2023年3月23日木曜日

『Bike in the sky』#328 CB77への思い

2月26日のCB77転倒事故から3週間と3日が過ぎた

だが自身は未だに「なぜ転けたのか?」と自身の整備の怠慢を嘆いている

とは言っても、その時間に戻れるわけもない

おまけに転倒での代償はCBのダメージと自身骨折の痛みがずっとつき纏っている

しかし、その3週間超の中で進展もあった

まずCB77の引き取り手が現れ、修復して走れるようにされるとの事

そして「痛い!痛い!」と日々苦しむ自身も少しづつ痛みに慣れてきたのか、クルマには乗れるようになってきた

そのクルマで乗り出した先は、やはり月ヶ瀬だった

T-PADDOCK630が誇る?プチスーパーカーのチョロQことSUZUKIのツインだ

コイツであればリハビリ走行にはもってこいだ

その日曜の月ヶ瀬

到着するなり月ヶ瀬教々祖様に撮って頂いた

まだ朝晩は寒さも残る気候だったがクルマであれば、なんとかリハビリを兼ねる運転は可能だ

その月ヶ瀬では自身が当日「月ヶ瀬に参る」との情報を聞きつけられたのか高松から見舞い?に来てもらった御仁が・・・
ネットワーク職人?のHir〇さんだ

そして
月ケ瀬教々祖様とツーショット

この二人と話していると自然と元気をもらえるのだが、同時に自身をオチョクッてもらい笑いを堪えるのは骨に響いて痛いのだ

だが生きてる実感は得られる

また当日、違う形で元気をもらえたのは、とんでもない本物のスーパーカーでお越しのNis〇さん
空の雲がボンネットに映りエンブレムと絶妙なグラデーションの英国が生んだ名車!McLaren(マクラーレン)

このクルマでは何故か東大阪のセレブ御用達「スーパーマーケット万代」には行きづらいと感じた

それは・・・
ドアがガルウィングタイプで狭い駐車場では乗り降りができないだろうからだ

いやガルウィングは万代では駐車場が狭いから逆に問題がないのかもしれない

それよりも
バックで駐車する方が後ろが見え辛く難儀をするかもしれない

いやバックモニターはあるだろう

だが自身はモニターがあっても無理っぽく感じる

しかしバックスタイルは真にスーパーカーの美しいシルエットだ

内部は
超窮屈なコクピットで自身は絶対、無理、無理、無理だ!

と言うように月ヶ瀬に着くなりマクラーレンを目にした時、骨折の痛みも忘れて思わず写真を撮らせてもらった

こういう瞬間は痛みはどこかに行ってしまっている

そして久しぶりに外気を吸ったおかげか、気分上々で針テラスにも行ってきた
天候が良いと針テラスのような乗り物メッカにはバイクやクルマは集まってくる

そこに誰が乗って来たかが瞬時でわかったバイクがいた
上画像のポッケ?の前で待っていると近づいてきたのは同画像に写る旧車コレクターのHin〇さんだった

会うなり「タツミさん、大丈夫ですか?」と声をかけてもらった

そして「何故転倒したのか」から始まり現在の様子までの話で盛り上がった

で、転倒したCBの話はどなたにも必ず聞かれるが、その後として自身の奥方からバイクリタイア命令が発せられている話をし・・・

自身は「バイクはボチボチ片付けていく予定やねん」と伝えるとHin〇さんは

「RT1とかはどうするんですか?」とピンポイントで尋ねられた

そんな会話から最終的には「RT1も欲しいけど即、引き取れるんやったらセルペットかなぁ」だった

Hin〇さんらしいチョイスだ

こんな会話は、この日曜日の数日前、T-PADDOCK630にお見舞いに来ていただいたご近所の・・・
ポルシェのケイマンに乗っておられるNag〇さんが「スラッシュ?」でお越しいただいた

2時間半ほどのご滞在で、お見舞いと言うより人生観の話しで大いに盛り上がりお互いの「終(つい)の職業」に就くまでの紆余曲折話しが面白かった

対談の終りでは、Nag〇さんから質問で

「タツミさんは、なんで服屋で独立しようと思ったん?」と尋ねられた

それに対し自身の自叙伝?その草創期を話し出したところで時間切れになったが続談はいつになるやら・・・

Nag〇さんは奥方のお迎え

自身は奥方との散歩の時間

お互い頭が上がらないミッションは最優先で対談を終えた

そして久々の記念撮影も忘れず納まってもらった
バイクに乗らないライダーのNag〇さんはCB77に次ぐ現在のT-PADDOCK630内で人気?のRT-1に跨って写真に納まっていただいた

