2023年5月18日木曜日

『Bike in the sky』#336 バイク乗りは懲りんのぉ~

先週号に続き「T-PADDOCK630らしい日常」のPart 2

前回の「T-PADDOCK630らしい日常」では、それを「バイクいじりはバイク屋ごっこ」と記している

その「バイク屋ごっこ」では先日、CB72の復活作業をされている方から電話で問い合わせがあった

なんとかエンジンをかけられるところまで作業は進み、エンジンの始動を試みられた

結果、エンジンはかからずプラグチェックをすると左は火花が飛んでいるが右が飛んでいない

そんな事情で当方に問い合わせを頂いた訳だが「まるでバイク屋ではないか」と自身は錯覚している

さらにその方は先日、とある所から故障か何かで戻られる時、JAFを呼ばれたらしい

その戻り先の詳細をJAFの隊員に伝える時「うんぬんかんぬん・・・」と伝えられたらしいが隊員は今ひとつ呑み込めていない様子だった

そこで戻り先が当方の近所だったことからダメ元で「T-PADDOCK630ってとこの近所です」と伝えられると

隊員はマップ検索が何かで・・・

「T-PADDOCK630ですかぁ・・・あ~、載ってます」と、その後はスムーズに戻ってこれたとか・・・

そんな事からマップ検索でT-PADDOCK630が一発で見つかった事に驚かれていたようだ

こんなことも「バイク屋ごっこ」の一幕なのだが、その頻度は割とそれなりである

で、そのCB72はアドバイスが参考になったかは不明だが走れるようになれば嬉しいものだ

だがCB72の件で話していた電話を置いた時、ふっと目先を変えた先にしばらく忘れていた当方のCB77が目に入った
画像は転倒時のままだが、横からパッと見るレベルでは傷跡は一瞬では目に入らない

逆に「なんとカッコいいフォルムなのか」と、ボ~っとしてしまっていた

このCB77はGWの連休明けには引取りに来られるとの事で、そのまま放置しているが、自身にとっては早く引取りに来て欲しいと願っている

そこには、こうして眺めていると、やはり「置いておきたいバイクだ」と葛藤もあるのだ

「いかん!いかん!」

今やるべき作業はホンダがCB系やCD系の手本としたNSUの整備があるではないか

そのNSU、先週の土曜日はタイヤ交換後の試乗で月ヶ瀬に行ってきた

その月ヶ瀬は
毎度の早朝メンバーで賑わっていた

さぁ~、そんな中へNSUで見参すると
意外や意外!

もっとイジられると思っていたが、やや拍子抜けな、あまりカマッてもらえない淋しいお出迎えだった

ジジィな年寄りは、もうそろそろお払い箱の域に入ったようだ

で、肝心のNSUは半年振りの乗り出しだが、真横から見ると個性的なスタイルでCB72とは違った”味“を感じることができる

そして半年もガレージに寝ていたわけだが、始動性は問題なく4,5回のキックで元気よくエンジンは目覚めた

だが半年も空いて久々に乗るとハンドル周り等の各箇所が、うまく表現できないが、なぜか落ち着きがない

まぁ、自身の体力の衰えや感覚の鈍さも手伝って、そう感じられるのだろうか

そんなこともあり今週はNSUの整備に余念がない

先ずは以前からの課題だったジワッと滲むようなオイル漏れ箇所の修復
上画像、エンジンクランク室から送られてくるオイルが向かう、六角状のオイルパン?入口周り

その周囲が、なにやら怪しげだ

かねてよりNSUは、あちこちとオイルの滲み漏れがあったが都度都度、特定してはエポキシ剤等で修復してきた

だが、未だに特定できていなかったオイルパン周りが今回の“本気?の”「バイク屋ごっこ」で見つけたかもしれない

よって、ちょうどオイル交換の時期でもあったことから、まずはオイルの抜き取り作業
だがオイルを抜き取るにしてもNSUの車体は真っすぐ垂直にしなければならない

当NSUはメインスタンドもない事から上画像のようにステップをお手製スタンドに乗せて垂直にする

しかしNSUをお手製スタンドに乗せるために人力の力技で乗せられるほどNSUは軽くはない

そこでT-PADDOCK630の秘密兵器が登場
1950年代後半頃の自身の父が工場で使っていた1/4 ton用のチェーンブロックだ

このチェーンブロックはCB750の4気筒のエンジンを一人で下ろす時にも重宝したウェポンだ

「バイク屋ごっこ」には過剰設備だ

で、オイルチェンジは
オイルがスムーズに抜けるよう、車体後部をチェーンブロックで少し上げてやるとドレンから綺麗にオイルは抜き取ることができる

「バイク屋ごっこ」と自嘲気味に表現しているが、その辺の街のバイク屋よりは設備に関して負けていないだろう

問題は知識と技術の欠如だ

まぁ、こうして「バイクいじり」をしながら脳の衰えを防いでいるが肉体と同様、脳の衰えは止められない

その予防の為に「Bike in the sky」のブログを綴り続けるにしても、あと200以上の回を重ねなけばならない

それは、自身が設定した「バイクに気持ち良く乗れる年齢の限界」から逆算しての回数だ

ただ限界は個人差もあるが、どう考えても200回以上は無理な話だ

と、思ってた矢先、昨日、ご近所のIsh〇さんが病院からメールを送ってきた

「腰の手術成功、ICUから戻ってきた。これでビューエル乗れるぞ!」と・・・

入院で動けなくてもバイクに乗ることだけを考えてる人間は、ここにもいた

ところが本日は自身の骨折後の定期検診がIsh〇さんが入院している同病院であった

昨日は「ビューエル乗れるぞ」と元気なメールだったのだが・・・

本日は「ハハハッ・・・だった!」

「お大事に」

T-PADDOCK630 T/Tatsumi

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