マジで乗り換えた!
2週前に当ブログで記事にしたTan〇さんのトライアンフの3気筒、トライデント
その内容は買って間もないトライデントを「すぐに売る」だった
しかし、さすがに「すぐに売る」は、ないだろうと半信半疑のウケ狙いで記事にしたが現実には売ってしまてた
その乗り換えたバイクとは
SUZUKIのGSX-8Sだ自身は「え~、ほんまに乗り換えたんや」とオーナーのTan〇さんに早速インタビュー
すると前車のトライデントに不具合が見つかったとのこと
そこでディーラーに持っていくと、その不具合の対応には時間的な問題があったと聞いた
ならばという事で直ぐに乗れる代替のバイクが8Sであったことから、そうなったらしい
なんともTan〇さんらしい
そして、この8Sを見た当初「SUZUKIはなんとも派手な色目を着けたもんだ」と思った
だが、あとからよくよく思い返してみると昭和のクルマやバイクの発表時は各社、時代と背景を読んで常にセンセーショナルな打ち出しを狙っていた
色目だけで考察すれば、例えばクルマでは1970年頃発売のトヨタ初代セリカに使われたブルーグリーン系のメタリックは当時では超斬新だった
その後の各4輪メーカーもセリカに倣い自社色の打ち出しには神経を尖らせていた
またバイクでも同じく1968年頃だがホンダのCB250/350のエクスポートはタンクカラーをツートンにし「先進性の世界」を意識した色使いを施していた
多分にこの時代は70年の万博を意識した日本が世界を観ていた故であるのは想像に難くない
で、話を戻すがビックリするのは、この後さらに続く
それはこの日の月ヶ瀬で、この8Sが早速、商談が成立し次の買手がいたことだった
当日の月ヶ瀬は既に毎度の信者ライダーが15,6名ほどきていたが、その中の一人のライダーが申し出たようだそこで8Sを囲みながら購入希望の当該ライダーに真意を尋ねる
「え~、なんでまたこの8Sが気にいったん?」と聞くと・・・
「いや、この色が気に入りましてん」だった
という事は、このライダーにとっては、このスカイブルーな色目は新鮮に映ったということだ
だが、その選択は過渡的に観れば誤りではない
少し「上から目線的」に申せば今の時代の日本人は自分で何も決められない人が多い
それは知らず知らずのうちに「今、何が流行っているか」から判断し物事を決定しているように見える
裏を返せば自分で決められないから「大きな波から外れたくない」という心理が作用している
ここにはネット環境からくる無数の情報が支配しているとされる
故にモノ創りの企業側も、その情報を最大公約数的?に気に入られ易いモノの方向を選択することになる
すると各企業も同様に同じ方向を選択する現象が起き結果、世の中にはファッションや家電、クルマ、バイクといったモノなどなど、すべて同質化し個性というものは消え去ってしまているのが現状だ
よって、SUZUKIの開発陣が8Sにこの色を採択したことは時代のアンチテーゼと言え称賛に値する
と、偉そうな事を常々ホザいて反感を買うかもしれないが、そこには「没個性」の日本にはなってほしくない思いがある
よって8Sの色目を気に入ったライダーは男前と言えよう
だが、そのままマジで売買が成立したら8Sは走行距離、僅か100kmほどで手放したことになる
「なんと月ヶ瀬市場は景気のいいところなのか」
その証拠に景気のいい乗り物・・・クルマだが、またまた名車がやってきた
英国が誇るスポーツカーメーカーのジネッタそのG4?だろうか
このジネッタというクルマを巷で見かけたのは最近では2件目だ
直近では昨年9月に針テラスでシルバーのジネッタを見ていた
その時のオーナーさんは、このジネッタを2台お持ちで、他にはポルシェの911と930、ベンツのCLSクーペと「とんでもない人は身近にいるもんだ」と思っていたところで、またもや今回のジネッタだ
実は今回の黒のジネッタのオーナーさんも、とんでもない方だった
その話はのちほど・・・として
このジネッタの歴史は1960年頃から始まるがスポーツカーやレーシングカーのみを少量で製造していた企業だ
それゆえ経営危機に晒せれることも、しばしばあったようだが幾度かの被買収を経ながら現在までの長きに渡り生き永らえている
本体の色は黒だがオリジナルではないようだコクピットは
スポーツカーのインパネとは「こうあるべき」と言いたげなデザインとレイアウトだパッセンジャーシート側は乗りにくいなどの不満は、お構いなしにサブロールバーが「我が儘」を言っている
車体周りのディティールは
フロントエンジンフードのフックのデザインがたまらないガスタンクキャップ
アルミのダイキャストキャップこの系統は当時からモーリス・ミニなどにも使われていた
