2023年9月14日木曜日

『Bike in the sky』#353 マジで脳ミソが・・・

先週、先々週と当ブログを意識的に短編になるよう一応努力はしてみた

だが、一部の寄せられた意見では

「メチャクチャ短かなりましたやん」と言われたが「まだまだ長いですわ」と本音も聞いた

また「以前より短かなってモノ足らんし、最後のほうが特に不満ですわ」の声も聞いた

で、自身としては「どっちやねん!」と言いたい

どちらにしても短く且つ、締まりのある記事内容にすべきと捉えている

それが一番難しいのだが・・・

先週の毎度の月ヶ瀬詣では久しぶりのNSUで参上した
たぶん半年振りの乗り出しだがエンジンも数回のキックで容易に目覚めてくれた

まだ気候は暑かったが走れないことはない

そんな気候でも乗り出したのには別の理由がある
画像タコメーター左横に映るデジタル時計

実はサイクル用の速度計を新品に換えた

以前もサイクル用を使っていたが、当該NSUを入手した時から約10年の歳月で機能しなくなった

走る分にはタコメーターがあるので不自由はない

だが、警察の取り締まり等で「速度計は?」と尋ねられたらアウトだ

それもあるのだが最も重要なことはメンテ作業で〇〇kmでオイル交換や距離で「そろそろ〇〇も換えんとな・・・」などの走行距離が目安になっていることが多々ある

そんな理由で新品のメーターのセッティングが合っているかのテスト走行に乗り出した訳だ

だが月ヶ瀬に到着してメーターのトリップ機能で走行距離を確認した
走り慣れた月ケ瀬までの距離はT-PADDOCK630のバイク全てが往復で約100kmと確定している

それを頭に入れて月ヶ瀬に到着した時、真っ先にメーターのモード機能で距離を確認した

表示は50数キロ???

「えっ?狂ってる?」と悩んだ自身がそこにいる

サイクル用メーターの速度はリムのスポークに取り付けた磁石の回転を読み取って速度を表示している
画像が少し見にくいがフロントブレーキのトルクロッドに縛られた黒いセンサーが映る

このセンサーが磁石の回転を読み取って速度の表示や走行距離、時間、エネルギー消費量等を測っている

だが月ヶ瀬に着いた時、走行距離が合っていない???

「センサーの着ける位置を間違ったか???」もしくは・・・???

この機器は以前の機器と同じ「24インチの設定と思ってたがインチを間違ったか???」などなどが頭を支配

「まぁ帰ってからゆっくり調べよう」

で、月ヶ瀬ミーティングもそこそこで帰路についた

そして、しばらく走っていたら後ろから聞き慣れた爆音のバイクが近づいてきた

「オッ!Ish〇さんや!」で早速、左に寄り右手で「先に行って・・・」と合図を送る

すると手を上げて「ドッドッドッドッ・・・」とNSUを抜き去っていった

「うん?なんかこのシーン、以前にも似たようなシーンがあったなぁ・・・」

と思いながら10分ほど走ると・・・またもや・・・

「うん?抜いていったIsh〇さんか?」とカーブを抜けた先の3,40m前にBuellが徐行している

そして次の右カーブの左側退避場にBuellは止まった

近づいて「どしたん?」と尋ねると、何も言わず右手を下から前に振って何かの合図?