さらにリハビリ走行2日目は21日の祝日に、ちょっと冒険だったがBeckで月ヶ瀬に向かった
祝日は9時過ぎに月ヶ瀬に着いたが、先着の月ヶ瀬ライダーたちはボチボチ帰り際だった

だが自身がBeckで着くと

「え~、大丈夫かいな!」

「よう来たなぁ~!」

「まだ寝たままで動けんと思ってたわ~」などなど

と、心配されてるのか、無茶しよるなと思われているのか、一先ず手術後の状態は気に掛けて頂いたようだ

それを受け自身は乗り出し理由を「リハビリ、リハビリ」と、うそぶいてはおいた

そこにはBeckで乗り出してはみたがパワステもなくハンドルは左シート側

ゆえにシフト操作は右腕になるが最も骨折箇所に「ズキッ」と響くのがバックギヤに入れる時、シフトノブ先端を押し下げて左下に入れる時である

あばら骨4本折れた周りの筋肉や神経が悲鳴を上げてるようで少々、顔が顰めっ面になっているのは自身でもわかる

だが月ヶ瀬に来て月ケ瀬ライダーと話していると、やはり自然と元気はもらえる

その月ヶ瀬に向かう前日は、Beckに何がしかのアテンションアップになるモノが欲しいとT-PADDOCK630の秘蔵ステッカーをBeckのリアフードに貼っていた
ドラッグレースのNASCARで最年少記録2タイトルを保持したカイル・ブッシュの記念ステッカー

相当以前に購入していたステッカーだが、レアなモノゆえ、どこに貼ろうかと、そのまま時が流れていた

だが、このカイル・ブッシュもレースでの骨折で長らく休んでいたが復帰戦に参戦したことから、自身も速く骨折から復帰にできるようゲン担ぎで目立つ箇所に貼ってみた
(月ケ瀬教々祖様撮影画像を拝借)
上画像真ん中が自身だが皆に囲まれて、転倒後そして入退院後の様子を根掘り葉掘りと・・・

で、ステッカーに気が付いてくれたのは同上画像左に映る、ご近所のIsh〇さんだった

「オッ!ナスカーのステッカーやん!?」

これだけで喜べることも自身は単純だが嬉しいもので気持ちのリハビリにもなっている

そして、ほどなくして帰路に着くが帰りはCB77の転倒現場経由で帰ることにした
後方から何も来ていないことを確認しながらBeckを左端に寄せ、ゆっくり動きながら現場検証

転倒現場辺りをパッと見た感じでは全く何も無く普通の綺麗な道にしか見えない

ところが少しBeckを前に進めて行くと車道と歩道を分ける縁石の一部が、まだ新しい傷を残して削れているような箇所があった

「う~ん?ここか?・・・滑ったCBが突っ込んだんわぁ・・・」

ただ疑わしいだけで何の確証もなかった

現在の転倒原因はフロントタイヤの劣化によるグリップが全く効いていなかったこと

ここには全く疑う余地もない

であるのに転倒後、ウジウジと何か別の理由を探している自身は哀れだ

同タイヤを履いているNSUのフロントタイヤの製造年を確認してみた
下4桁の数字だが「・・・4913」となっている

これを見て愕然とした

製造年月は2013年の49週とある

NSUを手に入れエンジンと電装のみをレストアして走れるようにしたのが2014年の2月と記録がある

同時にタイヤはDUNLOPのTT900を前後に履かせた

ところが、その後のタイヤ交換記録を見ると・・・

リアー2016年5月
   2019年5月
   2021年12月
の3回で、どれもリアのみだ

ということはフロントはNSUを購入後、一度も交換していない

このNSUもCB77と同様の経緯を辿っている

要はNSUもCB77もリアタイヤは適度に摩耗が確認できるので、それなりに交換は行われていた

ただ、リアを換えたと同時にフロントタイヤの山が、まだ残っていれば換えた気になって時期を先送りし、いつしか交換時期を失念していたと考えられる

NSUやCB77は軽量ゆえフロントに荷重がさほど掛からないことも甘く見たようで今となっては後の祭りだ

重量級のW1や、かってのCB750、XS1、Ducati MHeなどの記録を見るとリアタイヤ交換の2回に1回はフロントタイヤも交換された記録が残っている

今さら自身の過失を嘆いても仕方がないがCB77には「申し訳ない事をした」という気持ちは晴れないだろう

今日は鎖骨骨折の手術後初めての検診に行き一旦、治療終了を告げられた

だがCB77は未だ転倒時のままの大けがで、とある倉庫で寝たままだ

今週には一旦、引き上げに行くが・・・

自身の不注意でCB77に申し訳ない事をした事実は消えることはない

T-PADDOCK630 T/Tatsumi

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