2023年3月16日木曜日

『Bike in the sky』#327 CB77の転倒理由に驚愕!

不慮の転倒により、当ブログの先週版が休刊となった

自身は性格的に定期に続けている物事に穴を空けたりする事が、どちらかと言うと嫌う方だ

そこには仕事であれ私生活であれ、リズムが狂う感覚がある

だが今回は、さすがにブログどころではない重傷を負ってしまったことは我が人生での汚点である

真ッこと不甲斐ない

今回の転倒の経緯を振り返ってみる

2月26日、月ヶ瀬詣での帰り路、CB77による単独転倒事故にて救急車で伊賀市の病院に搬送される

ケガの内容は肋骨4本骨折、右鎖骨骨折、右肺外傷性気胸

2月28日までの3日間、入院を余儀なくされる

そして鎖骨骨折の手術の為、自身地元の病院に転院する

だが転院先の病院は手術の順番待ちで一週間ほど自宅待機

その一週間は肋骨と鎖骨骨折からくる痛みで毎日が戦い

肋骨はけっこうバラバラに折れている

自身のレントゲン画像だが見てるだけでも痛そうだ

特に夜中の痛みは筆舌に尽くし難い痛みを伴った

3月8日、待ちに待った地元病院に入院と同時に手術前検査

3月9日、午後一から手術開始、約2時間半~3時間で終了

レントゲン写真に写る補強プレートとそれを止める9本のビス

この日の夜は「生まれて初めての激痛だろう」に耐えかねる時間で朝まで寝ずに過ごした

3月10日、痛みを引きずりながら何もすることがない一日を過ごす

救いは夜のテレビでWBCの野球観戦が束の間の痛みを忘れさせてくれた

3月11日、退院

以上が、あらすじだが痛みとの闘いの中で脳裏には常に「なんで転倒したのか!?」がずっと引き摺っていた

また入院中では多方面からお見舞いメールを多数頂戴し、多くの励ましの声も頂いた

中には初めてSNSでやり取りさせた頂いた方からも早期回復を祈って頂いていた

SNSの凄さを改めて感じ入った

その中でCBを預かって頂いている、とある月ケ瀬ライダーと電話で話すことができた

その内容の一部に「タツミさん、CBのあのフロントタイヤはあきませんで!」と言われた

聞いても自身は全くピンときていない

「えッ?何が?」てな調子で・・・

すると「前のタイヤ、カチカチでひび割れもあって山も無く・・・」と言われた

自身は転倒前日に軽整備の中でタイヤチェック、エアーチェック、オイルチェック等々を行った?・・・つもり?・・だった?

そんな話を数分の中でしたのだが、よくよく思い返しをするとハッキリと「軽整備をした」という自信がない

ということは認知症の前段階の症状なのだろうか

特に最近は物忘れや人の名前が思い出せないや、当日の予定を忘れていたりとか、枚挙に暇がない

で自宅に戻った折にPC内にあるT-PADDOCK630全車のドキュメントフォルダーからCB77のメンテナンス簿を確認した

(画像はCB750の記録だがCB77も同様な記録がある)

そしてフロント・リアタイヤの交換時期を調べた

するとリアタイヤは2年ほどの間隔で走行距離では約2000km毎で交換されていた

(画像はDucati Mach1)

ところがフロントタイヤは全く記録が出てこない

それを見た時、頭の中は「えっ!なんで?」だった

いつもT-PADDOCK630のガレージ内で常に全車を目にしているはずだが・・・

と言うことは確認しているつもりでもCB77に関しては長年、放置状態だったということになる

結果的に起こり得るべくして起きた事故ということにもなる

同時に何の為の「整備記録簿」としていたのか

更に今回の単独事故はCB君が車体をボロボロにしてまで自身の身代わりになってくれたような気がする

もしCBに感情があるとしたら今回は、こんなことを思っていたのかも・・・

「ご主人様、これ以上の走行はもう危険ですから身を挺して止めます」

と故意に転倒させたのかもしれない

転倒現場の少し先には水間トンネルに向かう九十九折のバイカーにとっては最高のコーナーが連なる峠道がある

そこを走る時は自身も年甲斐もなく、それなりに攻めて走り込んでいる

もし、いつもの調子で走っていれば間違いなく大惨事になっていたと、想像するだけでもゾッとする

やはりCB君は身を挺して自身を守ってくれたと感謝しよう

さて、そのCB77だが今は手術上りから間もない事で預け先に引取りに行けていない

ところが、その間、とある方が今回のCBが欲しいという方を見つけて頂いたようで交渉中にある

自身としては入院中、また退院後もCBのパーツ情報は探っていた

CB72は1960年代では日本で爆発的に売れた車種ゆえ損傷の代替パーツは今のところ確保できそうだ

なので元の姿に戻すのか

転倒前のCB77

ここまで戻すには時間と費用はそれなりになるだろう

だが問題は自身の妻から「これでバイクは絶対やめてください」とお達しが発せられた

しかし、息子たちは妻に対して「親父からバイク取り上げたら鬱になるか、気ィ狂いよるで!」と援護なのか放蕩扱いなのか微妙な空気感が漂っている

よって自身としては転倒したままの状態で引き取ってもらうか

または上述のようにパーツを探して元に戻し、その状態で大切にして頂ける方にお譲りするか迷い中である

どちらにしても、このCB君は「命の恩人」と言っても過言ではないと思っている

本来なら「命の恩人」は綺麗に元に戻してあげたいのだが・・・

綺麗に戻すと、やはり乗りたくなるではないか!?

一先ず成り行き任せてみようと思いながらRT-1のタイヤを繁々と眺めていると・・・

「えぇ~~!」

いよいよバイクを降りる日が来たようだ

T-PADDOCK630 T/Tatsumi

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