こんにちは。
前回の「Bike in the sky」では昭和の匂いのする月ヶ瀬を紹介しましたが、
昭和と言えば、やはり濃い人の繋がりなくして昭和を語ることはできません。
その、人の繋がりが昨今はどうしても希薄になっているように感じるのは筆者だけなのでしょうか!?
ということで今号のタイトルを「月ヶ瀬ブルース」としましたのには筆者が月ヶ瀬に足繫く通う理由からです。
その理由が・・・
先日の17日の日曜日!
時刻にして午前8時頃の様子です。
凡そ10台ぐらいの月ヶ瀬信者が、当日は雨の予報が出ているにも拘わらず集まって来ております。
月ヶ瀬信者は少しでもバイクに乗れる時間帯が見つけ出せるのであれば月ヶ瀬詣でに・・・
となるわけですが、べつに月ヶ瀬に来なくてもバイクに乗るだけなら他にも走れる所はいくらでもあります。
でも月ヶ瀬に行きたい!
その心情が、筆者が思う「月ヶ瀬ブルース」と感じる所以です!
筆者も実は現役中は友達は作らない主義だったのですが月ヶ瀬に通う内、
いつの間にか月ヶ瀬信者メンバーと仲良くさせていただき、
さらには月ヶ瀬の誰とは、ではなく毎週月ヶ瀬で会って話をするだけで一週間の疲れが癒されたりとなってきました。
しかし、現役を引退しましてから周りを見渡すと友達と言えるような身近な人は・・・?
そこでハッとしました!
「俺ってブルースやん!?」
要するに月ヶ瀬に集まる信者仲間と全くの生産性のない他愛のない話しをする、聞いて欲しい、見て欲しい・・・
などの、ちょっと強引ですが昭和の隣近所同士の人の繋がりと同じでは!?
ならば月ヶ瀬信者の原点はブルースなのではと・・・
で、ちょっと話はそれますが・・・
前号でT-PADDOCK630に上の画像バイクの石原さんが珍客として訪問した、と記事にしました。
当然、この日曜の当日、石原さんは先日のT-PADDOCK630にて何かをした結果を見てもらおうと
早々に来ているのでは?と筆者は思っていたのですが・・・
「石原さん、まだ来てないなぁ~」と思っていた矢先・・・
ドッドッドッドッドッ!
と、ご登場!
そして・・・見せたかったのが・・・
画像の自作スプロケットです。
スプロケットベースを3000円ほどで購入し、あとは石原さんの職人芸によって完成品まで仕上げる!
上の画像は内径の仕上げを♯120のラジアルホイル?というペーパー鑢をドリルに装着できるような研磨具で
ひたすら磨く磨くの作業シーンです。
筆者と違って石原さん!
とにかくプロ顔負けの仕事内容で画像にはありませんが、スプロケットをホイルに装着する5穴の穴を開けるにしても正確にキレイに・・・でした!
作業をしながら、「楽しいわ~、楽しいわ~!」の連発!
そう声を出したくなる気持ちはメッチャわかります。
で、筆者も当日の月ヶ瀬には・・・
今年に入って、いろいろと問題のあったCB750の完全リベンジで・・・
で、石原さんに倣って横着せず調子の出ないところを完全に治そうと手を入れた所が・・・
4連キャブレターのオーバーホールです。
前回までの試走では治ったと思ってましたが走行途中で少々愚図り気味でした。
電気系でプラグを見るも、いい焼け方で問題はなし。
次はキャブレターを疑って調べたところ1ッ発のキャブの油面が低くフロートバルブの不具合では・・・
で、この際、全バラでとなりました。
上の画像の計量カップのガソリンに、外したフロートを入れ、プカンプカンと浮けば合格!
そして、キャブレターの全パーツを洗浄しエアーで綺麗に除去し組付けて完了!
結果は正直です!
そして、見違えるようにCB750本来の”HM300”のマフラーから奏でられる快音を響かせ月ヶ瀬に到着。
そして、誰にも聞かれてもいないのに筆者から先着の月ヶ瀬信者様たちに・・・
「CB、治ったで!」
「でな、この際やからファンネル仕様にしてん!」と・・・
そしたら、信者様たちは
「お~、どれどれ・・・」
と眺めて頂いて
「ほんまや!ファンネル仕様や!」と・・・
しかし、筆者よりあとからきた石原さんは
「ファンネルだけやとゴミ吸ってエンジン痛めるで!」と・・・
まぁ確かにそうなのですが・・・
「もうちょっと耳障りの良いコメントあるんちゃう!?」と
筆者は心の奥底でブツブツと・・・
この期待したコメントがない時も心情はブルースです。
ここで隣近所の話しに戻します。
T-PADDOCK630ブログ#120で、ご紹介しました同じく月ヶ瀬信者山田さんのお友達のRD90の続きです。
先ず、点火系から不調の原因を探っていきましたがプラグの火はしっかり飛んでいる。
次にエンジンが、かかれば走るには走るが直ぐにストール気味に・・・
走った時は加速もするので、考えにくいが点火時期も念の為にチェック!
点火タイミングの合いマークもどこにあるのか、分かり難ったのですが「たぶんこれだろう」で目視によって確認!
大ズレはないようなので、ストールする原因としては除外!
では次はキャブレターを疑うわけですが、一先ずCB750と同じく全バラにして・・・
でも、単気筒のRDのキャブのOHはCBとは比較にならないほど簡単に終わりました。
で、エンジンを再始動!
ですが、何とかエンジンがかかるのが精一杯!
「う~んんん!なんでや!?」と気落ちしたところで・・・
ひょっとして・・・
マフラーを外して、マフラーの中を覗くと・・・
「え~~~!」と・・・
油まみれのヘドロ状態!
「犯人はこいつや!」
そして、マフラーなしでエンジンをかけてみることに・・・
結果、ご想像されてる読者の方もいらっしゃるとは思いますが、そのご想像通りの超甲高い爆音が
T-PADDOCK630のピット内に響き渡ります。
「パリパリパリ、ギャ~ン、ギャ~ン、パリパリパリ」と、けたたましい排気音です。
しかし、明らかにエンジンの吹けは良くなりました。
筆者は、その吹け上りを確認して・・・
「ロックだぜ!」と意味不明な独り言ち!
で、マフラーのディフューザーパイプを抜き取ろうとしますが、これがウンともスンとも動かない完全固着状態。
ガスバーナーで炙ってもガレージ内が白煙でスモッグが蔓延するだけで、それでもウンともスンとも!
このRDが筆者の所有物であれば、荒業でドリルやタガネ、カッターなどを駆使して少々瑕がついても
外し切るのですが、ここは人様の預かりモノ!
結局はオーナー様に連絡を取り、お電話で「汎用のRDに合うマフラーを探されて付け替えられた方が早いですよ!」
と、ご助言はさせて頂き、今回の作業内容はご納得いただきました。
以上がRD復活のバイク話の一幕でしたが・・・
治せなかった筆者の心情は「ブルースだぜ!」
ではまた!
T-PADDOCK630 T/Tatsumi
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