2022年12月15日木曜日

『Bike in the sky』#315 やっと次のクルマは決まった

現在のT-PADDOCK630が所有するバイク、クルマ達は代わるがわる世話を焼いて欲しいのか主に手を焼かせている

困ったもんだ

その筆頭格が先週のブログ末尾に記したセルペットだ
ここ数か月、合間を見てはセルペットの各所に手を入れている

セルペットは2ストゆえ、不調時に真っ先に疑うのがマフラーのカーボン詰まり

そのカーボン詰まりも2度のバーナー焼を施したが、あまりエンジンの回復には変化がない

症状としてはエンジンはすんなりかかる

そして少し暖気をし、アクセルを開け、エンジン回転を上げると「ヴィ~ン、ヴィ~ン」と気持ち良く吹け上がる

だが実際に路上を走らせると1速は問題なく発進できるが2速に入れると、しばらくは回転が上っていくが徐々に「ボワ~」とした感覚でエンジンは吹けない

要はパワーが出ていない

よって次に疑ったのがキャブレターの不具合

で、キャブレーターをバラシて念入りに清掃作業したのが先週までの話しだ

結果として、それでも回復をしないのはキャブレターが2次空気を吸っているからなのか

はてさて2次空気を吸っていてアイドリング時と言えども「ヴィ~ン、ヴィ~ン」と吹け上がるのか

と、原因が特定できていない

さらに疑っているのが、「ひょっとしてピストンリングの一部が折れてる?」と・・・

これもあり得ることだが症状と見合っているのか

まぁ、そのうち解決するだろう

次に手を焼かせたのが当ブログの#312で記事にしたクルマのBeckだ
この燃料計のセンサーが不良ということで修復が不可能となり新品をアメリカからポルシェ356用のVDO製を引っ張ることになった

その間、運転席のメーター跡をカバーするために・・・
我ながら、うまくカバーができた

そして先週、アメリカから新品が届いたのだが・・・
一応、取り付けてみた

ポルシェ356用だが356のレプリカ用なのか、インジケーターランプ類が今時の雰囲気なのだ

おまけにメーターボディの直径が5mm小さい

と言うことはベックのメーターパネル径との隙間は2.5mm開くことになる

で、元のメーターを探すが35年以前のメーターはあっても中古になり精度的に信用できない

結局、仕方なく届いたメーターを工夫して取り付けた

それが上の画像だが・・・「黙ってれば分からん」だろう

続いて手を焼かせれば、やっぱり筆頭格の・・・
先週の土曜、月ヶ瀬に今年最後になるだろうとNSUで出動した

このNSUは気温が10度を切るとキャブがアイシングを起こしてすんなり走ってくれない

よって天気予報を注視していたら当日が満足に走れるギリギリの今年最後となりそうだった

道中、「パスッパスッ」とキャブが悲鳴をあげていたが、なんとか走れた

そしてガレージに戻り各部点検をしながらホコリ類を落とすべく車体各部を磨いていくのだが・・・

「うん?」
NSUのガソリンタンク後方、アルミ製シートカウルとの合わせ部分付近に若干のガス滲み発見

「う~ん・・・」と思ったが相当古いアルミタンクで過去の修復歴跡もそれなりに残されていた

自身もビックリすることなく、人に例えれば老人がトイレの際、用足しの仕舞際にパンツにチョロチョロっと・・・冷たいお土産を頂くことがある

それと同じと思えば苦しゅうない

とは言え、少量と言えどもガソリンだ

ここは止めておかなくてはならない

耐油のエポキシ剤を怪しき所に塗付して終了だが、滲みが起きる原因解決も同時に重要だ

原因はNSUの振動がフレームを伝ってタンクステイの根っこに影響していると思われる

よって、その振動対策でガレージ内の在り物スポンジやゴム類でベスト対策を試し中だ

同じ修復作業だが先日、月ヶ瀬に向かう道中で月ヶ瀬信者のお一人がバイクで転倒されていた

幸いライダーは大したケガもなく良かったのだがバイクのダメージがけっこうあった

その中で代替パーツ以外は基本、治せるものは治したほうがコストは激減に下がる

その「治せるであろう」一部をT-PADDOCK630の「WELDING REPAIR SERVICE」にご依頼を賜った
ハンドルメーター周りのアルミ合金製台座だが画像の様に車体に取り付ける左右のビス穴箇所が衝撃で破断している

その2か所を画像の本体と破断したビスで止める相手破片を溶接する作業になる

今、T-PADDOCK630三重支局は支局内に三相200Vの電源を引きアルミ材他、特殊溶接を行える設備投資をした

そのお陰で現在はオフロードライダーからの受注増でバックオーダーを抱えている状態だ

だが三重支局長は本業もあるので、やや待って頂いている状態と聞く

また特殊材料のパーツではご近所のライダーも修復から上がってきたのを見せてもらった
先のバイクと同じ月ヶ瀬に向かう峠のカーブを反対方向から抜けたところにあった穴凹にフロントタイヤがガツンと突っ込んだらしい

某バイクのフロントリムは目視では分からないが歪みが発生したとのことで新品に交換とあいなった

最近はバイクに限らず軽量化ということでアルミやマグネシウム、その合金材がふんだんに使われている

軽量化は性能的には良いのだが衝撃ということに関しては、やはりダメージ回避は担保できない

とすると自己責任において不測の事態を回避すべき乗り方を提言する

しかし自己責任でこんな乗り物は許されるのかという乗り物を生で見てきた

ちょっと欲しいかなと思わされた
タイヤ交換でパッドク入りしていてタイヤがないがKTMのバギーのような乗り物、X-Bowらしい

2Lのターボ付きで230Hp、0~100km/hまでは僅か3.9秒で到達するらしい
コクピットも、ここまでくるとデジタル満載でも有りだと思う

コンセプトが良さ気ではないか
足回りにもカーボン素材が満載だ

だが先ほど「自己責任でこんな乗り物は許されるのか」と、問うたが・・・

それは上の画像をよく見るとフロントガラス、いわゆるスクリーンもなにもない

日本の交通法規ではフロントガラスがないと違反となってるはずだが・・・

しかし日本でこのクルマが普通に走っていてフロントガラスがなくてもお巡りさんは、まず止めることはしないだろう

そこには「ややこしいクルマや人間には関わりたくない」という心理が先行するはずだ

しかし日本人もお金持ちになったもんだ

今や日本国内を走るスーパーカーの持ち主やこのKTM所有者のような世代は30~40歳代が中心だそうだ

それも自営業者が多いらしい

言い方を換えれば1990年前後のバブル期経済の偏在化した形が今なのかもしれない

もっと言い換えれば真の格差社会が始まっているのかもしれない

だが自身は大丈夫だ!

自身の次のクルマはスーパーカーではないがVIPカーに乗るのは決めた

それは・・・

「REIKYUSYA」になるだろう

T-PADDOCK630 T/Tatsumi

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