2019年11月21日木曜日

『Bike in the sky』#157 Mach1の原因はこれだ!

こんにちは。

いよいよ冬の到来を感じさせる季節になってきました。

しかし、今年は雨の影響でバイク乗りが楽しく感じる秋が少なかった様にも感じます。

同様に筆者もバイクでの出撃回数が今年は少なかったと感じており逆にバイクのトラブルでJAFにお世話になったりと
満足のいく走りは少なかった様に思います。

そのトラブルで前号のMach1の原因なのですが・・・
今までのトラブルの「再々リベンジが叶えば月ヶ瀬に行けるでしょう!」と前号ブログ末尾に記載しました。

上の画像の通り先週の土曜日、再々リベンジが果たせました。

この土曜日は信者ライダーも少なくDucati 繋がりで西〇さん?だったかのスクランブラーとツーショット!

そして明くる日の日曜の月ヶ瀬。
バイクに乗らないライダーの長門さんはじめ月ヶ瀬優良?信者の面々!

さらに
画像真ん中の月ヶ瀬最速組を誇る山田さんとハーレー883に乗る八木さん達のミーティング風景!

しかし山田さんを“最速組”と表現してますが、筆者的にはそろそろ“最速組”を返上しても良いのでは!?

そこには、まず山田さんの乗り物が“大人のバイク”代表のBMWになっていることからも感じとれます。

今までのギンギラな?走りではなくBMライダーのジェントリーな?走りになれば最速という表現は不要になるでしょう!
「ほっといてくれ!大きなお世話や!」と聞こえてきそうな・・・

まぁ一つには月ヶ瀬信者の平均年齢がドンドン上がってきているのもあります。

そして、ここから針テラスに向かったのですが・・・
針テラスにはYAMAHAのXS1にて到着するなり・・・

すゥ~と近づいてこられる方が・・・
「綺麗に乗ってはりますねぇ!」と、XSをいきなりお褒めをいただきました。

ここまでは気分よくバイク談議と思っていたのですが、その後に・・・XSのエンジンを見られて・・・

そのXSの左右のクランクケースカバーのバフ掛けがお気に召さなかったのか・・・
「サンドペーパーで磨けばもっと綺麗にピカピカに光りますよ!」と、突然の磨き指南!

そこで筆者は・・・
「バフではなくサンドペーパーですか?」「いったい何番で磨きますの?」とお尋ねすると
「最初は400番からはじめ次は800番、そして1500番。最後は2000番で仕上げますねん!」

「そうして仕上げたのがアレですねん!」と指を指されたバイクに近ずくと上の画像のハーレーのVロッド?かな?

とにかく「2000番のサンドペーパーってあるの?」と思いつつ、全身をメッキ加工したのかなと
見間違うほどピカピカでした。

筆者は「これ、ご自身で磨きはったんですか?」と、お尋ねすると
「そうですねん!このガソリンタンクだけで200時間かかりましたわ!」と・・・

凄い根気の持ち主だと感服いたしましたが、けっこうペーパー磨きを筆者にお勧めされます。

そこで筆者は自身のXSのクランケースを指して「いや~、今ぐらいのちょっとヤレたぐらいが好きですねん!」というと
そのお方は「もうヤレ感は古いですよ!」と・・・

一瞬、ムッとしましたが・・・ここは大人的対応で・・・
「まぁ、それぞれ好みはありますから・・・」と、その場を離れました。

ここで筆者もちょっと反省です。

実は筆者も時々、若い子のバイクを見て「もっと綺麗にしたりい~や!」とか要らんお節介で他人様の気持ちに土足で
上がり込んでいる時があります。
その時の相手の感情は当日の筆者が感じた「ムッ!」とした気持ちだったのでしょうね!?

これからは注意いたしたく思います。

ここで、やっと話をMach1のトラブルの原因に戻します。

その原因は前号では「バイクメンテなどで触ったところを疑え!」と書きました。

実際には直接触った訳ではないのですがシートを外したりしたことからリアウィンカー周りを調査しました。
上の画像で少々ボケてます左リアウィンカーのプラス線の被覆が剥がれておりました。
また右側リアウィンカーは
同じく被覆が硬くなっており剥がれるというより折れてプラス線が剥き出しになっております。

このMach1は1965年前後の生産と、古くに造られたことから6Vから12Vに変えました。
その時にメインハーネスはじめ電装は一新されております。

ただ、その際ウィンカーは今どきの汎用CBタイプに元々変えられておりましたので、まさかウィンカーボディの中まで
配線が硬化しているとは考えも及びませんでした。

旧車ではヒューズが飛ぶことは、まあまああるのですがその原因の筆頭はウィンカーの配線が金属製のフェンダーなどと
接触して一般に言うショートすることなのです。

このような経験則と今回の作業内容、そしてヒューズの飛ぶ状況からの判断で原因が特定できました。

ほんまに旧車は手を焼くことが多いのですが、それを一つづつ解決していく過程で、その旧車に愛情が沸きだす感覚を
肌で感じるのがわかります。

T-PADDOCK630内には、そんな愛情に包まれたバイクがありますが、そのベスト3に入る一台の補修作業がまたしても
1966年ぐらいのHONDA CB72(77)

“Yパーツ”と呼ばれる当時のレース用パーツで組み上げられた珠玉の一品!(ちょっと誉め過ぎ?)

そのYパーツの左メガホンマフラーが走行時、メインスタンドの当たり止めになり今年になってクラックが入りました。

幸いT-PADDOCK630三重支局のT君に修復してもらえたのですが、このままメインスタンドでガッツンガッツンと
あててしまうとまたクラックが入ることが予測されます。

本来ならメインスタンドを外してサイドスタンドに変えれば済む話なのですが、そのサイドスタンドが
オークションなどで検索するも見つからず。(まぁ探し切れていないとは思います。)

よって早めの対策でT-PADDOCK630が得意?とします工作に掛かることに・・・
本来なら寸法をキチっと測り治具などを先に造り、その上で寸法通りにアタリ止めストッパーを製作するのですが
T-PADDOCK630ではアタリ止めを大体な形状で造り、それを後付けしたステーにダイレクト仮溶接を行います。
そして仮溶接したアタリ止めを車体から外し本溶接をしてからグラインダーやサンダーを駆使して形状を整えていきます。
一先ずは仕上がりました。

メインスタンドがストッパーにて一応、止められマフラーには当たらなくなったのですがその逃げた寸法分の
メインスタンドが路面に近くなりました。

と言うことは左カーブでのバンク角が少なくなりバイクが寝かせられない状態になってしまったということです。

まぁ先ほどの山田さんではないですがジェントリーに走るなら、今回でのバンク角はさほど気に留めることも
ないとは思います。

しかし、峠を走っているとけっこう早い連中に遭遇する時があります。
そんな時、追いかけたい(あくまで追いつける相手を選んでおります)気持ちを冷静に抑えることができるのか!?

そういう意味ではバンク角がなくなった分、年齢に合わせて安全にはなるのですが・・・

このCBのニューな走り心地は、またのインプレッションで!

ではまた!
T-PADDOCK630 T/Tatsumi

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