上画像のように車体から外し、左右を手押しで摺動性を確認する

結果、右フォークに微妙なひっ掛かり感が出た

よって、右フォークを開けオイルを抜いてシリンダーやオリフィスの詰まりやらを点検する

原因は・・・素人では・・・全くもって分からなかった

よって左も開け、シリンダーの左右を入れ替えて組んでみた

結果は「微妙だが若干、マシにはなったかな・・・」ということになった

これで組んでみて実際に乗ってみないと何とも言えない

それが当日に月ヶ瀬に乗り出した下画像のRT1だった
そして先着の月ヶ瀬ライダー達に上述のフォークの件を伝えた

すると月ヶ瀬ライダー達は「どれどれ・・・」とRT1に跨り、フォークを上下に慣れた仕草でチェックをかける

「あ~、これあかんで!」

「ボトム内のシリンダーが擦ってるやん!」と言ったと思うが・・・

そして「交換したらエエやん!」と・・・

自身の返答は

「いや、それが55年前のパーツは無いし中古でもオークションには出てこんし・・・」

と返すと、全員沈黙だった

だが、月ヶ瀬ライダーの一人は、そのRT1をガラ空きの駐車場に押していき又もや撮影会
先日、自身のNSUを動画にしてくれたMr.Ryanだ

今回はRT1を特集してくれるのか・・・
カメラを地面まで下げ、遠くからRT1を生け撮りにしたようなアングルになるのか!?

楽しみだ

そのMr.Ryanの当日のバイクは
RT1と同じ出自を持つYAMAHAのSRX6だ

今から40年ほど前に発売された馬鹿ッパヤの単気筒だ

Mr.Ryanとは、このSRXのフロントブレーキがキッカケで知り合った

そのSRXを囲んだ当日の月ヶ瀬には
暖かい日だまりでSRXを囲み、何やら談笑の一幕だ

この取巻きに囲まれると、ただの談笑にはならず大半はダメ出しか、〇〇〇になる

そして上画像の手前に映るニギヤカなバイクは、T-PADDOCK630ご近所のIshi〇さんのだ

このIshi〇さんのバイクは先日、この下画像を挙げた
「なんでこんな所に覗き窓を造るのか」と!

その続編を解説しておこう

実はこの覗き窓は・・・
後付けのダンパーを取付ける為の自作ブラケット?だった

このダンパーのお陰で直線はもちろん、カーブでのヨーイング?解消に一役買っている?
らしい・・・

そして4月末の昨日、Ishi〇さんが上記ステダンをさらにビジュアルアップでT-PADDOCK630ガレージにやってきた
覗き窓付近は以前とは雰囲気が違う

お~、何やら雰囲気が一変しているではないか!?
すべて手製のワンオフパーツと言える工業製品に化けていた

この製作秘話を聞きながら、この日のミーティングは楽しく終わった

そして明くる日の27日、日曜日

又もや月ヶ瀬に出向いたが、その日は自身は別件で来た

伊賀の2〇さんとW1のミーティングに向かう為、ここ月ヶ瀬で待ち合わせをした

その待ち合わせの月ヶ瀬に
どなたのバイクかは不明だが、なにかノスタルジーを感じたDucatiの400がいた

このドカは1980年代後半のレーサーレプリカ全盛期?に発売されたマシンだ

だが400という排気量は不問としてこのドカの印象は、えも言われぬムードを漂わせていた

「ムード」と表現する「じゅっぱひとからげ」な抽象的なことしか言えないが・・・
リアカウルにはイタリアテイストのステッカーも粋だが、左のステッカーは〇〇だ!

やはり裏返しで見れば時代が流れていく証人と言えよう

そして2〇さん達も到着したので暫しの雑談後、W1の会場へ向かった

月ケ瀬から40分ほどの、信号の少ない気持ち良い下道で阿山の農協前駐車場に着いた
10時過ぎぐらいだったろうか、会場にはW1を中心に大多数のバイクが先着で来ていた

気候も良かったのか、いつもよりバイクの台数は多く感じた
この列はW1一色だ

そして現地では
W1ミーティング発起人のお一人、〇〇さんと・・・

自身はこのW1ミーティングには前身の「有志たちの集まり」があった2000年前後ぐらいだったろうか

その第1回から、ほぼほぼ参加している

当時は皆さんも頭の毛はあったし黒かったのだが時の流れには抗えない

そして昼食も終えガレージに戻った

その昼食時だったか!?

