T-PADDOCK630にバイクではありませんがヴィンテージと言われる、旧車の中でも名車のクルマがお見えになりました。
その名車は昨日の昼下がり、T-PADDOCK630ガレージ前を生駒山に向かって通り過ぎていきました。
通り過ぎる前に私はガレージで作業をしておりました。
すると遠くから重低音を響かせる車の排気音が聞こえてきたのですが、その音は明らかに当方に向かっている感じ。
「うんっ!何が来たのか?」
で、入口に目をやるとT-PADDOCK630前を通過した瞬間で白いクルマのお尻だけが目に入りました。
慌てて外に飛び出し、通過していった方に目をやると・・・
そのクルマは影も形もなく、道の奥の方へと消え去っていきました。そして、しばらくすると今度は山の方から重低音の排気音が戻ってきました。
今度こそ、その正体を確かめてやろうと再びガレージから飛び出すと・・・
なんとイギリスの名車、オースチン・ヒィリー・スプライトではないですか!
(日本では「カニ目」の愛称を持ちオースチン・ヒーレーと呼ばれる名車です)
この名車に乗っておられる方は半年ほど前にT-PADDOCK630のMonkeyをお買い上げいただいたCafeレストランのオーナー、Tani〇さんでした。実は当日の午前中にTani〇さんから、お電話で当方に遊びに来るとご連絡をいただいていたのですが私はてっきり以前のN車でお見えになると思っておりました。
それが真かのまさかでオースチン・ヒィリーでお越しとは・・・
このオースチンは1960年ものだそうで昨年末に、とある方から譲ってもらったそうです。
現車は完全レストアされた超極上車で細部までほんまにキレイに仕上げられております。
当然、費用もそれなりと想像に難くはありません。
そして、フェンダー一体型のフロントフードを開けると・・・
ピカピカのエンジンが顔を出します。エンジンはミニのエンジンを縦方向にレイアウトし後輪駆動になっています。
948ccの排気量に負圧式のSU型キャブレターを装着。エアークリーナーカバーもピッカピカです。
そしてリアフードも開くのかと思いきや、リアフードは開かずボディと一体で収納されておりますスペアタイヤはドライビングシートを移動させて引きだします。
もしパンク等でタイヤを取り出すには、これは些か大変な労苦を必要とします。しかし英車なのに左ハンドルとは輸出仕様のようです。
速度計はkm/hとMPHが併記されたタイプで100M/hがMax表記!回転計もMaxが60✖100rpm表記であることから走りはジェントリーな感覚であろうが想像できます。
またシフトレバーには
当時モノのノブが年季が入ったまま、味として使用されています。その他ディティールは
英車のミニによく使われてます燃料注入口のキャップに通称「ベロ」が革製でジェントリーな雰囲気に一役!また
リアのスプライトのエンブレムの上には懐かしのVAV jac(ヴァンジャケット)のマグネットステッカー!
リアのスプライトのエンブレムの上には懐かしのVAV jac(ヴァンジャケット)のマグネットステッカー!
こちらのフロントフェンダーサイドにも
VAN Jacとは切っても切れない1960年代メンズファッションの「IVY(アイビー)文化」を育てた一人、「くろすとしゆき」さんのステッカー。
こちらサイドにも
VAN絡みのステッカー!VANを知る世代は俗にいう団塊世代の昭和22年から24年生まれが中心です。
そして、その間、いろいろ乗り物談議で花が咲きますがTani〇さんは、そろそろバイクにも乗りたいご様子でした!
しかしT-PADDOCK630にはいろんなバイクは来ますがクルマでのご来訪で旧車は過去に
フランスの2CV(ドゥーシーボゥー)というお洒落なクルマが唯一です。しかし私が知るバイカーにはあまり興味は持ってもらえませんが、分かっていただける方はいらっしゃいました!
私は街乗りでは気に入って乗ってますのでご理解を頂ける方がいらっしゃると非常にうれしいやないですか!?
その街乗りバイクで最近完成したとお知らせしました「カマキリ号」は実は廃車としました。
それは電装系で異常な熱が発生することが分かり何となく原因は掴めたのですが、対処にこれ以上の費用(現在まで3500円ほど)をかけるのは経済の合理性に合わないと判断しました。よって、画像のように再度全バラとし廃車しました。
因みに2年の自賠責保険の解約返金は3500円で差引費用は組立てた遊び代だと思えば、まぁここでの廃車は正しい判断としておきましょう!
ではまた!
T-PADDOCK630 T/Tatsumi
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