GWも中盤を過ぎました。
その中で5月1日、「West W1 Meeting」が三重県、“道の駅阿山”横の駐車場で行われました。
私もW1Sを所有しておることから、十数年以上、タイミングが合えば参加させて頂いてます。
今回はその様子を少しだけお届けしますが・・・まず、
その前に当ブログの中で、ご紹介させて頂いておりますバイクの諸元の記載に間違いがありました。
よって、お詫びと訂正をさせて頂きます。
その記載記事は『Bike in the sky』#24 「いよいよシーズン開幕だ!」の中のバイク!
aprilia RSV4!についてのくだりです。
「量産型バイクで初のV型4気筒をコンパクトなフレームに載せ・・・」と記述しておりますが
正確には 「量産型バイクで初のシリンダーのVバンク角65°のV型4気筒を・・・」というのが正しい表現で
“シリンダーのVバンク角65°”が抜けておりました。
また余談ですが、量産型バイクでのV型4気筒は30年以上も前に既にHONDAからVF400F、
そして、VF750 SABREで販売されております。
さらにバイクでの初のV型4気筒となれば量産型ではありませんが1950年後半頃のDUCATIの
「アポロ」というのがありました。僅か2台の生産であったそうです。
という事で正確な記載を怠っていました事をお詫びして訂正いたします。
申し訳ありませんでした。
この情報は当ブログを読んで頂いております読者さんからのご連絡で分かったという次第です。
その読者さんには「助かりました。ありがとうございました。」と、再度この記事にてお礼を申し上げます。
他にも、記載ミスがひょっとして、まだまだあるかも分かりませんがお気づきなられましたら
ご遠慮なくお知らせ頂けましたら幸いです。
記事にする際、ミスが無いようにと気を配っておりますが、今後もこのようなご指摘を頂かないよう気をつけて参りますので
よろしくお願いいたします。
さて、前置きが長くなりましたが「West W1 Meeting」の様子です。
この「West W1 Meeting」は毎年、春と秋のバイクに乗るには、一番気持ちの良い時期に行われます。
20年以上前くらいだったと思いますが、「West W1 Meeting」と呼ばれる以前は奈良のW1愛好家のTさんとOさん達が近畿圏内の
W1愛好家に“別冊モーターサイクリスト”という月刊雑誌の掲示板を通じて声を掛けられ、その第1回目に参加させて頂いたのが
私と、この会との出会いです。
そこから10年ぐらい経った頃と思いますが中京圏内のW1愛好家と合体することになったようです。
そして呼称を「West W1 Meeting」として再出発となり、大阪から100㎞、名古屋から100㎞の距離を中間あたりとして、
この伊賀に近い阿山が常会場になったようです。
また、上の写真の様に基本の参加車両はKAWASAKIの“W”というのが前提になってます。
年式やタイプが違うってことはありますが“W”という同一車種が50台以上整然と並べられますと、やはり壮観の一言に尽きます。
Wには大きく3タイプがあります。
初期型は1966年に、それ以前より生産されたおりましたメグロ製作所の500㏄、K2をベースに
624㏄にボアアップをして、シングルキャブ、47馬力で国内デビュー!
その次の型が1968年。既に輸出向けに発売されてたW2SSをW1Sとして国内販売の開始!
W1SはW1のシリンダーを改良しツインキャブとして53馬力に出力を向上させていました。
1971年になると上の写真の手前から2台目の赤黒ツートンのガスタンク装着のW1SAという
W1Sのマイナーチェンジ版が発売されます。
この時代になりますとCB750の登場でWは販売にも陰りが出始めていました。
KAWASAKIとしては後に国内でCB750を脅かすZⅡ登場までの中継ぎとして「右チェンジ・左ブレーキ」のWを
一般的なシフトの「右ブレーキ・左チェンジ」へ、かっての英車に倣ったこだわりを捨て若年層に向けてマイナーチェンジをしました。
それが功を奏し、このW1SAはけっこうヒットしたという歴史があります。
それから同じく上の写真、前から3台目のワイン黒のツートンの1974年発売の650RS(通称W3)へと引き継がれていきます。
先ほどのW1SAのプチカスタム車!
画像の様に右足ブレーキ、そしてメッキタンクやメーター周りのカスタム!
そして、国内販売の3タイプ以外にも1969年発売、珍しい2台の輸出用W2TTが来ていました。
(W2SSのアップマフラー仕様)
このW2TTは前期型のメッキタンク仕様!
こちらのW2TTはツートンの塗装仕様の後期型!
どちらにしても、Wの中では希少な車種で、特に左2本出しのマフラーと同小振りのサイドカバーがパーツとしても希少なものです。特に写真の後期型W2TTのフロントフォークに付けられてます丸いエンブレム(イギリスのバイクは、ここに丸い車検証を入れて表示していた)
そこにVAN・jac(ヴァン・ジャケット)のステッカーのようなモノを入れられており懐かしく感じてました。
このVANはアメリカの大学生がキャンパスで着ていたウェアをスタイル化し、IVY(アイビー)
(VAN創業者の石津謙介氏の命名と言われている)ファッションとして日本に広め大ブレイクしました。
団塊世代御用達の伝説のアパレルメーカーの“三つ文字”です。
そして、W1Sのサイドカー!
サイドカーのWはたまに見かけるのですが、このWサイドカーはすごくお金のかかったWです。
それは本体車両のフロントフォークがBMWのR69Sに見受けられる“アールズフォーク”タイプになっています。
たぶんワンオフで製作されたと思いますがサイドカー装着による剛性不足を補う本格的なサイドカー仕様です。
そして、W以外にこんなバイクも・・・
イギリスのトライアンフ!
日本では昔からトライアンフは人気車で、車種もいろんなモノがあり、このトラはエンジンの大きさとキャブがシングルというあたりで
T110(タイガーワンテン)では?と思います。
という感じで今回の「West W1 Meeting」のリポートでした。
この春の「West W1 Meeting」では浜松W1クラブさん?だった思いますがWの欠品パーツを造られて
新品パーツとして販売もしていただいております。
W愛好家には非常に助かる集いである事も確かなところです。
私も都度都度、必要パーツを買い求めております。
今回は初期型W1のメーターダンパーゴムとバッテリーターミナルの+側キャップゴム、ガバナースプリングなどを購入しました。締めて¥3,600!
こういうパーツは他車にも流用できますので重宝します。
そして最後に今回、私のW1Sは検切れってことでXSでの参加でした。
それでもW1愛好家の方には快く?迎えて頂き感謝です。
おまけに「このXS、色がいいですねぇ~!」と皆さんにお褒めを頂き合わせて気分のいい一日でした。
気分の良い私は、調子に乗りまして「このXS,売りに出してますから・・・」と言って当ブログにリンクしてます
「T‐PADDOCK630」のサイトのストアカードを配らせて頂き、しっかり営業活動もさせてもらいました。
こんなご縁で大切に乗って頂ける方に買ってもらえれば幸いと願いつつXSのビッグサウンド響かせながら帰路につきました!
ではまた!
T‐PADDOCK630 T/Tatsumi
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