こんにちは。
コロナの緊急事態宣言が奈良で解除された最初の週末ですが、ワクチンが開発されていない状態ではまだまだ不安が残ります。
しかし、人という生き物は過去の艱難も幾度となく乗り越えてきました。
そこには、過去の艱難から更に学習する能力と人々の不屈の精神で乗り越えてきた歴史が物語っています。
が、今回のコロナウィルスに関しては今までとは様相が違います。
それは昔と違って既に高度な文明を持ち合せていながら世界経済が壊滅的な打撃を受けている事です。
この状況でこれからの世界はどうなるのか!?
その壊滅的な経済から新たなビジネスチャンスを生み出すヒントは自宅にて自粛の“巣ごもり”にあります。
それを語る前に筆者の自粛状況は真面目に自粛をされておられる方から見れば「自分勝手な自粛だ!」と
言われても反論はできません。
と、言いますのも筆者はほぼ毎週、月ヶ瀬に“見回り”と称して出向いております。
これでは上述のように語っても不謹慎として説得力を欠きますし、非難されても仕方ありません。
では筆者の「身勝手な自粛の意味とは・・・」になるのですが筆者の住まいは東大阪の善根寺町という
東大阪市の最北東に位置し生駒山の麓になります。
よって、コロナによる自粛要請が出てからは大阪の170号線、通称外環状線から西側の人が多数住まうエリアには
ほぼ一切出向いておりません。
また自粛下において生駒山を超え奈良側に入りましても生駒市、奈良市等の人々が多く集まる繁華街等にも
一切、足を踏み入れておりません。
精々、月ヶ瀬のお茶屋さんに来るぐらいです。
そのお茶屋さん前の土日は、それなりのライダーがおりますが筆者は“密”になるベンチには座らず
できる限り距離を保ちながらマスクをして(たまに忘れます)小一時間を過ごします。
そこで“炎上”覚悟で言いたいのはコロナウィルスの感染力や今の自粛を必要とする状況を理解し
行動することが最も大事なのでは!?と・・・
更に付け加えたいのが“コロナ籠り”で気持ちまで落ち込むストレスを溜めないことも重要と思っております。
と言ってストレス発散のために密になる遊興施設に出向くのは間違いでしょう!?
また自粛を履き違えた“自粛警察”と揶揄?される方達がいますが、これらの方達の行動も間違いと思います
と、勝手な方便です。
その屁理屈で・・・先週の日曜の月ヶ瀬。
当日はBeckにて見回りですが、奈良が解禁になったことから月ヶ瀬は大賑わいでした。
筆者は久々のBeckですが着けば上の画像のように2台のロードスターが先着でした。
手前が中川氏のロードスター、奥のロードスターは最近お友達になって頂いたとっても若い井戸ノ上君!
ここでは自粛中での巣ごもりの過ごし方談議でバイクやクルマのカスタムをどのように楽しんでいるのか!?でした。
そのカスタムでは若い井戸ノ上君がなかなかの「モノ創り大好き人間」であることから中川氏と共に参考にさせてもらいました。
しかし当日は、さすがに筆者も「ちょっと皆、緩み過ぎちゃうの!?」と言いたくなるほどでした。
お茶屋さん前も一般のライダーがツーリングなのか大挙襲来で3蜜状態の一歩手前!
よって、いつもの信者ライダーや筆者は3蜜を避けるため退散いたしました。
そこで今週は今までとは逆に外出を避けガレージに籠り集中的にヤルことを片付けていくようにと考えております。
その一つが・・・
T-PADDOCK630のバイクの中でも秀逸の一台!HONDA CB77です。
この車両の諸元と伝説はまたの機会で記しますが、一部を紹介しますとマフラーがノーマルではなく
1965年以降の当時物“Yパーツ”と言われるレース用パーツ?に換装しております。
そのマフラーゆえ、問題があります。
それはメインスタンドを立てて駐車します。そして駐車時から動かすべく車体を前に進めますとメインスタンドが地面より跳ね上がり
このメガホンマフラーの中腹辺りをガッチャ~ンという胃が痛くなる音を響かせながら直撃します。
よってメインスタンドが跳ね上がらないように右足の爪先をスタンドに掛けて、そおっとマフラーに当てて乗るようにしております。
しかし、レストアしてから約23,4年の間でスタンドを直撃させないよう気をつけてきましたが幾度となく直撃したことから
昨年、微妙にマフラーにクラックが見つかりました。
幸い、T-PADDOCK630三重支局長の腕前を借りまして修復はできたのですが、やはり気を抜いて車両を動かした時
またもやガッチャ~ンと・・・
そこで乗り出した時はメインスタンドではなくサイドスタンドがあれば不用意に動かした時でもマフラーを痛めることは回避できます。
よってCB77の、その「サイドスタンドを付けようプロジェクト」なのです。
この考えは予てから思っていたことでしたが、肝心のサイドスタンドの手当が問題で時間を要してました。
オークションでCB77や72で探しても、もはや砂丘で宝石を探すような行為です。
と言ってても見つかる時はオークションでも見つかるのですが・・・
そこで巣ごもり中ですのでT-PADDOCK630ジャンクパーツを改めて探し始めました。
ところがいろいろ探すのですが、なかなか見つからず何気に“なんちゃってショールーム”のショーケースを
ジッと眺めていると・・・
「エッ!?なんであるん?」
車種は分かりませんが非常にマッチングが良さそうな、それも再塗装が施された代物!
