いよいよバイクに乗るのも寒さで躊躇する時期になってきた
そう思っていた先週は月ヶ瀬ではなく東大阪の、とある工場に出向いた
その工場の社長からご招待を頂きお邪魔したが、普段の様相とは打って変わって女性や子供さんで賑わっていたここは知る人ぞ知る「アルミ叩き板金、布施金属工業㈱」通称、フセキンさんの工房だ
その工房の作業台で素人がアルミのタタキ経験ができるイベントだった
アルミ材は叩けば叩くほど強度が増して、いろんな造形物に形を変えることができるそのタタキ作業を使いこなされた盤上で経験する一般女性のワンショット
またこちらは
職人さんが女の子にアルミ材にアルファベットや数字の文字を刻印する作業を教えていたそれを観るお母さんの心配そうな眼は「指、叩いたらあかんよ!」と言いたげな・・・
インテリアのグッズだったり
また当日、工房ではいろんな作品も展示されていた
テレビ放映もされた有名な話題では
レディ・ガガの衣装用に創作されたアルミワイヤーのコスチューム次はちょっと説明がムズいが
たしか日立と関電の依頼と聞いたが電気の不用な電磁波?的な?電流を集める巨大なオワン上の画像には溶接の繋ぎ目が残っているが、ここから仕上げてツルツルに仕上げるらしい
このオワンの丸みのあるアールや、そのアールによる上から裾までを正確に真円で造らなければならい
それも手作業でだ!
これほどの手造りな大物をアルミで造れるところは日本では、ここフセキンしかない
同じアルミでアタッシュケースなどの小物を造れる工房はたしか千葉にもあったが巨大物はそうそうない
どちらにしてもスゴイところだ
自身がフセキンさんを知ったのは現在の「家付きガレージ」T-PADDOCK630に越してきた約20年近く前だ
そのきっかけは上の画像のW1のタンクがファイバー製でだった頃
そのタンクとシングルシートは同じWに乗っていた和歌山のKad〇さんから譲り受けたモノだった
その当初はW1がレーサー風になったことからキャブもFCRに換装したりでドンドン、アグレッシブな出で立ちに姿を換えて行く
そうなると形だけでなく走りも試したくなる
相当、以前にも記したがH〇N〇道路の直線でメーター読み195~200km/h手前の速度を記録している
そんな走りを繰返した所為か、ファイバーのタンクに微妙なクラックが入り幾度となく補修を繰返すことになった
その理由で走りも大人しくなったが、それでもガス漏れの滲みは消えることはなかった
そうなると、ここは「アルミ製に変えよう」とネットで探すと・・・
まだ若い社長、当時のステータスは専務職?だったか動画で一生懸命、自社の得意技を紹介されていた
それを見て、即座に先ず電話で問い合わせ
アポを取り、元のファイバー製の赤タンクを持込み製作依頼をかけた
でき上ったのが
このタンクだ!(フセキンさん前にて撮影)このWを見てかどうかは不明たが、後にあの「DUCATIモンスター」だったか、カスタムパーツとしてアルミタンクをこのフセキンさんに発注している
この場では余計な話だが自身の眼の付けどころもズレてなかったことは嬉しい
ただ、お代には目を剝いたが・・・
その後はフセキンさんと共に東大阪の企業さん10社ほどと交流も持てる機会も得られた
そんな縁で今回のイベントに呼んで頂いた訳だが他にも、呼ばれた理由があった
それは
今回のイベントに出品されていた社長のバイク、HONDA GB250このGBのタンクも当然、アルミ製でのフセキン製タンクだ
GBを見た瞬間、「もうちょっと綺麗にしときいなっ!」と言いたくなるほどサビサビだった
で、本題は「エンジンがかからないので診て欲しい」という事だ
バッテリーを充電しても「セルがウンともスンとも・・・」
さらにセルボタンを押した時に「カチ、カチ、カチ・・・」の音も全くない
押し掛けを試みても「ボッ、ボッ、ボッ・・・」というだけでかからない
全く乗ってなかった放置期間は3年ほど
それまではセルボタンを押すと普通にかかって乗れていた
その症状を聞いて自身の浅学知識から
スターターリレーのカプラ内の端子が腐食で導通を妨げている
同時にバッテリーからのセルまで続く各端子の腐食
それ以外の問題点はセルモーターそのモノ及び関連部品の不具合
と、思いつくままの説明
たぶんスターターリレーの接触改善で治ると思うのだが・・・
そんなフセキンさんにはアディショナルエントリーで千葉から
キャンピングカーも参加していたこれもフセキン作かと尋ねたが、この業者さんが型を活かして製造販売をしているらしい
各部を観ると
なかなか豪華な仕様だたしかにキャンピングカーは誰にとっても憧れの対象だ
日本も余裕が出てきた時代になったが、まだまだ日本人には遠い存在だろう
という自身は「ライフスタイルが違うなぁ~」と思っているがその前に先立つモノが・・・
一応、販売価格を聞いてみた
1000万円!だそうだ
同じ1000万だったら
自身はこっちの方が欲しい(ネット画像から借用)インスタだったか、何気に見ていたら「お~シブッ!」と喰い付いた
シトロエンのディアーヌ6だ!
どこに行けば買えるのか!?
しかし、故障すれば部品は直ぐに手に入るのか!?
それが先に気になる
というのも部品探しで四苦八苦したCB77のことがあったからだ
おかげで、やっと手に入ったフォークのオイルシール交換もできた
オイルシール外径がCB前期型の鉄製ボトムケースと後期のアルミ製で3mm違う
そのたかが3mmで後期型のシールは全く手に入らなかった
それがやっと手に入り交換作業に着手できたわけだが・・・
先ずバラシてフォークの清掃
続いてオイルシールを上から差し込むがシールの内側を傷めないようフォーク表面にラップを厚くならないように巻く
そして、ここからが神経を遣うところだ
専用のオイルシール・プッシャーを垂直に打ちながら所定位置まで沈めていく
これがけっこう気を遣う作業で無理やり入れ、シール外周に傷がつくとオイルが滲み漏れを起こす
というのも新品とはいえ相当以前に生産されたことからゴム材がやや硬くなっていると思う
一先ず慎重に慎重にシールは打ち終えた
次は装着と同時にもう一つの部品交換
スピードメーターケーブルのワイヤーがホイル側先端で破損していたこのパーツはリプロで即座に購入できた
早速交換して終了
あとはフォークを組むだけなのだが、これが口で言うほど簡単ではない
と言うより楽ではないと言った方が的確だろう
それも終えて組み上がった
今週の充実したガレージライフ「さ~て、この週末はCBで・・・」
「あっ!ステップゴムがない!」
「あ~あっ!」
T-PADDOCK630 T/Tatsumi
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