同行した2〇さんから自身のW1の右マフラー排気口に煤が溜まっているのを指摘された

「ちょっとガスが濃いんとちゃう?」

自身は「たしかに!」「けど道中は快調やったから以前のままで忘れてる・・・」と答えた

戻って再度、左右のマフラーを確認する
左は、普通に煤が排気口内側に付着している

だが右側は・・・
再度、ガレージで見ても明らかに煤が、こってりと付いている

さて、ほんとにガスが濃い影響で煤けているのか

ここはプラグをチェックしてみればガスの濃淡は分かる

結果は
画像は照明の当たりで少し陰っているが、左右共にキツネとタヌキの間ぐらいの焼け具合だ

この白くもなく黒くもない焼け具合が自身は最も安心できる

そんなGW前半の記事を綴ったが、ここからはGWも後半に入る

残り少ない休日を、どう如何に過ごすか!?

だが自身は年末まで休日は、あと245日しか残ってない

う~ん・・・有意義に過ごそう

T-PADDOCK630 T/Tatsumi

2025年4月24日木曜日

『Bike in the sky』#435 自分で戒める今日この頃

先週号にはNSUの動画が飛び入り参加で掲載された

その送り主は月ヶ瀬ライダーのMr.Ryan

同じ記事をアップするにしても動画の効力は歴然だった

しかし、そんなリテラシーのない自身はバイクのアナログ整備でも、もたついている

そのバイクは、またもやRT1なのだが・・・
先週の土曜日、RT1で月ヶ瀬に出向いた

その道中、フロントフォークが微妙にギクシャクした感覚だった

ただ、言われなければ乗っているだけでは、まず気が付かないレベルだ

気になるので戻って早速、フロントフォークの整備記録を調べた

その記録簿とは、仕事を引退した2014年末の翌年1月から当時所有のバイク・クルマ全ての整備記録を指している

たが、記録簿作成以前のデーターは思い出せる範囲の10数台をまとめ上げ、見切りでスタートした

で、RT1の記録は2014年9月にフォークオイルを交換しているのが見つかった

ゆえに今回、気になったフォークオイルは既に10年以上が経過している事になる

よって、ただフォークオイルを交換するだけでなく、オーバーホールもすることにした
その際、フォークオイルを廃棄するが、何故か左右で汚れ具合が違ったのだ

見た瞬間「えっ!?なんで?」

この違いが前述の「微妙にギクシャクした感覚」の原因なのか!?

いやいや、そこまで自身は微細な感知力は持ち合せてはいない

まぁ、なんにせよフォークオイルは交換しておく

と、そこに・・・
相当?お久しぶりなお客様が・・・

上画像のスクーターバイクに何やら妙なモノをつけたとかで、ご来店
画像に写るブルーの緩みサインが加筆されたヘックスボルトの頭

その真下にある三画状の自作アルミ製パーツ

それを見せられて、自身は「何、これ?」と質問

答えは「#$%&ABC#6&・・・」という

自身は脳内がRT1一色だった所以か「へ~~・・・」と返しただけで何用か覚えていなかった

また他にも・・・
これはT-PADDOCK630ガレージ開業記念で作ったステッカーだが、それを・・・

「ここに貼ってん!」という
お分かりいただけるかな!?

「のぞき窓」から眺められるようにしたとか・・・

自身以外に東大阪には「ひま人」が多く繁殖しているようだ(笑)