日本では、このホイルを参考にしたかは不明だが1970年後半ではワタナベやマグロードなどからも販売され、その後はワタナベが一躍人気ホイルメーカーになっていった
余談だが、このジネッタのタイヤの扁平率は60%なのだが、9月に針テラスで見たジネッタは70%だった
走りからすれば60%以下の方が安定すると思われるが時代のカッコ良さを追えば70%は捨てがたい
あくまで私見だが・・・
次は胆のエンジンだ
DOHCの1800ccとお伺いしたが、この時代のジネッタではDOHCは搭載してなかったように思ったそこで聞いたところでは、このジネッタは「エンジンは乗せ換えているかも」とのことだった
当時のジネッタはコスワースなど、何社かのエンジンビルダーから供給を受けていた事実から納得できる
またフロントのサスペンションも・・・
ソソるではないか1960年代後半頃?のF1カーを彷彿とさせるダブルウィッシュボーンタイプだ
「たまりませんねぇ~」と・・・
そんなこんなの話をしていると、このオーナーさんが自身に
「何を乗って来られたのですか?」と質問を受けた
「いやぁ~、恥ずかしいですがベックですねん」
すると
自身のベックの横に、わざわざはジネッタを移動させて並んでいただいたすると続いて
月ケ瀬信者のFuj〇さんも移動して並びにこられたそこでまた今時の旧車事情に花が咲き、盛り上がったのだが自身が最もウけたのはジネッタのオーナーさんの一言
「実は・・・家内は・・・このクルマの存在を知らんのですわ・・・」だった
「え~、そしたら秘密基地とか、どっかに隠してますのん?」
「そうですねん!」だった
なんだか今時の「かかあ天下事情」を垣間見た瞬間で、なぜ奥方を気にしなくてはならないのかと・・・
このオーナーさん、年齢は自身と一緒か少し若いか?ぐらいなので家人に気を使う世代でもないと思うのだが・・・
聞くと他にも上画像に写る同型の930ポルシェやさらに旧車を2,3台お持ちだとかで奥様に既に睨まれている様子だった
そう言えば自身も違う理由だが奥方から「バイク禁止令」を出されて自由が奪われているではないか
だが、このあと針テラスに向かうと・・・
最年長は80歳を越えた方だが、全員70歳以上のライダーだその中の真ん中に写るツナギを纏う爺さんと右端に写る、失礼だが文脈上のツナギの婆さんはご夫婦で、たしか豊中?方面だったか、SUZUKIのビッグバイク隼にタンデムで高速と名阪を乗り継ぎ、けっこうな頻度で針テラスに来られている
自身とも、この針で知り合い年齢も同じということで、ちょこちょこお話しさせていただいていた
その時の内容では高速でもけっこう速度を上げ、名阪の天理から針に向かうカーブでも車体をベタっと寝かせて走るとか・・・
そんな武勇伝?を仰るので奥様に「怖くないですか?」と、お尋ねすると
「うふふふッ」と笑っておられただけ・・・だった
そこで自身は、この日ベックだったことで「どうした?」と聞かれた
で、バイク転倒の骨折で家族からバイク禁止令が出ていると話した
すると笑いながら「そら、しゃ~ないなぁ~」で終わった
やはり「バイクは諦めろ」ということなのか
それは未だ戦いの最中であるが平日の空き時間は気持ちが萎えないよう、できるだけバイクの整備は欠かさないようにしている
その中で以前から記している原チャのセルペット
そのセルペットのコックの続編だ
画像、真ん中の空間横にコックが着くのだが・・・そのコック
カタチは、約60年前ということもあって、なかなか捨て難いのだがレバーがハマるシリンダー内部のコルク材?が経年劣化でガソリン漏れが起き出していた一応、そのコルク材に代わる耐油のゴム材で2度ほどチャレンジしたがゴム材の接着不良や共回り等で現状不可である
よって、一先ず応急で汎用コックをホームセンターで調達
そして早速、着けてみた
完璧にコックの機能を果たしている問題は次の課題だ
それはVespa Carによる月ヶ瀬大陸への上陸作戦
これが、なかなか手強いのだ
今はチューン用のキャブから一旦、元に戻して対策を検討中だ旧車はバイク、クルマに限らずちゃんとマトモに走りさえすれば、これほど魅力的な乗り物はないと思える
だが、ひとたびエンジントラブルなどで走れなくなると、これほど憂鬱なことはない
不謹慎だが現役時、トラブルが起きれば仕事も手がつかず脳内は酸性化して身体にも悪かった
それが今のVespa Carだ
さてバイクにも乗れない
Vespa Carにも手を焼いている
こんな時は、パ~っと景気よく・・・かな!?
71 and Still on the Run! with Motorcycle.
T-PADDOCK630 T/Tatsumi
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