もう一度「どしたん?」と尋ねると、またもや何も言わず先ほどと同じ合図

要するに、その合図は「俺のことはほっといて先に行け」の合図だった・・・と思った

そして自身はその場から離れて先に帰路についた

ところがしばらくしてバックミラーを見ると

「え~、Ish〇のおっさんが着いて来とるやないか!?」

「え~、何があったん?」と思いながら先を走っていて・・・

「アッ!そういうことねっ!」と謎が解けた

そんな状態で奈良市内も抜け、阪奈道路も無事にクリアしてT-PADDOCK630ガレージまで自身が前を走りIsh〇さんは、ほぼ10mあとをピタッと着いて走っている

T-PADDOCK630前で自身が手を上げるとIsh〇さんも合図をして自宅に帰って行った

なんと、さわやかライダーのような気持ちの良い?シーンだった

そして昼過ぎに遊びに、いや作業の邪魔をしに来た
子連れ?ではなくお孫さんを?でもなく単身でガレージにお越しだ

上の画像は自社のイベントに行ってもらった時の画像をお借りしている

このIsh〇さん、普段の毒舌とは打って変わってマジでお優しい方なのだ

「何が優しいって?」

お孫さんをこよなく愛される優しさ・・・もあるが

先のBuellを止めて自身を待ち、その後自身の後をガードするように付いてきた

その行動は自身の2月末、CB転倒に絡んだ記憶からIsh〇さんの当日の行動を変えさせてしまったということだ

2月末の転倒時も、前述と同じ自身が先を走っていて途中で後ろからIsh〇さんがBuellで追いつき自身は道を譲った

そしてIsh〇さんは手を上げ軽快に抜き去って行った

その10分ほど後に自身はCBで転倒し救急車で病院に搬送された

その事件を自身よりIsh〇さんの方が重く受け止められたようで・・・

「あの時、CB抜かんと一緒に走ってたら・・・」とか

「抜いても速度を合わせてたら・・・」とか、他にもいろいろと気にして頂いている

そんな事で、今回のIsh〇さんの脳裏には、その記憶が蘇りNSUと伴走になった次第だ

自身も「アッ!そういうことねっ!」とすぐに気づいたが、有難いというか、申し訳ない

月ケ瀬ライダーの多くはバイクを乗らせれば猛者が多い

しかし、その多くの内情は心根が優しい人物達である

特に自身にとっては、もうひとり意外と?と失礼だが今やKTM乗りのYma〇さんも、その一人と感謝している

以前、DucatiのMHeで対向車のクルマにあてられ、転倒して左足首を骨折した時のこと

事故現場にたまたま通りがかったYma〇さんはレッカーが来るまでの数時間、その現場でづっと付き添ってくれたことがあった

いつも月ヶ瀬で会うYma〇さんは自身を楽しそうにイジってくるが心根は優しい

そんな事を思い出しながらガレージに戻った前述のNSUの速時計の距離を確認した

結果は

「うん?101.6km?」

「うん?往復、約100kmで合ってるが・・・」

月ケ瀬で確認した時は・・・「50~・・・」

「わ~、あ~、ア~、アホちゃうか?」

と、自身にボケが襲来してきた事実を素直には受け入れられていなかった

要するにガレージから月ヶ瀬の往復が約100kmと、その100kmだけが脳を支配していたようで、月ヶ瀬に着いた時

「100kmやのに、なんで50kmちょっとしか表示せんのや!」と

往復100kmを片道で100kmと、あり得ない勘違いだった訳だ

これで謎?が解け、新品の速度計は極めて正確だったことで安心した

だが、自身の脳メーターは限りなく修理対象になってきている

マジで焦りを感じる

焦っているわけではないが、修理対象は他にもある

NSUを乗り出した明くる日はCBで月ヶ瀬に向かった

ガソリンタンクキャップのパッキンゴムを新品に換えたまでは良かったのだがアイドリングが軽整備をしても安定しない
ここはキャブのオーバーホールしかないと20年振りぐらいにはなるだろうかキャブを車体から外した

キャブを外した車体は非常に綺麗で想像していた汚れは、さほどなかった
そしてキャブをバラすが・・・

開けてみてビックリだが、内部は恐ろしく綺麗な状態だった

それでも、出来る得る限りパーツ洗浄機を使って綺麗にした

だが再度、組み直しをするが取説も無い状態で、記憶力も曖昧な老化した脳ミソでは不安も多い

組んでみた
組めた

脳トレには有効だったように思うが・・・

あとは車体に取付けエンジンがかかれば良いのだが・・・

W1に使っているFCRキャブは、なんの心配も無しにバラしたり組んだりはしている

だが、このCBに搭載しているCRキャブは何故か不安がある
オーバーホールしたキャブを取付け、エンジンをかける

エンジンは即座にかかった

ところが、かかって直ぐ右側が失火した片肺状態

いやな予感は的中

まぁ、ここからがほんとうのガレージライフが楽しめる領域なのだと言い聞かせながら本日の作業は中断

さ~て・・・

「脳ミソなぁ~?どっかで新品売ってないかねぇ~」

T-PADDOCK630 T/Tatsumi

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