2023年4月20日木曜日

『Bike in the sky』#332 バイカーの最大の敵は・・・なのだが

今週の日曜日

またもや?まさか?の転倒事故に見舞われた

柳生方面から月ケ瀬近くの茶畑を経て、月ケ瀬お茶屋が近くなる最後のクネクネした下りの、短い峠道

そのクネクネ最後の左に曲がる急勾配のヘアピンカーブから緩い右カーブをクリアすれば、あとはお茶屋のはずだった

しかし、その急勾配の左に180度近くクルっと曲がるヘアピンカーブ出口でフロントタイヤが滑ってしまった

車体は滑った勢いで曲がり切れず転倒し右側の山裾に前輪、後輪と突っ込んで止まった

幸い、左足首をねん挫した程度で済んだが身体は震えていた

車体はヘッドライトの左側とウィンカーが大破し、同じく左側のチェンジペダルが歪みクランクケースも大きく傷ついてしまった

ところが転倒直後、一人で車体を起こすにはバイクの上部が下向きになっている為、とてもじゃないが一人ではまったく歯が立たない

そうこうしているところに現場を通りかかった3人ほどの方たちに助けて頂きバイクを起こすことができた

起こせたものの、さて、ここからどうして帰れば良いのか、途方に暮れることになる

そして、ここでフロントタイヤが滑ったことからフロントのタイヤの溝の残り具合やタイヤ表面の具合をチェックしたが問題ないレベルだった

では、なぜ滑ってしまったのか
手前の赤いバイクはレスキューで通りかかったライダー

画像奥に写る黒いバンも通りがかりの方でレスキューを手伝っていただいた

そして上画像に写る3,4人が集まっている傍のバイクが今回の当該転倒バイクだ

ここで誤解なきよう言っておくが転倒者は私ではない

自身も通りがった一人に過ぎないが、大きく違うのは転倒バイクとは逆方向すなわち、お茶屋からの帰りに上述のカーブ手前に近づいた

その刹那、キツいカーブを曲がりながら降りてきたバイクのフロントが滑る瞬間を自身の数メートル前で目撃した

自身はクルマだったが久々に急ブレーキの指示というものを発出し危機一髪で止るに至った

だが、2,3メートル目の前でバイクが転倒し滑り出してからライダーも一緒に滑りながら山側に突っ込んで行くシーンは思わず目を伏せてしまった

それはバイクがハーレーの1200以上だろうか、殿様タイプの超重量級バイクでライダーの半身が下敷きになって滑っていたからだ

即座に道路わきにクルマを止めハザードを点けてレスキューに向かった

ライダーは左足がバイクに挟まれていたが何とか抜け出した

そして「大丈夫ですか?」と声をかけたら・・・

なんと「は・・・い・・・」と、か弱い女性の声がさらに、か細く痛そうだった

「え~、おなご?」と思ったが、そんなことを思っている場合ではない

とにかくケガの有無と、その様子を心配したが左足首のねん挫?ぐらいで骨折は無いように思えた

そして、その女子は道路脇で仰向けになって痛そうにしていたが身体は震えていた

そこで自身は「一人で来たんですか?」と尋ねると

女子は「先にいった主人が戻ってくると思います」だった

その言葉通りご主人がお茶屋方向から戻って来られ、一緒にハーレーを起こすがビクともしない

その後は前述の通りだ

ご主人のバイクは上画像の一番手前に写る黒いマッチョなハーレーだった

ただ奥さんにはちょっと冷たく、ケガ等の心配をされている気配もまったくなかった

まぁ夫婦の事には他人が入れる由もないが、さすがに目の前での転倒は堪忍して欲しいと思ったしだいだ

どちらにしても大きなケガではなっかたことが救いだ

この事故に遭遇する前の早朝はいつも通りで月ケ瀬お茶屋は至ってノンビリしたムードだった

まさか、この後に転倒シーンに出くわすとは・・・

これって天の思し召しか「絶体バイクに乗らせない」という声が囁かれているようだ

だが、今回の事故前の自身はいかにしてバイクに乗ろうかとひたすら熟考している時だった
そんな事ゆえ帰りまでは気楽なもんだった

乗り出したクルマは「クルマでも楽しくないと」と思い、当日は・・・

T-PADDOCK630が誇る「Small COBRA」ことSUZUKIのチョロQ、いやツインできた
レース用レカロのフルバケットシートにSABELTのフルハーネス・シートベルト

