このオーナーさんとは月ヶ瀬で仲良くさせて貰っている
また人柄も、とても明るい方で非常に好感を持てる方だ
左に写る方がその人だが、月ケ瀬バイク博士のAsa〇さんからレクチャーを受けているそんな話に自身も参加をさせてもらって一緒にお勉強をしてきた
その、お勉強バイクは・・・
この日も「どこでもバイク」のKLシェルパで月ヶ瀬に来ただが、前述125のオフ車と比べればもっと綺麗にしてあげなければ、と思わされた
早速ガレージに引き上げ、シェルパを綺麗にしようと・・・
ところが帰りの道中、以前から気になっていたアクセルグリップが更に重く感じ出した
これでは綺麗にするどころか整備不良でアウトだ
早速、アクセルグリップとスロットルケーブルのケースを分解して整備にかかる
グリップとケース内のパーツを洗浄して、いろいろ手を入れるが摺動性は「若干マシかな」のレベルその改善が見られない要因は・・・
ケース内で、引き側ワイヤーの弛みを防ぐ役目なのか、樹脂製のスライダー?ガイド?パーツ名は分からいないが、このパーツがどうやら経年で役目を果たせてない様に思える
ここで、このパーツを外してもアクセルグリップは問題なく摺動するのか?
外してグリップを回した
なんとスムーズに捻れるではないか!?
思わず「ビンゴ!」と思えたがスライダーが無い分、走行中にケース内部でワイヤーが踊らないか不安は拭えない
よって、ケース内部のワイヤーの弛みを無くすためホルダー位置は調整をする
また同ワイヤーのキャブ側も点検
画像で観ると、周辺はなんとも汚いこれでもシェルパ入手当初から常に清掃はしてきたが、これ以上は落ちない
レストアまで行かなくても一度、エンジン周りだけは手を入れたい
話しを戻して上画像のタイコから上のアクセルワイヤーが「くの字」になっている
これも入手当初からだが、その部分は「加工硬化」を起こしていて特に現状は問題ない
そしてアクセルグリップを捻る
グリップの手応えは重いがキャブ側の、ねじりコイルスプリングの強度が高いためスコンと戻るそしてハンドル周りのクラッチレバー側もオーバーホールをしようと支点周りを分解し始めた
すると・・・
何かが、パラパラと落ちたではないか!?で、手元に残ったパーツを観ると上画像のように小さく割れたスイッチの基板類が現れた
「う~ん?なんじゃこりゃ!」
「なんのパーツじゃ?」
「まぁ、わしにゃ、な~んも関係ないじゃろ!?」
そんな戯言をブツブツ言っても何に影響するスイッチなのかを特定しなければならない
だが・・・「はっは~ん!」
「たぶん・・・ちゃうか!?」とは気がついた
その推測が正解か、試しにエンジンを掛けてみる
キーを捻ると、ニュートラルランプは点灯している
セルボタンを押すとエンジンは問題なくかかる
チェンジペダルをローに踏んでみた
するとニュートラルランプは消えたが、同時にエンジンは即座に止まってしまった
という事は、スイッチのような基板のカケラは何かの安全装置なのだろうか!?
もしくは「クラッチレバーを握らずチェンジペダルを踏むアホ対策」用?なのか?
「う~ん、よくわからん!」
だが、ここで別の問題にハッとした!
「もし、この割れた安全装置のスイッチが無ければシェルパは乗れないのか」
いや、それは困る!たいへん困る!
よって、配線を辿り、その根っこを見つける作業に業務内容が変わってしまった
クラッチレバーから来ている配線を辿り・・・
行き着いた先のカプラを見た2本の配線で確信した
ここを小細工をすれば多分、思惑通りになるはずだが・・・
T-PADDOCKのバイクは再々語っている通り、アナログの極みの様なバイクばかりだ
よって今時の便利ツールの様な装備を持つバイクは一切ない
また自身もアナログ人間で今時のデジタル機器は全くもって疎いの極みにいる
それでも電気の+-ぐらいは、なんとか理解しているつもりだ
それを信じて・・・
上画像に写るカプラからクラッチレバーに至るユニット一式を取り外し・・・
ここからがアナログの極み
外したカプラのオス側には、メス側の代わりを務める在りモノの短い電線の両端を差し込む+-の理屈では、これで作動するはずだ
早速、キーをONにしてニュートラルランプの点灯を確認
少々緊張気味にセルボタンを押す
問題なくエンジンはかかった
ここからクラッチレバーを握って・・・
いよいよローにギアを入れる
「カツン!」
「よっしゃ~!」
エンジンは止まることなく、またニュートラルに戻せばニュートラルランプも正常に点灯
知識のある人からすれば「常識やん!」と言われそうだが自身にとっては大仕事をした感覚だ
これで今晩は蒸し暑い、寝苦しい夜でもイビキをかいて寝れそうだ!
T-PADDOCK630 T/Tatsumi
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