2023年2月16日木曜日

『Bike in the sky』#324 ベンチマークとベンチ

数年前から自身は月ヶ瀬ライダーの中では「ベンチマーク」になっているらしい

そもそも「ベンチマーク」とは「指標」や「基準」を指すが月ヶ瀬ライダーは何に対する基準を自身に求めているのか

それは言わずもがな・・・「バイクに何歳まで乗れるのか」だ

先週の日曜日は気温も高くバイク日和

であれば自身は確実に月ヶ瀬詣でに参じるのが常である

ところが月ヶ瀬には向かわなかった
当日の朝8時に集まって大正池周りの林道を走っていた

上の画像はご一緒したOka〇さんに撮って頂いたものだが、そのOka〇さんに月ヶ瀬のバイク師匠Asa〇さんから

「爺さん、来ないんでチョコッと心配してました」と気にかけて頂いてたようだ

師匠に気に掛けて頂くとはありがたいことだ

だが自身は「自身のベンチマーク」としてオフロードを走っている

オフロードは速度域は高くはないので無茶をしなければ比較的安全だ

だが体力が衰えてくると数十分で足腰や腕に力が入らなくなってくるのが分かる

逆に力み過ぎてる証なのだが・・・

当日のオフロードは月一回催行される「まったり林道部」の走行会

今回のメンバーは主事のShim〇さんと上の画像を撮って頂いたOka〇さん

そして最近加入されたKat〇さんとKennyさん、そして自身の5名で走ってきた

ところが前日の雨の影響で山道はけっこうマッド状態

全員、何がしかでハンドルを取られ転倒やスタックする始末

それはそれで「エエ齢のおっさんが小学生のよう」に、はしゃげるのが心地良い

上の画像だが自身の前を走るOka〇氏が登りの段差のあるマッドで後輪がスタック

よって自身が後ろから押し手に回ったのだが後輪がフライホイル状態

その結果が上の画像なのだが口の中まで泥が跳ねた泥遊びを堪能できた
何だかんだで全員、今回の課題である「鉄塔征服」に漕ぎつけた

ただ「鉄塔征服」と言っても辿り着くコースは、まだ上級ではなく今回は初級と聞く

自身の心根は「もうこのコースでええよ」なのだが・・・

しかし
一っ走りして、いつもの休憩地でShim主事とKat〇さんに御用意頂いた「おしること珈琲」は格別な味だった

そして走り終え下山した先の、これもいつもの中華屋に向かったのだが今回、自身はそこの中華屋のラーメンと餃子が初めて「うまい」と思った

いつもは量が多すぎて飽食気味?になるのだが、その日は不思議だった

高齢者になると、いろいろと身体的に不具合が起きるのでベンチマークの設定に自身が憂慮している

だが身体的不具合は公道では命とりになる
いよいよ自覚させられる書簡が送られてきた

運転免許に関わる「高齢者講習」を受けなければ免許の継続は不可となる

よって昨日、受講してきた
ものの2時間弱で受講の全てを終えられるが講義と視力的な課題は特に何もない

問題は実地の走行確認だ

今回は自身も含め6名の受講者がいた

3名づつ2台の教習車に別れて走行状態を確認される
実走では自身は最後だったが先の二人の運転の様子を後席で見ていたが特に一番目の方は間違いなく怪しい

急発進や急停止で「急」が付くか付かない程度の落ち着きの無さが明らかでスムーズさを欠いていると感じた

で、割とあちこちと同じようなミスのところをチェックされているようで何周も走らされていた

二人目の方は、まあ普通なのだが・・・教官の30km/h指示に対して軽くオーバーをしてしまうところもあり

「う~ん、大丈夫?おとうさん!」と感じると

最初の人ほどでもないが、数か所同じところを走らされていた

で、自身の番が回ってきた

数年前に50m/hオーバーで免停を喰らい試験所で走行確認をされた

その時は横の教官から「ほぼ完璧ですが、過信には注意してください」と言われた

今回も完璧を目指し、発進、安定走行、停止、安全確認、バック等々完璧と思ったが・・・

教官から「ハンドルは常に両手で持ってください!」

ちょっと調子に乗り過ぎていたようで教官は瞬間の片手運転を見逃していなかった

だが自身の査定はコースを一周しただけで終わった
昨今の高齢者のブレーキとアクセルの踏み間違いや高速道路の逆走

こうした行動は自身も他人事でない年齢になってきた

だが今回の高齢者講習での実走確認で一番目の方の運転は「この人は間違いなく怪しい」と思ったわけだが

「運転免許取得者等教育(高齢者講習同等)終了証明書」は渡されている

要するに怪しいと思った「危険」とされる人も「ベンチマーク」はクリアしたことになるのでは思ってしまった

よって月ケ瀬メンバーから自身を「ベンチマーク」とされているがバイクで一般道で、もし事故でも起こしたならば、それはベンチマークの年齢をオーバーランしていたことになる

よって自身が思うベンチマークとは人それぞれ違うところにあると思う

またバイクにただ乗れるだけではなく咄嗟の危険回避ができなければ乗ってはいけないとも思う

そこでベンチマークの語源のベンチだがベンチだけの意味は「水平な台」と言うような意味を持つ

だとすればバイク乗りのベンチマークは「水平に真っすぐ走れなくなっと時」と強引に解釈すれば分かり易い

さて、自身はいつまで真っすぐバイクに乗っていられるのか

とか言ってるうちに、もうすぐ春が訪れる

春の日差しの公園のベンチに腰掛けて・・・確かにこのベンチも水平でないと座りにくい

う~ん、こんな臭い話しではバイクは下りたほうが良さそうだ

T-PADDOCK630 T/Tatsumi

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