と、休日の長閑な楽しいバイクライフの一幕だった

そして次の話題は月ヶ瀬の明くる日の日曜日

自身はKLシェルパで行った

曇り予報だったが月ケ瀬にはボチボチのライダーが来ていた

その中で自身が食いついたバイクが・・・
一瞬、月ヶ瀬猛者ライダーのバカさんのバイクと見間違えた

だが、よくよく眺めていると随所が荒々しく手を掛けている感じだった

「うん?バカさんにしては・・・うん?」と、どうも「仕上げの合理性」が合わない

すると月ヶ瀬で、たまにお会いする〇〇さんが「サンデーメカニックで仕上げた」と自身に声を掛けてきた

それを聞いて合点した
画像ではパッと見、キレイに仕上がっているように映る

だがチャンバーなどの塗装を生で見ると自身と同じで素人塗装が丸わかりだ

このバイクのオーナーさんは陽気な明るい方だったので笑いが絶えず、ある意味楽しいバイク談議ができた

帰り際は、エンジンがキック一発で目覚め2STモトクロッサー独特の、けたたましい排気音を残して帰路につかれた

その走り去る音を聞いていてエンジンの調子は良さそうだった

それに引き換え当方のRT1は・・・

今週もRT1奮闘記になりそうだ

だが最近はバイクの整備より「ぼ~っと乗ってたいなぁ~」という感情が勝っているようだ

とくに春先は・・・

いやいや、ぼ~っと乗るのはあかん!

またコケるから危ないがな!?

T-PADDOCK630 T/Tatsumi

2025年4月17日木曜日

『Bike in the sky』#434 探し続け・・・やっと!

先週は、セコいガレージライフを記事にした

そのセコいガレージライフは今週も健在だ!

そもそもガレージライフを今になって、なぜセコく過ごさなければならないのか!?

そこには自身の「75歳問題」が纏わり付いている

その「75歳問題」とは・・・

これも毎度、言い続けている「75歳でバイクを降りる」という話だ

自身が間もなく73歳になる今、自身の認知機能や身体的な機能も明らかに低下が見て取れる

特にバイクでは、これらの機能低下を放置したままでは大事故になりかねない

こんな背景でガレージをこれ以上、充実させたところで何のメリットも生まない

そのT-PADDOCK630ガレージのバイクの蔵車は、残すところ現行のシェルパを除き5台だ

この5台も動態維持の為、定期的には乗り出している

しかし冬場には乗れないNSUは、これからが動態維持のシーズンを迎える

そのNSUを先週の土曜日は月ヶ瀬に乗り出した

当日はガレージを7時過ぎに出発予定だったが、気温はまだ低くエンジンの暖機に10分以上の時間を費やした

今時の乗り物はエンジンを掛ければ、数秒ほど軽く暖機するだけで冬場も即座に走れる

だが、このNSUは真冬を、そう容易くは走れない

素人ながら解説すれば一つはデ・コンプを必要とする高圧縮なエンジンやドライサンプなど、当時としては先進の機能を備えていた

またキャブ吸気口も40度ほど外側に向いているため、冬場は冷気をモロ吸い込む事になる

今から70年も前にNSU社は速く走る為のチューニングや空力を車体にも手を入れていた

このNSU社は、あの「HONDAの本田宗一郎氏が範とした」と言われる当時の先進企業だ

話しは、また長くなるがNSU社は1950年中頃の当時では世界最大のバイクメーカーだった

そのNSU社は第二次世界大戦以前からドイツの街、ネッカーズルム付近に会社と工場を有していた

そのネッカーズルムという街はネッカー川とズルム川が合流する場所にあったと聞く

その地名のネッカーズルム「NeckarSulm」のスペルからN、S、Uを取ってNSUとしている

だが、この地でNSU社は第二次世界大戦以前、元々は被服のニット会社だった

ニット屋が世界最大のバイク屋になっていたとは驚くが、そう言えばトヨタも前身が豊田織機とした糸絡みで世界一の自動車メーカーになっている

ただNSU社は、1960年過ぎ頃までは成長企業として注目をされた訳だが、後に手を出した「ロータリーエンジン車」の失敗で、最後は倒産に追い込まれる

NSU、トヨタ両社とも糸偏企業だったが、恥ずかしながら自身も実家は綛(かせ)業で糸屋を営んでいた

自身は20歳過ぎで家出をし、紆余曲折を経て30歳で子供服企画製造販売の会社を起業することになった

そして60歳で引退し「バイク屋ごっこ」と称した「乗り物の道すがら」にいる

糸偏がらみは乗り物に通ずる道があるのか!?

「たぶん・・・」と、疑わなくともまったく何も因果関係はないだろう

話しを戻して、その月ヶ瀬は・・・

長閑な気候に最前列のトライアンフ・ボンネビル?が眩しい

他にも毎度の十数人のメンバーが談笑していた

春がやっと来たと感じさせる陽だまり
そんな陽だまりはバイク乗りの日々の憂さを晴らし、気持ちまでも和ましてくれる

その中には・・・
NSUと同郷の1980年前後だったか、ポルシェ930ターボもいた

このポルシェは調子を少し崩してるらしいが、当日のオーナーの気分は春ゆえのポルシェに乗りたかったらしい?

