こんにちは。
6月に入っての最初の週末!
いよいよ夏の到来と同時に、いやな梅雨時を迎える季節でもあります。
そこで、ライダー達の梅雨対策やいかに!
梅雨対策、イーコール=週末が「もし雨であったら・・・」です。
晴れれば、乗ればいい!
なのですが、雨となれば引き籠りしかない!
しかし、ライダーの皆さんは引き籠って「どう過ごすのか!?」
まぁ、バイクのメンテか・・・愛機を磨く・・・それも楽しい時間であるのは確かです!
しかし、「今時の若い人は・・・」なんて言うと、これまた問題発言、偏見発言になりますが
乗り物好き人間からの目線で観ると、それも男子に限ってさらに観察すると・・・
けっこう普段の休でも自宅でPCかスマホでゲームに興じる!
こんな過ごし方・・・別に悪いことではないのですが、なんか勿体ないような・・・
とにかく外に出ない?
ただ、そういう人たちだけでもないのですが・・・
乗り物意外の、もっと興味を”そそられる”ことには、けっこう行動的であるのは確かです。
先日も、ある”ヤング”と話してまして、話しの流れで・・・
その途中の会話が・・・
筆者:「何、乗ってんの?」
ヤング:「クルマですか?持ってないです!」
筆者:「なんで?興味ないの?」
ヤング:「その前に免許、持ってないんです。」
筆者:「え~!なんで取らんの?」
ヤング:「え~!いります?」
筆者:「クルマあったらどこでも行けるやん!?」
ヤング:「電車とかバスとかで行けますやん!」
筆者:「まぁそやけど・・・デートする時とか、乗り物あった方がエエやん!?」
ヤング:「いやぁ~、彼女もいてませんし、そもそも女の子に興味、あんまりないですわ!」
筆者:「・・・・・・・・・」
てな会話で・・・
心の中では「そら、少子化になるわ!」でした。
えらい世の中になったもんです!
(この感情を持った瞬間、筆者は間違いなくジジィだと自覚しました)
しかし、先日の土曜の針テラスでは・・・
当日、月ヶ瀬から針テラスに来た所で、バッタリとNSU隣のDucati DIAVELに乗る山〇さんと遭遇!
その際、山〇さんのお友達のOka〇さんというレディーもご一緒!
そのレディーは、筆者のNSUをマジマジと観られて・・・
「カワイイ!」と・・・
山〇さんと筆者は・・・
「う~ん、女子の『かわいい!』の意味がわからん!」と、異口同音に!
世間の今時女子のオッサン相手に会社でもよく聞く「かわいい!」は社交辞令の一つでリップサービス
であることは理解しておりますが・・・
この彼女は、でもなさそうで・・・
筆者が針から引き上げる写真を撮っていただきました。
(Oka〇さんのFB画像をお借りしてます)
その彼女は、ただの女子ではない様子が・・・
なんと!Ducati 998に乗られる、正真正銘のライダーでした!
(Oka〇さんのFB画像をお借りしてます)
これから静岡の山奥に一っ走りのひとり?ツーリングとか!
それも、しょっちゅう長距離ツーリングをしているバイク猛者です!
そして、そうとうバイク好きであるのも、すぐに理解できました!
その証拠に・・・
同じく当日の針テラスでお見かけしたDucati ベベル900SSのカスタム!
オーナーさんとは少し、お話しをさせて頂きました。
このDucaを2万数千キロで購入してから、もう4万キロ近く乗っておられるとか・・・
筆者が、このバイクを見た瞬間の勝手なイメージはDucaでもヘルメットなどのお好みからして、
ややアメリカ?それも西海岸にありそうなバイクの雰囲気でした。
そのDucaに先ほどのOka〇さんは・・・
(Oka〇さんのFB画像をお借りしてます)
普通、一般の女子はバイクに跨る機会はあまりないでしょうが・・・
また、バイクに乗ってる女子でも、この手のバイクに簡単に跨るって、まずないでしょう!?
しかし、彼女はこの満面の笑顔で跨る!
「なかなかやるなぁ!」って感じです!
とにかく、「バイクが好きで好きで・・・」ってのが伝わってきます。
で、「バイクが好きで好きで・・・」の真逆の冒頭の”今時のヤング”に戻るのですが・・・
実は今、世界の自動車メーカー、バイクメーカーは「年々、売れない!」が
経営課題にまでなっている実情です!
