2024年7月18日木曜日

『Bike in the sky』#396 往年のW1S、その次の患者は?

梅雨もやっと明けるようだが、これからもっと暑くなると思うとウンザリだ

その梅雨の残る先週土曜、月ヶ瀬へは雨対策も兼ねてKLシェルパで行った

幸い、雨に打たれることなく往復を無事に走ることができた

次の日の日曜も天候は怪しかったが前日がクリアできたので、ノーマルキャブに戻したテスト走行のW1で月ヶ瀬に向かった
だが、阪奈道路に入って一路、月ヶ瀬を目指した東生駒インター辺りでポツポツと雨が降り出してきた

なんとも皮肉な天候だ

昨日は雨を用心してKLで行ったが雨は降らなかった

ならば当日も雨は降らないだろうと、W1で出陣すると雨が降ってきたではないか

よほど、お天道様はW1に自身を乗せたくないのか

とにかく嫌な雰囲気であることから無理をせず、引き返すことにした

その帰りの阪奈道路、頂上の信号待ちでアイドリングが微妙に不安定な感じ

「うん?」

なんか嫌な予感がしたが・・・

信号が青になって走りだすと特に何もない様子で無事にガレージに戻ってきた

ガレージに戻ると家人が心配して

「どうしたん?またバイク壊れたん?」

「また・・・」とは余計だと思ったが

「いや!雨が降り出してきたんで引き返した」と告げると

「それやったら、ちょっと手伝って欲しんねん!」と言う

そんな事情で月ヶ瀬詣では、家事手伝いに化けてしまった

そんな家事手伝いを終えた10時頃だったか、

ガレージに「ドッ、ドッ、ドッ」と重量級のバイクの音が近づいて来た

「どうしたん?なんかあった?」と、Ish〇ドクターが月ケ瀬の帰りに心配して寄ってくれた

「いやいや、ご心配頂いて恐縮です」と言いながら・・・

「東生駒辺りで雨が降り出したんで引き返してん」と釈明

するとドクターは

「いやぁ~、昨日、月ヶ瀬行く言うてたのに来えへんから心配するやん!」だった

先週もNSUのクラッチ滑りでYamg〇さんも心配でガレージに寄ってくれた

昨年のCBでの転倒以来、自身は周りから常に見守られているようで、ご心配を頂いている

だが、こんな調子では75歳までのあと3年間、もとまにバイクに乗れるのかぁ・・・不安だ

その不安で当日「W1が阪奈頂上でアイドリングが微妙に・・・」と書いた
そこがどうしても気になるのでキャブを再度、点検をすることにした

まずキャブの調子を診る時、自身は必ずプラグの焼け具合を診る
案の定、薄ピンク色のほぼ白に近い焼け具合

それを見て「あっ!ヒート気味やったかぁ」

その背景には以前のプラグは「B7ES」でキャブのニードルクリップの位置も一番下の上から5段目のまま、数回のテスト走行をした
(この「5段目のまま」とは相当以前にFCRに換えた時のままという意味)

それが案の定、プラグは左右とも真っ黒けだった

よってクリップ位置を上から3段目の真ん中に変更して、当日の阪奈走行をしたというわけだ

一番下から真ん中の変更で「プラグの焼け具合が、こうも変わるか!?」と、ちょっと驚きだった

そんな事情でクリップ位置は下から2番目の上から4段目に左右を変更

そしてプラグの熱価も・・・
少し話題は逸れるが、上のベアリング専用ラックは今から18年前、自社がアメリカ進出時に店内備品としてアンティーク物を調達するためボストンのフリマに出向いた

その時、職権乱用?で自身のガレージ用オブジェもついでに買ってきたレア物?なのだ

ただ「ABC BEARINGS」というアメリカのベアリング会社と思われるが、日本のNTNベアリングの様な高名であるかは不明だ

あくまで雰囲気で買ってきた

そのベアリングラックにプラグのストックもある
ベアリングやプラグをストックしているベアリングラックを久々に見たが・・・

欲しい熱価は#7よりコールドタイプの#8の新品2本だけ
早速、ストックは見つかったがラスト2本でB8ESのコールドタイプに変更した

そして、またもや阪奈道路の生駒インターまでの往復約20kmを走ってみた

結果はアイドルングも、ほぼ安定でプラグの焼けも・・・

綺麗なままだが、ここはもう少し走り込まないと本来の焼け具合は確認できない

これで少しづつベストに近づいて行ってるだろう

その合間ではIsh〇ドクターの「Buell復活作業Part11&12」が着々と行われている

まずPart11
カムと一体のギアだが

左がカムギアに綺麗に?こびり付いたスラッジを除去する前

右が、そのスラッジをコツコツと除去したあと

それを組み込んで
見違えるように綺麗になった

おかげで当日の作業は、スラッジ落としで時間を喰っていたようだ

そして明くる日のPart12
「う~ん・・・」

「たしか~・・・」と、いい加減な情報を記事にすると、またドクターからお叱りを受けるが、いい加減で言えば新たに?調達した?パーツ?タペット?

それを組んで
先週にも挙げたプッシュロッドカバーと共に?組んだ

さらに
先週にオーバーホールを掛けたヘッド

これも組んでいく
組んでいくと、だんだんゴールが見えてくる

こっちまでワクワクしてくるが、オーナーのHig〇さんは、もっとワクワクしてくるだろう

だが自身はワクワクどころではない

先週のNSUの「クラッチだだ滑り」を修理しなければならない
早速、左側の乾式クラッチを開けてプレートを外す

7個のスプリングと
メタルプレート3枚、フリクションプレート4枚も外す

ただ各プレートは元々、メタルプレートが4枚、フリクション5枚であった

だが、それぞれのプレートを1枚づつ抜かないとクラッチが切れないことになる

たぶん、お手製のフリクションコルクでは厚みが、あり過ぎるのではと解釈している

そのフリクションプレート
以前の古いコルクをスクレーパーにて除去していく作業

プレートのコルク材を除去するが、4枚はなかなかの作業だ
しっかりと固着しているので、どうしても指先や手首が痛くなってくる

これが限界だが
一先ず綺麗に落せた

そこに
コルク材をプレートの幅に合わせて細かくカットし、ピンセットを使って専用ボンドで一枚づつ貼っていく

仕上がった1枚のフリクションプレート
これをあと3枚、手作業で作るのだ

一応、4枚のフリクションプレートはできた
ここから丸一日、乾燥させて完了

そんなことを本日のブログに編集作業をしている時・・・

伊賀の2〇さんが遊びに来た

用向はW1のバルブ周り交換作業で教本と特殊工具をお借りしていた
こういうワンメイクな教本は、確かに細部に亘ってまで細かくノウハウが記されているがプライスにビックリする

自身のようにヘッポコメカであればプライスレスかもしれない

そのお借りしていた特工と教本をお返しに上がろうと連絡をしたら・・・

「その日、車検場に行くのでその帰り寄るわ」

という次第でお越しになったのだ
こんな暑い中で、まさか奥様のタマちゃんと御一緒に来られるとは・・・

自身はタマちゃんの大ファンで久しぶりにお会いでき、楽しい時間を過ごせた

とにかく人的に好感を持てる女性だが、話題は昭和の青春時代の話で盛り上がった

さ~てっ!

ジジィのこれからの老春時代は何を目標に生きようか!?

まぁ、健康であることが先ず一番だろう

T-PADDOCK630 T/Tatsumi

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