そういう気分は分かるような気がする

同じ同郷のドイツ車でもNSU社とは天と地ほどの大違いで、ポルシェ社は一先ず健在だ

そして生まれ故郷を失った自身のNSUは放浪車の如く、当日は針テラスにも寄った
前回とは違い、当日は多数のバイクが集まっていた

だが・・・            
今シーズンも、針テラスはやはり現行車が多い

その針テラスでNSUは「なんじゃこりゃ!」

と、「ゲテモノ」を見るが如くだった

よって居場所もないNSUはガレージに、そそくさと引き上げた

絶好調でガレージに引き上げたNSUには定期点検が待っていた

その定期点検とは・・・
リアカウル後尾内側にあるオイルキャッチタンクの廃油の処理だ

これが溜まってくるとタンク内のガス抜き孔?から微量の廃油が後方へ飛散する

よって前回、空にしてから時が経っているのでチェックをした
お~!案の定だ!

前回同様、おおよそ150㏄ぐらいの真っ黒な廃油だ

ただ、その廃油を指に着けて粘りを確認した

もっとサラっとした感覚と思いきや、意外とネバっとしているではないか!?

しばらく乗らない時のオイルチェックでは少し粘った感覚はあるが今回の様に100km以上の走行後、僅か1時間ぐらいでこの粘りは意外だった

今年の夏場で、再度チェックしてみよう

そして、明くる日のガレージにはT-PADDOCK630閉店準備のバイクのパーツが届いた
そのパーツはヤフオクや部品屋などで、何年来と探していたパーツだった

20年以上は探していた、そのパーツはRT1のフロントフェンダーだ
上画像のRT1のフロントフェンダーはモトクロス用のステーを介したアップフェンダーだ

これが車体から外したアップフェンダーとステー一式だ
ノーマルと比較しても格段に軽い

これはこれでスタイリッシュで悪くはないが、一般道を走っている時に水溜まりや急な雨に出くわした時は最悪だ

フロントタイヤが巻き上げる水しぶきが、ライダーの顔面を目がけて掛かって来る

そんな理由で探していたが、なかなか見つからなかった

それが最近、ヤフオクに出ていたが、なんとか落札できた

オークション画像では、さほど程度が悪い状態には見えなかったが、フェンダー裏はそれなりのサビがあった

早速、サビを落とし・・・
ステーやグロメットゴムもバラシて・・・

ステーは軽度のサビだったがグロメットゴムはフェンダーから外そうと、少し力を入れただけでミイラ現象が如くパラパラと粉々になった

まぁ、あるあるな話だ

一先ずフェンダー裏のサビを落とし、軽く裏面のみ塗装

続いてステーも磨き新品の市販グロメットゴムもハメてフェンダーを組む

そしてフェンダー表面!

表面は前所有者が自ら塗装をしたのか不明だが、中途半端な状態だった

ここから再塗装をするか、そのまま使うか!?

悩んだが・・・

だが、ここで綺麗に再塗装を掛けるのは、レストア後20年以上経った現状のRT1を見ると微妙な判断になる
よって一先ず取り付け、白日の下に晒し、違和感が出るかを確認してからの判断とした

取付けた
悪くはないが、ノーマルフェンダーは思ったほどの感動が無い

少し離れて眺めても・・・
なんか大人しい昔のオフ車にしか見えない

「昔って、55年も前の・・・大昔のバイクでっせ!」

そんな声が聞こえてきそうだ!

T-PADDOCK630 T/Tatsumi

2025年4月10日木曜日

『Bike in the sky』#433 どんどんセコく進化していく

先週も懲りずに月ヶ瀬に行ってきたが土曜日だけだった

日曜は、あいにくの雨模様でガレージに籠るしかない

その土曜日は春らしい快晴でバイク日和りだったが気温がやや低め

となると寒さも凌げ、春の空気感も感じ取れる乗り物は・・・

Beckしかない!

