2024年12月19日木曜日

『Bike in the sky』#418 旧車が消える日・・・残る日はある?

今年も、あと10日少々で終わろうとしている

そんな中で今朝も時代の大きな畝りを感じるニュースに目がいった

「ホンダ・日産 統合協議へ」

今、自動車業界は100年に1度の変革期にあるとされている

その変革期とは簡単に言えば燃料がガソリンから電気等に変わる

また動力を生み出すエンジンと言われる内燃機もモーター等に打って変わる

そこで今までエンジンに強みを持っていたホンダと日産が「こらぁ、えらいこっちゃ!」と大慌て

ホンダから日産に「一緒に、やりまへんか!?」と協業を持ちかけた・・・らしい

記事では世界の自動車関連の各社は既に提携や協業等で既に仕掛けは進んでいる

そんな情報はある程度、認識はしていたが今回のホンダ・日産の統合話で・・・

「いよいよ来るべき時代の現実が始まるのかぁ~」って印象だ

トヨタは総合力で世界一のトップメーカーだがホンダと日産は規模的には中途半端だ

そこにはホンダはF1などのエンジンに代表される技術力を持つ

同様に日産も世界に誇れるGTRを有している

だが、それがアダとなったかは分からない

ビジネス面では職人らしく「エエもん創ってたら大丈夫や!」ってな感じで少々油断があったようにも見れる

まぁそんな話は、これから進んで行くのだろうが自身は何故か淋しい気持ちだけが尾を引いている

F1カーやGTRの、あの五感を揺さぶる排気音や香しい?臭いが、もう無くなるのか・・・

それだけではない

時代の流れで「旧車」と、一括りにされる古い化石燃料車たちは、どうなるのか!?などなど・・・

そんな時にネットで奇妙と言うか、笑えると言うか・・・
(ネット画像を借用)
たしか500㏄の10気筒?のバイクと記載されていたが・・・

またこちらも
(ネット画像を借用)
自転車だが、このリムは合成写真の様にも見える

もし実在しているとすれば、なんとも思い切ったアイデアだ

上画像の2枚の写真を見ると、先ほどからウダウダ「これからの乗り物は・・・」などと自身は御託を述べている

言いたかったのは、こういう発想をもってデザインをして欲しいという事だ

「動けばいい」や「カタチはどのメーカーも同じ」では乗り物に限らず味気ないモノばかりが増えてしまう

人間は、どんどん感情が無くなり個性という事も不要になっていくように思うのだが

まぁ自身が生きている間は一先ずは大丈夫だろう

また旧車にも乗れるのは、それでも10年か長くて20年ぐらいはまだいける?のかな?

その残された時間の中で先週の日曜日、毎度の月ヶ瀬に行ってきた
なんと、かっての月ヶ瀬の賑わいは何処へいったのか

数台のバイクがいただけだった

という自身の当日は、この冬一番の冷え込みだった為、Beckで行ってきた
月ケ瀬に到着しても月ヶ瀬ライダーは僅か10人いたかどうか

それも茶屋前ベンチは陰で冷たくなってきた事からBeckを駐車した所の陽だまりに集まってきた

自身の、ここ最近の月ヶ瀬詣での乗り物はBeckの出番が多い

こんな真冬並みでもオープンで走ると「さぞ寒いのでは・・・」と思われる人は多い

だが真夏をオープンで走るより、格段に気持ちいい

さらにエンジンもスコブル調子が良いのがわかる

だが、その乗り物の調子で、先々週から愚図っている職人メーカーのホンダ製CB77の整備がやっと出番を迎えた
先々週に奈良の唐子遺跡にて旧車イベントの集まりがあった

その際、イベント運営側からリクエストがあって上画像のCB77で参戦したが往復道中で大愚図り

症状はエンジンが、とにかく安定しない

単純に症状からしてキャブレターしかないのだが・・・

その原因は
単純にセッティングミスなのだが、これほどデリケートとは・・・

上画像は車体から外した左右のキャブだが、吸気口から円筒形のスロットルバルブが見える

このバルブ下部が吸気口から見ると三日月状の切り込みに見える

その三日月状の面積の確認をした

見た瞬間、左右の面積は高さで確認しても「えっ?倍ほど違うやないか!?」だった

そこで、そのバルブを左右同時に上下させるリンクシャフトを指で動かしながら左右のバルブを上げ下げした
上画像中央に映るクリップで留められた六角のロングナットがリンクシャフトだ

このリンクシャフトで、バルブを完全に閉じた状態の最下位にしても左右の三日月状の高さは2mmほどの差異があった

それを何度も繰り返して差異が変わらない所を先ず探り、そこで左右の三日月状の高さをリンクシャフトで合わせる

続いて次はスロットルバルブを最も高い位置まで上げ、スロットルバルブ下部縁の差異を確認する

だが、今度はスロットル下部の早く隠れる方が左右逆になっていた

まぁ全閉時に高さを合わせた訳だから当然の結果だ

また最もスロットルバルブ位置が高いという事は実走ではフルスロットルで走っている時だ

そこでの高位置の若干の差異は、現状では無視しても差し支えない

そして調整の終わったキャブをエンジンに取付けた
テスト用ガスタンクを繋いでエンジンを掛けた

「ギュルギュルギュル~バッ、バッ、バッ・・・ババ~~ン!」と一気に雄叫びを上げた

こんな瞬間は最高の気分だ

ここで暫らく暖気をし、良い位置でアイドル状態にする

5分~10分ぐらいでエンジンは適度に暖まりアイドル状態

ただ、このCBのGPキャブは毎々綴っているが一般のキャブとは違い通常のアイドル機能はない

よって代わりの装置は・・・
画像ど真ん中に映るスロットルリンクシャフトと一体になったアイドルストッパーを最適位置にセットしてアイドル状態にする

これが記述するように簡単にはセットできない

同画像のアイドルストッパーの6mmボルトを僅か45度から90度の間で回すだけで回転数は1500rpmから3000rpmと大きくブレる

まぁこれをグッと息を止めるような気合を入れた感覚で最適位置でロックナットを締める

結果、なんとか1700~2000rpmで落ち着いた

そして、しっかり暖まったところでT-PADDOCK界隈の2,3kmを試乗した

なんとかエンジン回転は安定したが、あとはもう少し走ってみないと仕上りとは言えない

だが一先ずCB77の整備はここで終わりとしておく

ここから年末までは2024年の煤払いもあって大掃除が待っている

う~ん・・・大掃除だけは毎年、好きになれん仕事だ!

「その仕事も感謝せんとあかんぞ!」

天の声が聞こえてきた

T-PADDOCK630 T/Tatsumi

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