2020年8月6日木曜日

『Bike in the sky』#193 小っちゃくてもバイクは楽しい!

こんにちは。

長い梅雨も明け、遅まきながら夏本番がやってきました。

そんな夏本番の8月最初の日曜日!

予てより計画しておりました「カスタムカブ・ツーリング」がやっと開催されることになりました。

そして結論から申せば目的地からの帰りの道中、山城辺りの山道に入ってからのクネクネ道は最高に楽しかったということです!

それでは、その参加車両から。
すでに、この車両は月ヶ瀬でもお披露目されていると思いますがIDOちゃんの最新力作車、HONDAのDaxです。

今回のツーリング参加者では秀逸のSpecialカスタムバイクです。

そもそも「カスタムカブ・ツーリング」と“カブ”を標榜してますが今回の参加カブは1台だけでした。
そのカブ号はNakagawaさん、最新のお遊びカブです!

そして今回、新たに加わってもらったのが・・・
大和高田からお越しのHinoさんはCB50で参加です。

で、筆者はこの日のために約2カ月を要してフルメンテ&お化粧直しをしました。
1970年のMonkey Z50Zです。

この4台でプチツーリングですが、まず集合場所が柳生から月ヶ瀬の間にある「大和高原ゴルフ場」前に8時に集合。

その8時前に到着すると既にNさんだけが先着でした。

しかし道中の7時半頃、CB50のHさんから携帯に電話が入りました。
「CBが調子が悪く途中の上り坂は時速30km/hがやっとこさで8時に間に合いません。」とのことでした。

で、一先ず待つことになったのですが、間髪入れずIDOちゃんが登場!

そのIDOちゃんが乗ってきたのが上のトップ画像でNさんと筆者は「お~!」と驚嘆の声を上げます。

そこからはHさんを待つ間、Daxを愛でることに・・・早速「跨ってもエエか?」で!
IDOちゃんに撮っていただきました。

思わず「欲っしィ~」と声を上げてしまいます。

このDax、製作期間が約半年(その半年は長いのか短いのか!?)と相当な力作です。

筆者が最も感じ入ったのがバランス感覚とカラーリング!

まずカラーリングですがブリティッシュグリーンにイエローライン!これは往年のロータスカラーを彷彿とさせます。

しかしポイントはイエローラインの太さも絶妙ですが入れている箇所が抜群です!

そして随所に表れてますディティールのバランス感が妙味!
そのトップは
このヘッドライトボディ!

思わず「なんのヘッドライトなん?」と質問するも返ってきたのは「いや~、なんのライトか分かりませんねん!」
とのことですがマッチングが抜群です!

そして
手造りシートとシート周りの処理もシンプルに・・・

特にアルミ製のシートカウル?のストッパーをリベット止めにて造っていますが最も難しいのがそのストッパーの山のアール。

このアールを綺麗に出すには型紙を造って雰囲気を先に見て造るか、扇子のような扇型の上部と下部を計算してアールを造るか
どちらにしても頭と技術力が必要になります。

またステップとリア周り
ステップは汎用を使っているとのことでしたがブレーキランプスイッチの付け位置がアイデアです。

またスイングアームはカブ用?だったか他車からの移植ですがドライブチェーンとスプロケのエンジン側と
リアタイヤ側とのセンター出しもピボット部分のシャフトにカラーをキチっと収めて完璧です。

さらに
キャブ周りも燃料コックをキャブにステーを介して直付け!大胆な発想です。

またフロントフェンダーも何用か忘れましたがサイズ感と取付のステーの処理がいい雰囲気を醸してました。

あり物で低コストでこれだけの遊び心!

「これぞカスタム」と言えるでしょう!ほんまに脱帽です!

筆者もバイクはオリジナルに拘らずそれなりに手を加える方なのですが決して「カスタム」とは言いません。

T-PADDOCK630のサイトにも表記しています通り「アレンジ」という言葉を使っております。
そこには世の中の乗り物を「カスタム」をキーワードで観れば凄い人は数多いらっしゃいます。
よって筆者ごときが「カスタム」とはなかなか言い難いものです。

しかし今回、IDOちゃんは若いのになかなかやりよります。

次は何を造ってくれるのか、これからが楽しみです!

