2016年2月14日日曜日

『Bike in the sky』#22 月ヶ瀬でひとりぼっち・・・

こんにちは。

きのう・・・そして今日の日曜と気温は4月並みに高いが、二月の空はあいにくの雨模様。

きのうの土曜、午前中は曇り空。
「まだ、雨は降らないだろう・・・」と、やっぱり月ヶ瀬に向かう。

道中、路面はドライだったが月ヶ瀬が近くなった峠道はところどころウェット状態。

でも「月ヶ瀬信者は絶対来てるだろう・・・」と思いきや、一台もおらず!

う~ん・・・

やっぱり、まったくバイクがいないのは年甲斐もなくちょっと寂しいかなっ!?

この時のふっと起きた気持ち・・・

おおよそ50年以上前のまだ小学生だった頃、近所の悪ガキたちと遊ぼうと、

いつもの遊び場に行った時、

誰もいなくて、ひとり寂しくザリガニ取りをしていた自分がいた。

それが、ふっと頭に甦り・・・ひとり月ヶ瀬で苦笑いを浮かべていた。


きのう、RT-1のメーターがレストアから上がってきたので早速、装着!

しかし、スピードメーターが”マイル表示”のため”km表示”との誤差の確認と思って来た月ヶ瀬。

その月ヶ瀬までの距離は約51㎞。
マイルにすると約32mile.

月ヶ瀬に着いてメーターのトリップを見ると32mileを指していた。

「よっしゃ~!」と、ひとりで快哉に沸く!
完璧にメーターの修復完了!

小学生の時の思い出に耽っていた刹那、すでに気分は「記念撮影でしょう」と携帯のカメラのシャッターを押していた。

そして、雨を避けるべく早々に帰路につく!

1時間弱でPaddockに到着。

メーターのトリップを再度確認。
トリップは64mileを正確に刻んでいた。

そんな時間(とき)の流れと同じくして雨がポツポツと降り出す昼下がり・・・

やはりPX(ペケエス)をまだ、「もう少し煮詰めたい」という感情に駆られる。

それはハンドル!

今までの”一文字”タイプから英車のトライアンフの品格に習いたい・・・

トラディショナル・コンチネンタル!通称、コンチ!

そのコンチのさらに高さを低くした”セミコンチ”へと変えることにした。

そして、その作業は翌日に持越し!

明けた、今朝の日曜。

起きるなり窓から家外の小路をみる自分がいた。

「う~ん・・・濡れてるなぁ・・・」

そう呟く自分の頭の中は、きのうの月ヶ瀬の寂しさが支配していた。

「よし、今日はペケエスのハンドルを・・・」

なんだかんだと愛車に掛ける時間は、悠に3時間を費やしていた。

ふつうに”バイク屋”としてこの作業を行えば長くみても1時間もあれば充分であろう。

しかし、いろんなアングルから観てベストにしたい・・・

仕上がって、写真を撮りながら・・・今までと違う気分の自分がいた。

今までは、旧車であっても”セパハン”にした”カフェレーサー”がカッコいいという自身の定説があった。

しかし齢の所為だろうか、”ジェントリー”に乗りたいという”品格”に憧れを感じるようになっている。

ひとまずは、仕上げてみたが・・・

そんな思いに耽っていると・・・

「こんにちは。バイクを見せてください・・・」

お客さんがお見えになりました。

叙情的に浸っていたところから一気にT‐PADDOCK630モードに・・・

「へ~い!毎度いらっしゃい!」

おれは魚屋かっ!

ではまた。
T‐PADDOCK630 T・Tatsumi



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