先日もあるビジネス雑誌でトヨタ自動車の記事が目に留まりました。
そこには・・・
今のトヨタの課題は「若者のクルマ離れ!」です!
この辺りの話しは、普通の一般新聞やニュースなどでも話題になってますので省略させて頂きますが
ちょっと、この「若者のクルマ離れ!」という表現には違和感を覚えます。
それは企業側や一般社会の若者の捉え方が「若者のクルマ離れ!」と、さも若者がクルマを認識して、
そこから若者が目を背けているような表現で捉えているように感じます。
要するに、”クルマ離れ”の原因の捉え方が”若い人の世界”の表層部分を、ただ客観的に観ているだけです。
その世界を内側から観ていない!
もっと言えば、その世界で”住まう気持ち”という内面を観ていないから「若者のクルマ離れ!」という
表現で、一方通行のビジネス目線になっているのではないでしょうか!?
いわゆる昔のモノを提供する側の”プロダクトアウト”というマーケティング手法です。
けっして、今の若者が乗り物に興味がないのではなく、興味を抱くほどの乗り物が世に無いだけで
乗り物以上に興味があるモノに消費をしているだけなのです。
そして、「これではいかん!」と消費者心理を読み解くために”マーケットイン”になったのが、つい数年前!
しかし、企業側はまだまだ外しています。
それは、なぜ外すのか?
”マーケットイン”と言いながらビジネスのゴール設定を「売上や利益」と、数字のみのゴール設定!
要するに消費者を観ていないということです。
ちょっと論調が固くなってますが、もう少し続けます。
そこから、ここ最近ではそのマーケットに潜んでいる「こんなモノがあったらな・・・」
という欲求の芽や種(シーズ)を予測する”マーケットアウト”といわれるマーケティング手法に変ってきてます。
それでも、ほとんどの企業は、まだまだ外していると言わざるをえません!
と、偉そうに語っておりますが・・・
若い人がクルマから離れたのではなく、クルマというモノが当たり前に身近にあって、
もっと言い方をかえれば、彼らが生まれた時は、すでに身の回りに”ないものがない!”
という時代であった。
その時代背景が「若者のクルマ離れ!」という”間違った解釈”を惹き起こしたように思います。
なので今はモノを売ろうとするのではなく、そのモノは「何かをすることの、ただのツール」と先ず捉えるべきです。
それが、皆さんも聞かれたことがある「モノではなくコトという何か!」を売り物にした
「コトコトの時代」というビジネスになっているのです。
”ツール”としての例えでは・・・
クルマであればAI(人口知能)を駆使した自動運転車とか・・・
或いはバイクであれば電子制御でどんな状況?にも対応するスーパーバイクなどなど・・・
どれも時代の技術進化で、すごい事だとは思います。
しかし、それでは機能は充実したかもわかりませんが、まだまだ人の奥底に潜む”シーズ”が
芽を出すほどに充たされたとは思えません。
その事をうまく表現した記事が新聞だったかな?載っていました。
「人は大昔から歩くより、走ったほうが速いのは理解していました。
100数年前の昔では、クルマは人が走るより、少し速くなりました。
いつしか、クルマは人より限りなく速くなりました。
そして、人は『クルマは速くて当り前』と感じるようになりました。
それは、人がクルマを『速く走れる』ように理解して造ったから。
だから、速く走れる人もクルマとは速さで勝敗を競おうとは思わなくなりました。
では、人はオリンピックなどで花形競技と言われる100m走で紀元前から今日まで
未だに熱狂するのは、なぜか!?
そこには生き物の本能の一つである『走りを競うという行為』に人は『何の力も借りずに勝つ』
というところに喜びを感じるから。
また人間本来の走る喜びは『速く走る』だけでなく『気持ち良く走る』や『楽しく走る』などと
技術進化では感じ取れない人間自身にしか分からないところに潜んでいる!」と・・・
ちょっと哲学的ですが、今の時代をうまく表してます。
そして、この記事の著者はエピローグで・・・
「時代の技術進化の中で私は、こんな時代だからこそ”アナログ”で過ごしたい」とも・・・
この記事を書かれた方と筆者は、”アナログ談義”でおいしい酒が飲めそうです。
ではまた!
T-PADDOCK630 T/Tatsumi
0 件のコメント:
コメントを投稿