そして前段が長くなりましたが8時半ごろには全員が揃いました。

ここからは月ヶ瀬お茶屋さん前まで。
ゴルフ場から15分ほどで到着ですがHさんのCB50はやはりエンジンの調子が悪く少し遅れて到着。
今回のメンバーでHさんの調子を確認しながらどうする、こうする、と議論中!

結論的にHさんから「ちょっと今回はここでリタイアさせてもらいます」となりました。

そしてここからはHさんに代わってNさんのロードスター仲間の方が同行。

時間も10時半ごろですが今回のナビゲーターIDOちゃんから「月ヶ瀬で一番高い景観が良い所に行きましょう」と・・・

展望台から乗ってきたバイクを眺めて・・・
月ヶ瀬にこんな所があったとは・・・長らく通っている一同、ビックリでした!

そして次の場所は(ここでの画像は全てIDOちゃん撮影の画像を借用してます)
月ヶ瀬から20分ぐらいだったかな場所はどこかの村の「憩いの広場」のような芝生がほんまに気持ちの良い所でした。
HONDAの新しいコマーシャル掲載用のショット画像のような・・・
アングルを変えて
いろいろ撮ってもらいました。

そしてここからは伊賀上野方面に向かってランチをする場所に向かいます。

おおよそ30分ほどで着きましたがこんな田舎に・・・
元倉庫のような建物を改装された、テイスト的にカリフォルニアをイメージされたオーナーさんが経営されてるお店です。

メニューもタコライスなどのカリフォルニアっぽいランチ!

アメリカ好きの筆者にとりまして、この店で一番気にいった所がなんとトイレなのです!

トイレを拘る人はジャンルは別としてセンスのポイントが分かっている人と私見ですがそう思っております。

そのトイレを説明するのは難しいので機会がありましたら是非、伺ってください。

そして小1時間が過ぎたところで帰路につくのですが163号線から南山城方面に向かいます。

IDOちゃんを先頭に続いて筆者、Nさんと続くのですが速度は50km/h前後。

その制限速度には理由がありまして・・・

それは筆者のモンキーもキチっと手を入れましたので速度的には70~80km/hは出るだろうと思います。

しかし、モンキーのオリジナルメーターは60km/h表示までです。

旧車の達人に以前聞いたのが「瞬間で60km/hオーバーは大丈夫やろけど巡行で60km/h以上はメーター内のギアが飛ぶで!」
と注意を受けておりました。

さすがに50年前のオリジナルメーターは今や高値アイテム。

お金を出せば手に入るうちはいいですがCB750 K0のようにメーターギアだけの修理は6万円以上であることを知ると
ちょっと壊す訳にはいきません。

という事情で大人しく走っていたのですが筆者の後ろのライダーがピタッと張り付いて煽って?きます。

しばらくはグッと耐えておられたのですが163号線の長い直線になると辛抱堪らずモンキーの右側をすれすれに気持ち良く
抜いていかれました!

筆者も「なにくそ~」と追いかけモードにスイッチを入れかけましたが・・・

「いやいや、あかん、あかん!」自制を促し踏みとどまりました。

そうこうしているところで、また筆者がNさんの前を走るのですが163号線から月ヶ瀬に抜ける山道に入ってからが
今回の一番面白いコースとなりました。

けっこうな距離でカーブが連続しており、緩い登りあり下り坂ありで時間にして20分、いやそれ以上を走っていたような・・・

軽量級バイクにはほど良いタイトさがハマります!

と2時過ぎぐらいでしょうか、朝の集合場所近くまで来たところで解散となりました。

総走行距離は意外と短く約50Kmちょっとでした。

次回のツーリングも楽しみですが筆者もIDOちゃんやNさんのように何か造ってみたいなと言う気は・・・

・・・ありません!

毎度の話しですが筆者はバイクを減らさなければならないのです!

まぁこんなことをしながらバイクを楽しめるうちが花かもです!

それではまた。
T-PADDOCK630 T/Tatsumi

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