そのBeckで出向いた月ヶ瀬は・・・

満開ではなかったが月ヶ瀬湖周りの桜は見ごろを迎えていた

だが月ケ瀬信者は、さほど多くはなかった

その帰り際
月ケ瀬猛者のYama〇さんのDucatiを写真に収めだが、自身の指が映り込んでしまった

これではYama〇さんに差し上げることはできない

そして帰り際の、信者ライダーも・・・
T-PADDOCK630ご近所のIshi〇さんだが・・・

こちらはボチボチの画像だが、よく見ると自販機が邪魔をしている

う~ん・・・自身はカメラセンスが無さそうだ

そして月ヶ瀬に向かった自身のBeck
基本的には絶好調だ

だが先週から当ブログで記事にしている通り、リアサス左右の微妙な差異が気になる

ガレージから、ここ月ヶ瀬までの片道は約50Kmの行程だ

その50Kmは何の違和感もないほど、スムーズ且つ気持ち良い感覚で乗れた

であっても工業製品の極みと称される自動車に自身は僅かの誤差も許されない

前回にも記したがBeckは工業製品と言えども、組立はほぼ手仕上げと聞いている

それを鑑みると、リアサスの差異は許容すべきなのだろうか!?

そんな観点から上画像のようにリアカウルをを開け、リアサスをチェックしたが何の問題も無かった

一先ず、このセッティングで様子を観ることにする

そして、せっかくの気候もあり当日は久しぶりの針テラスにも向かった
今年の最盛期とは、まだ言えないが、やはり針テラスには多くのバイカーが来ていた

だが自身にとっては興味をそそられるバイクは、ほぼゼロだ

あえて言えば、こいつだけだった
1979年発売、HONDAのCB750Fだ

世界のバイク市場を塗り替えたCB750Kシリーズの後継機種としての位置づけだが、KシリーズのK0ほどのインパクトはない

CB750F発売の前年、1978年に6気筒を搭載したCBXの方が、よほどインパクトはあった

と、CB750のFを眺めながら、そそくさとガレージに引き上げた

そのガレージでは、Beckのリアカウルの閉まりが今一つ、しっくりと閉じない
よって、カウル側にあるラッチの長さ(高さ)調整

この作業は、アジャスターの調整で難なく終わったが・・・

ふとエンジンルームを眺めていると、今さらながら「ルーム内がどうも暗いなぁ~」

エンジン前方の奥が暗くて見えにくいのだ

そこで暇つぶしも兼ねて「上から照明があたればエエのに・・・」

で、適当な照明がないか、ガレージ内を家探し

すると
自社の展示会などで使っていた照明器具が出てきた

スタンドもあって自在に暗い所に光を当てられる

だが、なんと・・・
明る過ぎて・・・

逆から照らしても・・・
眩しくて作業どころではない

よって、ここは手間を掛けて手作り照明の製作に取り掛かることにした

と言っても以前から使っている簡易の照明を天井から、ぶら下げるだけの作業だ

現在の照明は自画自賛だが設備等を併せると素人ガレージとしては、やり過ぎだろうと思えるほど充実している?・・・つもりだ!

その照明設備はBeckの頭上に4灯ある
そして駐車スペース全体では上画像と合わせて照明は8灯あるが、1灯は200Wだ

これを僅かな作業でも半分だけの4灯を照らせば・・・               
格段に明るく細部まで見通せる

そこには乗り物の作業を暗部で行うとミスが生じたり、また重大事故にも繋がりかねない事が背景にある

だが、安全が保障された軽作業では逆に無駄になる

そんなことから今回は真逆のセコい照明製作に着手した
天井の梁やブレース(ブレスとも)から細いチェーンを垂らす

そこに廃材のステンレス?に照明位置の調整が可能な切り込みを数か所入れた横バーを吊る

そのバーに
上画像、お手製の照明器具を吊るして完成(手前のスイッチは昭和40年前後のナショナル製)

点灯すると
お~!エエ感じの明るさだ

200W照明との比較は意味はないが、明らかにエンジンルーム内の死角は十分明るくなった
当面、この照明は重宝しそうだ

遠目から観ても・・・
う~ん・・・かっこは、お世辞にも良いとは言えないのう

だが
10Wで200Wの代わりができるのであれば全然、良しとしよう

今回もまた、セコいガレージライフで充実した一日を過ごせたではないか

T-PADDOCK630 T/Tatsumi