そのCB77は転倒時、すぐさま月ケ瀬ライダーが現場から引き上げてくれ茶碗屋の若旦那んちに運んでくれた
この詳細は幾度となく記しているが、その日から凡そ、ひと月の時間がアッという間に過ぎていった
ひと月経って、自身の身体はボチボチと動けるようになったが肋骨を骨折した辺りは未だに疼いている
とは言え、いつまでもCBを預かっていただく訳にもいかず先週末、引取りに行ってきた
引取り作業は、この場面でも月ヶ瀬ライダー諸氏にお世話になった
引き取りのトランポは
旧車のイベントなどが遠方で行われる時、このバンで現地までお宝バイク?を車載で持ち込む用に購入したNV100だ話は逸れるが、このNV100の前に実は10数年前、トランポ専用車をカスタムして手配していた
ノーマルのタウンエースの運転席より後部にある各ウィンドのガラスは全て外し、新たに鉄板をハメ、板金塗装を別注で改造した営業車だ
そこに自社の「FITH(フィス)」ブランドのロゴと英文のみのキャッチコピーを入れた力作車だ
バックスタイルが特に、なかなかの出来だ
このバンを会社が不要になれば払い下げる予定で自身の長女に「運転できるか?」と尋ねたところ「絶対無理!」と拒否られた経緯で流れてしまった
要は前方以外の視界が極度に悪いことが理由だったのだが結局、冒頭の白い軽バンのNV100に落ち着いた
だが、そのNV100は長女のドラテクのお陰で案の定、左サイドはベコべコのボコボコになっている
結果的に改造版のパネルバンは引き取らなくて良かったのだが自身は今でもT-PADDOCK630に置いておきたかったバンだ
話を戻して、そのNV100でCB77を引取りに行ってきたが現段階では自身が一人でバイクの車載は無理な状況
よって、ご近所在住同じく月ヶ瀬ライダーのIsh〇さんに運転もお願いし、まずはCBが寝ている柳生まで
当日は小雨模様だったが小一時間で柳生に到着
自身は初めて中に入れて頂いたが・・・ここは月ヶ瀬ライダーの仲間内では知らないライダーはいない、かの有名な茶碗屋の若旦那いや柳生焼窯元の名匠「いくら先生のアトリエ」なのだ
元々は酒蔵だったようで、その跡地を先生の作品を展示するブースに改装されていた今では全国の百貨店や中国をはじめ海外にも販路を拡大されている様子でビジネスは順調のようだ
上の画像の奥で先生の作品に興味深く眺めている御仁が今回、大変お世話になったIsh〇さん
そして同画像の右のお二人が先生とお母さまで、わざわざお茶まで入れて頂きご馳走になった
CBを積み込んだらすぐにお暇するはずが却ってお気遣いをいただいた
そして、このあとは今回のCBの件で最もお世話になったアサダワークスに向かった
柳生焼窯元から30分ほどの奈良公園から少し南寄りの田園風景が広がる広大な敷地内その一角にある、工房アサダワークス
NV100に載せたCB77をバックに記念撮影
画像の左がAsa〇さん、右がIsh〇さん
ここでもコーヒーを頂きながら、お二人から今回の転倒原因のレクチャーを受けてきた
とにかくの原因は、自身のボケからくる、不注意以前の、何年にも及ぶ、ピンポイントの、整備の見落とし!
それに関しては何の弁明もできず、後悔から未だに転倒のショックを引き摺っている
上画像の二人は月ヶ瀬ライダーの中でもバイクに関わる知識と整備技術はプロ顔負けの持ち主で、この二人から苦言を言われると自身は何も言い返せない
「う~ん、いつか言い返してやる!」
「言い返せたらスッとするやろなぁ~」
と日々思うのだが、ガキみたく大人気ないゆえ心の中に黒塗りにして留め置くことにしておく
そのCBはT-PADDOCK630に大けがを負ってひと月ぶりに帰ってきた
そして翌日からCBをチェックしていくと・・・
フロントフェンダー
これは修理するより中古品を探して再塗装をするメーターは動作確認は取れてないが外装は、ほぼ生きていた
ウィンカー
左右全壊だがリプロ品もしくはレプリカはネットでもけっこう出品されている右ステップ
ステップバーが若干の曲がりだが、これは修復できるだろうまたステップゴムはネットでリプロ品が出ていた
右ダイナモカバー
これも中古品として出品されていた前踏み式キックペダル
意外と、このパーツは探すのに苦労するかも最もダメージが大きいフロントフォーク
右は僅かな傷だが左はダメージが大きいこれは左右セットでネットで出ていたような・・・
と、自身のけがは重症だったがCBの方は思っていたより軽微な印象を持つ
だが最も気になるのは
フロントフォーク周りとフレームの首、及び三又の歪みの有無なのだが、フェンダーを外しできる限り水平、垂直にセットし目視で確認したが現状では歪みは無さそうだまたフロントタイヤも再度、フォークにセットして軽く回してみたがブレもなく軽くスムーズに回る
ハンドルも左右に切って回してみたが歪みから生じる引っ掛かりや各部が擦れる感覚もなかった
以上、ガレージに戻ったCBを確認した現状だが転倒直後から、このCB77が欲しいと言われる方がいらっしゃった
その方もフレーム首の歪みを気にされていたが、それも踏まえ譲渡する価格を決めて合意を頂いていた
そして一先ず待機することになったが昨日、先方から連絡があり4月中頃までには引取りに来られる予定だ
だが自身はバイクには絶好の季節を迎え、バイク禁止令が布かれたガレージ内の他のバイクにも乗れず、ただCB77との別れを待つだけ・・・
さて、こんな気持ちでこれからの余生をどう過ごしていくのか
70を超え71歳を目前に大変な課題にブチ当たってしまったようだ
T-PADDOCK630 T/Tatsumi
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