2020年1月16日木曜日

『Bike in the sky』#164 今年も災難で幕開けなのか・・・

こんにちは。

2020年のお正月も何となく終わり、そしていきなりの3連休。

やはり日本はお休みが多いと思います。

欧米と比べると休日を国が示さないと日本の国民は、うまく取得できない背景があります。

欧米では有給休暇の取得権利をキチっと自覚しているようでホリデーシーズンになれば、ひと月まるまる休暇を取ります。

ですが、現場のワーカーは週1しか休めない人もけっこう存在し、いわゆる格差もあるようです。

それを日本と比較してどちらが良いのかと、365連休を取れる筆者が憂慮する話ではないのですが・・・

その3連休、真ん中の日曜のみが雨模様なので最初の土曜日は絶対バイクには乗っていたい。

と言うことで当日の朝はDucati MHeで 7時半頃にT-PADDOCK630を出発。

やや冷たい空気を感じながらいつもの阪奈道路を快調に登って行き頂上を越え生駒インターを過ぎたところで燃料補給。

このMHeは満タンで10Lほどしか入らず燃費も18km/Lですので確実にガソリン補給は欠かせません。

今回の燃料補給は約5Lほどで、ここから月ヶ瀬目指してリスタートです。

キーをONにし「ウィ~ン」という電子音が消えるとセルボタンを押します。

ところがセルボタンをしたのですが「カチッ、カチッ、ツツツツッ!」

「えっ!バッテリーが上がってる!?」

と、まさかのまさかで、そのガソリンスタンドで立ち往生!

「まぁガソリンスタンドで助かった!」と思いスタンドのスタッフさんに「バッテリーチャージャー借りれます?」
とお願いしましたが・・・

「作業時間は9時からで担当のスタッフがまだ来てませんので対応できません。」と!

時間を見るとまだ8時15分!

よって「チャージャー貸して貰えたら自分でやりますけど・・・」とお願いすると
「いや、お客さんには触らせない規定がありまして・・・」とツレナイ返事!

さてどうするか!?

で、ここは役者になるしかない!

そのスタッフさんの前で、とにかく「困った、困った、困った」の連呼!
そして独り言で「こんなバッテリー上りぐらいでJAFも呼ばれへんし・・・」と
ブツブツ!ブツブツ!

すると、そのスタッフさん!
エエ人でした!

「う~ん、チャージャーをコンセントに挿すとこまで私がしますので、あとは見ないようにします。」と・・・

「わ~!助かります!」と筆者!
上の画像は無事、エンジンが掛かった直後のものですが、実は一苦労でした。
それが・・・
このMHeのバッテリーはガソリンタンク下左右に縦に寝かせるように2個配置されているのですが
手が入り難い非常に狭い所にあります。

チャージャーのワニ口クリップは、けっこうバカでかく、なんとかバッテリー端子の下側はクリップで掴めたのですが
画像のケーブルを赤く巻く上側の端子はデカいクリップでは掴めません。

ならば、そのクリップに車載工具の太いHEXレンチを掴ませ、上側のバッテリー端子に接触させた状態でセルボタンを押す!

すると「ドカ、ドカ、ドカ・・・ドド~ン」とエンジンの雄叫び!で掛かりました。

スタンドの見て見ないふりをして頂いたスタッフさんに
「助かりました。ありがとうございました。」とお礼を申し上げると
「いえいえ、良かったです!」とニコッと最初にお願いした時とは打って変わって満面の笑みを浮かべて頂きました。

そして「お支払いは?」と筆者が念の為伺うと
「いえいえ、全然大丈夫ですよ!」と更にニコッと笑顔で返して頂きました。

昔のガソリンスタンドは乗り物トラブルの駆け込み寺だったのですが昨今ではプラグ交換もできないや
先ほどのようにスタンドマニュアル以外の事はお断りとか言うのは今回のスタンド以外どこのスタンドでも常識のようです。

しかし今回、バッテリーチャージャーを貸して頂いたスタッフさん、
年齢は40歳中ごろの方でしたが昭和の古き良き時代を思い出させて頂きました。

当日はひんやりした気候でしたが、なんかほっこりした気分でスタンドを後にしました。

さて、このままで月ヶ瀬に行くには少々危険を感じることからバイクの入れ替えで一旦ガレージに戻りました。

そして時間は9時前!

この時間なら月ヶ瀬ミーティングにはギリギリまだ大丈夫ということでDucati MHeから最も故障知らずの
W1Specialで月ヶ瀬に向かうことにしました。

ガレージから先ほどのMHeと同じコースで向かうのですが阪奈道路に入り最初の左ヘアーピンを抜けた辺りで
メーターに何かいつものW1とは違う違和感を感じます。

それは走行中に点灯してはいけない「放電になっている」という状態を示すチャージランプが真っ赤に点灯したまんま!

