やっとT-PADDOCK630らしい日常が戻ってきた
その「らしい・・・」とは
それは「バイク屋ごっこ」というバイクいじりだ
そこには月ヶ瀬早朝メンバーによる「ありがたい?」ダメ出しが大きく関与している
まず
転倒骨折で2カ月間バイクに乗れない時を過ごしたその時間の終盤、家族に内緒でコソッと月ヶ瀬に乗り出したバイクがKawasakiのシェルパだった
続いてバラしたついでにブレーキシューの点検
このNSUは247㏄の軽量バイクだが1955年前後の世界の市販バイクを見渡してもフロントに、これほどの幅の広いブレーキシューを採用しているバイクはなかった?と認識している
その月ヶ瀬でシェルパを診た、とある月ヶ瀬ライダーから・・・
フロントブレーキのパッドが「もう限界やから替え時やねぇ」とニタっとされながら指摘を受けた
ここには先日の家族会議の席上で次男からも・・・
「父さんはバイクの消耗品、ケチり過ぎやわ!」と厳しく非難されていたこともあった
よって自身も、その両者の指摘を無にすることなく「ごっこ」の中で早速の交換作業に入る
そしてパッドの型を特定するためキャリパをばらし
パッド発注した
ついでにリアパッドも発注したがGW最中だったこともあり到着は大きくズレていたよって先に届いていたタイヤ交換から作業を進める
その当該バイクは
T-PADDOCK630のお宝?バイクの1953年?いや55年だったか?のNSU Sports MAX改のタイヤ交換だ
現在までのNSUのフロントタイヤは転倒したCB77と同じくレストアしてから一度も交換していなかった
製造年の表記を見ると、なんと2013年の49週目とあるおおよそ10年の時を経ている
そして、よくよくタイヤ表面を視ると溝の底にひび割れが・・・思わずCB転倒の悪夢が自身の脳裏を霞める
新品のタイヤは
2023年の6週目の製造とある
CB77に至っては約20年以上もの間、ノーマーク!
これでは失念や過失では済まされない
よって「バイク屋ごっこ」とオチョケている場合ではなく真剣にならなければ・・・
そしてタイヤの交換はすんなり終わった
2023年の6週目の製造とある
以前のタイヤは2013年49週目の製造で49(始終苦しむ)の非常にゲンの悪い数字だった
これで呪縛から解放されれば良いが・・・
そしてNSUのフロントアクスル周りの構造は非常に面倒くさい造りになっている
それゆえ、せっかくバラしたことから他の点検も行う
すると・・・
ブレーキパネルのトルクロッド両端に、はめ込んでいたベアリングが・・・ロッドの前側から外すと・・・
なんとベアリングそのものが破壊された状態でバラバラになって落ちてきたなんと!?
ブレーキング時、前方方向に強烈な荷重が掛かっていたのであろう
一先ずロッドの前後ベアリングを交換する
右のトレイに映るのが新品のベアリングだ
このNSUは247㏄の軽量バイクだが1955年前後の世界の市販バイクを見渡してもフロントに、これほどの幅の広いブレーキシューを採用しているバイクはなかった?と認識している
ただHONDAのRC系やYAMAHA等のレーサーにはフロントには大径のドラムブレーキはあった
だが大径のドラムになるまでは1950年代では、もう少しの時を待つことになる
そんな時代の技術者は制動性を上げるためブレーキシューの面積を大きくすれば効果は出ると思ったのだろう
実際、当該NSUのシュー幅は40mm、もしくはそれ以上の幅だ
今さながら、このNSUのフロントブレーキは確かによく効いていた
そして今回の作業が終り改めて眺めてみると、やはりなかなかのスタイリッシュな出で立ちだ
こうしてバイクと楽しく戯れる時間がどれほどありがたいか、身に染みる瞬間だ
そんな瞬間はバイクに乗っている時はなおさらだ
先週の月ヶ瀬にW1で行った時も格別だったその時、とある方が繁々とW1を見ておられた
見るなり「トライアンフですか?」と尋ねられたが「W1です」とお答えすると
「いや~、気が付きませんでした」と・・・
続けて「トラよりかっこエエですやん」と、さらにお褒めのお言葉を頂き恐悦至極にござった
その方の乗って来られたバイクは
BMWのR75/5このバイクも今やお宝価格になりつつある昨今
ちょっと前までは自身もゆったり乗れるバイクが欲しいと同系のR69Sを物色していたが価格が遠くの彼方に行ってしまっていた
しかし、ここ月ヶ瀬は名阪国道の針テラスと並んで今や関西では多方面の方からメッカと称されるようになっているとか・・・
その証として少し前には月ヶ瀬教々祖様が挙げられた画像に
KTMのクロスボウなのか・・・アリエルのアトムなのか・・・とジジィには、ついて行けん呼び名のクルマだ
と言うように自身がまったくわからないクルマまでもが来るようになった
しかし今どきは旧車ブームと並行して、このようなある意味お手頃なスーパーカーが巷ではけっこう走っている
そこには飽食日本の姿が見え隠れしている
人気の旧車は少々お金があっても手が届く範囲を逸脱している
そこで、それに代わる目立って、カッコよくて、そして走りも・・・となると、この手のクルマに自然と矛先が変わると言う訳だ
上のクロスボウ?かアトム?かで、1500万ぐらいだそうだ
安いではないか!?
と言えるのか?
よくわからん!
自身は今や安全に、気持ち良く乗れ、眺めて、満足できれば、それで十分だ
T-PADDOCK630 T/Tatsumi
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