そして革巻きメッシュの中径ナルディ・ステアリングでプチレーサー気分は味わえる

外装は足回りにワタナベのバイオーダーでしか受け付けないサイズで70年代定番の8本スポークホイル

塗装は前後フェンダーを本体と同色に塗り替え、その上からコブララインを大胆に入れた

こんなプチカスタムを施して、早や18年ほどになるが未だに飽きずに楽しく乗れている

今までこのツインでは月ヶ瀬には、ほとんど出向かなかったがバイクに乗れない事情で最近は出番が多くなってきた

その当日の月ヶ瀬は
前日の雨の影響か、ライダーは少なかった

その月ヶ瀬に乗ってくる乗り物でT-PADDOCK630では、非常に大きなプロジェクト?と言えるのか、どちらにしても課題が待っている

それが先週にも取り上げたVespa Carによる月ヶ瀬詣でなのだ

その胆を握っているのが新たなキャブレターなのだが、ノーマルのインテークマニホールドではサイズが合わない

そこで東大阪の切削工場にジョイントパーツを依頼しておいたが数日前、忙しい中で仕上げてくれた

早速、ジョイントパーツを着けてエンジンに取り付けてみた
簡単にポン付けできるかと思いきや、それがなかなかの手こずりよう

2次空気を吸わないよう対策をしたり、スロットルワイヤーが長すぎてもアジャスターがないのでキャブ側で一先ず加工品を細工したり

と意外と手間取っている

いまのところエンジンはかかっていないがプラグの火花は飛んでいるので、やはりキャブの問題

いろいろ確認するも手動キックを何回も何回も引っ張ってみたがプラグは全く濡れていない

ここはキャブの油面を要調整だ

これで、また月ヶ瀬大陸への上陸作戦はしばらく掛かりそうだ

そんな事情の最中で・・・

前出のツインは660ccのノーマルエンジンだが燃費も良く、見てクレも気に入って、さらにレカロシートのお陰で長距離も疲れが少なく・・・

難を言えば最高速が125km/hで頭打ちすることなのだ

しかし、このツインは見てクレが可愛い分、ホイルベースが極度に短い

よって100km/hを越えると気分はレーサーの如く超緊張感をもってハンドルを握らないと、どこかに飛んで行ってしまいそうな恐怖も味わえる

そんなことも知らず、家人からリクエストがきた

「日帰りで天の橋立に連れてって!」だった

早速、昨日行ってきた
展望台から眺めたところだが、この天橋立には自身は高校生の頃、バイクで来た記憶がぼんやり思い出されたが50年以上前のことで誰と来たかも全く思い出させないでいた

橋立を散策するが

徒歩で片道一時間ほどかかる

なぜ、こんなところに大砲が・・・

案内板には「海軍思想普及のため海軍大臣が下付された」とあった

イギリスのアームストロング社製らしい

帰りは
こういう場所では絵になるお茶屋さん

そこで自身が頂いたのは
やっぱり善哉が似合うと勝手に思っている

と、束の間の小旅行で家人も喜んでくれ何よりだった

だが今回の小旅行中、突然自身の携帯がなった

出てみると・・・

自身が自社を引退して直ぐの頃、商社から「東京のレディース会社の再建を手伝って欲しい」と言われ2年ほど東京にいた時期があった

その時の会社の企画担当スタッフが転職し、メンズカジュアルのメーカーに執行役員として赴任していた

その人物からの電話だった

あまりにも唐突だったのでビックリしてしまったが後日、メールにて自身に問い合わせてきた内容が記されていた

要は自身と近日中に会って転職した会社の「問題点の抽出と対策を教示して欲しい」だった

もう現役を離れて10年になる

一体、自身に何ができるのかと戸惑いながらも声を掛けてもらえるとは冥利に尽きる

「さ~て・・・」と思っているところに

今度はT-PADDOCK630の現行の依頼がきた

内容は
エンデューロをされている方の要請でステップを純正位置からバックに3cm移動させて欲しいとの依頼だった

早速、T-PADDOCK630三重支局に連絡

そして上がってきたのが
左右揃って出来上がったようだ
また、こんな仕事も三重支局には依頼が来ていた
NSR250Rのエキパイからマフラー側への継手が割れている

それの補修
綺麗に修正されている

どちらかと言うと今さら企業再生の仕事より、こんな仕事の方が楽しそうなのだが・・・

そんな事をボ~っと考えている時、自身の骨折箇所も上のエキパイのようにキレイになっているのか

そこで先週、検診にいってきた
なんと3D画像のようなレントゲン?だ

骨折箇所が少しズレているように見えるが医師いわく、綺麗だそうだ

また、そのズレは放っておいても大丈夫らしい

それより脊柱に各肋骨が集まっている根元が茶色なっている

これも気になって尋ねてみた

「これって何十年もの間、タバコを吸っていたのでヤニがこびり付いてるんですか?」

すると医師は

「ハハハッ!」と笑っただけで・・・

「次の検診はいつにしましょう?」で話は終わってしまった

まぁ笑っているぐらいだから問題ないだろう

だがヤニのような正体がメッチャ気になるが・・・

T-PADDOCK630 T/Tatsumi

0 件のコメント:

コメントを投稿