「えッ!なんで点いてる?」と一瞬理解できなかったのですが、チャージランプが点灯しているということは
バッテリーに発電された電気が送られていない。

すなわち、このままだとエンジンは止まってしまう。

しかし、いきなりこのような現象は考え難い!

であればチャージランプの配線が何かと接触して点いていると考える方が現実的!

と、ここまで走りながら症状の診断をしていると阪奈道路登りの最もキツイ右ヘアーピンカーブに差し掛かり

そしてクリアしたものの接触している箇所が振動でショートしてしまうと突然エンジンストップでこのままでは危険!

よって阪奈道路の“走り屋”が使う登りから下りに抜ける通行禁止?区間を初めて走り下り車線に入りました。

本日二度目のリタイヤで下り車線に戻り、しばらくのところで予測通りエンジンストップ!

こんな事、それもどちらも電気系のトラブルが同時に起きるとは・・・
やはりチャージランプの配線がどこかでショートし赤いランプが点灯したままであったようです。
外気との温度差で画像のようにメーター内部に露が付いてます。

またガレージには下りであったのが幸いで何とか戻って来れました。

今年もやはり昨年同様、災難で幕開けとは・・・
ここで「今日はバイクに乗ってはいけません。」という“お告げ”と捉え月ヶ瀬詣では諦めました。

そして次の日曜の雨予報は夕方から。

ですが先日のバイク修理も溜まっておりますので本日も月ヶ瀬詣では中止!

それと、もう一つの先週の課題で浅田家にハッサクを引取りに行かなければなりません。
当日の昼過ぎに浅田ファームでハッサク刈りをして参りました。

全部で50個ほでしょうか!?
食べるタイミングも「40日ぐらい寝かせて」と伺ってきましたが食べれそうな頃合いのものを先に食しました。

想像以上に甘かったのにはびっくりです。

昨日の災難とは打って変わって、こんな良い事も今年はあるのです。
浅田さん。ありがとうございました。

そして3連休最後の月曜日!
一昨日のリベンジでDucati MHeにて月ヶ瀬に到着!

前日にバッテリーの充電をしっかり行ってきましたので快適に走れました。

そして、いよいよ前回の「白いバイクに追っかけれて」の結末の話しです。

前回までのあらすじは・・・

・阪奈道路の下り、竜間の信号から先で国家権力最高峰の白いバイクにロックオン。

・これはまずい!で速度を抑えるも36カーブを過ぎた辺りで速度が上がる。

・さらに動物霊園前から最後の左カーブを過ぎところで白いバイクはバックミラーから消える。

・この状況から逃れるに鋭角の脇道に逃げる。

・ガレージに戻って一息ついたところに先ほどの白いバイクが・・・

と言う内容でした。

この記事を巡って「その先が気になる・・・」との感想を頂き読者の次回の期待が増幅してしまいました。

筆者は「これは、どう落とし前をつけるべきか!?」と苦慮しましたが、ここからは上述の前回あらすじの
箇条書きのところを「白いバイク側からの供述」でお話します。

・阪奈道路の竜間を過ぎた辺りで前を行く旧車を発見!

・車種を確認するため少し近づいてピタッと寄せる。

・36カーブで前を走る旧車は下りの為か速度が上がり少し間が開く。

・動物霊園前から最後のカーブで更に離されそうになる。

・これではバイク名が分からんので横に並んで確認しようと追い越し車線側に移る。

・そしてバイクを確認した瞬間「アッ!タツミさんや!」と気付く

・そう思ったところで巽さんは脇道に消える。

・このまま帰るのも勿体ないので巽さんのガレージにお邪魔することに!

以上が白いバイク側の供述です。

この方は間違いなく国家権力最高峰にお勤めでT-PADDOCK630を管内に治める某〇〇警察署の現役のお巡りさんで
今回は2度目のお越しです。

そして今回の白いバイクは・・・
イタリア製白いバイク!

意外な展開でしょう!?

でも、これを乗って来られたお巡りさん、マジで白バイ隊員用のブーツをピッカピカで履いておられ
なかなかジェントリーでした。

T-PADDOCK630では小1時間おられ、この白いバイクとは別にCB750のK2を所有されてるお話も伺えました。

前回のブログのコメント投稿で中川さんのコメントがほぼズバリ賞でちゃんとステッカーもお持ち帰り頂きました。

筆者の記述パターンが読み取られてますね!?
もっと腕を磨かなければ・・・

ではまた!
T-PADDOCK630 T/Tatsumi

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