2023年9月21日木曜日

『Bike in the sky』#354 触ったところと将来を疑え!

先週はCB77のキャブメンテでエンジンはかかったが、片排になったところでブログは終わった

その後日談としてCBの、その経過を記す

まず片排の原因だが、エンジンの回転を上げると左右のエンジンは高回転で回る

そんな現象を衰えた脳ミソを駆使して問題点を探す

だが、その前に整備をして調子を崩した場合の格言がある

それは「整備で触ったところを疑え!」だ

点火系も先に一応は確認した結果、両プラグの火は確実に飛んでいる

だとすれば、原因はキャブレターの組み方に問題があったと確定できる
真っ先に疑ったのが左右キャブのジェットニードルが組まれたスロットルバルブの動きだ

エンジンからキャブを外して吸気口からスロットルの動きを見る

リンクのシャフトをアクセルワイヤーで引かれたようなタッチで回し「スコン、スコン」と上下に動かす

なんの引っ掛かりも無く軽快に動作している

「う~ん・・・」となったが

今度はスロットルを一番底から引き上げるように、ゆっくりと動かす

そこには

エンジンがかかった直後は片排だが回転を上げると息を吹き返す

回転が下がってアイドル状態になると片排になる

ということは必然的にアイドル時にガソリンが届いていないということだ

そこで、左右スロットルバルブのスカート部となる?ところの半円上に切れ込まれた上部

その上部の端が吸気口に顔を出すタイミングを確認した

ビンゴ!

明らかに若干のズレを見てとれた

目視だが右が左より約2mm、遅く顔を出していた

だが「キャブを組んだ時、左右を合わしたはずやのに・・・なんでや?」と少々解せない

そんな作業中に、ご近所の毎度の出演をされるIsh〇さんが来た

よって、上記の内容を伝え確認してみた

「あ~、そらあかんわ!」だった

それに「意を得たり!」だったが、その日の作業は中断

ここからはIsh〇さんと、どうしても大人の、それも男の・・・楽しい〇〇談議に花が咲く

そして明くる日、前日の作業が「え~っと、どこまでやったかなぁ~」

と、前日の作業がどこまでだったかを先ず思い出さないと前に進めない

ブツブツ言いながら思い出して再度、スロットルの同調をするためリンクをバラしかけた

その瞬間・・・

「オッ!ひょっとしてこいつか?」と片肺の原因から、さらに主因が分かった様な・・・

その原因の主因とは

上の画像、少々見ずらいが白の矢印が指す先に小さなスプリングがある

このスプリングは赤矢印のリンクを介した左右スロットルの同調(アジャスト)ボルト

そのナット側のフックに引っかけ同調が崩れないようにする為のものだ

たかが、小っちゃなスプリングだが、その役目は非常に大きかった

前回はキャブを清掃後に組み始めたが、同調ボルトで左右スロットル位置を合わせようとするも、このスプリングが邪魔で、すんなりいかなかった

そこでスプリングを外し同調してからスプリングを着けた

だが結果はスプリングを着ける際、僅かなズレが生じて同調はできていなかったわけだ

因みに、その僅かなズレとは同調ボルトのネジ部、両端ナットのネジ部、その4か所の各ピッチに生じた間隙によるガタを指している

要はスプリングで引っ張ってガタを無くし、同調ボルトが渋く回る状態で根気よく同調すべきだったということだ

そして、CBの車体にキャブを着けエンジンをかけてみる

「グォーーン、グォーーン、グォーーン~~~~バッ、バッ、バッ、バッ・・・」

正解だった

だが「なんとシビアなセッティングなのだ」と、やや呆れた自身がそこにいた

が、自身の表情はニンマリしていただろう

この後は、実走テストをしてみないと今の段階では何とも言えない

実走とニンマリで話題をいきなり変える

その実走ではT-PADDOCK630三重支局長が素晴らしい写真をアップしていた
支局長の息子で小学2年、ゼッケン#60のタイチ

自身の孫にあたる訳だが、毎回驚かされニンマリしている

今回は「MXカメラマン」と称される方に撮ってもらったようで久々の50ccクラス
まぁ、なんとテクニカルなライディングだ

でもって・・・
飛んで、飛んで・・・

また
飛んで!

砂塵の中も・・・
飛んで、飛んで・・・

マジ、真剣に走っとる
自身はもう絶対、孫のタイチには勝てんだろう

だが、ここまで来ると傍から観ても楽しそうだ
こういう写真はプロ?ならではの画像だ

逆ハンでジャンプとは・・・
バイクの挙動を完全にマスターしとるではないか

クルマも飛び越して・・・
タイチは現在、小学2年だったと思うが確か幼稚園児からモトクロスを始めた様に記憶している

だが、こんな幼子がモトクロスとは我々の時代では考えもしなかったことだ

せいぜい、ビー玉遊びやベッタン、長屋続きの民家でかくれんぼ、小3ぐらいになれば大人の自転車を三角乗りで遊んだものだ

自身が初めてバイクなる乗り物に乗ったのはカブだった

中3の時に恩地川の堤防を無免許で走った時だが、誰のカブだったかは全く思い出せない

それから考えると今時の子供は恵まれている?・・・のか?

とは言えない様にも自身は捉えているが・・・けっしてヒガミではなく・・・

だが、どうしてもこの孫たちの行く末(将来)を今の日本社会では案じずにはいられない

いかん!いかん!また ヒガミ妄想が・・・

T-PADDOCK630 T/Tatsumi

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