早速、取付られるかの確認!
なんか合いそうな・・・
結局、フレームに取り付けるにしてもフレームとサイドスタンドを繋ぐ、それも相当な強度をもつジョイント的な
パーツが必要になります。
そのジョイントパーツを造ることになるのですが、その強度を有する肉厚の鉄材があるのか!?
ここでまたガレージ内の鉄材を漁っていますと・・・
ありました、ありました!
肉厚が約10mmの打って付けの鉄材!
筆者は昔から父親に「なんかゴミになりそうなものでも、それをジッと眺めて『何か使えそうか』とイメージすることが
宝の山を見つけるコツや!」と中学生ぐらいから言われておりました。
その甲斐あってT-PADDOCK630内にはガラクタの山です。
しかし今回は父親の教えが生きました!
そして、その10㎜の鉄材とタイヤチェーンの一部、L型のアングル鉄材、10㎜内径のロングナットを地合わせで、ほぼ丸一日を費やしました。
そして、一つ付けては仮溶接、またひとつ付けては仮溶接と何度も繰り返しながらジョイントパーツを形にしていきました。
そして上の画像のように黒塗装でパーツは完成!
塗装が乾燥して早速、つけてみます。
おーーっ!エエ感じです!
サイドスタンド用のスプリングはジャンクパーツからですが、このスプリングを掛けるフックの位置決めは
けっこう手こずりました。
理屈ではサイドスタンドの上と下の対角線になるようにフック位置を決めればいいのですが、
このスプリングの引きの強度(バネレート)を大体で進めました。
でもサイドスタンドを横に上げて決まれば大体の引きは読み通りで当たりです。
上げてみました!
少し甘いかなっ!ってとこですが、なかなかの出来栄えで自画自賛です!
そして、実際に地面に着けてみて・・・
一応、上手く止まったように見えましたがこの位置から少し車体に体重を掛けてみますと・・・
この位置からサイドスタンドの先端が左側に移る、要するに車体がグッと寝てくる状態になってきます。
ここでサイドスタンドを一旦外して画像の位置ほどで止るようにストッパーに溶接機を使って肉盛りをします!
結果・・・
いい角度で出来上がりました!
完成しますと、やはりそのバイクで出かけてみたくなるものです。
バイクライフはライダーによっていろんな楽しみ方があります。
一つには気の合う仲間とツーリングに行く!
ある者はサーキットで全開で思いっきり走る!
またある者はオフロードコースを腕がパンパンになるまで駆け回る!
そして、古いバイクをレストアし甦らすレストアラー!
さらには好きなバイクを眺めて、いわゆる床の間バイクとして愛でるメデラー!
などなど、どれも楽しいバイクライフですが・・・
筆者の場合のバイクライフは意外と上記を適度に掛け合わせたバイクライフかもわかりません。
ただサーキットは年齢からくる動体視力の低下でそちらに意識が行くことは今はあまりありません。
でも、機会があればまた走ってみたいものです!
どちらにしても今はコロナの影響が落ち着くまで状況を各自がしっかり見極めながら自粛と行動の分別と
対策をすることが重要と思います。
『Bike in the sky』=『バイクに纏わる絵空事』のようにバイクライフとしてもっと楽しい記事がお送りできるよう
気を抜くことなく用心をしながらバイクの楽しさを綴って行きたいと願っております!
ではまた!
T-PADDOCK630 T/Tatsumi
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